おもひで

だいありーの過去ログです。

03/07/01

 梅雨空のまま、日付は7月へ。

 「スクラップド・プリンセス」12話。主人公が何故“神々”から狙われているかの理由や、この
世界の真相の一端が明らかに。一方4人いる“神”(と言っても既に一人は倒されていますが)
のうちの一人が来襲。主人公の兄がハイパーモード(笑)で立ち向かうも、今一つ劣勢状態。
機転でなんとか手傷を負わせることはできたが、そこへもう一人の“神”が現れ、「王都へ来い。
さもなくば毎日国民を千人単位で殺してゆくぞ」と脅しをかけて二人とも去ってしまい、主人公
達は王都へ向かうことに・・・。
 まだシリーズの折り返し地点だというのに、早くもクライマックス直前な雰囲気。とりあえず
今回の話でこの世界のカラクリは見えてきましたが、予想を越えるものではなかったかなと。
少なくとも主人公は絶対的に絶望的な運命でもないみたいなので、悲壮感は薄まった気もし
たり。その辺はやや拍子抜けかも。もう少し種明かしするのを遅らせても良かったのではと感
じなくもありませんが、あまり鬱展開ばかりだと視聴者が見放す可能性もあるので、この位の
構成のほうが良いのかもしれませんね。ともかく、これからは本格的に“神々”に反乱するとい
う展開でしょうか。それはそれで私好みです(笑)。

 「キノの旅」12話。いつも以上に後味の悪い話でした。それと寓話をやるにしても、もう少し
現実味を持たせたほうが良いような。今回の話に出てくる人間は揃ってアホばかりですか?と
問いたくなるようなストーリーの拙さを感じてしまって、今一つ話にのめり込めなかった印象で
した。
 来週で最終回。と言っても1話完結な作品なので特別終わりっぽい展開にもならないと思い
ますが。

 地元のゲオに「水夏」のガチャポンフィギュアがあったので、試しにガチャガチャっと回してみ
ました(笑)。このガチャポン、何故か対象年齢が15歳以上となっているだけに、フィギュアは
揃ってちょっとエロっぽいデザインになっていたり。特にさやか先輩は両足広げてパンツ丸見
え、服も胸元までたくし上げて半乳状態の更に乳首までしっかり再現されているという程のエロ
エロぶり(ちゅーか完全に男を誘っているポーズです)。や、こんな卑猥なガチャポンは初めて
見ました(苦笑)。ただ、そこはガチャポン。フィギュアの出来は値段相応で、推して知るべしな
感じです。とりあえず4回やったら全5種類のうち4つは揃ったので、まぁいいかなと(本命のさ
やか先輩と“名無しの少女”もゲットしたし)。にしても、こんな恥ずいフィギュア組み立てても飾
ってなんかおけないよな〜と思いつつ、とりあえず飾っている私だったり(爆)。

 昨日発売されたG'sマガジンで、4年に渡る原作版「シスプリ」の連載も完結。1期、2期と続
いていた原作ですが(今は4期目)、とうとう正真正銘終了みたいです。メディアワークスの雑
誌企画としては異例の長期連載でしたが(古くは「女神天国」や「セラフィムコール」、更には
「お嬢様特急」や「ミルキィ・シーズン」「パッピーレッスン」も同じく雑誌企画からスタートしたも
のでした)、それだけにファンの寂寥感もひとしおのようで、2ちゃんねるのシスプリスレッドで
は早くも先週からお祭り・・・と言うかお葬式状態で嘆きと悲しみの声が延々延々延々続いて
います。中にはショックで自殺したいとかメディアワークスに火をつけたいとか書いている連中
もいますが、マジでやるなよ、おめーら。祭りはいつか終わるものなんだってば!まぁさすが
に冗談だとは思いたいのですが・・・でも現実と虚構の区別がホントにつかない人種もいるか
らなぁ。変な騒ぎで有終の美を飾られるのは勘弁です。


