おもひで

だいありーの過去ログです。

04/06/01

 6月になりました。天気予報によると岩手の梅雨入りは12日頃とのこと。

 ネタらしいネタもないのですが、飛び込んできた情報だけずらずらっと紹介。まずは以前にも書
いたテレビ版「AIR」の件。早くも公式サイトがオープン。放送はBS-i・・・って、見れないっす(涙)。
がっくり。ホントに劇場版との繋がりが気になるところです。
 http://www.tbs.co.jp/anime/festa/sakuhin/AIR.html

 他にもアニメ化情報。「おねてぃ」「おね2」に続いて「おねがい」シリーズ第3弾が決定・・・らしい
です。タイトルは「おねがい☆フレンズ」。「おね2」が結構叩かれた割には、まだ続くんですね。
 も一つ。「シスプリ」に代わって現在メディアワークスがリキ入れている「双恋」のアニメ化が決定。
既にゲーム版の開発が進み、キャストも発表されていますが、これでますます「シスプリ」の二番煎
じ路線を歩みそうです。にしてもこのキャスティング(下記URLの下部を参照下さい)、妙に18禁
作品出演声優が目についたり。特にあちこちから突っ込まれてますが、「君が望む永遠」のキャス
トが3人(たかはし智秋さん(「君望」では水月役)、吉住梢さん(まゆまゆ)、水橋かおりさん(茜))
入っているってのがなんとも・・・。
 http://www.mediaworks.co.jp/users_s/gs/

 KeyやI'veで活躍中の謎の歌手(笑)Liaさんのファーストアルバム発売が決定。5月23日の当
ページで海外在住の方ではないかと書きましたが、どうやら本当に別名義で海の向こうで活動し
ているようで。なるほど玄人はだしに歌が上手い訳です。ちゅーか、このアルバムも今月発売で
すか。ビジュアルアーツの冬コミCDも今月届くし、何やらCD購入の多い月になりそう。
 一方4月にファーストアルバムを発売し、目下ライブ真っ最中のKOTOKO嬢のファーストシング
ルが7月に発売。NHK教育で放送中の短編アニメのエンディング曲だそうですが、そーいやす
っかり忘れていて1回も見ていない作品だったような。えーと、雨宮監督がやってる・・・タイトル
なんだったっけ。
 http://www.product.co.jp/prismatic.asp
 http://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/music/frame_kotoko.html

 以前もちらと書きましたが、今年は「卒業」シリーズをリバイバルするそうで、更に新作ゲーム
も作っちゃうそうです。それが↓。今度は1作目の教え子5人の娘達がヒロインですか。しかも
1作目のヒロイン達は全員シングルマザーで主人公との再婚エンドもアリって、なんかむちゃく
ちゃな展開になってますな。どうなることやら。
 http://www.itmedia.co.jp/games/gsnews/0405/31/news02.html

 某店のワゴンセールで「風ノ唄」なる18禁ゲーが2100円だったので試しに購入。一昨年発
売され、のちにドリームキャストにも移植されたタイトルで、発売前は私もそれなりにチェック入
れていたのに、なんで当時スルーしたんだっけと買った後に記憶をまさぐってみると・・・あぁ、シ
ナリオの評判が芳しくなかったんだったかな。とりあえずちょこちょことプレイしましたが、確かに
シナリオの出来が微妙そうなので、書けることがあったらインプレを揚げたいと思います(苦笑)。
オープニング曲の担当がfeelで、歌っているのが私も好きなボーカリストのKIRIKOさん(「リトル
モニカ物語」「初恋」といったルーン作品、他にも「月陽炎」や「はじるす」「はじいしゃ」の主題歌
も担当)なので、これだけでも既に元は取ったかなと。あとオープニングムービーは結構気合い
入ってました。んで、HシーンのCGまで入っているこのムービーをドリキャス版でもそのまま使
っちゃったので、ドリキャス版発売当時は「ついにエロ解禁?」と一部で騒がれたなんてこともあ
ったり。


04/06/03

 原油の高騰で地元のガソリンスタンドも一気に5円値上げ。最安値の店でもレギュラーが111
円とハイオク並の値段です。困ったもんだ。

 「銀河鉄道物語」2話。主人公、過去へ行くの巻。殉職した父と兄の後を継ぐように、銀河鉄道
警備隊に入った主人公。しかしその出発当日、列車が時空の狭間に落ちて、兄が亡くなった5年
前の世界に飛ばされてしまい・・・。
 1話でいきなり主人公の身内が二人も死亡。しかも時代が一気に数年経過するという目まぐる
しい展開を見せている本作品。主人公が青年へと成長し、2話からようやく本筋スタートといった
ところでしょうか。それにしても、ヒロインの声はでじこ・・・じゃなかった、真田アサミさんですか。
どうもこの人がフツーの人間キャラを演じていると違和感が(苦笑)。

