塩竃(しおがま)にて

早朝、塩竃の明 神に詣づ。(中略)かかる道の果て、塵土(ぢんど)の境まで、神霊あらたにまします
こそわが国の風俗なれど、いと貴けれ。

                                       (「おくのほそ道」より)

多賀城と同日に塩竃を廻る。夕刻近くにて、塩竃の浦、塩竃神社、塩竃桜等みな幻想の色濃 くし て
あり。また、七ヶ浜の多聞山にて夕暮れを待つ。海面金色に輝き、その美しさ格別な り。春霞にて
遠くおぼろなるも、また趣なるかな。




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塩竃神社に隣接する志波彦(しわひこ)神社から見た、塩竃の浦。


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志波彦神社拝殿。


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ちょうど見頃だった塩竃桜。国の天然記念物でもあります。


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同じく塩竃桜。


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塩竃神社拝殿にある文化灯籠。


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奥州藤原氏に想いを寄せる芭蕉が感動した、「文治の燈篭」。平泉の藤原秀衡の三男・忠衡が寄進したとされる。ちなみに 現在のものは芭蕉訪問後に作り直されたもの。


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神社に来たら巫女さんを撮るのは義務です(苦笑)。


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塩竃神社拝殿。


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歌枕の地、籬(まがき)島にて。芭蕉が訪れた当時は塩釜湾に浮かぶ小島でしたが、今は埋め立てが進み、海岸のすぐそば にあります。


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塩釜湾の夕暮れ。


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「おくのほそ道」とは直接関係ありませんが、多賀城市の隣・七ヶ浜町にある多聞山(松島を眺望できる絶景・四大観の一 つ)からの塩釜港の夕暮れ。


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同じく多聞山からの黄昏。






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