おもひで

だいありーの過去ログです。

06/03/24

 週間天気予報を見ていると、まだ雪マークがあります。今年は春が早く来るんじゃなかったんかい
な。

 「ケロロ軍曹 2ndシーズン」5回目。テニス対決の巻&ツバメに嫉妬の巻。やっぱり来ましたパロデ
ィ暴走回。スポ根ネタで「エースをねらえ」と「巨人の星」は定番ですが(どちらも作画・演出とも元ネタ
にかなり似せていて大笑い)、まさか特訓シーンでエルメスのビット攻撃まで出てくるとは思いません
でした。後半も何気に「キャプテン翼」風味なシーンがありましたし、やっぱりこの作品はこーいうネタ
の時のほうが活き活きとしているよーな(笑)。

 「かりん」18話。主人公の兄の過去話。その昔、人間界に慣れるという名目で全寮制の男子校に
通わされていた主人公の兄。そこのルームメイトはとても女の子っぽい男の子で・・・。
 イヤ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。やおいは嫌や〜〜〜。1話丸々ボーイズラブな話。作画が無
駄にエロくて、冗談抜きにホモ展開だっただけに気持ち悪いのなんのって(主人公が兄を心配して
浣腸を渡そうとするシーンは笑えましたけど)。たぶん女性がレズ描写を見たらこーいう気持ちにな
るんでしょうね。なんすか、萌えヲタクをボーイズラブな世界に洗脳しようという陰謀ですか、これは。
ともかく、二度と見返すことはない回でしょう(笑)。

 「しにがみのバラッド。」4話。父子家庭で姉が母親代わりをしている家。そんな姉弟の許に、死神
が現れて・・・。
 展開がバレバレでしたけど、クライマックスでちょびっとだけ涙腺にきてしまいました。亡くなったお
母さんの声が島本須美さんってのはズルいっす(苦笑)。前回に続いて、今回もまあまあ良かったで
す。ようやくエンジンがかかってきたんでしょうか。んが、望月コンテの割には全然エロくなかったの
はやや物足りなかったかも(笑)。あと、死神の割には全然本来の仕事してませんね、この主人公。

 待望の「機動戦艦ナデシコ」リニューアルDVD-BOX発売。テレビシリーズ&劇場版をハイビジョン
リマスター及び5.1ch化した優れモノです。5.1ch化と言っても放送時の音声をちゃんと使っているの
で、他作品のような違和感はない・・・はず(被っている音声を上手く分離できなくて、2カットだけア
フレコし直したそうですが)。これで自室のハイビジョンテレビと安物ホームシアターの組み合わせ
も存在意義が出てくるというものです。たぶん、きっと(や、先日「イノセンス」を見直して、別物のよ
うな画面の綺麗さに「これがこのテレビ本来の性能か〜!」と驚いたところではあったんですけども)。
 で、とりあえず4話まで見ましたが、確かに画質はかなり良いです。良いですが、それだけに撮影
時の傷や埃、色塗りのムラまで鮮明になっちゃってて、逆に汚く見えるという罠が(苦笑)。セル画
時代の作品なので仕方ないんでしょうが、古い作品をハイビジョン化する時の問題点が浮き彫り
になった気がしなくもありません。ウルトラシリーズみたいに徹底的にデジタル処理すればまた違
うのかもしれませんが、そうなるとオリジナルとはすっかり別物になってしまう印象がなきにしもあ
らず?難しいところですね。
 それと、BOX化はいいんですけど、10枚組DVDをわざわざLDサイズの箱に収納しちゃってるの
がなんとも。LDよりコンパクトに収納できるのがDVDの利点なのに、わざわざ箱大きくしてどないす
るねん、と思わずツッコミを入れたくなりました(笑)。しかもディスクのホルダー部分が弱いのか、
開封したら半分近くホルダーからはずれてましたし。付属のブックレットもLDや旧DVDの解説の寄
せ集めで、新規イラストの一枚もないってのは味気ないよーな。とまぁ、パッケージングに関しては
ややお粗末な印象です。いずれはバラ売りで出るでしょうから、純粋に映像が欲しい人はそれを
待つのも手かもしれません。なんか劇場版は既にブルーレイでの発売が決まったっぽいですし。
 ともかく、しばらくは久々に「ナデシコ」を堪能する予定です。

 私もDVDを購入している「灼眼のシャナ」が今度は劇場化だそうです。そこまで人気があるとは知
りませんでした。ちなみに「ナデシコ」BOXと一緒にDVD3巻も買ったので、明日あたり視聴したいと
思います。
 http://hobby-channel.net/content/view/844/67/

