おもひで

だいありーの過去ログです。

08/08/22

  マジで9月並の涼しさになってきました。先週の30度を超える暑さは何だったのかと言いたく
なります。それにしても、長期休み明けの 一週間はやはり長く感じてしまいました(笑)。

 「絶 対可憐チルドレン」17話。特務エスパー候補生でありながら今一歩で合格できない少女と
少年の指導をすることになった主人公。二人の 教育に熱心な姿を見て、チルドレン達は・・・。
 よーやくオープニング出ているキャラ達が出てきました。既に2クール目に入って久し いのに
新キャラが出てこないスローペースぶりに、「オープニングは詐欺か」と原作未読ファンからツッ
コミが入る 頃じゃないかとちょっと心配になっていました(苦笑)。てか、いくら4クール作品とは
いえこの調子だと主立ったメンツが揃ったあたり で放送が終わってしまう気も?話的には新キャ
ラ紹介のためにチルドレン達が損な役回りだったかなと、そんな内容でした。

  「アリソンとリリア」20話。王族の別荘で事件が起きたことを知ったヘタレ王子様。両親を助け
ようと動き出すが、リリアも付いてきて しまい・・・。
 うわ、とことんヘタレだよこの王子様(笑)。「昔のマンガか」というくらいベタな展開が多かった
で すけど、結局はなりゆきで彼の正体をリリアが知ってしまうというパターンなんでしょーか。そ
れと前回の登場時から予想はしていました が、今回の事件の首謀者がホントにシリーズ前半の
事件の家族っぽいようで、これまたベタやな〜と思ってしまったり。

  「ひだまりスケッチx365」5話。銭湯でカラオケの巻。1期シリーズの終盤で一回だけ登場した
にもかかわらず強烈な印象を残した、 先輩作家の妹が再登場。名塚ボイスの気弱キャラ同様、
釘宮ボイスで妹キャラってのは定番だけに反則だと思いますわ(笑)。今回はみん なで銭湯へ
行って裸のままカラオケ大会になだれ込んだりと、サービス満載でもあったり(どこぞの作品と
違って湯 気のなさとお湯の透明度の高さにちょこっと感激)。でもデカデカと「富士山」のフォント
を出したのは自虐ネタっすか。お話のほうは相 変わらずちょっと泣ける展開で、毎度のことなが
らじんわりと涙腺を刺激してくれます。釘宮妹じゃないですけど、ひだまり荘の居心地の 良さは
ズルすぎると私も思いま〜す。

 「To LOVEる -とらぶる-」18話。宇宙人ヒロインを狙って猫型宇宙人の刺客が来襲。でもその
猫さんは妊娠していて・・・。
  展開が明後日の方向へぶっ飛びすぎていたよーな。完全に忘れ去られていた脇役キャラにス
ポットを当てようという回だったのかもしれま せんが、話に脈絡なさすぎてギャグを笑う以前に呆
然としてしまうような内容でした。まぁ浦沢脚本だしな〜と、エンディングテロップを 見たら妙に納
得?(苦笑)それと、最近すっかりサービスシーンがなくなったのはやっぱ放送局から規制がか
かりま したかねぇ。


08/08/24

  梅雨が戻ったというか秋の長雨に突入したというか、とにかく激しい雨の続いた週末でした。

 「鉄腕バーディ DECODE」8話。廃墟探検の魅力を知ってもらおうとPR用ビデオの撮影旅行へ
出かける主人公達。病弱(だった)クラスメイト女子 の別荘に泊めてもらうのだが・・・。
 いよいよ事件の核心に近づいてきました。しっかし、廃墟研究会の悪友コンビってこんなにウ
ザ い奴らでしたっけ。原作だとここまでイヤな奴らという印象はなかったと思ったのですが。アニ
メ界の仙人(笑)高山文彦氏の脚本回とい うことで、いつもよりキャラの心情描写に重点を置い
た内容でした。
 そして、早くも2期シリーズ制作決定。来年 1月放送開始だそうです。ってことは、最初から2
クール前提で作ってましたね、きっと。

