おもひで
だいありーの過去ログです。
09/06/12
岩手も梅雨入り。でも今週末は晴れそう?
で、いきなりネタないです(苦笑)。なので、唐突ですが「Zガンダ
ム」の各話について考察して
いるサイトの紹介など。現在BS11では「Z」の再放送をしていて、先週ダカール演説まで進んだ
と
ころ。既に何度となく全話見ているので元々チェックするつもりはなかったのですが、ここ3週
ほどつい見てしまい、そんなところで下記
のサイトを知ったものですから、個人的には妙にタイ
ムリーな感じがあったりします。
http://zgundam2nd.exblog.jp/
で、それに触発されて今更ながら「Z」について雑感をちらっと書いてみたくなりました(笑)。思
想的な云々やその後の現実社会との奇
妙な符合なんかは紹介したサイトに任せるとして(やや
断定的語り口が鼻につくサイトではありますが、それなりに納得出来る考察か
と)、改めて振り
返ってみると、信者の方々に背中から刺されそうな感想ですけど(苦笑)「Z」の時の富野監督っ
て
一番傲慢だった時期なんじゃないか、と言うか傲慢にならざるをえない時期だったんじゃない
かという気がしたり。
語り尽くされたことではありますが、「Z」の企画は「ダンバイン」放送中の頃から既に始まって
いて、LD-BOXのブックレットに掲
載された富野メモを読むと、当初はニュータイプに代わる新た
な概念を提示しようとしていたみたいです。そしてストーリーの根幹はシャ
アの逆襲劇になる、と
いうのはテレビ放送前の記者会見でも触れていましたけども、出来上がった作品はご覧の通り
逆
襲どころか行方をくらまして終了、という結果に。この紆余曲折ぶりを見るだけでも、「Z」とい
うのは富野監督の構想した基本ストー
リーから逸脱し、消化不良のまま終わってしまったことが
うかがえます(1話に登場して後にアーガマのクルーになるはずだった空手部
キャプテンは?設
定はあるのに一度も登場しなかったアブ・ダビアは?密かにアクシズを探っていたキグナンはど
こへ?と使われないまま
の設定が色々と残っていたりしますし)。そのいきさつは2ちゃんねるあ
たりでも散々語られているので割愛しますが、要は思惑通りにな
らない事態が山積して、富野
監督がエゴイスティックに作品づくりをせざるをえない状況だったのではないかと思えてしまうの
で
す。
だってねぇ、安彦氏には「キャラデザはやるけど作画はやらないよ」と冷たくされ、総作監を頼
んだ湖川氏に
は「パート2ものなんてやりたくない」と断られ、メカデザとして推した永野氏はスポ
ンサーからダメ出しされ、演出の要だった今川氏に
は逃げられ(いつも自分の作品の1話は必
ずコンテを切る富野監督が、「Z」だけは今川氏にコンテを任せている点からも期待は大きかっ
た
のではないかと)、初期のライター陣はみんな降りてしまい、あげく放送が始まってもZガンダ
ムのデザインが決まらず・・・と、そりゃ
カミーユじゃないけどキレるわな(笑)。当時雑誌のインタ
ビューで現場スタッフが堂々と「何をやってるのか分からない」「ハッキリ
言って面白くない」と公
言しているあたりからも、相当に富野監督のワンマンで制作が進んでいたことが想像出来ます
(安
彦氏も「富野監督は自分さえ分かっていればいいんだという感じだった」とコメント)。なまじ
準備期間が長くやりたいことが多かっただ
けに、実作業の混迷ぶりに耐えかねて「じゃあ全部
自分でコントロールしちゃる」となったのではないかと、あのギスギスしまくったフィ
ルムを見てい
ると感じてしまいます。それでも当初の予定通り「現実認知の話をやる」「カミーユは最後崩壊す
る」
というコンセプト(実は最初の記者会見に寄せたコメントでちゃんと書いてあるんですよねぇ。
別に「ZZ」があったからあのラストになった訳ではなかった
り)を貫いたことは、富野監督の意地
というか執念というか、凄さだったと思えます。
それだけに、元々予定して
いたストーリーがどういうものだったのか知りたくなってしまうのです
が(断片的には判明していますけど)、出来上がったフィルムが全
てですから、こんなifを20年
以上たった今求めてもナンセンスですよね。後に劇場版という救いがあったにせよ、不完全で
い
びつな作品だったからこそ「Z」は何かしら惹きつけるものがあるのかもしれない、とそんな愚
考をしてみる次第です。
09/06/14
予報に反して時折雨の降る週末でした。
「シャングリ・ラ」2話。謎の軍隊から攻撃を受けた主人公達の町。発射
地点とおぼしき樹海へ
と調査に向かうものの・・・。
東京がすっかり荒廃して腐海・・・じゃなかった樹海に沈ん
でいる世界らしいです。で、何やら
独特な経済市場があって、それをネットで違法に操作して儲けている連中がいる、とか世界観
が
かなりぶっとんでいる割には説明一切無しなので、話を理解するのが大変な感じです。とりあ
えず、超ミニスカで跳ね回っている主人公が
水玉なのは分かりました(笑)。
「アスラクライン」10話。ようやく再会した留学生ヒロインの姉。けれども、
犯人に強制的に協
力させられているのかと思っていたのに・・・。
人ひとり救いたいために世界を犠牲にすると
か、なんか本末転倒な展開になってますよ。昨
今のセカイ系ってやつは多かれ少なかれそんなものかもしれませんが。で、相変わらず核心
的
部分についての説明は皆無。このまま基本設定明かさずにシリーズ終わらせるつもりなんで
しょーか。それはそれ
である意味斬新?
