おもひで

だいありーの過去ログです。

03/10/01

 「スクラップド・プリンセス」23話。主人公の実の兄、主人公と再会すの巻。あ゛あ゛あ゛〜
〜、今回の前半部分で予想していたとはいえ、ラストの展開はやっぱりかなり衝撃的。これ
で次回の最終話を見なかったら結末が気になって気になって夜も寝られなくなりそうです
(笑)。

 「おね2」10話。伏線解明話。ようやく赤の人(笑)の過去が明らかになりました。とりあえ
ず前作ほど鬱な展開にはならなそうで一安心、といった感じでしょうか。でもせっかく美談っ
ぽく盛り上がったクライマックスも、肝心の作画が悪すぎて全然ストーリーに浸れなかった
り。つか、なんじゃあの不自然極まりない手抜き作画の走り方は〜〜〜。仮にも陸上選手
が走っているシーンを描くんだったら、もうちっと実際の動きを研究して・・・なんて努力はし
ないんですか、最近のアニメーターは。個人的に陸上選手の走り方がきちんと作画されて
いると感じた作品は過去に「エスカフローネ」ぐらいしか見たことありませんけど(「大運動
会」ですら酷かったもんなぁ。そーいや黒田氏はテレビ版「大運動会」に参加してましたね)、
今回のはいくらなんでも許容の限度を越えていると思いました。
 んで更にラストは「すてプリ」とは全く逆の方向で衝撃の展開が。・・・お前らアホやろ、と
呆れてしまいました。ネット上では1話の段階からさんざん突っ込まれていた矛盾点なの
に、ここにきてようやく気付くなんてあまりに間抜けすぎです。なんかしょーもないオチが待
っていそうで、個人的には早くも若干興ざめしつつあったり。

 2年間続いた「カスミン」も今日で最終回。とりあえずのケリはついたような、何も変わら
ないような。ラスト付近の仙左右衛門の台詞は結構じ〜んときました。元々は水橋かおり
嬢初主演作品、しかもNHK教育ということで見始めた作品でしたが、総じて楽しめたと思
います。こーゆーところはやっぱりNHK作品は手堅いやね。や、一部エロエロ作画目当
てだったことは否定しませんけど(爆)。
 で、結局べちゃぽんてんって何?(笑)

 「リコッテ」、ようやく1周目の純愛ルートをクリア。12、3時間くらいかかったかと。なまじ
前半の幸せな時間が長かっただけに、シナリオ後半のシビアな展開が重いのなんのって
(その分先が気になって一気にクリアしたくなりましたが)。現実的な社会の厳しさを容赦な
く突き付けてくるので、結構心にず〜んと来ます。ネットでは“萌え”ではなく“燃えた”という
感想もありましたけど、確かにこれは主人公と同調すればする程燃える展開だと思います。
まぁ主人公がちょっとヘタレ気味なんでストーリーを追いかけていてイライラする部分もあ
ったりしますが、人間味という点ではヒーローでもなんでもない無力な人間なればこんなも
のかも(物語の中でしっかり成長して“漢”(おとこ)になってましたし)。クライマックスのどん
でん返しは割と先が読めてしまう展開でしたけど、それでもラストはかなり感動しました。
「良かった〜、ホント〜に良かった〜」と“うるうる”モノです(苦笑)。シナリオのボリューム
もあって、個人的には大満足。このルートだけでもう値段以上に元を取った気分です。今
年はコンシューマのギャルゲーすら殆どプレイしていない為か、ゲームのシナリオってこん
なにも面白かったっけと感じてしまったり。ちゅーか、オルゴールとか歌とか、主人公がリ
コッテの為に××するとか、なんでこうも私にとって反則技の要素ばかり用意しますかね、
この作品は(笑)。
 ちなみにこのルートでも純愛といいつつリコッテとのHシーンは4回あったり。今までのル
ーン作品とシナリオライターは違いますが、代々ルーン作品を手がけていた猫舌氏がシナ
リオ監修を担当している為か、Hシーンに漂う雰囲気は一緒でした。ルーンお約束の○○
プレイもありますし、何より今まで以上に意味をなさない“ピー音”がやっぱりルーン作品
だなぁと(“ピー音”が完全にズレていて全く卑語の“消し”になってないです)。この辺は完
全に伝統になっていますね。良い伝統・・・なのかしらん?
 本編の音楽を手がけているのは「初恋」と同じくfeel。主人公がピアニストということもあっ
て、ピアノ曲が多いです。4曲あるボーカル曲を歌うのは「初恋」主題歌や「おね2」オープ
ニングも歌っている佐藤裕美嬢。ですが、あくまでリコッテが歌っている曲という設定なの
で意図的に子供っぽい声で歌っていて、「ヤミと帽子と本の旅人」のイメージサントラ等で
聴かせてくれた綺麗な高音の伸びが殺されてしまっているのはやや残念。普段はロリ声で
も、歌姫ですから歌う時だけは大人びた声になるという設定でもよかったような気もします。
とは言え、リコッテのあの外見で声だけ大人びていたら、それはそれでやっぱりイヤかも
(苦笑)。単に我が儘なだけですね、私。
 ・・・って、“あの外見”とか書いておきながら今まで具体的に作品を紹介してなかったこ
とに今更気付いたり。あ〜、詳しくは下記メーカーホームページで(わ、手抜き)。
 さて、続いてエロエロルートをやりますか(笑)。
 http://www.runesoft.co.jp/soft/r14_ricotte.html (勿論18歳未満は閲覧禁止だぞっ)


