おもひで

だいありーの過去ログです。


02/12/21

 「種」12話。ようやくホワイトベースが味方の艦隊と合流。これで戦争ともおさらばだ〜と安心
する主人公たちですが、我が儘女の「私、軍に入って戦います」という涙の演技にあっさり騙さ
れて結局全員クルーとして艦に残ることに。
 カテジナ化した我が儘女の罠が着々と進行中な感じ。だんだん狂気漂う作品になってきたの
で、これはこれでアリかな、と。でも話の進行はやっぱり遅すぎです。富野アニメだったら半分
の話数でここまで行くでしょ、という感じ。と言うか「Zガンダム」じゃ12話でもうジャブローに降
りているのに。このままこんなスローペースでやったら、4クールあっても時間が足りないので
は?

 「DVDが回収されたって、本当かい?」ホントなんですよゲインさん。昨日夜になって「キング
ゲイナー」のDVDが緊急回収&発売延期。18禁ゲーでも先月今月と発売日前日いきなり回収
がかかって発売延期になったソフトが3本ありましたが、今度はDVD、しかもよりによって「キン
グゲイナー」とは・・・。が、既に商品を発送してしまったモノはしょうがない。と言う訳で手元には
しっかりそのDVDがあったりします。回収の理由は下記URLによるものだそうですが、実際問
題収録されている1話はテレビ放送されたものと何等変わりなく、普通に鑑賞する分には全然
問題ないらしいです(関係者向けの試写用フィルムなので若干画質が悪い???)。なんでも
今回の件は版権元からの指示、と言うか富野監督直々の「待った!」だそうで(今日の握手会
のイベントで明言したそうです)、バンダイ側も結構混乱しているとか。制作行程に誤りのあっ
たものは商品として売るべきではないという富野監督なりのこだわりと誠意でしょうか?どこぞ
の御大にも見習ってほしいような。 
 にしても、先日は「ラーゼフォン」のDVDで予告の映像と音声が間違って収録されていたり
(21話の予告のはずなのに画面は22話の予告で、音声だけ21話だったとか何とか)、「まほ
ろまてぃっく」ではオープニングの映像と曲がズレていたり、遡って「ちょびっツ」DVD1巻では1
話だけオープニング・エンディングの音が左右逆になっていたりと、最近DVDの商品管理に問
題が多いような(画面真っ赤っかな「千と千尋」はもはや論外)。発売タイトル数が多すぎてチェ
ックの目が行き届いていないんでしょうか。
 http://emotion.bandai.co.jp/dbeat/news.html
 
 で、二ヶ月早く手に入れたことになってしまった「キングゲイナー」DVD1巻。1話・2話収録の
他、WOWOWで先行放送された時にあった特番と、オープニング・エンディングの違う先行放
送バージョン1話も収録。先行放送バージョン1話は事前に告知がなかったもので、いわば隠
し要素みたいなものらしいです。
 1話は先行放送時に見たので感想は割愛するとして、初見の2話はいきなり1話と作品の雰
囲気が変わっていてびっくり。ネット上でも指摘されていたように、確かに1話のシリアス一辺倒
な作品世界はブラフだったようです。つーか2話は殆ど「ザブングル」。細かいところでキャラが
コミカルな動きをしていて、それだけで見ていて笑いがこみ上げてきます。それでいてクライマ
ックスの戦闘シーンはきっちりシリアスに盛り上げて、作画のレベルの高さもあいまって上質な
エンターテインメントに仕上がっている印象。さすが富野コンテというところでしょうか。ただこう
してみると1話2話合わせて1エピソードという感じで、先行放送で1話だけ見せられても「?」と
なってしまうのはある意味当然だったのではないかと。WOWOWも太っ腹なところを見せて2
話まで一挙無料放送していれば、加入者がもっと増えたんでないかい?と思わなくもないような。
とにかく見ていて素直にめっちゃ楽しいです。これが富野監督言うところの“祭り”であり“芸能”
なんでしょうか。もぅ早く続きが見たくて仕方ないのですが、今回の延期騒ぎで2巻が出るのは
2月・・・。生殺し状態です。

 それにしても、今週は「ミュウミュウ」「キングゲイナー」と作画レベルが底辺クラスと頂点クラ
スのDVDを立て続けに買って、そのギャップが凄いと思ってしまったり(笑)。


