おもひで
だいありーの過去ログです。
06/12/01
師走です。今朝は地元でも雪がちらついていました。
今日は何よりもまずこれを書かねば。実相寺昭雄監督が亡くなられました。12月公開予定の劇場
版「シルバー仮面」(!!)が遺作で、その試写会後に危篤状態となり帰らぬ人となったそうです。通称
“実相寺アングル”で特撮ファンには馴染みの方でしたが、特撮のみならず個人的には日本の映像
史上「京都買います」(「怪奇大作戦」)を超える映像美は未だにないと思っています。今年はアニメ・
特撮畑で多くの人が亡くなられましたが、私は今回が一番ショックが大きかったかもしれません。
もうお一方、「ウルトラマン」の音楽を手がけた宮内国郎氏も亡くなられたとのこと。謹んでお二方の
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。お悔やみの意を込めて、勝手ながら今日の背景色は暗めにさ
せていただきます。
http://www.asahi.com/culture/movie/TKY200611290434.html
http://www.asahi.com/obituaries/update/1130/007.html
「奏光のストレイン」6話。いつまでもうち解けようとしない主人公を慮って、パーティをすることにした
エリート部隊。だがその最中、艦内に潜伏していた敵の無人兵器が動きだし・・・。
周りの連中のキャラが立ち始めただけに、今回は誰が死ぬんだと見ていてとても心臓に悪かったで
す(苦笑)。なんかもう全員死亡フラグ立っちゃってる感じですし。予告を見ると来週はギャグ暴走回の
ようですが(いつも通りに暗くシリアスな主人公のナレーションと、壊れまくっている映像とのギャップに
爆笑)、そう見せかけておいて最後に誰かが死ぬんじゃないかと気が気でなかったり。
「護くんに女神の祝福を!」9話。いつもお弁当を作ってもらっているお返しにと、ヒロインを自宅へ
招待する主人公。けれども主人公の妹は内心穏やかではなく・・・。
かねてからブラコン光線発しまくっている妹とヒロインとの直接対決の回。妹がいつ包丁を握って振
りかざすのかとヒヤヒヤしましたが(笑)、残念ながら(?)そーゆー展開にはなりませんでした。サー
ビスシーン皆無だったのは少し寂しいですが、懐かしのドリフのパロディがあったり、ちょっといい話
系でまとまっていたりと、ストーリー的には割と楽しめました。
06/12/03
昨日は終日雨。今日は終日雪。明日は終日・・・何?(笑)
「天保異聞 妖奇士」9話。巫女少女に取り憑いて江戸中を飛び回る仮面の妖怪。こいつのせいで
迷惑していたと、稲荷神社の狐たちが主人公に力を貸してくれるが・・・。
ようやく話の流れが分かりやすくなってきた印象。ただ相変わらず江戸時代の知識がないと理解し
にくい部分も多い気がします。例えば「衆道は武士のたしなみ」とか・・・って、いきなりヤバいネタ書い
てるんじゃありません!(爆)冗談はともかく(や、今回の話に限ればあながち無関係ではないのです
が)、予備知識として必要な部分は本編で触れる余裕がないのなら、おまけコーナーでも作って解説
したほうがゴールデンタイム作品としては視聴者に親切だと思うのですが、どーでしょ。
「ふたりはプリキュア Splash☆Star」42話。復活した敵幹部達。その力は主人公達の必殺技さえ
跳ね返すほどで、その強さには歯が立たず・・・。
敵プリキュア(笑)の薫・満コンビ復活の回。主人公達との再会シーンは感動的ではあったのです
が、今回はいきなり喋りだした猫とか漫才コンビと化した敵幹部とか、他のキャラが美味しいところ
を持って行ってしまったので、やや散漫な感じが否めなかったかも。薫満コンビの見せ場は次回に
期待しますか。あと、強いと見せかけてやっぱり「再生怪人は弱い」という東映伝統のパターンは生