03/07/06

 3ヶ月の休みを挟んで昨日からシリーズを再開した「十二国記」。昨日の40話は第3部のエ
ピローグと第4部への橋渡し的エピソード。いよいよ次回からは新たな章がスタート・・・と思っ
たらいきなり2週休み?出鼻をくじかれた感じです。
 にしても、放送時間帯が変わって土曜の朝9時からの放送になりましたけど、何も朝からこ
んな重い作品やらんでも、という気がしてしまったり(笑)。

 「種」39話。主人公とおホモ達再会す、の巻。戦闘のさなか突如助太刀に入った主人公の
おホモ達の協力と、ヤク中の敵ガンダムのパイロット達が薬が切れて苦しみだしたこともあっ
て、連合軍はひとまず撤退。その間に主人公とおホモ達は夕陽を背に劇的な再会を果たし、
両者色々と複雑な想いを抱えているだけにさぞや感情のぶつかりあいが・・・と思っていたら
「やっぱり僕たちは仲良しなおホモ達さ」とにっこり笑いあってあっさり和解。え゛?そんなんで
いいの?それでいいんか〜〜!Gガンダムオープニング曲の歌詞よろしく「♪太陽が落ちる
まで拳を握り殴り合って〜傷だらけの顔で似たもの同士と笑いあってた〜」ぐらいやったらん
かい(笑)。と言う訳で、主人公とおホモ達が仲良しこよしになったところで3クール目終了。ん
で、残り1クールでホントにケリがつくの?この作品。

 「明日のナージャ」22話。レギュラーキャラ、喋れない幼女リタがメインの話。ようやく彼女の
過去と喋れなくなった理由が明らかになりましたが、一言で言うと「団長、そういう重要なことは
もっと前に話しておけよ」な話でした(笑)。
 そいでもって今回あっけなくリタが言葉を取り戻しましたけど、こんな早くトラウマを克服しち
ゃっていいの?と思ってしまったり。こーいうのはシリーズ終盤で感動的にやったほうが盛り
上がるでしょうに。2クール打ち切りはないと聞いていても、やっぱりこの駆け足気味な展開
には余計な心配をしてしまいます。ま、まさか「レイズナー」みたいにシリーズ後半はいきなり
ガラリと雰囲気が変わって、戦闘要素ありな変身魔法少女ものになったりして(ないない)。
あのブローチはいかにもアイテムとして怪しいですし、こう、「セーラーナージャ、め〜いくあ〜
っぷ」みたいな・・・(苦笑)。

 昨日からスタートしたアニメ版「ダ・カーポ」。なんでもアニメ本編はBパートが始まったと思っ
たら早々と終わってしまって、その後は声優さんのプロモーションビデオが延々流れ続けて視
聴者呆然状態だったとか。しかも放送に絵が間に合わなかった為の緊急措置でもなんでもな
く、当初からそーいう構成の作品として予定されていたらしいです。そうか、そーいうことかリリ
ン。ランティスやキングレコード系のラジオ番組でやけにこの作品をプッシュしていると思ったら、
ハナからアイドル声優を売り込む為のダシとして利用する目論見だったんですな(2クール作品
と聞いて意外に思っていましたけど、これなら正味1クールちょいな訳で納得)。以前バンダイ
の社長は「アニメはオモチャを売るための30分CMだ」と言っていましたが、今やアニメはア
イドル声優を売り込む為の30分CMと化したようで。原作ファンやアニメが見たいと思ってい
る視聴者を馬鹿にするのもいい加減にしろや、と腹立たしい部分もありますが、もはや呆れ果
てて文句も出てきませんです、はい。

 「電撃萌王」で誌上通販していた高木信孝氏(原作版「ココロ図書館」絵師)のCD-ROM画集
が到着。や、申し込んだの去年だってば。こっちもすっかり忘れていましたよ。遅いにも程があ
る、と思いましたけど、「ココロ図書館」に留まらず氏がこれまで描いたカラーイラストの殆どが
収録されているんじゃないかという枚数に、あっさり「ま、許してやろうじゃないか」という気分に
なってみたり(笑)。我ながら単純です。内容に関しては勿論不満はありませんでした。収録形
式がPDFというのは珍しいかも、とは思いましたけど(同人の画集なんかですとブラウザで開
いて鑑賞するというケースが殆どのような)。