  「Yes!プリキュア5 GoGo!」28話。新たに見つかった妖精王女は、妖精王子の婚約者だと
主張。だが当の妖精王子のほうは思い当たる節がなく・・・。
  新キャラ登場。西原久美子さん、しばら〜く声を聴いていなかった気がしますけど、今年は「か
のこん」に続いて本格的にアニメに復帰し たようで。相変わらずロリキャラボイスを出せるのは
凄いと思ったり。んで、敵幹部達の台詞ってもう全部アドリブなんじゃないかと思え てきた回でし
た(笑)。台本も高木氏やチョーさんの箇所だけ空白になってるなんてことはないですよね?

  「コードギアス 反逆のルルーシュR2」20話。組織を追われ、一人で皇帝を討つことを決意し
た主人公。期を同じくして、主人公の兄 皇子も父である皇帝に謀反を決意し・・・。
 いきなり展開早っっ。主人公も元親友君も次の瞬間にはあっさり皇帝と対峙していて、見て い
るこちらが偽弟君のギアス攻撃でも食らったのかと思ってしまいましたよ(苦笑)。案の定終盤
に来て話を詰め込 みまくってますなぁ。世界の謎とか真実とか、セカイ系の展開はともすると興
ざめになる確率が高いので(これで今までの世界は全部虚構 でしたとかやられるとガックリする
かも)、こっち方面の種明かしはさっくり終わってほしいものです。

  「かのこん」DVD3巻発売。5話・6話収録。初回限定版はキャラソングCDと新作映像特典を収
録。
 この辺か らシリアス話が2話に一度くらいのペースで入ってくるようになって、放送当時は賛否
両論あったものですが、確かに5話なんかは必要以 上にシリアスにしている感じがして、もう少
しコメディっぽく流せなかったものかなぁと改めて見て思ったり。妖怪バトルは他の作品に任 せ
ておけばいーのに、という気がしなくもないです(笑)。6話の正月話はまたおバカなノリに戻って
いて、毎度の ことながら全てをエロい方向へ結びつける発想に呆れながらも笑ってしまったり。
 新作映像特典では、普段超堅物でサービスシーンの殆 どなかったクラス委員ヒロインのエロ
い姿が拝めます。これで斉藤千和ボイスの18禁演技が入っていれば完璧だったかも(笑)。も
う 一つの新作映像はまたもAVもどきな展開。ここまでやって一般作って、18禁アニメの立場が
ないやんけ(苦笑)。そろそろ発売禁止の 罠が待っていそうで怖いんですけど。
 http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50717673.html

  ジャズ喫茶巡りに感化されて、最近はジャズのCDを何枚か買ったりしているのですが、なかで
もノラ・ジョーンズという女性ジャズシン ガーのアルバムをよくBGM代わりに流していたり。で、ノ
ラ嬢と同じくジャスの名門ブルーノートからデビューした、プリシラ・アーン という女性シンガーの
ファーストアルバムが先日発売。たまたまFMで曲を聴いて一発で気に入ったので、さっそくCD
を 買っちゃいました。
 ノラ・ジョーンズが艶のあるハスキーボイスで瞬く間に世界的人気シンガーとなったのに対し、
こ ちらのプリシラさんはどちらかというとプリティボイスといった感じで、どこかカーペンターズのカ
レン(私にとっては未だに世界で最も 美しい女性ボーカルです)に通じる声質かも、というのがア
ルバムを聴いてみての印象。てか、この可愛らしい歌声はどちらかというと日 本人好みのボイ
スという感じがしました。ついにジャズも萌えの時代に突入か、とジャケットの写真も含めて思っ
て みたり(笑)。や、出身はブルーノートですけど曲自体はジャズっぽさがなくアコースティック系
主体で、作風もカーペンターズ近いもの があったりしますが。ノラのアルバムは夜に明かりを落
としてグラス片手にゆったり聴くのが向いているのに対し(笑)、プリシラ嬢のア ルバムは天気の
良い昼下がりにまったり聴くのが適しているような、そんなイメージです。ともかく、お気に入りの
CD がまた一枚増えました。
 http://www.emimusic.jp/intl/priscilla/