03/10/04

 秋の新番組ラッシュ開始。まずは一番の色モノであろう実写版「セーラームーン」。・・・す
んません、私が悪ぅございました。アニメ版も結構電波入ってましたが、実写になるだけで
こうもこっ恥ずかしいものになるとは思ってませんでした。や、予測はしてましたけど実際に
は更にそのずっっっと斜め上を行っていたというか。なんつーか、正気のままでは見ていら
れないです(苦笑)。こりゃあ視聴継続はちょ〜っと勇気いるかなぁ。開始1分でパンチラ
(正確にはレオタードな訳ですが)というのは大胆というか狙っているなとは思いましたけど。
役者の演技については・・・どうこう言えるレベルではないですね、これは。アクションも含め
て、正直学芸会レベルでしかないかと。制作スタッフは「仮面ライダー龍騎」と同じ面々とは
いえ、さすがに役者の演技力まではカバーできないといったところでしょうか(それ以前に、
なんで画面全体がこんなにもショボいんだ?かなり低予算番組に見えるんですけど)。スト
ーリー自体は割とアニメ版に準じている感じです。そっか〜、シリーズ開始当初はこんな設
定もあったっけ、という途中から忘れ去られてしまったネタが出てきて懐かしくもあったり。
ルナを実物の猫ではなくCGで処理したのは懸命な判断?とりあえず雑感はこんなところ
です。

 続いてサンライズ制作、NHK−BS枠の「プラネテス」。そう遠くない未来、宇宙でスペー
スデブリを回収する人々の物語。第一印象は、面白いけど地味。子供向けエンターテイン
メント要素なんて殆どなくひたすら渋い話で、私は結構好みな内容ですけど、地味すぎてこ
りゃあ確かに民放じゃスポンサーが付かないだろうな〜と思いました。ただ今回の1話はヒ
ロインの青臭い正論が鼻につきすぎて、その辺はちょっとイヤだったかも。この先も理想と
現実の狭間で揺れる人達を描いてゆく作品になるんでしょうか。そう言えば、宇宙空間で
の描写を無音にしたのはテレビアニメ初?
 テロップ見て気がつきましたけど、この作品って監督とキャラデザは違えど「キングゲイナ
ー」のスタッフなんですね。作画が綺麗だったのも納得です。