 も一つ。「クラナド」も映画化決定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?
あの、ゲームのほうはボイス付きだとクリアまでに200時間かかると言われているんですけど。そ
れをどうやって2時間に収めると?あ〜、フィルムを100倍の速度で流せば2時間で上映できそう
ですねっ(苦笑)。で、DVD化したらスローモーションで100分の1の速度にして鑑賞すると。この手
でどうですか、東映さん(無理です)。「AIR」劇場化の時も無謀だと言われましたが、今度はもはや
不可能の域と言わざるを得ないよーな気がします。「AIR」では出崎監督を召還しましたけど、今度
は富野監督を招聘してみますか?(笑)
 http://www.aniradi.com/report/taf2006/toei1.php


06/03/25

 今日は年一回恒例、うちのネコを予防接種に連れていきました。動物病院の先生に「もうすぐ7歳
ですね」と言われて、もうそんなになるのかと驚いたり。人間で言えば、既に中年のおばさ(以下略)。

 「BLOOD+」24話。ラスボスの少女(笑)によって死の危機に瀕する主人公の弟。彼女こそ倒すべ
き敵と決意する主人公だが、彼女の力は圧倒的で・・・。
 シリーズ中盤でここまで綺麗に種明かしされると、見ているこっちも素直に物語を楽しめます。引っ
張るだけ引っ張って謎を放り出す作品が多い昨今、この分かりやすさは非常に良い見本だと思いま
す。問題はこの先どうやって視聴者の興味を繋ぐかかもしれませんが(笑)。

 NHK-BSの再放送で初めて見ている「学園アリス」。今日の話は演出、作画とも大暴走で、少女向
けアニメなのにここまで完膚無きまでキャラ壊すか〜、と近年稀にみるそのイカレっぷりに爆笑して
いたら、「絵コンテ 大畑清隆」の名前に大納得。「天使になるもんっ!」の頃から、異様なノリとテン
ションで作品を破壊しまくるコンテと言えばこの人でしたから、今日の話の暴走ぶりも分かるというも
の。初監督の初代アニメ版「シスプリ」では諸事情あって無念の監督降板でしたけど、個人的に演出
家としての氏の手腕は結構高く評価していたり。時としてリミテッドアニメとは思えない小気味よい動
きやテンポを見せつつ、情感溢れるシーンも上手かったりするんですよねぇ(例えば「HAND MAIDメ
イ」の台風話とか)。それだけに、もし監督降板せずそのまま続けていたら「シスプリ」はどうなってい
たのか、今でも非常に気になるところです(原作ファンには評判悪いですが、初めて見る視聴者と同
じ立ち位置に主人公を立たせ、12人も妹がいるという異常な状況を否定するところからスタートした
アニメ版の構成は私的には上手いと思っています)。
 で、「ナデシコ」DVDを見ていたら、大畑氏ってこの作品でもコンテ切ってたのね。まだ異様なノリが
確立される以前だった為か、全然記憶に残っていませんでしたけど。つか、解説書読んでいたら、大
畑氏って元々はサンライズ出身でロボット物の演出(勇者シリーズやアイアンリーガ等)やってた人だ
ったんですか。ちょっと意外かも(「ナデシコ」以前と言うと「ミラクル☆ガールズ」に参加していたこと
くらいしか知りませんでした)。

 前回書いた通り、「灼眼のシャナ」DVD3巻鑑賞。7話〜9話収録。8話で原作2巻までのエピソード
を消化。9話は番外編の水着祭りの回(笑)。7、8話はほぼ原作そのままだった為か、割と素直に
楽しめたというかネットで叩かれているほど悪くないかも、と思えてきたり。新鮮味は薄いですが、手
堅くまとめてるな〜という印象がありました。で、ネットでちょっと祭りになった9話は、確かに拍手も
のかも。「シャナ」作画班は普段JCスタッフの裏の顔(苦笑)、別ブランド名で18禁ゲーム・アニメを
作っている面々だけに、流石というエロさを見せてくれました。ちゅーか、カット割り・作画・塗りともど
も完全に18禁アニメ感覚でやってるだろ、これ。もう8話までの熱いバトルはどこへやら、完全に別
作品になっちゃってます(笑)。アニメ版のシナリオにもかなり口を出しているという原作者が良くダメ
出ししなかったものです。や、見ているこっちは嬉しい出来映えですが。
 とりあえず3巻まで買うのは予定通りでしたが、続きを購入するかはまだ未定。3巻が割と良い出
来だったので、この先も手を出そうかな〜とちょっと迷っていますけど、例によって気分次第になり
そうです。ちなみに原作のほうは毎晩寝る前に10分くらいずつちょこちょこと読み進めて、現在5巻
の前半。巻を追うにつれてだいぶ文章はこなれてきた感じですが、相変わらずページの中で空白の
占める割合は多いです(苦笑)。にしても、1冊かけて数時間しか作中で経過していなかったりと、平
井和正ばりに話が進まない作者ですな〜。

