おもひで

だいありーの過去ログです。

05/04/23

 気が付けば近所でも桜が八分咲き位になっていたり。

 「GIRLSブラボー 2ndシーズン」最終話。なんか無難に終わってすぐに続編が始められそうなラストで
した(苦笑)。作画だけは妙に気合い入っていて、特に格闘シーンが無駄にぐりんぐりん動きまくってい
たのは思わず笑ってしまいました。つーか、ラブコメのはずが格闘アニメになってるよ。そして最終話
だけいきなり存在感のあった主人公(笑)。こーゆー展開にしたいのなら、もっと主人公のキャラを立
たせないと。これまで完全に路傍の石以下の存在だっただけに、唐突に見せ場があってもな〜という
印象は拭えませんでした。
 終わってみれば、R-15指定ってのは完全に看板に偽りありかと。それを期待して見たら肩透かし喰
らうのは確実です。作画レベルが高い訳でもなし、ストーリーが面白い訳でもなし、小中学生あたりが
見ればそこそこ喜びそうなちょっとHぃ描写があったという位で、他はどうにもパッしない感じの作品だ
ったなと、個人的にはそんなところでしょうか。角川系アニメもすっかりネタ切れですな〜と思ってしま
ったり。

 「ツバサ・クロニクル」3話。パラレルワールドの人々の巻。異世界・阪神共和国へと来た小狼達。そ
このお好み焼き屋で、小狼は母国の王と神官にそっくりな人達と会うが・・・。
 微妙にオリジナル展開が混ざりだしたような。ってか、今作って珍しくCLAMPがシナリオに関わって
ないんですね。アニメ化に際して最も口を出す原作者として有名なのに(笑)。お話のほうは相変わら
ずまったりペース。こんな調子でやっていたら、完結まで相当の年月がかかる気が?

 3年続いた「ミルモでポン!」の放送が終了。と言っても終わったのは岩手での放送であって、関東
圏では新シリーズが始まったそうですが。
 3年目のシリーズ「わんだほう」は監督が変わった為か、微妙にテンションが落ちて話の出来にバラ
つきのある感じが強かったような。何よりラスト数話は変にシリアスな展開になってしまって、どうにも
「ミルモ」らしからぬ重い雰囲気が漂っていた気がしてなりませんでした。もうちょっといつものノリでま
とめられなかったのかなと。「わんだほう」になってからも相変わらず30代以上限定のパロディネタが
時折入っていたのは良かったんですが(笑)。なんにしても、長期シリーズの作品がこれで一つ終わ
ってしまいました。
 ちなみに来週からは原作少年サンデー連載の「MAR」がスタート。原作はずっと読んでいる作品な
ので、アニメ版も一応チェックしてみようと思っています。

 買うかどうか迷っていましたが、結局「月詠」DVD4巻を購入。なんかこのままずるずると買い続け
る気がしたり(苦笑)。この4巻は7話と8話を収録。初回限定版はネコミミペーパークラフトが付い
ています(やっぱりどんどん特典がショボくなっているような)。
 今回の見所は7話。オープニングからいつもと違うバージョンになっていて(と言ってもこの作品は
毎回オープニングが微妙に変わるのですが)、Bパートでは素直に他人と話すことが怖くなった葉月
の心理を反映して、葉月の視点から見た他者の顔がみんな口許だけ映っていて目が隠れていると
いう演出がなかなか秀逸でした(放送当時は手抜き作画じゃないかと叩かれたみたいですけど)。
そしてエンディングも特別バージョン。ここでまたエピソードに一区切りついたという感じになってい
ます。
 続く8話はシリアスモードな戦闘話。1話や2話同様に極彩色の画面が目に痛いです(笑)。原色
バリバリのこの色使いだけは個人的に馴染めません。んでこの先1クールの終わりまで、しばらく
シリアス展開が続くっぽいです。
 作品としては面白いのですが、やっぱり2クールなのに1巻2話収録方式なのは不満が大きかっ
たり。せめて3話収録ならギリギリ許せるんですけど、今からでも遅くないので収録話数増やしませ
んか?ビクターさん(笑)。


05/04/25

 遅咲きのうちの庭の桜も、ようやく花が開きだしました。

 「交響詩篇エウレカセブン」2話。突如主人公の家に落ちてきた巨大ロボットと女の子。かつてこの
世界の救世主と称えられた主人公の亡き父親は、そのロボットを完全稼働させるユニットを実は作
っていて・・・。
 ほぉほぉ、いい感じに面白いですな〜。一目惚れしたヒロインにいきなり「好きだ」と告白する主人
公(しかも鼻水垂らしながら)のアクティブさも昨今珍しいタイプで、個人的評価アップ。14歳の少年
ということで、思い切り前向きな碇シンジ君といったところでしょうか(笑)。ストーリーもそこそこ単純
明快さがあって、私としてはこの位の分かりやすさのほうが好みかも。それはそうと、「魂魄」とか「阿
弥陀」とか「悟り」とか、仏教用語が出てくる作品ですね。ロボット物でこれはちょっと目新しい?
 作画はむっちゃ高レベルで安定。板野氏がいなくても板野サーカスが描けてしまう(苦笑)のはさす
がボンズ?でも4クール作品でこのレベルを維持するのは無理っぽいかなと思わなくもなかったり。
 今のところお洒落な富野アニメもどきという印象があったりしますが(2話は若干「エヴァ」っぽくもあ
りましたけど)、この先どれだけオリジナリティを出せるか注目です。