 も一つ、「種」の後番組の「鋼の錬金術師」。制作は「スクラップド・プリンセス」と同じボンズ。
禁断の錬金術を行使してしまった代価として片腕と片足を失ってしまった主人公と、身体が
鎧と入れ替わってしまった弟の旅の物語、なんでしょうか。冒頭でいきなりグロいシーンが
あったものの、ストーリー自体はコミカルな部分が多くて結構楽しめる感じがしました。個人
的には主人公の声がロラン少年で、弟の声が釘宮理恵嬢、そして音楽が大島ミチル女史
というのがチェックポイントかなと。それと「種」に続いて桑島法子さんが出演していたので、
思わず「わ、こっちにもフレイが出てる」と思ったり(笑)。

 「リコッテ」2周目。エロエロルート進行中。なるほど、こちらのルートの主人公は性格が全
然違うんですね。純愛ルートでのバノン(主人公の名前)は、ピアニストとして秘めた才能は
持っているけど自信が全然なくて、努力に努力を重ね挫折を味わった末に・・・という成長
物語の王道的展開でしたが、エロエロルートでは始めから周囲に才能を認められていて、
性格はかなり自信過剰、しかもHに関してはやや鬼畜傾向あり(苦笑)となっています。だ
ってなぁ、出会って二日目なのに性に対する知識の全くないリコッテ(しかもお赤飯前だっ
てば!)にいきなりHを強要してしまうのはちょっと・・・その後も序盤はリコッテが嫌がって
るのにHにもつれ込んでしまう展開がしばしば。ルーン作品ゆえの明るいノリなので鬼畜
感は殆どないですけど、個人的には少し好きなタイプの主人公ではないかも。や、基本的
にはこっちのルートの主人公もいい奴ではあるんですが(少なくとも音楽に対する純粋な
想いだけは両ルート共変わらないですし)。んで、現在7、8時間くらいプレイして事態が大
きく動いている真っ最中。エロエロルートの名の通り(笑)、30分置きに1回ぐらいの頻度
でHシーンが発生しています。野々原御大作品でここまでHシーンが多いのは、未だロリゲ
ーの頂点と誉れ高い「Fifth TWIN」以来かと。情報公開から発売まで間がなく、事前の宣伝
もあまりなかっただけに、こういう作風の作品だったとは予想外でした。勿論18禁ゲー的
にはおおいに喜ばしいことでして(苦笑)。何よりこちらのルートでもリコッテの圧倒的な可
愛さは素晴らしいばかりで、私はもうその言動を見ているだけで幸せいっぱいに・・・こほ
ん、よ、要するに相変わらずゲームをメイっぱい楽しんでいる次第です。
 下記アドレスは、この作品に関して音楽関連で私が昨日まで見落としていた記事。音楽
のみならず、作品のコンセプトがよく分かるのではないかと。
 http://www.dengekionline.com/g-net/g-net_news/200308/01/gn20030801_ricotte.htm

 そうそう、ゲームと同日に発売された「リコッテ」のサントラCDも先日購入してしまいました。
別に急ぐつもりはなかったのですが、ゲーマーズで販売する分だけが描き下ろしの別ジャ
ケットでピクチャーレーベル、数量限定という話だったのでつい通販で注文を・・・(苦笑)。
さすがでじこ屋。相変わらず商売が汚い上手いです。つられて買ってしまう私も問題アリア
リですが。
 けれども、サントラ自体はまだ聴いていなかったり。これは、ゲームをオールクリアするま
でサントラを聴かないという私のちょっと奇妙なこだわりでして。18禁ゲーの初回特典に多
いアレンジCDなんかも、いつもゲームをフルコンプしてから開封するようにしていたりしま
す。なので今回ももう少しだけ封印。こんなことしてるのって私だけ?