 「無人惑星サヴァイヴ」32話。宇宙船を奪えの巻。異星人ショタ君が仲良くしている巨大ゾウ
もどきを人質(?)にした脱獄囚連中。主人公達はゾウもどきを助け、なおかつ自分達もこの星
から脱出する作戦を立てるが・・・。
 緊迫した状態がまだ続いています。ホントにこのまま4クール目を待たずして終わるんじゃな
いかという雰囲気があったり。面白いのは非常に良いのですが、さすがにいつもまでも脱獄囚
との駆け引きをやっている訳にもいかないでしょうし、どうケリをつけるのか興味深いです。

 ワゴンセールで買った「風ノ唄」は、ちまちま進めて一人目クリア。4人いるヒロイン達のうち、
最年少の夏野文(なつの あや)とハッピーエンドになりました。見た目ほぼ小○生で、口癖の
「へう」がめっさ可愛いい子です。この子の言動だけ見ているぶんにはすごく和んでいいんです
が・・・いいんですけどね・・・パッケージには「癒し系ノベルADV」と大きく銘打ってあるこのゲー
ムですけど、中身は思いっっきり鬱シナリオだったり。「・・・うそつき」(by水瀬名雪)。中盤以降
の展開がすんげぇ〜暗いんですけどぉ。小○生キャラでレイプまがいのシーンがあるってのは、
さすがに私も少し引いてしまいました(勿論未遂でしたけど)。どこぞの批評ページの感想で「こ
の作品はヒロイン達が主人公によって癒されるのであって、プレイヤーが癒されるゲームでは
ない」とありましたが、納得です(笑)。つか、そもそもその主人公が微妙にドキュンなうえヘタ
レで、肝心な時に全然役に立ってなかったり。プレイしていてちょっとストレスを感じました。
 んで根本的なことを言うと、この作品、音楽やCGは結構頑張っているほうだと思うのですが
(キャラ絵はかなり癖があるので好みが分かれそうですけど、私はそれなりに好きな絵です)、
テキストが一番足引っ張ってます。まずは整合性の取れていないシナリオ。「今日は絶対に出
席しなければならない講義がある」と言って朝起きた主人公が、なんで次のシーンではいきな
り学校サボってるのよ(苦笑)。こんな調子で、シーン毎のシチュエーションがきちんと繋がって
いない箇所が散見されます。フラグ管理不足というか、そこまで検証せずにシナリオを組み合
わせたような。更にはシーン毎の描写が相当不足しているうえ、ぶっちゃけ変です。ヒロインと
会話していたかと思ったらいきなり途中でそのシーンが終わってみたり、情報不足でどーいう
場面なのか分かりづらかったり。おかげで時間の経過を把握するのが非常に困難で、かなり
脳内補完を働かせる必要がある感じです。シナリオライター氏、お世辞にも文章が上手いとは
言えないような。つか、辛辣に言わせてもらえば、ちゃんと読み手がいるということを想定して
書いていない気がします。読み手の存在を意識して書いていれば、第三者がこの文章を読ん
で本当に理解できるかどうかという配慮をするはずでしょ?なんか、それが欠如している印象
を受けました。
 それでもプレイを続行できたのは、ひとえに声優さんの演技力の賜物かと。本当に出演して
いる方々には演技努力賞をあげたくなりました。テキストで不足している部分を補うように、声
のほうでかなりアドリブを入れている感じで、テキストにはない微妙な感情の間とか、揺れとか、
息づかいとか、そういう部分がセリフに込められていて、そのおかげでキャラがちゃんと活き
活きしています(中にはテキストにないセリフを付け足していたり)。まぁ演技そのものは正直
微妙な方もいらっしゃるのですが、その頑張りようはとても感心しました。おまけにクリアした
夏野文役の人の声がどこか千葉千恵巳さんに似ていて、プレイ中ずっと「シスプリ」の雛子が
喋ってるような錯覚があったり(苦笑)。Hシーンなんて背徳感倍増でさぁ(爆)。文の口癖の
「へう」とか「むい」とか、日本語になっていないセリフの発音がむちゃくちゃ愛らしくて◎、さら
に倍率ドンの倍(謎)でした。ホント、声優さんの勝利ですわ。
 なんでもこの夏野文シナリオがこの作品で一番出来が良いそうで、すると他のシナリオの出
来は推して知るべしかなと。なにやらマイナス点ばかり挙げてしまいましたが、私がその前に
プレイしたのが「クラナド」だったというのもちょっと不幸かもしれません(笑)。何せあっちはギ
ャルゲー・18禁ゲー界で1・2を争うトップレベルの作品な訳で(麻枝氏は今では神レベルのシ
ナリオライターと呼ばれてますし)、比較するのはさすがに可哀相すぎますわな。
 そうそう、このメーカーって、ねこねこソフトにいたスタッフが一部別れて作った会社だそうで。
どーりで発売前に雑誌やネットで注目されていた訳です。
 最後に、作品の具体的内容は↓メーカーページにて(手抜き)。あ、勿論18歳未満は見ちゃ
イヤンです。
 http://home.milksoft.d-net.to/kaze/kaze.htm