08/08/27

  ようやく青空が見えた今日。でも明日からまた雨みたいです。

 「二十面相の娘」15話。ことある毎に殺そうと企 む継母の手を逃れ、別荘で暮らし始めた主人
公。しかし、そこにも継母の謀略が・・・。
 いきなりコメディ調の展 開で始まって、今までとのギャップに面食らってしまいました。一体この
作品はどの方向へ行こうとしてるんだ〜と思ったりしましたが、 終盤はいつものシリアス路線に
戻ってなんか安心したり(笑)。継母との確執は今回で一応のケリ?でもまだ何かありそうです。

  「ストライクウィッチーズ」4話。部隊でもトップの撃墜数を誇るエース少女。だが彼女には過去
の経験から深い絶望があって・・・。
  毎回ちょっと感動系の展開で、素直に感動したいとは思うのですが、やはりぱんつが邪魔をし
てしまいます(苦笑)。どんだけシリアスな 展開をやっても、ぱんつ大写しアングルじゃさすがに
説得力が・・・?あと、今回主人公が貰った初給料の金額に最初違和感を覚えてし まったのです
が、そーいやこの作品って第二次世界大戦当時が舞台だったんでしたね。物価の違いも納得
です。
  しっかし、これだけヒロインが多いとキャラ紹介だけで1クールなんてあっさり終わってしまうよ
うな。確実に2期シリーズはあると思え たり。

 「ケロロ軍曹 5thシーズン」20回目。冬樹、宇宙ガメを拾うの巻。「遠い海から来たCoo」とか、
ま んまナウシカもどきのコンテ割とか、平成生まれそっちのけの展開に昭和世代の私としては
ニヤリとしてしまったり(笑)。話のほうは久 々に主人公とケロロが本格的な仲違いをして、ちょっ
と険悪な雰囲気の漂う展開でした。夏実の水着姿が妙にエロかったので、相殺といっ た感じでし
たけど(苦笑)。

 待ってましたのニコンD90発表。昨日キヤノンが一眼レフ中 級機の50Dを発表したばかりなの
に、翌日にぶつけてくるとは大した戦略です。D80の後継機であるこのD90は、個人的には D40x
からのステップアップとして発売の噂が出始めた頃から購入確定済みだったのですが、公開さ
れたスペック を見ると「んん〜?」と気になる部分もあったり。ぶっちゃけ、一眼レフ初だという動
画撮影機能なんかより、それを削ってでももう少し 軽くしてほしかったというのが本音でしょうか。
確かにカメラの様々なレンズで映像が撮れるというのは面白い試みだとは思いますけど、 その
影響で肝心の写真の画質が落ちるようならイヤだなぁと、そんな心配をしてしまいます。ともか
く、最上位機種 であるD300の素晴らしさは去年体験会に参加して以来実感していたものの、物
量と機能的に私の手には余るシロモノだったので、その スペックを詰め込みつつもコンパクトに
まとめたであろうD90にはいやが上にも期待するところです。さすがに初出荷品は怖いので (笑)
発売と同時にすぐ手を出すということはないと思いますが、早いうちに買いたいとは考えていま
す。・・・ と、ここで宣言しておけば買わざるをえなくなるだろ〜と、自分で自分を追い込んでみた
り?(苦笑)
 http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/08/27/9083.html


08/08/29

  岩手でも激しい雨が降りましたが、関東では被害も出ている様子。関東圏の皆様は大丈夫で
したでしょうか。

  「絶 対可憐チルドレン」18話。同級生からデートに誘われたチルドレン二人。残るサイコキネ
シス少女は寂しさから二人のデートの妨害に走 り・・・。
 途中から冗談の域を超えた妨害になっていたような気もしますが、ナベシンコンテの勢いで上
手くまと めてしまった感じでしょうか。キャラの崩し方がいつもとちょっと違う印象がなきにしもあ
らずでしたけど(「うる星」的なギャグ顔と か)、「To LOVEる」といい最近は80年代的演出に回帰
するのがムーブメント?