03/07/08

 雨が続いています。おかげでテンションがなかなか上がらないでし。あ〜「でつ」という字をず
っと眺め続けているとスヌーピーの顔に見えるというネタは・・・古いですね(謎)。

 「でじこにょ」12回目。前半、テレビ局が取材に来たの巻。後半、ほっけみりん登場の巻。こ
れでレギュラー全員揃った・・・のかな?今回は前半後半とも割とオチがはっきりしていて、個
人的には笑えるポイントも多かったです。シュールネタもシュールすぎると見ていてぽか〜んと
してしまうので、この位のバランスのほうがいいかも、と思ってみたり。

 「スクラップド・プリンセス」13話。種明かし大盤振る舞いの巻。や、謎の殆どが明かされる
のはいいんですが、逆にここまでバラしたらシリーズ後半はどーするんだろう?と気になって
しまいます。そうでなくても前回あたりから既にクライマックス一歩手前のようなテンションだと
いうのに。今まで結構ハイテンポで進んできましたけど、いきなり話の進行がスローペースに
なってしまうのは勘弁願いたいです。あとここ数回かなりシリアス度が増しているので、シリー
ズ初期の頃のようなほのぼのムードが少し恋しいような(笑)。

 「キノの旅」最終話。1話へと繋がる物語、という点では割と綺麗にまとまって終わった感じが
しました。話的にはいつものように救いのカケラもないエピソードでしたが、後味はそれほど悪
くなかったので個人的には楽しめたほうかなと。ただ今まで他者にはとことん無関心だったキ
ノが、前回今回はやけに他人の命を気にしていたのが違和感あったかも(まぁ今回の話は時
系列的に1話より前なので、キノの動揺ぶりも納得できなくはありませんが)。
 改めて振り返ってみると、アイロニー色の強いダウナー系(?)の内容で視る側をかなり選
ぶ作品だったのではないかと。各エピソードには結構突っ込みを入れたくなる部分もあるので
すが、トータルでは作品のカラーや演出スタイルも統一されていましたし、原作ファンは色々文
句も多いみたいですが、アニメ単体で考えたら平均的な出来は悪くないんじゃないかと思いま
した。個人的には基本設定的なところでやや不満があったりするのですが、これはアニメスタ
ッフというより原作に拠る部分ですので、文句を言うのは筋違いですね。ともかく、アニメ見て
どよ〜んと鬱になりたい人にはお勧めな作品という感じでしょうか(苦笑)。 

 そうそう、先日怪しげな広告メールが送られてきました。某有名声優(勝手に名前を使われ
ている可能性もありますし、一応伏せておいたほうがいいんでしょうね)と一緒に活動している
音響会社(?)とかで、あなたの作品に声を入れてみませんか?というものです。新聞なんか
によくある「個人史を本にしませんか?」とかそういった広告の類でしょうけど、適当なメール
アドレスに無作為に送りつけてきたのならそれまでですが、ほぼ検索エンジンに引っかかるこ
とのないこのページを見つけてわざわざ送信してきたのなら大したものだな、と思ってみたり。
や、知人にしかここのURLは教えてませんし、普段こういった無関係なところからのメールな
んて全くと言っていいほど来ないものですから、珍しかったもので。あ゛・・・レンタルサーバーか
ら名簿が流れてるなんてのはマジでごめん被りたいです。