02/12/23

 「ぷちぷり・ユーシィ」12話。ユーシィ天界へ行くの巻。偽千影ことエルミナがメインの回。彼女
が初登場の話でどうしてダンスにこだわっていたのかがようやく判明。なるほど単なる無表情完
璧主義キャラではなくトラウマがあってそうなったんですな〜と、今回でこの子の株もやや上がっ
たかなと。
 にしても今回の作画、リキ入れているところとそうでないところの差がありすぎたような。エルミ
ナだけ妙にエロくて動きまくり、ユーシィ以下は総崩れって、誰が話の主役だったか分かりやす
過ぎです(笑)。 
  
 回収がかかってしまった「キングゲイナー」のDVD、どうも1話は不完全バージョンを入れてし
まった模様。前半の暗いシーンで妙にクロスカラー(と思っていたらこの虹みたいな縞模様が出
る現象はマッハバンドと言うそうで)が目立つなぁという感じはしましたが、自分のDVDプレイヤ
ーがショボイ為かと思っていたらフィルム自体の画質の問題らしいです。他にも本放送ではリテ
イクされていたカットが修正されていなかったりと、細かい差異があるようです(あとDVDメニュ
ー画面に間違いあり)。なるほど回収されたのも納得。でも個人的にはなんとなく修正版が出て
も交換せず記念にとっておこうかなと思ったり。

 「ヤミと帽子と本の旅人」ちまちまと進行中。つーか長いです、この作品。6、7時間くらいプレ
イしてやっと前置きが終わって本題に入りました。くぁ〜、これからようやく本当のストーリーの
始まりかい。低価格ですしインストールした容量も少なかったのでボリュームの少ない作品か
と思っていましたが、単に音楽データーが少なかった為でシナリオそのものは多かったりする
罠。ま、のんびりプレイすることにします。
 それにしても、なんとも微妙〜な作品です。世界観が独特で複雑な為、下手に内容を語ろう
とすると全てネタバレになってしまう危険性多し。しかも取説にすら載っていないキャラがのっ
けからふんだんに出てきて、意図的に情報規制していたこともあって購入前にイメージしてい
たものとは違う印象の作品になっている感じが(それがスタッフの狙いだったらしいですが)。
なんと言うか、一種ごった煮作品です。カーネリアン女史の過去の作品、これから発売予定作
品のキャラや世界観がそれぞれ平行宇宙として繋がっていて、そこを旅する話といったところ。
平井和正氏の「ウルフランド」とか「女神変生」みたいな、様々な自作キャラがクロスオーバー
するお祭り騒ぎ的作品と言えばイメージが近いかも。基本はコメディなので読んでいて楽しい
ですけど、くどすぎる会話が冗長さを助長している点は「顔のない月」から進歩なしという感じ
です。1で済む会話を30くらいに引き延ばしているので、「お前らとっとと用件だけ話せや」と
思ってしまいます(「顔のない月」では80くらいまで引き延ばされていたので、更にイライラが
ありましたけど)。これがなければ、前置き部分ももうちっと短くなってテンポも良くなったので
はないかと。
 ただこれも「顔のない月」同様、キャラはいいんですわ。もう「○○○ちゃん万歳!」というゲ
ーム中で繰り返されるネタがそのまんまプレイヤーにも当てはまりそうな位、キャラは立ってま
す(謎)。あ゛〜、困った、肝心のメインヒロイン2人ですら事前に情報公開されていないので、
ネタバレを回避する為にはうかつに名前も書けないもどかしさ。この先どうやって感想を書け
ば良いのやら。


02/12/25

 外は雪。現在どんどん積もってます。その昔「素敵・・・ホワイトクリスマスね」(by藤崎詩織)と
のたまった鉄の女がいましたが(笑)、岩手出身の私にすれば単に寒いだけです、ホンマ。や、
それでも6年前は「ときメモ」のこのイベントに感動していた私がいた訳ですが(爆)。

