おもひで

だいありーの過去ログです。

07/03/02

 3月突入。花粉症が日々悪化しています(苦笑)。

 「ロケットガール」2話。行方不明になった父を捜してソロモン諸島まで来た主人公。が、なりゆきで
何故か有人ロケットのパイロット候補生にされてしまい・・・。
 1話に続いて割と強引と言うか荒唐無稽っぽい展開が続いています。これはこれで面白いと思うの
ですが、ハードSF作品だと事前に聴かされていたので、肩すかし感はあるかも。女子高生が主人公
の平成版「オネアミスの翼」といった印象でしょうか、今のところ。で、2話になってもまだオープニング・
エンディングが完成していなかったり、今時これはあんまりだろ〜というチープなCGに、先行き不安を
覚えなくもなかったり?

 「護くんに女神の祝福を!」20話。自分の本心を明かしたドジっ子ルリルリ。そしてメインヒロイン
に勝負を挑むが・・・。
 一番の山場であろう戦闘シーンが、序盤こそ動いたもののその後は手抜き演出になっていたのが
残念でした。その辺はもうちょっと頑張ってほしかったかも。んで、今までの伏線がよーやく発動して、
シリーズ後半のクライマックスへと動き出しそうな感じ。結局このままシリアス路線でいっちゃうんでし
ょうか。

 原作版「処女(おとめ)はお姉さま(ボク)に恋してる」五周目、幼なじみヒロイン御門まりやルートを
クリア。シナリオの後半は「自分は何故この世界に生まれ、そして何をしようとしているのか」的人生
哲学なテーマになっちゃって、話が重いというか変にリアルというか、シナリオ前半との乖離感があ
ったかも。個人的にはこーいう主題って大好きなのですが、エロゲー向きじゃないというか(笑)、あ
まり一般受けはしないんじゃないかという気もしたり。この作品って女の子ばかり出てくる割には、キ
ャラの思考がそろいも揃って論理的すぎるんですよねぇ。理詰めで話を組み立てていくのは作劇の
手法として無論悪くないですけど、言動があまり女の子っぽくないなぁと感じることがままあったりし
ます。
 閑話休題。反面、エピローグの爽やかさは群を抜いていて、このラストシーンの続きを見てみたい
と素直に感じました。このシナリオの後日談なら、社会人編ってのも面白くなりそうな気がします。ま、
描かれることはないでしょうけど。
 そうそう、某ゲームショップでアニメ版の第2期制作決定というあおり文句が掲載されて、真偽が問
われている模様。公式発表はまだ何もないので、ショップの勘違いという可能性もおおいにありそう
です。


07/03/04

 春霞におぼろ月夜、日中の暖かさは5月くらいの空気に感じられて、まだ3月であることを忘れてし
まいそうです。

 「天保異聞 妖奇士」21話。新潟で異国のご禁制品を取り締まっていた武士の一人が化け物に変
化。江戸へと戻って若い女性を襲いだして・・・。
 珍しく一話完結のエピソード。以前日光でも暗躍していた謎の組織がまた登場しましたが、今後の
伏線になるんでしょーか・・・なんてのんびり書いてますけど、早くも4月からの新番組の番宣が流れ
てますよ。とゆーことは、この作品って2クールで終了?もしかして、もしかしなくても打ち切りっすか。
あらら・・・。
 あと、次回予告のサブタイトルに苦笑。「かえってこないヨッパライ」って、「かえってきたヨッパライ」
(昭和40年代のヒット曲)のもじりですか。ネタが古すぎですってば。

 「Yes!プリキュア5」5話。最後の仲間に生徒会長を誘う主人公達。けれども真面目な彼女は相変わ
らずプリキュアの存在を信じようとしなくて・・・。
 あっさり5人全員揃うかと思いきや、ちょっとだけパターンを崩してきたのは面白いかも。ただ、他の
4人がいとも簡単に状況に馴染んでいるのは、早すぎる気がしなくもないです。下級生ヒロインは子役
アイドルもこなしている割にはいつも主人公達と一緒にいますし、シリーズ序盤としては個々人が自分
の都合を優先してなかなかチームとして結束できない、なんて展開のほうがお約束ながら自然のよう
に思えたり?や、富野作品の見過ぎかもしれませんが(苦笑)。