03/10/06

 「明日のナージャ」35話。ナージャと母親、互いの正体を知らぬままばったり再会。そのま
ましばしの時を一緒に過ごすも、結局二人とも名乗らないまま別れることに。そのストーリー
自体はまぁこんなものかなと思って見ていましたが、前回に続いてまたもローズマリーがラス
ト数分でやってくれました。くぅぅ〜、完全に主役を喰ってしまっているローズマリーのキャラ性、
面白すぎです。ただ、本来のターゲットである小さいお友達にとっては楽しい展開とは言えな
い気もしたり。特に次回は予告を見る限りですと何やら拷問シーンまで出てくるようで、ます
ます大きなお友達メインの展開になる予感。この作品、ホントにこの路線でいいの?とちょ
っと疑問符。

 「でじこにょ」25回目。前半、松茸狩りに行くの巻。後半、大手オモチャ屋出店?の巻。まぁ
まぁ、そこそこ、な印象。特に感想はないかも。むしろ気になったのは、先月あたりからずっ
とやっている声優の野川さくら嬢のDVDのCM。岩手で「でじこにょ」見ている視聴者層にそ
れほど認知されてる声優さんとは思えないんですけど(苦笑)。つーか、そもそもこの人が出
演している作品って岩手の地上波で放送したことありましたっけ?CM見るたびに場違いに
感じてしまいます。

 以下「リコッテ」について。文章めっさ長いです。

 「リコッテ」2周目、エロエロルート終了。CGも全て回収してフルコンプです。こちらのルート
も10時間以上はかかりました。純愛ルートと比べて登場するキャラ数が多い為か、シナリオ
後半はやや詰め込みすぎな印象がなきにしもあらず。もうちょっと舞台がアルペンブルに移
って以後の日常をじっくり描いても良かったのではないかという気もしました。とは言えストー
リー自体はとても面白く、純愛ルート同様先が気になって気になって、プレイを中断するタイ
ミングを見失い夜遅くまでモニターにかじり付きっ放しになってしまいました(苦笑)。主人公
の性格が違うとこうもストーリーが変わるのかとか、脇役キャラも言動は変わらないのに両
ルートで印象が全然違って見えるとか、試みとしてはかなり面白かったと思います。ただエロ
エロルートの主人公は終始自信満々で、中盤他のピアニストと三角関係になってリコッテと
仲違いしてしまう箇所を除けば、どんな困難も割と飄々と乗り越えてしまうのが純愛ルート
での苦悩ぶりと比べると物足りないものがあったかも。あとHに対して節操なさすぎ(笑)。
場をわきまえずどこでもすぐにHしようとしてしまうのが、18禁ゲーの主人公としては正しい
姿なんでしょうけども個人的にはやや引いてしまいました。リコッテ、この先も苦労しそう〜。
勿論こんな主人公ですから、Hシーンの数はかなりのもの。けれどもシナリオ後半のHシー
ンはラストの超ラブラブハッピーエンドH以外はちょっとおざなりっぽいというか、回数をこ
なしているだけに感じなくもないような?や、こっちのルートの主人公は何故かお尻に対す
る妙なこだわりがあって、個人的にア○ルは好きではないので単に好みと合わなかっただ
けかもしれませんが(爆)。