 「クラナド」映画化のお次は、テレビ版「AIR」のスタッフによる「Kanon」再アニメ化決定・・・・・・・・・・
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あの〜、エイプリルフールは一週間後なんですけど、日にち間違えてません?「冗談、だよね」(by
みさき先輩)と言いたいところですが、マジだそうで。や、嬉しいと言えば嬉しいですけど、これで東
映版は黒歴史決定ですか(笑)。あれはあれで嫌いではなかったので、ちょっと複雑な心境です。て
か、それなら今までぐっちょんぐっちょんに酷い扱いを受けてきた「ONE」をゲームに忠実にアニメ
化してほしいものです。
 http://218.40.57.10/nf/detail.php?id=0000000534


06/03/26

 気がつけば今週末にはもう4月ですか。でもタイヤ交換はもう少し待ったほうが良さそうです。

 「交響詩篇エウレカセブン」48話。軍の最終作戦発動。イデ(笑)を破壊する為、アネモネが主人
公達のいる地へと向かうが・・・。
 アネモネエピソードとしては気持ちの良いケリの付け方でしたが、彼女の心境の変化がやや唐突
だったかなという気がしなくもありませんでした。前回までにもう少し前振りがあっても良かったので
は?今までずっとヒステリック少女だったのに、いきなり乙女ちっくになってるし。ちゅーか、女の子
のモノローグ攻撃はズルいですわな(笑)。
 で、次回最終話なんですけど、1時間スペシャルとはいえ、ホントに完結するんでしょーか。ちょっ
と不安になってきたり。

 「ふたりはプリキュア Splash☆Star」8話。妹が白プリキュアの描いた絵を汚してしまって、厳しく叱
る主人公。が、白プリキュアが妹を庇ったことで、二人の間がぎくしゃくしてしまい・・・。
 敵の新幹部登場。難波圭一氏、またオカマ役ですか(苦笑)。今度も壊れたキャラで、敵幹部のほ
うが美味しい役所のよーな。
 今回はストーリー的にも非常に良くまとまっていて、日常シーンと戦闘シーンの繋げ方もgoodでし
たし、新シリーズになって一番出来が良かったのでは、と思ったり(まぁあそこまで巨大な敵が大暴
れしといて、街の住人が誰も異変に気付かないあたりはあえて目を瞑るとして)。主人公達が初の
喧嘩というとシリーズ1作目8話も同じネタでしたけど、今作では妹を加えたことでワンパターンに感
じさせませんでしたし。ようやくスタッフが新しいシリーズに慣れてきたというところでしょうか。にして
も、白プリキュアの人は中学生にしちゃ人格者すぎるかも?彼女の両親ともどもあそこまで完璧す
ぎると、逆に嘘臭くなってしまう気がしたりしなかったり。や、大きなお友達的にはツボなキャラです
けど(爆)。

 「ナデシコ」DVDは16話まで鑑賞。9話を見ていて「そーいやこの当時って『ときメモ』の全盛期だ
ったな〜」と懐かしくなったり(笑)。それはともかく、改めて見直すとテレビシリーズは作画がかなり
不安定で、「ナデシコってこんな作画酷かったっけ」と思わなくもありませんが、色々な要素詰め込
みすぎてごった煮ながらも、それゆえのパワーに満ちた面白さがあると再度実感。個人的には作
品の裏に流れ続ける會川氏らしいヲタクに対する痛烈な皮肉も割と好きだったりしますが(「お前
等こーゆーノリが好きだろ」とさんざん盛り上げておいて一気に突き落とす3話とか、それ以後もカ
タルシスとは無縁に淡々と死んでゆくキャラ達とか、ヲタクの恋愛幻想を木っ端微塵に粉砕した17
話とか、一見ヲタク受けしそうなネタをやりつつ冷たく裏切ってゆく展開が実に氏らしいです。敵であ
る木連なんて、まさにヲタクによる選民思想な訳ですし)、同じテーマを内包しながら最後までちゃん
とエンターテインメントを維持しているのが「エヴァ」との大きな違いで、佐藤監督らしい良心が貫か
れているのが私としては高評価の一端だったり。とゆーか、それらの深読み抜きでも楽しめる作品
に仕上がってますし。それだけに、1回だけ参加しているあか○りさとるのシナリオがね〜・・・この
回だけ異様につまらないのが残念です(苦笑)。なんでいきなりシナリオ書いてるのやら。しかも中
学生が思いつきで10分で書いたような中身だし(ひでぇ)。そーいや同じ作画スタッフによる前作
「爆裂ハンター」でも1回だけシナリオ参加していましたけど、その時もそれまでのシリーズの雰囲
気を破壊しまくりなうえ、とんでもつまらなかったっけ(原作者であるにもかかわらず。もっともアニ
メ版「爆裂」は完全に真下監督テイストになっていて、原作とは別物でしたが)。ホント、なんでこの
人は未だにプロやってられるんでしょ(笑)。 