 実相寺監督の遺作「シルバー假面(かめん)」DVD1巻発売。1巻とあるのは、全3話構成(昨年の
劇場公開では全話上映)だからです。実相寺監督はシリーズの1話を担当して、残念ながらお亡くな
りになってしまいました。
 今回の「シルバー」は旧テレビシリーズ「シルバー仮面」を元にしながらも、リメイクではなく新しい設
定による新作です。旧作を実相寺監督と共に企画から立ち上げたライターの佐々木守氏も残念なが
ら既に逝去なされていますが、この作品は実相寺・佐々木両名がまだ存命の頃から企画されていて、
他にも美術設定や撮影監督ともども旧作のオリジナルメンバーが再集結して作られた、正当なる新
作であったりします。ストーリーのほうは舞台を大正時代に移し、シルバー仮面に変身するのも女性
と、旧作とは繋がりのない作品に思えたりしますが、なんでも3話のラストは旧作の1話に繋がる構成
になっているらしいので、全くの別物という訳てもない模様。旧シリーズでは曖昧のままだった「銀(シ
ルバー)の力」の秘密が明かされるのでは、という期待もあったり。
 で、肝心の本編ですが・・・あ〜、旧シリーズ同様かなり地味です。特撮がチープだったり、戦闘シ
ーンがやけに淡々としているあたりまでしっかり旧作のテイストを引き継いでいます(苦笑)。平成仮
面ライダーシリーズがいかに潤沢な予算で作られているかが分かるよーな。ヒーロー物としての楽し
さを期待すると、かなり肩すかしを食らうのではないかと。大正時代が舞台で、森鴎外や若き日の江
戸川乱歩が出てくるあたり、どちらかというと同じく実相寺監督がメガホンを取った「帝都物語」のほ
うに近い雰囲気があるかもしれません。旧シリーズを彷彿させるアングルや演出が散見されて、実
相寺ファンならニヤリとするカットも多いですが、旧作を知らない人への訴求力は今ひとつかな〜と
いうのが正直な印象でした。あと、変身のかけ声が「シルバー!」とジャイアント編準拠になっている
のは個人的にちょっと不満。やはり等身大なら「アタック!」で変身してほしかったです。
 余談ですが、今回の新作制作にあたっては旧シルバー仮面のマスクも参考資料として再度作ら
れたそうで、ブックレットにその写真が載っているのですけども、それを見て改めてシルバー仮面の
デザインの完成度の高さを再認識したり。等身大編はスーツの生地が地味で全身タイツ男みたい
な印象になってしまいましたが(爆)、デザインの格好良さは今見ても他のヒーローより数段上だと
個人的には思っていたりします。

 ヤングチャンピオンで「ウルフガイ」のコミック版が連載スタート。原作は30年以上も前の作品な
のに、何故今頃マンガ化?や、元々はマンガとして作られた作品(作画は故・坂口尚氏)なので、二
度目のマンガ化と言えますが。今回の作画は20年近くに渡り平井和正作品の挿絵を担当している
泉谷あゆみ女史。更に作画監修は余湖裕輝氏(デビューは平井和正原作の「バチガミ」。以後も平
井作品と関わり続けています)と、平井作品を知り尽くしたスタッフが手がけているだけに、そうそう
ハズレることはないと思いますが(個人的には犬神明がヤングウルフというよりアダルトウルフに近
い外見だな〜とは感じましたが)、原作が長期シリーズだけにどの辺までマンガ化できるのかが気
になったり。今のところ「狼の紋章」だけの予定みたいですが、せめて「狼のレクイエム」第二部あた
りまではやってほしいものです。
 http://www.akitashoten.co.jp/CGI/autoup/listput.cgi?key=list&bunrui =002


07/03/07

 寒の戻りで、小雪のちらつく一日でした。

 「ケロロ軍曹 3rdシーズン」25回目。最後は神頼みの巻。パロディの古典的定番「燃え尽きたぜ、
真っ白に・・・」を久々に見たな〜とか思ったり。で、本当に御利益のあった本尊でしたが、結局何故
願いがかなうのか説明がなかったよーな?あと、“禍福はあざなえる縄のごとし”な話だった訳です
けども、だったら先に不幸な願いをすれば結果的に幸せになれるんじゃ、とか思ったのは私だけで
しょーか(笑)。

 「セイントオクトーバー」9話。敵組織の正体が地元の大企業だと知った主人公達は、直接社長に
会って真相を聞き出すべく、彼が出演するテレビの生中継に乗り込むが・・・。
 9話目にして敵味方の正体バレまくりとは、早いっすな。しかも今回は変身&戦闘シーン無しという
またも反則技的構成。玩具の販促が必要ないからこそ出来るシナリオですね。しっかしまぁ、敵も味
方もおバカばかりというお間抜けな展開には苦笑してしまいました。
  ネット配信   http://www.i-revo.jp/gosurori/