04/06/06

 「鋼の錬金術師」34話。敵との決着、の巻。弟を連れ去った敵と主人公が対峙。半分不死身
のような相手に対して、主人公は活路を見いだすが・・・。
 暗〜い展開が続いていますが、今回は特に鬱まっしぐらでした。特に主人公が倒した敵の死
に様なんて、子供が見たらトラウマになりそうなグロさがあったような。回を追う毎に残酷表現が
過激になっている気がするんですが、大丈夫なんでしょうか。

 「ふたりはプリキュア」19話。バカップル妖精、喧嘩するの巻。いつもは端から見て呆れるほ
どラブラブな携帯型妖精2匹が、ささいなことから喧嘩。一方街には敵幹部の最後の一人が現
れて・・・。
 主人公達が全く太刀打ちできない強敵が現れてピン〜チ!という回の割には、作画も演出も
ちょっと崩れ気味で今ひとつだったかなと。ここのところアクションシーンの質が高い回が続いた
だけに、さすがに息切れしてきたんでしょうか。ま、そういう時もありますよね。

 「火の鳥」10話。太陽編その3。なんかこの太陽編が今までで一番高橋監督カラーが出てい
る気がしてきました。しかし、せっかくの渋いセリフ回しの数々もいちいち画面にテロップによる
注釈が入ってショボ〜ン。興ざめでした。NHKなりの配慮なんでしょうが、逆に余計なお世話に
思えてしまったり。あと、黎明編の時もそうでしたけど、天皇という単語を使わないのはやはり
放送上の規制らしいです。放送局は違いますが、「朝霧の巫女」なんかでも天皇関係の設定
はアニメ版で全て抹殺されていましたから、やはりアニメで扱うのはタブーなんでしょうね。
 あ〜、犬耳少女のマリモはやっぱり萌えキャラ化が進行してました(笑)。ちゅーか、原作じゃ
一度も敵と戦うシーンなんてなかったのに、いきなり格ゲーキャラのような露出の高い格好でガ
ンガン戦っちゃうんだもんなぁ。私は喜びましたけど(爆)。