 「ヤミと帽子と本の旅人」1周目終了。メインヒロイン2人のどちらともくっつかないノーマルエ
ンドでした(「999」のパロディで終わるので、別名メーテルENDとも一部で呼ばれていたり)。
長〜〜〜。コメディ調なのでプレイしていて楽しいことは楽しいんですが、やはり長すぎるとい
う印象は否めず。不必要にだらだら続く会話を削れば半分のボリュームで済むでしょ、という
感じです。CG、ストーリー、声優さんの演技等々、充分良作レベルなのにシナリオライターの
文章が足を引っ張っているような。おまけにこのライター氏、「顔のない月」でもそうでしたけど
持って回った言い回ししかできず、謎解きの説明が全然説明になっていないのも大きなマイナ
ス点。かなり知識は豊富なようで色んなところから題材を引っ張ってくるのは良いですけど、そ
れをきちんと咀嚼し、物語の中で読み手に分かりやすく伝える努力が見えてこないのがなんと
も。それ故どうしてもライターの自己満足な作品というイメージが付きまとってしまいます。平行
世界を本に見立て、パラレルワールド全体が大きな図書館という発想はとても面白いと思うの
ですが、もう少し分かりやすい内容にしないとせっかくの独自な世界観が読み手に理解されず
に終わってしまうような気がします。少なくとも前半のプレイヤー置いてけぼり(つーかゲーム
内の主人公すら置いてけぼり)の意味不明な展開だけでもなんとかして欲しかったです。それ
ぞれの平行世界を矢継ぎ早に断片的に見せられ、その一つ一つを理解する前に主人公は唐
突に物語世界から排除され、以後いきなり別キャラ中心でずっと話が進んで「このゲームの主
人公って誰よ?この訳分からないバラバラの世界は何よ?ついでにこの回想シーンに出てく
る主人公ってのはどの主人公よ?」と戸惑ってしまったのは私だけ?
 とまぁ不満点を書き連ねてしまいましたが、先日も言ったようにキャラ立てに関しては文句な
し。とゆーよりめっさ良いです。もうまさしく「○○○ちゃん万歳!」です(謎)。はっきり言ってし
まえばこの作品、これからカーネリアン女史が出す予定のゲームの壮大な予告編な訳なので
すが、その意味ではキャラの売り込みに十二分に成功していると思います。開発がえらくスロ
ーペースのメーカーですので、今回出てきた5作品(だったかな)が何年後に発売されるのか
アヤしい感じもしますが、それらが出るのを待つ気にはさせてくれます。もっともこれら全てが
ホントに発売されるかどうか疑わしかったり(苦笑)。
 それと前作「顔のない月」の主人公は今回何故かただのエロガキに成り下がって登場。前作
での女殺しなホストぶりはどこへやら、お前は一体何をやってるのかと小一時間(以下略)。保
護者役の知美(「顔のない月」に出てくる眼鏡巨乳天然ボケメイド。個人的お気に入りキャラで、
この子が今回出てくるというのでこのソフトを買いました)は以前にも増してボケまくってるし、
前作での鬱入りまくりなシリアスぶりは何処へ?という感じです。でもエピローグを見るとどうや
らこの「ヤミと帽子と本の旅人」は「顔のない月」の続編に繋がっているようで、アレの続きが出
るのか〜とちょっと複雑な気持ちにもなってみたり。私にとってはなんとも後味の悪い作品だっ
たんですよ、「顔のない月」って。でもキャラは気に入っているからアンビバレンツが生まれる訳
でして。う〜ん、続編かぁ・・・。


02/12/27

 最高気温マイナス3度・・・勘弁して下さい(誰に頼んでいるのやら)。咲耶昨夜遅くに自室のヒ
ーターの灯油が切れたのでパジャマ一枚で外へ給油しに出たのですが(ウチは屋外にでっかい
給油タンクを設置しているもので)、立っているだけで昇天できそうな寒さでした(大仰)。さすが
にバナナで釘を打てる程ではなかったですが。止まない雪といい、やはりこれは第一神体ウラ
ヌスの・・・もうこのネタはいいって。

 「キングゲイナー」DVD回収に関する富野監督のコメント。短いながらも誠実な印象はさすが
といったところでしょうか。
 http://www.king-gainer.net/topics/index.html

 今週号のヤングサンデーで「鉄腕バーディ」連載開始。でも以前連載されたものの続きではな
く、全く新しい設定の1話でした。単行本まで出しておきながら、以前の話はなかったことにして
しまうんでしょうか。こうやってリセットして1からやり直した作品って、また未完に終わることが
結構あるような。「カールビンソン」とか「幻魔大戦」とか・・・って、思いついたの二つだけやん。