きていたのね、と思ったり(苦笑)。
実相寺監督追悼にと、昨日今日は「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」の実相寺監督回を続けて見て
いたのですが、やはり氏の映像センスの凄さは他者の追随を許さないものがある、と改めて確認。
もっとも映像にこだわりすぎるあまり、25分のテレビシリーズなのに撮影に一ヶ月以上かかったり、
出来上がったら1時間以上のフィルムになってしまって泣く泣くカットしたりという逸話も残っていたり
しますが、ある種黒澤明監督にも通じる、昔ながらの職人気質な方だったんでしょうね、きっと(「シ
ルバー仮面」ではこだわりが行きすぎてかなり分かりづらい画面になってしまった、なんてこともあり
ましたけど)。パロディやオマージュとして実相寺アングルを真似る人は多けれど、氏に匹敵しうるよ
うな特徴的な映像を撮る監督は今いないんじゃないかしら、と思わなくもありません。でもその種子
を受け継ぐ人達は少なからずいるようなので、血脈はこれからも続く、と願いたいものです。
ちなみに“ようつべ”(苦笑)で実相寺監督が最後に担当したウルトラシリーズ、ウルトラマンマック
スの「狙われない街」がアップされているようなので、視聴できる環境にある方は是非見ていただき
たいです(いつ削除されるか分かりませんが)。「ウルトラセブン」の名作「狙われた街」の正当なる
続編にして監督のセルフパロディとも言えるこのエピソード、メトロン星人扮する老人の台詞が実相
寺監督そのものに思えて、見ていて涙が浮かんできたり。寺田農氏、堀内正美氏と実相寺作品常
連組も出演していて(これで佐野史郎氏が出演していれば完璧、と思ったらこのシリーズのナレーシ
ョンやってるんでしたね)、まさにフィナーレにふさわしい一篇だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=CNkqAr2CXuQ
http://www.youtube.com/watch?v=Psh1Q9eGIPA
http://www.youtube.com/watch?v=435dY4lOFLQ
コンシューマギャルゲーメーカーとしてギャルゲーの一翼を担ってきたキッドが倒産したそうです。
今やギャルゲーも下火になってきた感が少なからずありますが(G'sマガジンなんて、ゲーム以外の
話題が誌面を多く飾っている現状)、コンスタントにソフトを発売しているように見えたキッドも、内実
は厳しかったんですね。や、個人的にキッドと言えば名作「ONE」を改悪しまくってプレステに移植し
たという印象が未だに残っていますけど、これを機に別メーカーが再度移植してくれないものでしょ
ーか。
http://www.akibablog.net/archives/2006/12/kid.html
06/12/08
今週は久々に重い風邪を引いてしまい、一日会社を休んでしまいました。毎年言われていますが、
今年の風邪はタチが悪いようです(苦笑)。
「ケロロ軍曹 3rdシーズン」13回目。一番風呂に入りたいの巻&モアの秘密日記の巻。一番風呂の
話、途中まで夏美はバスタオル一枚だったのに、何故浴衣を着せてガードを堅くしますか(爆)。テレ東
規制憎らしや。後半の話は子供時代のモアがめがっさ可愛かったのがgoodでした。
「奏光のストレイン」7話。主人公をターゲットにしているエリート部隊のレズ少女(笑)。他のメンバー
が主人公とうち解けだしているのを見て、自分こそが一番親密になりたいとあれこれ作戦を立てるが
・・・。
絵コンテ西島克彦氏、作監もりやまゆうじ氏の回・・・って、それはどこの「うる星やつら」ですか(笑)。
いや〜、随分と懐かしい組み合わせを見たものです。んでもって、今までのポスト「イデオン」かという