 原作版「処女(おとめ)はお姉さま(ボク)に恋してる」六周目は最強ヒロイン・十条紫苑さまルートを
進行中。高校生にして仏陀やキリストもかくやという達観と深い人間洞察力を持ち、瑞穂ちゃんや奏
ちゃんを常に正しい道へと導き続ける、超絶ウルトラスーパー完璧超人のお嬢様です(笑)。あまた
あるギャルゲーヒロインの中でも、聡明さに於いてこの人に並ぶ者は恐らくいないのではないかと。
原作ファン曰く攻略順はこの紫苑さまを最後にすべし、ということだったので一番最後にこのルート
をプレイしているのですが、各キャラの設定が効果的に活かされていて、なるほど確かにこの作品
の総決算的シナリオという感じがします。ゲームのタイトル画面も瑞穂ちゃんと紫苑さまのツーショ
ットですし、実質メインヒロインなんでしょうね。
 で、そんな非の打ち所のない紫苑さまですが、実は病弱という重大なハンデを抱えていて(周囲の
みんなが「紫苑さま」と呼ぶ理由も、元を辿ればそこに起因していたり)。彼女のシナリオではそれが
大きく関わってくるのですけども、原作版だと身長も高く、言ってしまえばガタイの良いキャラデザイ
ンである為、残念ながらあまり病弱そうには見えなかったり?アニメ版では線の細い体つきにデザ
インされていて儚そうなイメージが付加されているので、アニメ版のアレンジは正解かなと思いまし
た。ちなみに原作版の情報が最初に公開された時、瑞穂ちゃんと紫苑さまのツーショットの絵を見
て、多くの人が紫苑さまのほうが女装している主人公だと思ったそうな(苦笑)。


07/03/09

 雪の日が続いた週の後半でした。

 「ロケットガール」3話。島で出会った主人公の異母姉妹がパイロット予備候補生に。彼女が正パ
イロットに選ばれれば自分はお役ご免になれると、主人公は意図的にさぼり出すが・・・。
 相変わらず荒唐無稽な展開を、なんだか“いい話”系に持っていこうとしてますよ?(笑)とりあえ
ずなりゆきだけで一ヶ月もパイロットの訓練を続けている主人公にツッコミを入れたくなったり。基
本的にはひたすら訓練の日々なので、地味な話を盛り上げる為には多少おバカな展開にしたほう
が面白いんでしょうが、登場人物が揃って頭のネジ2・3本抜けているような連中ばかりなので、嘘
くささが目につく感じがしてしまいます。
 で、よーやくエンディングが完成。でもオープニングはまだ未完成?

 「護くんに女神の祝福を!」21話。敵の策略で超能力を封じられてしまったヒロイン。その影響で
彼女は日に日に弱っていってしまい・・・。
 シリーズも終盤でヒロインも大変な状況の割には、あまり盛り上がっていないような。振り返って
みると、シリーズ後半になってから主人公があまり活躍していない気がします。ここらで見せ場を作
っておかないと、存在意義が失われてしまうのでは?と思ったり。残り3話でその辺上手くまとめら
れるのでしょーか。

 京都アニメーション版「Kanon」DVD3巻発売。7話〜9話収録。2巻の発売が遅れただけに、もう
次の巻が出たの?という感じがします。
 この巻では真琴シナリオが中盤から終盤へと突入。ようやく話が盛り上がってきました。東映版
では超駆け足で消化されてしまった真琴シナリオですが、今作ではじっくりと終盤の悲劇が描かれ
ていて、まだクライマックス手前だというのに9話の時点で涙が・・・。つーか10話の予告で大泣き
してしまいました。やっぱりこのシナリオはヤバすぎます(もっとも「AIR」でも終盤は似たような描写
がある訳で、麻枝氏お得意のモチーフとも言えますが)。ちなみに京都アニメ版では舞が本能的
に真琴の正体に気づいている描写が幾度かあって、祐一に色々とアドバイスをしていたり。原作
では個別だった各ヒロインのシナリオを上手く絡ませているなぁと思いました。
 それと、ラジオドラマ版で完膚無きまでにキャラを壊された天野美汐が久々に原作準拠の性格
で登場しているのを見て、逆に違和感を覚えてしまったり?(苦笑)や、あのラジオドラマはマジで
暴走しまくってたからなぁ(美汐が妄想癖の強い女の子になっていて、ことある毎に祐一との結婚
生活を妄想しては一人で勝手に盛り上がるヘンなキャラになっちゃっていました。演じている坂本
嬢も「ここまでやってホントに良いの?」と思いながら収録していたそうな)。そっちのインパクトが
強すぎて、なんだか本来のキャラ設定を忘れかけています(笑)。

 同じ日にアニメ版「乙女はお姉さま(ボク)に恋してる」DVD3巻も届いたのですが、まだ見ていな
いので感想は後日に。


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