 「ヤミと帽子と本の旅人」2周目、ダブルヒロインの一人○○○とのエンド。この作品、それぞ
れの平行世界で起きた事件を解決する為に他の世界へ行ってアイテムを入手するという展開
なのですが、その平行世界を回る順序とアイテムの入手順によってHシーンが発生したりしなか
ったりというシステムになっています。で、ダブルヒロインとのハッピーエンドを迎えるにはそれら
平行世界を巡る時、各世界のヒロインとのHシーンを発生“させない”ようにしなければならない
という18禁ゲーとしては逆の思考を働かせる必要があったり。その辺がやや斬新というかこの
作品独自の特色になっていると言えそうです。
 さて、今回クリアしたダブルヒロインの一人○○○は正体が××な為「くっくっくっ」と意地の悪
い笑い方しかできなかったり、人を困らせることをしては悦に入っている性格のかなり歪んだヒ
ロインですが、本気で冷酷な訳ではなく本質はかなり乙女ちっくだったりするので、その様子が
逆に愛らしくてゲーム本編でのセリフのように「○○○ちゃん万歳!」と言いたくなること受け合
い。特に何万年も前からずっと憧れ続けていたのが(と書くと人外であることがバレバレですね)
フォークソングばりの四畳半貧乏新婚生活だったり(笑)、エンディングでは平行世界を統べる
大宇宙の真ん中で「♪あなたはもう〜忘れたかしら〜」と神○川そのまんまな生活を主人公と
楽しんでいたり、新婚旅行は何故か熱海温泉だったりと、そのギャップがもぉ可愛いのなんの
って。宇宙誕生から連綿と続く神話世界を描いた壮大なスケールの世界観に反した徹底的な
バカバカしさも、ここまで来れば立派です。私としてはこーゆーノリは大好きなのですが、先日も
指摘した通りライターのくどすぎる文章がマイナス要素として大きいのが痛いかなと。惜しい。な
んか惜しい作品という印象です、今のところ。
 それにしてもこの○○○を演じた声優さん、キャラ名は一つでも実際の本編では7人分の役
を演じなければならず、その演じ分けにただただ感心。やっぱプロは凄いな〜と改めて思った
キャラでした。


02/12/28

 「種」13話。1クールを締めくくる大戦闘。そしてホワイトベース地球へ降下。お約束のガンダ
ム単独大気圏突入もあり、な回。
 やっと次回から舞台が地球へ移る模様。それはともかく、げに恐ろしきは我が儘女(以後こ
こでは当目標を偽カテ公と呼称することを勝手に決定)。目的の為には手段を選ばず、憎いは
ずの主人公にキスをし、あっさりと籠絡に成功。しかも未だ本当の目的は見えてこず。復讐?
敵の徹底的な殲滅?主人公と彼のおホモ達を戦わせて殺し合わせようとしているのは確かだ
と思いますが。怖い、怖すぎですこのキャラ。裏の主役決定は間違いないかと。

 今日の「カスミン」はいつにも増して作画萌え度が高くて、私を萌え殺す気かと小一時間問い
詰め・・・る必要はないですね、ハイ。でもホントに今回はまるまる〜っとした目の作画が愛らし
くて個人的ヒットでした。話も前回に続いて“ちょっといい話”系の良作でしたし、やはりこの作品
は質的にアベレージ高いと思います。NHK教育侮りがたし(や、別に侮ってませんが)。
 