「戦場のヴァル
キュリア」10話。偵察に出た雪山で吹雪にあい、雪小屋に避難したメインヒロ
インと変わり者小隊長。だが敵兵も同じ小屋に避難してき
て・・・。
前の遺跡調査といい、軍人とは思えないほど手ぶらで出かけてしまう主人公達には猛烈なツ
ッコミが山
のよーに来ていると思うので、あえて指摘しないことにします(苦笑)。なんとなく昔の
戦争映画みたいな話をやろうとして滑りまくった
内容だった気がするのですが、このスタッフは
シリアス展開なんてやらずにひたすらコメディ路線やってたほうがいいように思えるのは私
だ
け?
「初恋限定。」10話。いつも口喧嘩ばかりしているツンデレメインヒロインと変態
クラスメイト少
年。だが彼にアプローチしてくる別の女子が現れて、ツンデレヒロインは激しく動揺し・・・。
オムニバス作品と言いな
がら、終盤はしっかり一本道の展開になってますね。ツンデレのメイ
ンヒロインと変態少年はもう本心が分かっているだけに、無理に展開
を引き延ばしている感じが
しなくもなかったです。ギャグシーンだけ2コマで動くコミカルさは面白かったですが。このままこ
の
二人の話でシリーズ終了でしょうか。
「けいおん!」8話。新年度がスタートし、新入部員獲得に懸命な(はず
の)主人公達。けれど
も勧誘は空回りしてばかりで・・・。
後輩の新キャラ登場。でも光画部状態の部活に西園寺
まりいが入部したようなものなので(例
えが古っ)、この先ちぐはぐ感のある展開に・・・ってのは次回の話なので置いとくとして、普段
全
然練習してないのに新歓の時だけいきなり名演奏ってのは、さすがにズルいよーな。原作だと
本番前にちゃんと特
訓していただけに、その辺ばっさりカットは違和感ありました。てかアニメ版
の主人公達って原作よりもぐーたらになってる気が?
「フ
レッシュプリキュア!」20話。ダンス大会が近付き、ハードな練習で疲労困憊状態の主人
公達。更には敵モンスターも強力になってい
て・・・。
倒れて救急車呼ばれる正義のヒロインなんて前代未聞のような。あそこまで疲れ切っていたら
普通ダン
スコーチとか親が止める気がするのですが(つか、あんな状態で大会出ても踊れない
でしょうに)、その辺はあえてスルーですか。で、い
よいよもって裏切りフラグが強まった敵女幹
部ですけど、予告を見るとここに来てミスリードを狙う展開になるっぽい?しかも来週ゴルフ
で休
みなので、主人公達がダウンしたまま2週引っ張ることに。焦らしプレイ上手いっすなぁ(苦笑)。
「鋼の錬金術師」11話。メインヒロインの懇願で、オートメイルの聖地と呼ばれる町へ来た主
人公達。そこで国家錬金術師の証である銀
時計を盗まれてしまい・・・。
「CLANNAD(クラナド) 〜AFTER
STORY〜」の印象が残っているせいか、出産と聞くと悲劇的
な結末になる気がしてしまったり(笑)。前回の話と合わせて、生死を描
いた構成ということなん
でしょうか。重い展開が続いたので、ちょっと息抜き出来るエピソードでした。
去年の岩手宮城内陸地震から今日でちょうど一年。最近また弱い地震が時折発生していて、
揺れが起こると少しドキッとしてしまいます
が、ともかくも無事一年過ごせたことは素直に喜ぶべ
きかなと思っていたりします。あの地震は多少なりとも私の人生観に影響を与えてい
て、改めて
自然の大きさと人間の小ささを実感しているところでもあります。だからと言って無闇に悲観した
り諦観
するつもりはありませんが、今こうして生きていることを当たり前としすぎないよう、謙虚さ
を失わないでいたいものだと、そんなことを
考えてみた今日でした。
09/06/17
梅雨入りしてから肌寒い日が続いています。
「ハヤテのごとく!!
