夏の仙台にて

名取川を渡つて 仙台に入る。あやめ葺く日なり。旅宿を求めて、四五日逗留す。ここに画工加右衛門
といふ者あり。(中略)この者、年ごろ定かならぬ名所を考へ置きはべればとて、一日案内す。
                                               (「おくのほそ道」より)

明くる夏、仙台を散策す。いにしえと現(うつつ)の交わりし街を歩けば、陽炎のごとき今という刻を確
かに実感せん。殊更短い夏なれば、揺らぐ景色にも惜しむ心地を覚えて、一抹の寂しさに浸りける。




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ビルに写る青空。仙台市中心部のオフィス街で。


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夏の昼下がり。仙台駅前にて。


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仙台駅前にいたハト。


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去年の春にも訪れた陸奥国分寺にて。


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同じく陸奥国分寺で。


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こちらは仙台の大崎八幡宮にて。鳥居と大きな一本杉。


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同じく大崎八幡宮の参道。


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大崎八幡宮社殿。ちなみに芭蕉はここを訪れていないので要注意(苦笑)。


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同じく大崎八幡宮にて。


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市の中心部へと戻り、こちらはアーケード街の一つ、サンモール一番町。普段は天井が閉じているのですが、この日は珍し く開放されていました。


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江戸時代、主要道の基点だった「芭蕉の辻」跡。芭蕉と名がついていますが、実は松尾芭蕉とは全く関係なかったりします (笑)。


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「芭蕉の辻」近くにて。


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伊達政宗をはじめとする伊達家三代が眠る「瑞鳳殿」(ずいほうでん)。30数年前の調査では、伊達政宗の遺骨がほぼ完 全な形で発掘されたそうです。


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同じく瑞鳳殿にて。ちなみにここも「おくのほそ道」とは直接関係なかったり。


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これも瑞鳳殿で。江戸時代に建立された本来の建物は空襲で焼けてしまい、今のは再建されたものだそうな。


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同じく瑞鳳殿にて、二代目藩主・忠宗の眠る廟所。


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最後は宮城県名取市ゆりが丘の「海の見える丘公園」からの夜景。仙台と言えば特に象徴的な、向山の2本のテレビ塔を中 心に。


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もう一枚仙台の夜景。遠くに仙台港や七ヶ浜町の火力発電所も見えます。






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