鶴岡にて

羽黒を立ちて、 鶴が岡の城下、長山重行といふ武士の家に迎へられて、俳諧一巻あり。

                                       (「おくのほそ道」より)

雨の鶴岡を巡る。旧跡多く雨情に趣き覚えけれど、折悪しく全て尋ねることを断念す。心残しての帰路に
後ろ髪引かれる思いあれど、雲と波間の狭間に沈む夕陽の美しさを写し止めたことに、幾ばくかの救い
を得た心地せん。



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まずは雨に煙る庄内平野。去年酒田へ行く途中でも撮影した、庄内町の巨大風車。


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鶴岡市内へと入り、日枝神社にある芭蕉句碑。句は「めづらしや 山をいで羽の初茄子」。ただしこれは「おくのほそ道」 で詠んだ句ではなく、鶴岡で開いた句会でのもの。


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同じく日枝神社にて。


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日枝神社前で賑わっていた朝市(?)の様子。


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芭蕉が鶴岡で滞在した長山重行邸跡。


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芭蕉が酒田へと向かう舟に乗った乗船場跡にて。


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乗船場近くの橋にいた大きな青鷺。人慣れしているようで、通りすがりのお婆さんからエサを貰っていました。


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同じく乗船場近くにて。


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鶴岡市内から見た山々。さきほどの青鷺も飛んでいます。


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江戸時代の豪商・風間家の邸宅「丙申堂」にて、明治時代に使われた大きな金庫のダイアル。ダイアルの番号が数字ではな く“いろは”になっています。


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同じく丙申堂。映画「蝉しぐれ」のロケに使われた一室。


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これも丙申堂にて。


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国内でも珍しい、丙申堂の石置き屋根。現存するのはここと酒田の旧鐙屋くらいだそうです。


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風間家別宅・無量光苑釈迦堂にて。かなり分かりづらいですが(笑)、和室に垂れ下がっていた御簾越しに庭園を撮ったも の。


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ところ変わって、鶴岡カトリック教会・天主堂にある非常に珍しい窓絵。ステンドグラス以外の手法で作られている国内唯 一のものだそうです。


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同じく天主堂の窓絵。


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天主堂のキリスト像。


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鶴岡藩の藩校「致道館」。中は撮影禁止だったので、入口だけ(苦笑)。


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同じく致道館にて。


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鶴岡の加茂港近くで撮った日本海。


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夕焼けの日本海。鶴岡の由良海水浴場近くにて。


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最後は同じく由良海岸の夕陽。








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