2ndシーズン」11話。呪いのひな人形のせいで女装化してしまった主人公。
何故か呪いを解くには生徒会長ヒロインと戦って勝つしか
ないと言われて・・・。
また生徒会長ヒロインがメインの回。とゆーか、2期に入ってからメインヒロインがちゃんとメイ
ン
だった話って、1話だけのよーな。こんなシリーズ構成でいーのか?無茶苦茶な曲解をして勝
負を引き受けてしまう生徒会長の天然ぶりが
おかしかったので、個人的には今回も楽しめまし
た。
「ケロロ軍曹
6thシーズン」11回目。疑似体験で侵略の巻&ケロロに恋人?の巻。前半の話
は、途中でオチが見えてしまったのが物足りなかったか
も。もう一捻りするには尺が足りなかっ
た?後半の話は、前回に続いてモアの出番多め。珍しく嫉妬に荒れ狂うモアの姿が貴重でした
(笑)。
てか、もはやケロロはモアとラブラブにならないと宇宙が滅んでしまう気がしたり。
唐突にパソコンのメモリーを
増設。今のシステムを組んだ時と同じブランドのメモリー512MBを
2枚購入して装着、これで倍増の計2ギガとなりました。体感的に
も若干早くなった・・・気がしま
す(苦笑)。や、写真の仕上げでグラフィック系ソフトを普段使っていて、時折処理が遅いと感じ
る
ことがあったものですから、メモリーも随分と安くなったことだしと買ってみました。つーか3年
間自作から離れていたら、最近の規格が
どれも変わってしまっていて、ちょっとした浦島太郎気
分になってしまいました。メモリーはともかく、CPUなんかはグレードアップを
図ろうと思ったらマ
ザーボードから買い換えるしかないんですね。ソケット939はもはや過去の遺物ですか。パソコ
ン
の世界は代替わりが早すぎです。とりあえず私はしばらく現状維持のつもりですが。
09/06/19
お隣の町でも発症者が出て、じわじわと新型インフルエンザの脅威が近づいているような?
BS11で連日放送し
ていた「うたわれるもの」が今週終了。初めてシリーズを最後まで見ました
が、「ナコルルを見ていると思ったら、いつの間にかガンダム
になっていた」というか「信長の野
望だと思ったらスパロボだった」というか、終盤の超展開ぶりには少し呆然とさせられました。本
放送
当時も同様のツッコミが山のよーにあったらしいですけど、1話やオープニングの映像で前
フリがあったとはいえ、確かに置いてけぼり感
のある展開だったのは否めないかと。原作ファン
によるとアニメ版は相当駆け足で話を詰め込んだらしいので、余計飛躍しすぎの印象に
なって
しまったのかも。
全体的には、とにかく流血の多い作品でした。原作が戦略シミュレーションゲームだった
ことも
あり、ほぼひたすら戦闘シーンが続く構成でしたけど、勝利しても眼前には累々たる死体の山と
血の海といっ
た描写が繰り返されて、昨今にしては珍しく“戦いとは人殺しである”という感覚を
きちんと伝えていたと感じました(反面カタルシスは
皆無と言って良かったですが)。つーか夕方
のゴールデンタイムにこれを放送するとは、BS11も思い切ったことやったなぁ。流血以外
にも結
構グロい描写が多くて、間違っても夕食しながら見るような内容じゃなかったです(笑)。もっとも
シリーズ
前半が鬱展開すぎた反動か、中盤ではギャグっぽいエピソードもあったりしましたけど
も。個人的にはもう少しほのぼのエピソードを見て
みたかった気もします。最後まで救いのない
話が多くて、正直見ているとユーウツになることの多い作品でしたが、アイヌ風戦国絵巻とい
う
異色な作風はそれだけでも一見の価値があると思います。
あと、この作品のオープニング映像の完成度は特筆に
値すると個人的には評価していたり。
1分半の映像に2クール分の要素を全部詰め込んで、しかも歌詞とシンクロした絵になってい
て、
1カットたりとも見逃せない全く隙がないコンテです。この密度感はとにかく凄いと感心する
のですが、意外と世間では評価されていな
いっぽい?勿体ないです。
余談ですが、最近微妙に増えている「こんな可愛い子が女の子な訳がない」という設定はズル
い
んでやめてもらえます?(苦笑)シリーズ途中までまんまと騙されてしまいましたよ。や、本編
では一度も性別が明らかになる描写がな
かったので、あの双子はきっと女の子だったんだと思
うことにします(笑)。
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