06/03/31

 3月も終わりだというのに、雪が降っています。ホント、今年はタイヤ交換のタイミングが難しいで
す。

 「ケロロ軍曹 2ndシーズン」6回目。天敵宇宙人の逆襲の巻&南海の大決戦の巻。前回に続いて
どちらもパロディ満載エピソード。特に後半はサブタイトルの演出がウルトラQ、帰ってきたウルトラ
マンのオープニングのパロディなうえ登場怪獣が「南海の大決戦」と、特撮ファン爆笑もののネタで
した。ちゅーか、私は夜中に見ていたのに大笑いしてしまいました。なんだかんだ言って、結局1期
シリーズのノリに戻っちゃってますね。
 んで、来週からは2回分ずつ放送するそうな。岩手は現在10ヶ月遅れなので、一気にキー局の放
送に追いつこうという作戦でしょうか(テレビ局の予想以上に子供に人気ってのが理由でしょうね)。
私にとっては嬉しい編成です。

 1年半に渡る長期シリーズとなったアニメ版「MONSTER」がついに完結(と言っても岩手は半年遅
れの放送でしたが)。ほぼ原作そのままの映像化ではありましたけど、深夜アニメにも関わらず高い
クオリティの演出と作画で、毎週楽しませてくれた良作でした。原作を読んだ時にはいまいちな印象
だった最終エピソードもアニメ版だとかなり盛り上がって、動画と声と音楽の効果を改めて実感した
り。それと毎回のゲストキャラの声優が御大クラスのベテラン揃いで、この方々の演技を聞くだけで
も個人的にはもう拍手もの。つか、深夜枠作品なのにどっからこんだけの予算が出てくるんだ?と
思えるくらい(苦笑)、声優陣が凄かったです。原作で好きなキャラだったグリマーを田中秀幸氏が
好演したのも、私としては嬉しいことでした。深夜枠であることを逆手に取って、本当の意味で大人
が楽しめるエンターテインメント作品に仕上げたというのは、マニア向け作品が氾濫している今のア
ニメ界にとって一つの指標になると思うんですが、追随する作品は少ないんだろうなぁ。

 「かりん」19話。クリスマスが近づき、嫌でも転校生少年君のことを意識してしまう主人公。一方
彼のほうでも、学園祭での一件以来主人公のことが気になっていて・・・。
 主人公のほうは完全にラブラブモード突入。これでもう完結でいいじゃん、という気もするのです
が(笑)、反対に親友少女のほうは・・・ってな状況ですし、主人公の妹にも異変が起きているみた
いですし、ここからラストへ向けて一波乱、といったところでしょうか。

 「しにがみのバラッド。」5話。亡くなった姉が在職していた学校で幽霊騒ぎが起こって、姉への濡
れ衣を晴らそうとする中学生少女だったが・・・。
 おおっと、Bパートの途中まで今回出てきた少年が1話のキャラと同一人物だとは気づきません
でした(苦笑)。だって1話の時は印象薄かったんだもん。結局年上のおねーさんと仲良くなって、
幸せにやってんじゃん(笑)。それはともかく、今回は中学生少女の声が「絶対少年」の女性レポ
ーターの人でした。それだけにあまり中学生っぽく聞こえなかったよーな?(笑)
 で、次回でもう最終話。見ているこちらがこの作品のテイストに慣れる前に終わってしまう気がし
たり。

 前々回書いた「Kanon」再アニメ化の件、今回は2クール(全24話)の予定だそうです。東映版は
ヒロイン5人分のシナリオを無理矢理1クールに詰めた為、通常の三倍以上の早さで展開するジェ
ットコースターアニメとなってしまっただけに、懸命な判断かと。ただ、そうなると「AIR」が1クールだ
ったことが悔やまれます(こっちは通常の5倍どころではない早さでした)。「クラナド」テレビアニメ
化の際には(既に企画は動いているという噂が)、是非とも4クールでお願いしたいものです。って、
さすがにそれは無理か。


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