暗い作風を根底から破壊し尽くす、ギャグ暴走回でもありました。つーか、やりすぎ。R指定でもないの
にB地区全開の裸出しまくるわ光速で乳揺れさせるわ(爆)、エロいとかエロくないとか以前に笑えてし
まって仕方なかったです。が、完全に脇道エピソードかと思いきや、ちゃんと本筋のストーリーも進んで
いたりするので油断できません。次回は大きく話が動くようなので、死人が出ないか心配です(苦笑)。
あと、亜光速航行から通常航行へ戻るシーンを見て、「イデオン」のデスドライブを思い出したり。そ
ーいや敵艦はどことなくバッフクランを彷彿させるデザインですし、この辺は意識してるんでしょうか。
「護くんに女神の祝福を!」10話。ヒロインをライバル視するドジっ子ルリルリ。ドイツ出身である彼
女は、日本の文化を知りたいと言って何故か突然女子高生の道を究めようとするが・・・。
ツッコミを入れる時に顔が突然大きくなるギャグ演出はまさに「うる星」譲り。この手法も実に懐かし
いです。やはり「うる星」の系譜に連なる作品になろうとしているような(思えばキャラ配置がほぼ「うる
星」なんだよなぁ。主人公があたるじゃなくウッソなだけで)。異人少女がひたすら日本の文化を勘違い
しまくる展開は割と古くからありますが、手垢の付いたネタだけに安定して楽しめました。ただ、今時ル
ーズソックスにガングロ女子高生は古すぎるんでないかい?(そこも含めて勘違いネタだったのかもし
れませんが)それと、さすがにそろそろ作画が息切れし始めたようです。今回はロングのカットがちょっ
と厳しめでした。
代々木アニメーション学院が民事再生法の適用を申請。未だ薄給なアニメーターに好きこのんでな
りたい人なんて、やはり減ってしまったんでしょうか。アキバ系が色んな意味で話題になりながらも、実
情はこーゆーものなんですなぁ。
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/2239.html
06/12/10
外は冬枯れの景色にうっすら雪化粧。・・・寒いです(笑)。
「天保異聞 妖奇士」10話。仮面の妖怪に取り憑かれた巫女少女。彼女の心には父親にまつわる出
来事が罪としてわだかまり続けていて・・・。
巫女少女エピソード完結編。各キャラがそれぞれの立ち位置から少女を救おうとするあたりは良かっ
たですが、Bパートの早い段階でケリがついたな〜と思ったら、そのまま次のエピソードに入ってしまう
構成にはちょっと首をひねったり。平成仮面ライダーあたりからの悪い慣習のような気がするのですが、
ちゃんと1話の中で起承転結を作ってエピソードをまとめたほうが、見る側としてはすっきり楽しめると思
えます。どうも最近こーいう作風の作品が目について、個人的には良い傾向に感じられなかったり。
「ふたりはプリキュア Splash☆Star」43話。復活した満と薫。しかし、裏切り者である彼女達を敵が許
すはずもなく・・・。
ベタながら主人公の妹が満・薫に関する記憶を取り戻す下りはうるっとしてしまいました。それだけに
後半敵幹部にボロボロにされる二人を見て、「げ、1話きりで退場ですか?」とあせってしまったり。でも
今回延命出来ても予告を見るとやはり幸せな時間は長続きしないようで。最後の敵幹部もろとも退場
ってあたりが可能性としてはありそうです。
それにしても今回の戦闘シーンは異様にクオリティ高いな〜と思っていたら、ガオガイガーOVAのメ
カ作監だった人が演出していたそうで。小杉氏が「オラオラ」連発したりとか(氏はOVA「ジョジョの奇妙
な冒険」の承太郎役)、いつも以上に楽しめた戦闘シーンでした。
「灼眼のシャナ」のOVAが発売されました。テレビシリーズの13話と14話の間に位置するエピソード
で、温泉を舞台にした番外編エピソードです。と言っても「ザ・ラストレッドショルダー」のように新しい設