 「ヤミと帽子と本の旅人」3周目はもう一人のメインヒロイン○○とのエンド。こちらのルートの
ほうが話に一本筋が通っていて、やや分かりやすい展開になっている印象。で、この子も設定
的にかなりズルいキャラで、私が気に入らないはずないじゃないですか〜とあっさりお気に入り
決定(笑)。おでこが広くても(苦笑)得意料理のホットケーキが殺人的な味でも私は全然構へ
んで〜(つーか緑の斑点が浮いているホットケーキを最高に美味しいと言って平気で平らげる
主人公の味覚はかなり異常。よく生きているものです)。今回はダブルヒロイン両方共かなりツ
ボでした。それともう一人、和風ファンタジーの世界に出てくる関西弁キツネ娘もむっちゃ可愛
いくてホレました・・・って、単に節操ないだけやん、私。だってホンマにみんな可愛いんや〜(諸
星あたるか、おのれは)。
 これにてCGもエンドも全部回収しオールクリア。シナリオは基本的に一本道なので、既読ス
キップさえ使えば2周目以降は割とあっさり終わりました。最終的な評価としては“条件付き良
作”かなと。前半のプレイヤー置いてけぼりな展開と不必要に長い会話の応酬に耐えられて、
開き直りに等しいバカバカしいノリを受け入れられる人なら充分楽しめるかと思います。CGに
関しては前作「顔のない月」より更にパワーアップしていて、カーネリアン女史の原画とハイレ
ベルな彩色の組み合わせは業界の中でも5本の指に入るであろう綺麗さ。特に1枚絵の美麗
さは見事の一言です。これだけでもお勧め度高し。新たな試みだったBGMの徹底的削減は
賛否両論ありそうですが、私はプレイしていて特に気になりませんでした。個人的にはいつも
評価の対象外のHシーンですが、この作品はほぼ会話だけでストーリーが進行するので、Hシ
ーンでも具体的描写に乏しく(主人公がどういう動作をしたとか、そういう説明はほぼ皆無)割
と喘ぎ声だけが続くという淡々とした感じなので、人によってはガッカリするかも。私はCGだけ
でご飯3杯はいけますが(爆)。価格的にも他の18禁ゲーより安いですし、値段相応の価値は
充分にあるかと。私は値段以上に楽しめたのでOKです。あ、世界観の一部に私的不朽の名
作「銀河鉄道の夜」を彷彿させる描写があるので、それだけで個人的評価が大幅アップしてい
ることはお断りしておきます。
 
 んで、ゲーム本編をオールクリアしたので、このCDだけでも買う価値があるとやたら評判の
高い「ヤミと帽子と本の旅人」初回限定特典のイメージサントラCDを封印解除(れり〜ず)。手
がけるは「初恋」でも音楽を担当していた“feel”。さてどんなものかと聴いてみたのですが・・・
な・・・ななななななななななななななななななななななな、なんすか、このとんでもないクオリティ
の音楽は〜!!!これがゲームの特典?嘘でしょ。絶対嘘でしょ。や、何かの間違いですって絶対
(笑)。まっとうに音楽CD単体で発売しても問題ないどころか、ゲームの初回特典にしておくな
んて勿体なさすぎる素晴らしい出来です。「初恋」ではピアノとストリングス主体の曲でゲーム本
編を上品に飾ってくれましたが、今回はケルトを中心とした民族音楽メイン。生楽器をこれでも
かとふんだんに使い、この作品の為だけに創作したという独自の言語の歌詞をエンヤばりのコ
ーラス多重録音で表現。和洋を越えた幻想世界の広がりをものの見事に作り上げています。
参りました。すっかり降参しました。これまで名前は聞いたことがあっても「初恋」まで実績を知
らなかったfeelというグループですが、ここまで凄いとは。つーか予算オーバーしてません?ゲ
ームの特典でこんな贅沢な内容のアルバムにしちゃって。いつもはなるべく断定口調を避ける
よう留意していますけど(しているつもりなんですよ〜)、こればかりは断言しちゃいます。この
CDだけで定価以上の価値あり。確実!そう、コーラを飲んだらゲップが出るのと同じくらい確
実なんじゃ(byジョゼフ・ジョースター)ってな感じです。騙されたと思って買ってみることをお勧
めします。ホントに騙されますから・・・って、違う〜(笑)。マジでお勧めなんですってば!と、や
や興奮気味に「ヤミ〜」に関する話題はこれにて終了。


02/12/30

 「ぷちぷり・ユーシィ」13話。年末でもしっかり放送がありました。コミケ組や帰省組には盲点
だった人もいるのでは?んで、今回はグレンダ一目惚れの巻。途中でグレンダの思い人に相
手がいるとバラして、最後にもう二回どんでん返しがある展開はなかなか捻っていて面白かった
です。つーか思い人の○役に望月久代嬢を使い、セリフがあれだけ、しかも正体がナニだった
というあたりが個人的にウケてしまいました。
 今回の絵コンテは何故か大地丙太郎氏。「シスプリRePure」にもコンテで参加していましたけ
ど、あれ、そう言えば最近は監督の仕事していない???