  「アリソンとリリア」21話。王女達を救おうと別荘へ乗り込むヘタレ王子とリリア。けれども計画
は微妙に空回りして・・・。
  今度はリリアがギャグキャラ化?いきなりの変なトラウマに笑ってしまいました。敵の正体は予
想通りすぎて物足りなかったですが、のと まみ王女の言動は少し意外だったかも。構成的には
次回あたりでこのエピソートも決着でしょーか。

  「ひだまりスケッチx365」6話。作家先輩のあまのじゃくの巻と、ひだまり荘のミライさん・・・じゃ
なかった、おふくろさんの巻。 先輩コンビにスポットをあてた2編。エピソードを締めるお風呂
シーンも先輩キャラ二人で、いつもとちょっと趣が違っていてgoodで した。てか、この作品はホン
トに隠さないなぁ(何が?)。露骨な湯気ジャミングで「DVD売る時は解禁しますよ〜」というのが
見 え見えな某ぱんつアニメにも見習ってほしいものです(苦笑)。今回の話で、ひだまり荘のあ
のまったりさ加減はやはりぽんこつ先輩(他 のキャラ混じってます)の影響が大きいのかなと、
改めて感じたり。ホント、我が家にも一人欲しいです、あーゆー人(笑)。それと大家 さんの禁煙
ネタが微妙に続いてるあたり、小技が効いていて上手いと思ったり。

 「To LOVEる -とらぶる-」19話。いきなり温泉を掘ると言い出した宇宙人ヒロイン。クラスの女
性陣や宇宙人保険医までもが温泉目当てでついて行 くと言い出して・・・。
 なんかいつもとキャラ違くね?ライターが初参加の人(たぶん)だったせいか、微妙にキャラを
掴 み損ねていたような。そして投げっぱなしオチ。今時こーゆー締め方はあんまりな気も?う〜
ん、温泉シーンで久々のサービスカット満載 でしたけども、今ひとつ弾け方が足りなかった気が
しました。


08/08/31

  またも雨で終わった週末。今月は本当に青空を拝めた日が少なかったです。

 「鉄腕バーディ DECODE」9話。田舎の村で起きた巨大陥没事故。だが何故か武装した組織
が調査をしていて・・・。
 役者が 揃っていよいよクライマックスへ?最近アクションシーンが少なかったですけど、その反
動か今回は戦闘シーンが動く動く。つーか、動き すぎ(笑)。いくら放送時の画質が悪いと言って
も、BSデジタルすら追随出来ずに残像が出るアクションって、ブルーレイじゃないと完 全再現出
来ないんじゃないかと思ったり。エンディングテロップでの異様な原画スタッフの多さといい、1エ
ピソー ドに戦力投入しすぎです(苦笑)。

 「Yes!プリキュア5 GoGo!」29話。山間にある先輩生徒会長の別荘へと遊びに来た主人公
達。そこへイケメンの青年が現れて・・・。
  今年の別荘は山ですか。意地でも水着姿は出さないんですね、このシリーズ(1作目から一度
もなし)。ヒロイン達が薄着だったことで我 慢するとしますか(苦笑)。で、新キャラ投入やら新ア
イテム投入やら、シリーズ後半に入って更に風呂敷広げるようで。ちゃんと最後に は畳むんで
しょーね?
 にしても、休暇申請しても受理されない組織ってイヤすぎです(笑)。

  「コードギアス 反逆のルルーシュR2」21話。皇帝の口から明かされた真実。その言葉に、主
人公が取った選択は・・・。
  セカイ系の展開を1話っきりで終わらせた英断に感心。ずるずる引っ張るには残り話数が足り
なかっただけかもしれませんけど(苦笑)。 きっとネット上では種明かし部分が「エヴァ」のパクリ
だなんだと騒がれていると思いますが、確かに人類補完計画もどきの設定って魅力 的ではあり
ますし、世界と個人を天秤にかけるような話はどうしても似通ってしまうという部分もありますか
ら、こ れでも差別化を計っていたほうかなと感じなくもなかったり。「今までの世界は全部虚構で
した。死んだキャラも生き返りました」的展開 にならなかっただけマシだった気がします。
 しっかし、どうあっても主人公をヒールとして自滅させたいようで。まぁここまでやっとい て全員
ハッピーエンドでは終われないでしょうけど。