 全体的な感想としては、とにかくキャラ描写が上手いと思いました。ちょっとしたことから
心がすれ違い、それが大きな溝となってゆく過程とか、三角関係になる青年ピアニストの
どんどん歪んでいく愛情と惨めすぎる自己憐憫ぶりとか、それと気付かず心の闇の深み
にはまってゆく主人公の心情とか、周囲のキャラ達のさりげない思いやりや主人公との
楽しいかけあいとか、プレイヤーに“読ませる”才能、感情移入させる手腕はかなりのも
のかと。何より、メインヒロインのリコッテを実に活き活きと魅力的に描くそのキャラの立
たせ方はハンパじゃありません。この手のロリキャラって、大抵は妙に誇張された性格
だったり御都合主義だったりどこか不自然だったりと作り手側のあざとさが見え隠れする
ものですが(「はじるす」「はじいしゃ」の双子達も、ネタとしては面白かったですけど女の
子としてはどこか物分かりが良すぎで大人びていましたし)、リコッテにはそれらの“いび
つさ”が感じられないんですよね。我が儘で意地っ張り、かなり嫉妬深くてすぐに主人公
と口喧嘩、おまけに自分が子供扱いされることをひどく嫌うと、およそキャラ萌えさせる
為のあざとさとか男性から見た身勝手な少女幻想と無縁でありながら(そりゃあ一途で
健気といった面もありますけど)、その等身大の少女像はリアリティをもった可愛らしさ
でプレイヤーを徹底的に、完膚無きまでに萌え転げさせてくれます(笑)。その圧倒的な
実在感にはただただ脱帽。ネット上の感想でも元々ロリ属性じゃなかったのにいつの間
にかリコッテに転んでいたとか、エロ目的で買ったのにストーリーに感動してリコッテにマ
ジ惚れしたとか、その洗脳効果は恐ろしく抜きんでている模様。さすが、真性のロリスキ
ーが集まって作っているだけはあります(苦笑)。おそらくはライター氏の能力だけでは
なく、企画から参加している野々原御大やシナリオ監修の猫舌氏に拠る部分も大きい
んじゃないかと思いますが。ともかく、キャラ描写に関しては一見の価値(この場合一プ
レイの価値?)ありかと。反面、テキストはやや荒削りな気も。誤字が多いのはひとまず
置いておくとして、読みにくかったりくどい言い回しが割と目につきました(特にボイスが
入る台詞だと余計そう感じる箇所が幾つかあったり。声優さん喋り辛そうだなぁと)。や、
人のことは全然言えませんけどね(笑)。
 CGについては一部崩れているかなと感じるものもありましたが、おおむねハイレベル。
やはり野々原御大の描く少女の愛らしさは段違いです。特にメインヒロインのリコッテは
立ち絵も豊富で、くるくると変わる表情や仕草一つとっても絶品の一言。それを見ている
だけでも思わずこう、ぎゅ〜っと抱きしめたくなるような可愛らしさが溢れています。背景
も前作同様専門の会社である草薙(アニメだと「おねてぃ」や「おね2」の美術を担当)が
手がけているので、緻密な風景がふんだんに描かれていて架空の街並みなのにリアリ
ティを持たせることに成功しています。そういやこの作品って20世紀初頭のヨーロッパ
をイメージしているので、世界観が結構「明日のナージャ」と重なる部分があったりしま
す。
 声優に関しては、リコッテ役の大波こなみ嬢の演技力の素晴らしさに尽きるかなと。前
作「初恋」の小桃先輩といい、やっぱりこの人は凄すぎます。野々原御大の絵に大波嬢
のボイスというのは最強の組み合わせですなぁ(もう一人、野々原作品のロリキャラと言
えば以前は柳瀬なつみさんが定番でしたけど、最近出演されなくて残念)。この辺もかな
りお勧めポイントです。他にもリコッテのライバル歌姫役で北都南さんが出演しているの
ですが、役回りといい性格といい下僕キャラを従えているところといい、個人的には「ミル
モでポン!」の日高様とイメージが重なってしまう気がしたり(苦笑)。そのうち「トイレに
百回流すわよ」と言いだしそうに思えてなりませんでした。まぁこれは余談。
 結論としては、攻略キャラがリコッテ一人なのでこの子にハマれそうと思えたら文句無
しに“買い”です(それだけに他の大人女性ヒロイン達とのHシーンは完全に刺身のツマ
状態ですが)。前作「初恋」のようなSFファンタジー要素もなく、しっかり地に足がついた
物語なのでその点でも間口は広いですし、ストーリーは王道ながらもかなりハラハラドキ
ドキさせられてラストは感動必至・・・かな?(少なくとも私はめっちゃ感動。やっぱクライ
マックスに歌を持ってくるのはズルイやね)、と絵に抵抗がなければ万難排してでもプレ
イして欲しいというのが正直なところ。勿論強要するつもりは全くありませんけど、それ
位お勧めということで。ぐだぐだ長々書いてしまいましたが、要は「百聞は一見にしかず」
です。なんだ、感想一言で済むじゃん(苦笑)。
 しかしまぁ、前作「初恋」で野々原作品は一つの頂点を極めてしまったと思っていました
が、なんのなんの、まだまだ未知の可能性を秘めていそうで、これからも楽しみ楽しみ〜。