03/07/10

 地元のスーパーに貼ってあったポスターを見て、石ノ森章太郎記念館で開催中の「サイボ
ーグ009」展が今月の13日までだったことを思い出したので、さくっと行ってきました。自宅か
ら記念館まで車で40分位と近いこともあって、これまでも既に4回ほど訪れていますが、
「009」の生原稿を見ることができるのは貴重な体験でまた新たな感動がありました。単行本
で見慣れた絵も生原稿だと結構違う印象があったり、特に初期のスクリーントーンがなかっ
た時代の原稿は、009達の制服の色(モノクロ印刷だと淡い灰色に見える)を青色の色鉛筆
で塗っていたというのはちょっと驚き。他にも背景や細かい模様なんかも全て手書きでなされ
ていて、パソコンに取り込んでパッパッと処理できてしまう最近のマンガ原稿と比べるとその
手間暇のかけ方が段違いで、それだけでも凄いと思ってしまいました。カラーの一枚絵でも
石ノ森氏ならではの映像感覚が散見されて、結構見惚れてしまうものがあったり(サイズがこ
れまた実に大きいです)。亡くなる寸前の時期に描かれたイラストも、ありきたりな一枚板に
筆でさっと描いて青く色を塗っただけなのにアンティークとして見栄えのする出来だったりと、
やっぱり才能のある人は違うな〜と感心。まぁ氏の場合途中から原稿の大半をアシスタント
任せにしていて、本人は下書きやコンテしか担当していなかったという話も聞きますが(特に
病気で入院していた90年代の原稿はほぼアシスタントのみで描いていたらしいです)、それ
でもやっぱり抜きんでたものはあったんじゃないかと改めて思った企画展でした。

 昨日の「ミルモでポン!」、後半の作画は何故か日高様が妙に色っぽく描かれていて、これ
はもはや少女アニメの枠を越えたエロさだと一人喜んでみたり(笑)。や、ネットでは勿論日高
教の信者(苦笑)が関東圏で放送された段階で既にお祭り騒ぎを起こしていたのですが、実
際の映像を見ると確かに納得できるエロさだと実感。シリーズが進むにつれて、ヒールとして
の安定したキャラクター性に加えて時折見せる少女らしさが程良いアクセントになってますま
すキャラが立ってきた感のある日高様ですが、逆に主人公の楓は内気で恋に奥手という当初
のキャラはどこへやら、結木を巡って露骨に日高様と火花を散らしてみたり時には鋭いツッコ
ミを入れたりと、シリーズ開始当初と比べて随分壊れてきているという印象があったり。良くも
悪くもキャラは“ナマモノ”という証拠ではないかと。この作品の場合それが良い方向に作用し
ているのが人気の秘訣なのかしらん、という気もします。
 そう言えば昨日の話で出てきた魔法スイッチョを吸い込むことのできる壺のデザインって、
もしかして「ハクション大魔王」のパロディ?前々回のサブタイトル「奥さん、カビですよ」とい
い、相変わらず30代以上の年齢層をターゲットにしたネタが多いような(一方で今回のサブ
タイトル「とにかく すごい 魔法」は目下放送中の「カレイドスター」のサブタイのパロディだっ
たりしますが)。

 全くと言っていい程評判が聞こえてこないOVA「HAND MAID マイ」・・・と思っていたらDVD
の販売元が潰れてリリースできない状況にあったとは。「スクラップド・プリンセス」のDVDも
来月の発売を前に販売元が倒産して、結局別のメーカーが発売することになりましたし(倒
産した会社が社名変更したという話も聞きますけど)、今やDVDが出るかどうかすら怪しい
時代になってしまったんでしょうか。なるほど、そりゃヲタク層からは不当にボッタクってでも
儲けようとするわな。だからと言って2話収録5800円パターンが定着しても良いとは全く思
いませんが。
 http://www.wonderfarm.co.jp/page/news/030709.html

 今日発売のニュータイプ8月号。いつにも増して誌面構成が混沌としているように感じるの
は私だけ?いきなり実写映画のページがあったかと思うとギャルゲーの紹介があったり、ア
ニメ系専門学校の広告がだらだら続いたり(これはいつものことか)、なんか読み辛いなぁと
思いました。まぁ「種」の記事はスルー、「ファイブスター物語」の連載は数年前から読んでい
ないと、読まないページが増えているのも確かなのですが(笑)。
 秋からの新番組の情報もぼちぼち出てきましたが、個人的には今のところパッと目を惹く
タイトルはあまりないかなと。以前噂で聞いた「ヤミと帽子と本の旅人」のテレビアニメ化はホ
ントだったと再確認したのと、サンライズがSFモノでNHK-BSアニメに参入というのは多少興
味があるといったところでしょうか。んで、異常な多さのテレビアニメ本数はやっぱり変わりな
し?


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