 「ふたりはプリキュア MaxHeart」12話。高原で商売の巻。たこ焼き屋の出張販売の手伝いをする
ことになった主人公達。しかし、そこに現れた敵は強くて・・・。
 新たな敵幹部は声が前作のラスボスと一緒なんですけど、何か伏線が?幹部達が懸命に世話を
しているガキが前作ラスボスの生まれ変わりだと思っていましたけど、実はブラフだったなんてこと
は・・・ないですよね、たぶん(笑)。
 ストーリーはここ数回安定して面白くて、このまま突き進んでほしいところです。

 今日の「ケロロ軍曹」・・・って、また報道特別番組で休みぃ〜?呪われてますか、この作品(苦笑)。
 それはともかく、自室のSビデオデッキがヘッドクリーニングしても激しくメダカノイズが出るようにな
ってきました。そろそろヘッド交換したほうが良いのかも。しかしその間デッキが使えないのが痛い訳
で、元々性能に不満のあるデッキだっただけに、これを機に買い換えも検討したほうがいいのかしら
んとあれこれ思索してみたり。

 劇場版「Zガンダム」公開に合わせて、映画館限定プラモデルが出るそうです。な〜んか、「Z」って数
年前までは殆ど評価されていなかったのに、商売になると分かった途端次から次へと関連アイテムや
らムック本やら出すようになって(今度全13巻のムック本が出るそうな)、現金なものやな〜と思ってし
まいます。大人の世界ってこんなものよね(苦笑)。
 http://www.z-gundam.net/products/plamo/plamo.html


05/04/28

 自宅近辺の桜は今が満開。ゴールデンウィーク前半はぎりぎり見頃が続きそうな感じです。

 NHK教育で再放送していた「未来少年コナン」は今日が最終回。30年近く前の作品なのに、昨今の
アニメより遙かに面白いってのはどーゆーことよ(苦笑・・・って、笑えない話ですね)。さすが名作と呼
ばれるだけのことはあるのかもしれませんが、逆に言えば最近の作品がいかに質が下がっているか
を証明しているような。困ったものです。それにしても、この頃の宮崎監督は偉大でしたな〜(何故か
過去形)。それと富野監督が2回ほどコンテを切っていましたけど、殆ど宮崎監督に直されてしまった
のか富野コンテらしさは薄かった気がしたり。お手伝いで参加といったところだったんでしょうか。

 かねてからの宣言通り、Keyが「クラナド」の番外編ストーリー「智代アフター」の企画を発表。「クラナ
ド」のヒロインの一人・坂上智代をメインに据えた智代シナリオの後日談です。「クラナド」は一般作で
したが、「智代アフター」は18禁という少々変則的な形の模様。そしてこれも既に公言済みでしたけど、
原画がいたる女史ではなかったり。これはこれで波紋を呼びそうな感じ?なんにしても、今年もKeyの
新作があるってのは凄いことです(苦笑)。や、また数年延期するかもしれませんが。
 http://key.visualarts.gr.jp/newsoft/index.htm

 今週の少年マガジンを読んだら「ツバサ・クロニクル」が映画化するそうで。しかも制作はプロダクシ
ョンIGで、スタッフはテレビシリーズとは全然違うメンツみたいです。この作品って続けざまアニメ化す
るほど人気あったんですか。ちょっと驚きです。

 テレビアニメ版「AIR」DVD2巻と「ローゼンメイデン」DVD最終巻が通販で届いたのですが、時間が取
れなくてまだ見ていません(涙)。次回の更新までにはなんとか・・・。


05/04/30

 予想に反して地元の桜はあっという間に散ってしまいました。ここ数日20度を越える暑い日が続い
たせいでしょうか。

 WOWOWの新番組「トリニティ・ブラッド」。原作は角川スニーカー文庫で、1話を見た感じですとけっこ
ー腐女子向けっぽい?未来世界を舞台にした吸血鬼モノらしいです。キャラデザは中嶋敦子女史、制
作はGONZOで、エンディング曲をアニメ系では久々に種ともこさんが歌っていたりします(「ガサラキ」
以来?)。
 ストーリーは割とどこかで見たような要素がいっぱい(苦笑)。今更ハルマゲドンで世界が云々っての
もなんだかな〜と思わなくもありませんが、今時珍しく冒頭で世界観の説明がしっかり入っているのは
親切かも。
 絵的にはGONZOだけに飛行船の空中戦はまんま「ラストエグザイル」な雰囲気になっていて、思わ
ず苦笑(「ラスエグ」「SAMURAI 7」に続いてデザインで小林誠氏が参加していたり)。CGによる戦闘シ
ーンは相変わらず綺麗だなと感じました。
 1話目ということで中嶋敦子女史が作監をしていて、作画はかなり良かったですけど、このレベルが
ずっと続く訳はないですわな(笑)。「るろうに剣心」や「ゲットバッカーズ」でも殆ど本人が作画すること
はなかったですし、今回もそんな気がしたり。話的には面白くなりそうな気配もありますが、まだ未知
数な感じです。最近のWOWOWアニメはダメダメな印象が強いので、ここらで挽回してほしいものです。