 「風ノ唄」は残るキャラもおまけシナリオもクリアして一気にオールコンプ。ボリュームはかなり
少ない作品かと。で・・・う〜ん、やっぱりシナリオにかなり難ありな印象でした。てか、「普段は
元気いっぱいだけど、実は持病を抱えている幼なじみ」「天然ボケ入った神社の巫女さん」「主
人公のアパートの美人管理人さん」と、こんだけ美味しい材料揃えておきながら、な〜んで活か
せないかなぁ。キャラは結構立っているだけに、余計勿体ないと思ってしまいました。とにかくシ
ナリオの構成も展開も杜撰すぎます(しかも矛盾しまくり)。プロ作品に対する絶対に禁句の一
言、「代わりにシナリオ書かせろ〜」が喉まで出かかってしまいました(苦笑)。や、これは勿論
言ってはいけないことです(メーカーの方々、暴言済みません)。ただ、せっかくのネタがシナリ
オの中で殺されてしまっていて、勿体なさすぎたものですから。キャラ萌えを売りにするにしろ、
エロさを売りにするにしろ、もうちょっとなんとかしてほしかった気がします。
 シナリオ以外の点については、個人的にはそうそう悪くないと思いました。特にオープニング
曲とエンディング曲は結構好みです(KIRIKOさんが歌っているというのもありますが)。あと前
回も書いたように、声優さんの演技もシナリオの欠点を補って余りあるものがあります。この
辺は充分評価できるかと。余談ですが、主人公の幼なじみ・春日さつき役の人の声が牧島有
希さん(「センチ」の保坂美由紀役や「ミルキィシーズン」のさちえさん役)に似ていて、個人的
には3割くらい本人じゃないかな〜と思えてしまったり。たぶん、と言うか確実に別人でしょうけ
ど。
 ここ数年18禁ゲーは年に1、2本しか購入せず、しかもそのどれもが名作・良作クラスだっ
ただけに、久々に「踏んじゃった?」と思えた作品でした。でもワゴンセールで2100円でした
し、歌と声優さんの演技とCGだけでも個人的には満足できそうです。ただパッケージに書い
てある謳い文句とシナリオの中身が全然一致していないので(笑)、その辺を期待してプレイ
すると痛い目にあうので要注意です。
 最後に。この作品の舞台は田舎という設定で、主人公も物語の中でよく田舎であることを強
調してますが・・・お前等この町並みのどこが田舎じゃい(怒)。駅前に西友と丸井があって、商
店街に本格飲茶の店がある段階で完っっ全に田舎じゃありませんがな(苦笑)。ここ数年癒し
系と称して、こーいう田舎を舞台にした作品が増えているらしいですが、評判を聞くとどうも都
会育ちのスタッフが想像だけで田舎を描いている気がしてなりません。ちゅーか、お前等全員
いっぺん岩手に来いや。わいがホンマの田舎を見したるわ(何故に似非関西弁?)。実はこの
作品で一番の文句はそこだったり。


04/06/09

 「急いては事をし損じる」を地でいく話?また早まっちまいました。昨夜8時を過ぎた頃から
いきなりネットに繋がらなくなり、今日になっても復旧せず。パソコン周りは特に問題なかった
のでプロバイダー側のトラブルだなと思っていたのですが、全然復旧しないので試しにプロバ
イダーに電話で問い合わせてみると・・・「現在この電話番号は使われておりません」・・・・・・・
・・・なぬっ、潰れた???以前から経営がヤバいと聞いていたので、そりゃもうマジで潰れた
と思いましたとも。
 ならば早急に対策を立てねばと、家電屋の店頭からもらってきていたOCNの入会キットを
パソコンにセット。クレジットカードさえ持っていれば、申し込んだ時点ですぐネットが使えるツ
ールです。んで手順に従ってあっさりと申し込み完了。ネットにも繋がるようになり、新しいメ
ールアドレスももらって一安心。とまぁほっと胸を撫で下ろしながら、最後にもう一度旧プロバ
イダを試してみようと思い立って繋いでみると・・・あれ、普通に繋がる???・・・・・・・・・なん
じゃそりゃ〜〜〜〜〜〜〜。何故いきなり復旧してますか。OCNに申し込んだのが無駄にな
っちまいましたがな。ただ、以前電話関係の仕事に携わっていた身として推測するに、今回
のトラブルはプロバイダーがNTTに料金を支払えず回線を止められたのが原因ではないか
と思えたり(現金なもので、金さえ払えばすぐに回線を復活させますからねぇ、NTTは)。そう
考えると、どのみちこのまま旧プロバイダーを使い続けるのは不安が残るというものです。な
ので急ぎはしませんが、この先はOCNに移行したほうが良いかもと思ったり。とりあえず新し
いメールアドレスは順次皆様にお知らせしたいと考えております(これがまぁ、Keyファンの私
には出来過ぎなアドレスが取得できたり。偶然とはいえ、喜んでしまいました)。

 そんなことがあったものですから、昨日書いたネタは当日のうちにアップできず終いでした。
なので以下は昨日の「だいありー」です。

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※ 04/06/08

 昨日から岩手も梅雨入り。しばらくはアンニュイな日が続きそうです。

 昨日の「名探偵コナン」に岩男潤子さんが出演。おお〜っ、アニメの新作に出演するのって、
何年ぶりでしょ。あまりに久しぶりで、最初声を聴いた時めちゃくちゃ聞き覚えがあるのに誰な
のかすぐに思い出せませんでした。去年の天野由梨さんに続いて、嬉しい復帰です。これで小
西寛子さんと丹下桜さんが復活すれば、個人的には言うことなしなんですけどねぇ。