 年内に出るとは殆どの人が思っていなかったオーバーフローの18禁ゲー「妹でいこう」が先
週金曜日に発売されましたが、発売したその日のうちに修正ファイルがアップされ、その大きさ
なんと42メガ。私のようなアナログ回線組は完全シカトですか?という感じで、案の定ネット上
ではメーカーに対する糾弾が高まっている様子。プレイした人の感想では、どうも年内の発売を
急いで不完全なまま出してしまったらしいです。一部では同社で開発中の「シスプリ2」を優先す
る為無理に未完成のまま発売したのでは?という推測もあったり。私としては「シスプリ2」がち
ゃんと問題なく出てくれればそれでいいんですが、それにしても42メガの修正ファイルってのは
あんまりだと思います。昔ならこれ位の容量のゲームもザラにありましたし(と言うか「To Heart」
や「ONE」は約50メガだったり)、一体どこをどう修正すればそんなにデカい修正パッチになる
のかと・・・。
 もう一つ永遠に発売未定と思われていたアージュの「マブラブ」も2月28日に発売日が決まり
ましたが、なんでもこの作品ってCD-ROM6枚組、総プレイ時間140時間という18禁アドベンチ
ャーとは思えない大作RPG並み(と言うかそれ以上)のとんでもないボリュームだそうで。や、メ
インターゲットであろう社会人にそれはあまりに酷ではないかと。えーと、不眠不休で6日間プレ
イし続ければオールコンプ可能?(笑)最近の18禁ゲーはCD-ROM2枚組が普通、更に4枚組
とかインストール容量4ギガとか、一部で大作化が進んでいるような。月に数十本新作が出てい
る現状で、そんな大ボリュームの作品を出して全クリする人がどれだけいるのかちょっとアヤし
い気がしなくもなかったり。

 ワゴンセールで1980円だったので、プレステ2のRPG「ゼノサーガ エピソード1」を購入。RPG
をやるのってかなり久しぶりな気が。つーかプレステ2のRPGと言えば「ライゼリート」を中盤まで
プレイして積んであることを今更のように思い出したり。プレイ意欲が途切れるとそのまま放置し
てしまうのは私の悪い癖です。
 このスタッフによる前作「ゼノギアス」は、以前体験版をプレイして3D酔いしかけたので(笑)良
さげと思いながらもスルーしたという経緯があったりするのですが、今回その続編にあたる「ゼノ
サーガ」を買ったのは安かったというのもありますけど、主人公の眼鏡っ娘(や、22歳なので“娘”
かどうか微妙ですが)の声を前田愛さん、パートナーの女性戦闘アンドロイドの声を鈴木麻里子
さんという「センチ」えみりゅん&ほのかコンビが担当していたり、ロリキャラ・モモ(12歳)が戦闘
シーンで魔法少女に変身し、しかもパンチラありという点にギャルゲーの“かほり”を非常に感じ
た(笑)というのが大きかったり(「DOA」シリーズといい、ポリゴンならパンチラOKなソニー規制
なんて、そんなのおかしいですよカテジナさん!)。と言うか個人的にこれはRPGではなくギャル
ゲーと認識していたりします。
 で、さっそく3時間ほどプレイ。プレステ2を起動するのは約七ヶ月ぶりだったので、ちゃんと動
いたことにちこっと安心(苦笑)。ポリゴンCGも随分進化して綺麗になったもんやな〜と少し感心
しつつ、何やら長編CG映画を見ているような気分に現在なっています。実際今のところ戦闘が
あったのは冒頭の練習シーンだけで、以後だらだらとCGムービーが続いたり宇宙船の中をうろ
つき回って会話したりと、RPGに付き物の戦闘が全くなく、未だ話が始まったという感じがしませ
ん。もしかしてプロローグ長いですか、このゲーム?とりあえずの印象としては、視点変更できな
い3Dマップが分かりづらいのと、戦闘システムが複雑っぽいかなと。特に戦闘は結構独特な仕
組みになっていて、覚えるまでが大変そうです。あとこのシリーズの特徴であるロボットに乗って
戦うというのも、慣れるまでは色々大変そうな雰囲気。や、単に最近は操作が簡単なギャルゲー
ばかりプレイしていたから敷居が高く感じられるだけかもしれませんが。ともかく正月以降はこれ
をのんびりとプレイする予定です。たぶん、途中で飽きなければ(苦笑)。


02/12/31

 OH!味噌か?・・・失礼しました(今年最後まで寒い奴)。 

 今年も終わりなので、恒例(じゃないって)の個人的ギャルゲーランキングなど。と言ってもコン
シューマ作品は「水夏」「シスプリ」等他機種からの移植作を除けばプレイしたのは「ファースト
Kiss☆物語2」だけだったり。よって今回は割愛。
18禁ゲー部門は以下の通り。