 「ツバサ・クロニクル」4話。ずっと眠り続けていたさくらが突然覚醒。記憶を失ったまま一人でふらり
とどこかへ行ってしまって・・・。
 うわ、早くもアニメオリジナル展開ですか。んが、これが相変わらずのほほ〜んとした調子で、やっ
ぱりテンポが今ひとつ良くないような。この間延びしたようなスローペースは意図的にやってるんでし
ょうか。
 今回の個人的注目はなんと言っても“もっちー”こと望月久代嬢が超久々にアニメに出演したこと。
去年は全く出演作がなくて、一時は引退説も流れたりしましたけど、今年になって少しずつまた出演
するようになったみたいでほっと一安心。けど、原作通りだとすれば望月嬢の演じるプリメーラって次
回歌うシーンがあったような(この世界の我が儘アイドルみたいなキャラで)。そ、それはいくらなんで
も危険すぎやしませんか(苦笑)。望月嬢、川澄綾子さん、能登麻美子さんあたりは“歌わせてはいけ
ない声優”と言われているのに〜。ああ、色んな意味で来週が楽しみです(笑)。

 うわ、録画していたテープを見たら、新番組の「MAR」が1話目から報道特別番組で潰れていました。
不運な作品ですな〜。

 宣言通り保留していたDVDの感想。まずは「ローゼンメイデン」最終巻。11話と最終話を収録。2話
続けて真紅と水銀燈のラストバトルなだけに終始テンションが高く、とても面白くまた感動しました。特
に11話は心に何かしらの劣等感を持っている人なら結構グサグサッと来る内容ではないかと。この
作品のテーマは引きこもり少年の人間性の回復ですから、こーゆー展開は避けて通れないってのは
あるんでしょうが。私は割と心が痛かったです(苦笑)。
 んで最終話。原作とは構成を変えてこの名台詞をラストに持ってきたのはお見事。ストーリーも綺麗
にまとまっていて、ここまで主人公が成長してしまうと第2期シリーズやる必要ないんじゃ、と思ってしま
ったり。ホント、ここからどう続けるんでしょ。最後に第2期シリーズの短い告知が入っていて、商売上
手いな〜と感じたりも(笑)。
 全体としては、やはりネットで評判になるだけあって良作だったと思います。原作ファンの私としては
微妙にアニメオリジナル部分に不満がない訳ではありませんが、それなりに原作を上手く咀嚼してア
ニメ化していたのではないかと。完全にアニメオリジナル展開になる第2期シリーズにも期待したいと
ころです。

 もう一つ。テレビアニメ版「AIR」2巻。3話4話を収録。相変わらず作品の完成度がとんでもね〜こと
になっています。つか、テレビアニメとしてレベルが高いと言うよりも、根本的に次元がまるで違うよう
な。劇場版「マクロス」や「オネアミスの翼」クラスとまではいきませんが、劇場版「パトレイバー」並の
作画・演出レベルが毎週テレビアニメで続いているといった感じでしょうか(誉めすぎ?)。特に3話は
テレビアニメで普通こんなのやらね〜ぞってなレイアウトをガンガンやっていて(定番のバストショット
で口パクだけの会話シーンってのが殆どなく、ロングで、しかも広角レンズでパースつけたようなアン
グルでキャラがぐりんぐりん動き回りながら喋ってるカットが続出)、作画スタッフ何人倒れたかな〜と
心配になってみたり(苦笑)。や、マジでこれ予算の枠内で作ってます?
 ストーリーのほうは、3話で少しスローペースになったものの、4話は佳乃シナリオ後半を20数分に
詰め込んでいて、またも展開が超ハイスピード。原作未プレイの人にはほぼ「?」の嵐だったんじゃな
いかと。そもそも1クールであの長大な話を消化しようというのが無理ありすぎなんですけど、本当に
このジェットコースター状態のストーリーが勿体ないと思ってしまいます。それもこれも、企画の段階で
12話ぶんの放送枠しか用意しなかったTBSが悪いんじゃ〜(苦笑)。そのくせ人気があると分かった
途端急遽総集編を放送したり(だったら最初から13話で作らせれば良かったのに)、夏に新作スペシ
ャルをやったりと、手のひらを返したような持ち上げっぷり。露骨なものです。



だいありーへもどる