 月末DVDその1、「狼と香辛料」6 巻。12話・最終話収録。初回限定版はパズル付き。
 いよいよシリーズもラスト。結局最後は力業で解決しちゃうあたりはシリーズ前半 のエピソード
と同じパターンでしたが、エピローグの夫婦漫才が面白かったのでオールOKといった感じでしょ
うか (笑)。あーゆー展開にしないと、わっちが賢狼として活躍出来ないってのもあるでしょうし。
 経済アニメという新しいジャンルを開拓 した本作品(個人的には“しっぽアニメ”でしたけど)、
中世風の世界を描写しきった美術の奮闘ぶりについて語られることがあまりな かったような気
がしますが、この点もかなり評価出来るのではないかと思ったり。上品な洋画を見ているような
雰囲 気は、美術に負う部分も大きかったと言えそうです。総じて地味な展開が多く、会話の駆け
引きがメインの作品でしたけど、それだけに他 のアニメでは味わえない新鮮な面白さを持ってい
たと思います。ストーリーを把握するのにある程度のインテリジェンスが要求される、ま さに大人
が楽しむ作品という点では、深夜アニメというカテゴライズが適切だったなと、そんな印象が残り
ました。 丁寧な演出と作画で感情や心理の機微を描いたこの作品、1クールで終わるのは非常
に勿体ないと思えたので、是非にも続編を期待したい ところです(原作のストックもたっぷりある
ことですし)。

 月末DVDもう一つは「灼眼の シャナ 2nd」8巻。22話〜最終話収録。初回限定版はぷちフィ
ギュア付属。
 1巻と中間の5巻、そして最終 巻だけ買ってしまった2期シリーズでした。だって散々引っ張っ
たあげく、話が完結してないんだもんなぁ。シリーズ構成のマズさが目に ついてしまって、悪い続
編の見本みたいになっちゃったなぁと、個人的にはやや辛口な評価でした。1期シリーズと比べ
て 作画レベルが向上したのは誉めたいですけど。ただ話が原作に追いついてしまったので、こ
れ以上先を描けなかったというのはあるんで しょうね(メディアワークスとしてもこれだけのヒット
作、あっさりアニメだけオリジナル展開で終わらせる気はないでしょうし)。ともかくも殆どの謎を
放 り出したまま終わってしまったので、何年後になるかは分かりませんが3期シリーズはあるも
のと思っています。ほら、同じ渡部監督の 「スレイヤーズ」だって10年後に復活したことですし、
気長に待つのが吉かなと。

 そし て、先日BSハイビジョンで放送された劇場版「鉄人28号 白昼の残月」を鑑賞。実写映
画のほうではなく、今川監督のアニメ版です。 久々の今川作品ということもあって、ついOVA版
「ジャイアントロボ」のようなノリを期待してしまうところですが、こちらはぐっと落 ち着いた雰囲気
の人間ドラマ主体の映画でした。テレビシリーズの時から低予算ゆえにかなり苦しんだらしいで
す が、この映画版でも懐事情はかなり厳しかったようで、劇場作品にしては派手な演出が少な
めだったかなと、そんな印象を受けました。た だ中盤を過ぎたあたりから一気に今川節が出てく
るので、それ以降の展開は結構楽しめました。シナリオ的には色々ツッコミどころもあっ たりしま
すけど、「今川作品だし」で片付いてしまうような気も?(苦笑)平成版テレビシリーズ同様、戦後
の影の 部分とか大戦中の罪とか、重いテーマが中心なので冒険活劇を期待すると肩すかしを
食らう内容ですが、ラストは結構涙腺に来るものがあ りました。てか、音楽が伊福部昭御大って
のはズルいよなぁ。相変わらず音楽で予算使い切って映像紙芝居化の悪い癖が抜けてないっ
す ね、今川監督(笑)。手厳しい批判も多いらしいですが、個人的には十分面白かったです。


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