定が判明するとか、そーいうことは一切ありません(古っ)。温泉ということでサービスシーン満点(ただ
テレビシリーズ以上のものを期待すると肩すかしを食らいますが)、ノリも完全にギャグ主体で、何も考
えずに見ている分には割と面白いのですが、メインヒロインであるシャナの出番や台詞が極端に少な
いので、シャナファンには随分と評判が悪い模様。個人的には、エンディングの絵が顔だけ今回のメ
インキャラだった緒方真竹に変わっていたりと、随所にお遊びがちりばめられているあたりが面白かっ
たです。ただ、先日出たアニメムック本付属DVDの短編新作「頂のヘカテーたん」あたりから、妙にボ
ーイズラブネタが増えているのはちょっと・・・(苦笑)。ま、スタッフ自身劇場版を前にして息抜きな話を
作りたかったんでしょうね。
風邪が治らず週末は自室でゴロゴロしていたので、遅ればせながら秋の新作アニメでもつらつらとチ
ェックしてみようかなと、某所で(や、前々回しっかりサイトを紹介しておきながら今更伏せてもしゃーな
いですが、ほぼ黒に近いグレーゾーンですので)色んな作品の1話を流し見していたら、「乙女はお姉
さま(ボク)に恋してる」が意外にもかなり面白くて、先週放送分の9話まで一気に見てしまいました。原
作は18禁ゲーで(原題は「処女」と書いて“おとめ”と読ませていました)、祖父の遺言で主人公が女装
してお嬢様学校へ通うことになるという色物な作品ですが、どーせ「マリア様が見てる」の二番煎じネタ
だろうと侮っていたら、どうしてどうして、これが普通に楽しめる出来なんですわ。ちゅーか、シナリオ・
作画・演出ともども割とレベル高いよーな。まぁ主人公が女装と言っても終始女の格好をしていますし、
声は堀江由衣嬢ということで、完全に女の子として描かれているので違和感は殆どなかったり。それ
でいてギャルゲーにありがちなヘタレ野郎ではなく、友人や後輩達の為にガンガン活躍する漢気溢れ
るメチャクチャ格好良い奴だったりするので、こりゃ性別関係なく周りから好かれるのも納得、という感
じでもあります。いやはや、ここまで好感の持てる主人公は久しぶりかも(ちなみに原作では主人公が
一番の萌えキャラだそうで、フィギュアまで発売されちゃってます)。ストーリー的には1クール作品とい
うことでやや駆け足気味な印象もありますが、それがテンポの良さに繋がっていて飽きさせない作りに
なっていると思えたり。ギャグの演出も結構冴えてますし、これは今期のダークホースだったかも。
ちなみにこの作品、アニメ化に際してキャストを一新し、そのキャスティングに原作者が激怒したとい
う経緯があって(新しい声優ユニットを売りたい為だけのキャスティングなのは見え見えだもんなぁ)、
放送開始前からかなり叩かれていたようで。私は特に声を聴いていて不満はありませんが(一部演技
に難ありとは感じますけど)、確かに原作プレイ済みだったら色々文句は出たのかも。んで、ヒロインの
一人・幽霊少女の声をアニメ版では「ハルヒ」のみくると言うかぽんこつさんと言うか後藤邑子さんがあ
てているのですが、初登場時の早口マシンガントーク長台詞はかなりの業物(わざもの)で、こーゆー
役も出来るんだなぁと感心したり。尚、原作版は18禁作品で早口と言えばこの人という“じゅんにゃん”
こと草柳順子さんがあてているそうで、それはそれで見てみたいと思ったり(や、マジでこの人の早口は
大原さやかさんとタメをはれるものがあると思います)。
http://www.youtube.com/watch?v=
e9GYpnqDbdw (こっそりと・・・苦笑)
「ボトムズ」の缶コーヒーが出たそうな。やはり甘くないみたいです(笑)。
http://akiba.keizai.biz/headline/256/index.html
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