 およそ3年続いている「G'sラジオ」(旧「シスプリラジオ」)が、いきなり6月いっぱいで終了宣
言。ど、どーしたのメディアワークス?パーソナリティの桑谷夏子嬢と望月久代嬢を切って、完
全に「シスプリ」の残滓を払拭する為の策なのか、はたまたスポンサーを降りてラジオ枠を撤
退するのか、今のところ全くもって不明です。私ゃパーソナリティを変えて「双恋」ラジオをおっ
始める為の打ち切りだと睨んでいるんですが、さて。にしても、これで望月嬢は完全にお仕事
がなくなってしまうような。もしかして、干されましたか(涙)。

 先日の読売新聞に、急逝した岡崎律子さんのことが取り上げられたそうです。それによると、
昨年6月から入院生活を続け、『症状から薬の副作用まですべて説明を聞いて納得した上で
治療を受けた。病室にキーボードを持ち込み、つかれるように作品を量産した。(中略)今年
4月のミニライブには病院から通い、ホームページの日記は亡くなる六日前にも更新している』
とのこと。改めて涙が・・・。

 「風ノ唄」が個人的に今ひとつだったので口直しという訳でもないのですが、「まいにち好きし
て」という18禁ゲーを中古で購入。昨年発売したこの作品、実は隠れた名作として評価が高
く、私も発売当時からチェックだけは入れていたタイトルでした(オープニング・エンディング曲
がI'veなのも注目ポイント)。偶然中古で安く売っていたのでゲットした次第。
 キャラとストーリーの紹介は下記メーカーホームページを見ていただくとして、何がそんなに
高評価かと言うと、まず一つはシナリオ。私が定期巡回している掲示板でも「ONE」の再来と
賞されていて、それゆえに私も興味を持ったのですが、プレイを開始して納得。主人公のぶっ
とび具合がまさしく「ONE」の主人公・折原浩平を彷彿とさせます。とにかくギャグと悪ノリが大
好きで、主人公がヒロイン達にしかけるいたずらは全て選択肢を試したくなってしまうほど。た
だ「ONE」やKey作品の主人公と違うのは、この主人公の悪ノリが膨大な蘊蓄と理論武装に固
められていることでしょうか。主人公、記憶喪失なのに知識は豊富で(笑)、とにかく虚実取り
混ぜた蘊蓄を押井作品よろしく長ゼリフで垂れまくります。しかもヒロイン達もちゃんとそれに
付いていって反応を返すので、その勢いとやりとりが文系人間の私にはたまらなく楽しくて仕
方ありません。ギャグの切れはさすがに「クラナド」には一歩及ばないものの、今のところかな
り笑いまくっています。
 もう一つは特徴ありすぎるキャラの魅力。特にメインヒロインの一人・安藤雪音の電波度合
いは、「センチ」の永倉えみりゅんを凌ぐものがあったり(笑)。口癖が「むぎゃ」「むぎゅむぎゅ」
と擬音系なのは、まぁまだ分からなくもないです。しかぁ〜し、自分の感情や意志を家電製品
に例えるというあまりにも理解不能な性癖の持ち主な為に、セリフが日本語になっていないと
いう恐ろしさ。「むぎゃ・・・電子レンジ」とか「むぎゅむぎゅ・・・オーブントースター」とか、ぶっち
ゃけ何言ってるのかさっぱり分からないというその電波ぶりが、逆にすこ〜んと突き抜けたも
のがあってめちゃくちゃ可愛かったり。うわ〜っ、シナリオライターにまんまとやられました。こ
ーいう手があったかと目から鱗状態です(苦笑)。これはもう完全にアイディア勝利ですね。テ
ンポの良いテキストといい主人公の蘊蓄の多さといい、ちょこっとこのライターさんは要チェッ
クかも。
 キャラについては個人的にもう一人ツボにハマった子が。主人公の部活の後輩・谷川帆南
です。キャラ設定だけならさして目新しくはないのですが、問題は演じている声優さん。「はじ
めてのおるすばん」の観月しおり役で、万年ラリってるような強烈ボイスで数多くのプレイヤー
を中毒にした、あさり☆さんが担当していたりします。この麻薬ボイスは今回も健在。つーか、
余計症状が悪化しているような(笑)。ホントに薬やりながらアフレコしたんじゃないかというイ
ンパクトありまくりなボイスのおかげで、帆南が一言喋るだけで私は大笑い。だ、ダメです。笑
いすぎてまともにセリフが聴けません。とにかく個性なんて単語では片づけられない壊れたキ
ャラになっちゃってます。日本広しといえども、こんな演技ができるのは絶対確実にこの人だ
けかと。
 高評価の理由、残るは立ち絵CGからは想像もつかないHシーンにおけるエロすぎる絵と、
純愛モノなのに実に55回もあるHシーンの多さなのですが、それは後日改めて。ちゅーか、
そもそもそっち方面は普段評価していないので、上手く感想を書けないです。とりあえず今回
の雑感はこんなところで。
 http://sirius.product.co.jp/mainiti/index.html