 ちゅー訳で買っておいた「リコッテ」のサントラを封印解除。アコースティック系を得意と
するfeelだけに、今回も生楽器多用で耳障りの良い音楽を聴かせてくれます。何気に
「ヤミと帽子と本の旅人」のイメージサントラ同様音質も良く、18禁ゲーのサントラCDに
しておくには勿体ないような気も(笑)。ただ残念なのは、1曲1曲が割と短いことと、タイ
トル画面で流れるピアノ曲やパブで主人公が弾いていたピアノ曲が収録されていないこ
と。なんでも今回はピアノ演奏にプロのピアニストを呼んできたとかで(ホントに18禁ゲ
ーのBGMですかいな、これ)、これらのピアノ曲は元々そのピアニストの持ち曲だから
という話もちらと聞きましたが、版権の問題等でサントラへの収録は無理だったんでしょ
うか。う〜む・・・。
 今回は4曲あるボーカル曲ですが、中でも主題歌である「幸せのMelody」と、純愛ルー
トシナリオで重要な役割を果たす「ありがとうの歌」は、改めてCDで聴いていたら自然と
涙が。本編と密接な繋がりのある歌だけにこういう効果もあったりする訳で、やっぱり歌
は重要だよとタイアップばかりのアニメ系主題歌を省みて実感したり。ゲーム本編で最
初聴いた時はちょっと違和感あった佐藤裕美嬢の子供っぽい歌い方も、慣れるとこれ
はこれで良いと思うようになりました。うん、お気に入りCDに参列決定です。

 はふ〜、なるべく短くまとめようと思っても、やっぱり文章が長くなってしまいます。アカ
ンなぁ。


03/10/07

 「スクラップド・プリンセス」最終話。良かったです。素直に良い最終回だと思いました。
やや駆け足気味で物足りない部分もあるにはありましたが、シリーズ通してここまで楽し
め、ラストに満足し感動した作品は最近では本当に珍しいです。1巻2話収録方式でなけ
ればDVDで揃えたいとまで思えた作品でした。まぁエピローグでの某キャラの台詞が、あ
まりにも私の生き方の信条そのままだったってのもあるんですけどね。とにかくもう、個
人的にはスタッフに対して思いきり拍手を送りたいです。ぱちぱちぱち〜。

 「おね2」11話。ようやく真実が明らかに、の巻。・・・あの〜、話にケリついちゃったん
ですけど。しかも1話の段階から多くの人が予想していた通りに、何の捻りもなく。それ
とも次回の最終話でどんでん返しがある???なさそうだなぁ〜。しっかしまぁ、ここま
で視聴者の予想通りの展開だった作品ってそうそうないような。黒田氏は放送開始前
に全ての脚本を書き終えていたそうですが、それが裏目に出たのかも(1話で早々に
オチ見破られても修正できませんからね〜)。なんにしても、こちらも次回でラストです。

 平成版「鉄腕アトム」は今日からオープニング、エンディングが一新。はぁぁ〜〜、昨
日「リコッテ」のサントラの話題でボーカル曲の重要性を取り上げた矢先にこれですか。
アトムの主題歌がちんちくりんなラップって何よ・・・。しかも作品内容に全っっっっっっっ
っっっっ然合ってねぇ。おまけに曲と絵も合ってねぇ(つか今までのアニメ本編からの流
用が多いし)。タイアップ第一、話題優先、作品とミスマッチかどうかなんてお構いなし、
これが今のアニソンの実態ですか。つくづく呆れ返ってしまいます。エンディングに往年
の主題歌「♪空を〜越えて〜ラララ星のかなた〜」をもってきたのがせめてもの救いで
しょうか。でもこれだって放送開始以来何故この曲が主題歌じゃないんだという抗議が
殺到したから仕方なく使うことになったみたいなものですし、なんだかな〜という気も。
うう〜む、主題歌は作品と密接な関わりがあるべきだという私の感覚は既に古いんで
しょうか。でも、だからこそ「リコッテ」のボーカル曲はゲームクリア後に聴くと歌だけで
も感動できた訳で、やはり主題歌もまた作品の一部であると思うんですけどねぇ・・・。


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