 1位 初恋
 2位 ダ・カーポ
 3位 ヤミと帽子と本の旅人
 特別賞 はじめてシリーズ(「はじめてのおるすばん」「はじめてのおいしゃさん」)

 実は18禁ゲーも今年プレイしたのはこれ位。一応「だいありー」では紹介せずにプレイしてい
た作品も幾つかあるのですが、どれも佳作止まりという印象だったので上位3位は自然とこうな
りました。
 1位の「初恋」はもう言わずもがな。私としてもあれだけ長く熱くそして壊れた(笑)感想を書い
たのは初めてという程にハマった作品でした。今年はこの作品に出会えただけで私としては満
足です(DVD版の発売も決定したことですし、是非サントラの発売を!ルーンさん)。
 2位と3位は正直微妙でかなり拮抗してます(って、今“きっこう”と打ったら真っ先に“亀甲”が
出てきました。わ、私にSMの趣味はないですよホント。つーか何故すぐに亀甲縛りを連想しま
すか)。どちらもお勧めするには条件が色々と付いてしまうので、客観的評価としてはやや難あ
りという両者ではありますが、あえて順位をつけるとしたら若干「ダ・カーポ」のほうが上かなと。
ただ「ダ・カーポ」はゲーム本編発売以降の商品展開やらスタッフの離反やらがどうにもマイナ
スイメージ大きくて・・・。「ヤミ〜」についてはプレイしたばかりなのでそちらをご参照願います。
 「はじめて」シリーズを特別賞にしたのは、私が「おるすばん」をプレイしたのは今年ですけど
発売日は去年だったので本来ノミネートすべきではなく、かと言って「おいしゃさん」だけでは色
々とアラがあってこの作品単体で賞をあげるのはどうかとも思うので、両方抱き合わせで受賞
ということで(笑)。良くも悪くもこの「はじめて」シリーズのヒットで今年は空前のロリゲーブーム
になりましたし、今年の18禁ゲーを語る上でこれははずせないかと。
 とまぁ今年はロリブームと、もう一つ妹ゲーが流行った年だったという印象があります。もっと
も妹ブームは以前から続いていて、今年はそれが更に加速したという感じではありますが(12
月なんてタイトルに「妹」が付く作品が3本も)。加えて今年の傾向としては、低価格ソフトが定着
し始めたことでしょうか。これまでの定価8千円代のものに加えて、5千円代、3千円代のソフト
が増えてきたというのはユーザーの財布に優しくてよろしいのではないかと思います。さて、来
年はどうなることやら。
 
 アニメに関してはランキングを付けるのは少々難しいところ。「キングゲイナー」がぶっちぎり1
位、と言いたいところですがまだ2話までしか見ていませんし、他に個人的に良かったと思うのは
「ミルモでポン!」「どれみ」「カスミン」と今年は低年齢向け作品が多かったです。深夜枠を中心
としたマニア向け作品は縮小再生産の印象が強くて、どうしても評価厳しめになってしまいました
(WOWOWノンスクランブル枠の消滅も、アニメ自体が下降気味になっている象徴に思えたり)。
来年はこの辺のマンネリの打破が見えてくると嬉しいのですけど。 

 最後に、暗い世相を吹き飛ばす電波ソングを二つ紹介して今年は終わりにしたいと思います。
一つは伝説の迷曲(笑)「メイドさんロックンロール」のスタッフが送る新曲「セックスフレンドビート
パンク」。相変わらずダイナマイト亜美(=静木亜美)さんが楽しそ〜に歌ってます。一部「月陽炎」
の鈴香姉たま萌えの人には「姉たまがこんなイヤらしい歌を歌うなんて〜・・・でもハァハァ」と悲し
くも嬉しいようですが(爆)。
 もう一つは作品タイトルからして電波出しまくっている「DAパンツ」の主題歌「PAPAPAPAPANTSU
〜だってパンツだもんっ!」(タイトル長〜)。曲が「恋愛CHU!」に似ているというのでパクリ疑惑
もあったりしますけど、面白ければ私にはそれでいいです(笑)。ともかく、こんな歌が出てくる限り
18禁ゲーの未来は明るい・・・のかな?
 http://www.stoneheads.co.jp/stone/sf_music.htm
 http://www.cadath.com/da_pantu/index.htm

 それでは皆様、良いお年を。



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