04/06/10

 「銀河鉄道物語」3話。先輩との対立、の巻。銀河鉄道警備隊に入隊した主人公。しかしど
こか甘ちゃんな彼に対して、同じ隊の現実主義な先輩は我慢できず厳しくあたり・・・。
 お、やっとオープニングとエンディングの絵がつきました。んでもって、今回は何故にこうも
エロいアングルとエロい作画なんでしょうか?(笑)松本作品としてはやや異質なほどに、絵
がエロエロだったり。って、テロップ見たら演出と作画がまるまる「藍より青し」の面々でした
か。なるほど納得(苦笑)。ローテーションで参加しているのなら、このメンツの回だけでも見
る意義はありそう?けれども次回予告の絵は正反対なまでに崩れていてがっくり。どうも作
画が安定していないようで。

 「無人惑星サヴァイヴ」33話。死闘に決着の巻。宇宙船を巡る脱獄囚との戦いもいよいよ
大詰め。宇宙船を奪うことには成功したものの、脱獄囚等も乗り込んできて・・・。
 30分丸々息つまる展開。今まで完全に戦力外だった眼鏡っ娘がパワードスーツ(笑)に乗
って戦ったりと、意外な活躍もあって面白かったです。ともかく3クール目に入ってからの苦闘
もこれで一段落。次回からは新展開が待っていそうです。

 「まいにち好きして」はむぎゅむぎゅとプレイを続けて(笑)、一人目・安藤雪音をクリア。前
回も書きましたけど、このキャラは良すぎです。ただ、自分の感情を家電製品に例えてしま
う謎の雪音語は最後まで理解できなかったり。「電子レンジ」と「ガスバーナー」「オーブント
ースター」は割と頻出するので、これらのどれかが肯定と否定を意味してるんだろうなぁとは
見当が付くのですが、うう〜む、やっぱり分からん。まぁ作中でも理解できるのは姉でありも
う一人のメインヒロインでもある安藤暖花だけなので、やっぱり凡人には理解不可能な謎の
言語なんでしょう。
 シナリオはというと、この手の作品のパターン通り中盤以降はかなり重苦しい展開に。個
人的には主人公の葛藤がくどすぎて、途中からややダレたかなと。何もあそこまで同じこと
を延々延々繰り返し語らなくてもよかったのではと思いました。その点で構成にやや難あり
だったかも。それにしても、やっぱりこのシナリオライターの知識量は凄すぎます。ちょっとし
た生活の知恵から、スポーツ、映画、芸術、文学、哲学まで、出てくるネタのまぁ多いこと多
いこと。この蘊蓄だけでも私は感心してしまいました。このライターさん、何者?(笑)ただこ
の人は難しい言い回しと漢字がお好きなようで、時々非常に読みづらい単語が出てくるの
はプレイヤーに対して不親切な気がしました。私もシナリオ中何度も使われる「忖度なく」と
いう表現(ちなみに“そんたく”と読みます)が最初読めなくて困りました。あと特徴と言えば、
ひたすら理詰めの作品ですね。主人公の思考も、ヒロイン達の言動も、全てが理路整然と
した理屈に基づいていています。そのあたりは「ずま」こと「プリズマティカリゼーション」に通
じるものがあったり。特に主人公が全ての物事に理由と必然性を求めようとする性格なの
は、「ずま」の主人公(通称“拙僧さん”)に近い感じがしました。
 前回予告したエロに関しては・・・とにかくエロかったとしか言いようがありません(苦笑)。
メーカーホームページのサンプルCGでもその片鱗は窺えますが、この原画家さんの描く裸
はとにかくえっちぃです。フェロモンばりばりです(笑)。実用目的の方々にも絶賛されている
というのも頷けます。おまけにHシーンの回数がむっちゃ多いです。そういう部分ではKey作
品とは似て非なる作品かと。あぅ、やっぱり私にはこんなありきたりな感想しか書けません。
 それではむぎゃむぎゃとプレイに戻ることにします(笑)。


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