おもひで
だいありーの過去ログです。
11/08/03
8月に入っても曇天続き。ちなみに今月の写真は伊豆沼で撮った入道雲です。
「異国迷路のクロワーゼ」5話。笑
顔で接客しようとする湯音。だがパリでは通用しないと言わ
れ、更には子供に商品を盗まれてしまい・・・。
後藤
圭二氏が一人で原画・作画監督・絵コンテ・演出を担当した力作回。だからと言って湯音
がルリルリになることもなく(笑)、かなり自分
のカラーを抑えて作画した印象でした。話のほうは
ほぼ原作通りで重いエピソードですが、盗まれた燭台(「レ・ミゼラブル」のオマー
ジュというのは
考えすぎ?)のその後を描いていたりと、上手く膨らませている感じでした。原作はこの辺りから
暗
い展開が増えていきますけど、アニメ版はほのぼの路線重視でいく模様?
「ゆるゆり」4話。海に遊びに来た主人
公達。それぞれがこれを機に想い人と親密になろうと
暴走して・・・。
百合を妄想しては鼻血を出す眼鏡っ娘ヒロ
インが、ことある毎に鼻血をばらまいているのがク
ドく感じられたり。繰り返しギャグは3回までが原則ですよ(笑)。それと主人公はま
すます存在
感が薄くなっていますけど、そう言えばこの子だけ恋愛関係と無縁のような。シリーズ前半から
ここまで
出番がない主人公の存在意義って・・・。
「GOSICK −ゴシック−」最終話。感動的ラストで誤魔化されていますが、主人公が蚊帳の外
のまま終わってしまった気が。第二次世界大戦がシリー
ズのクライマックスになることは序盤か
ら匂わせていましたけど、最後はスケールの大きな話になりすぎて、主人公が殆ど本筋に絡ま
な
かったのが微妙に物足りなかったです。それと史実の世界大戦と年号にかなりのズレがあり
ましたが、あくまで架空の歴史という設定なら
早い段階から明示してほしかったかも。第一次世
界大戦から数年後という設定で始まっただけに、現実の歴史と同一視されるのは予想がつ
いた
と思うのですが。
ミステリー物の割に事件の描写や推理がお粗末だったり、最後は別ジャンルな方向へ突っ走
っ
てしまったりと、ストーリー面では手放しで誉められない印象の作品でした。ファンは金髪メイ
ンヒロインを愛でるためだけの作品と割り
切っているようですが(苦笑)、確かにその点に関して
はかなり力を入れていたように思います。ボンズらしく作画レベルはシリーズ通し
て高かったも
のの、同時に同社の欠点であるシナリオの弱さも露呈していた気がしたり。原作を副読本にし
ないと理
解出来ないアニメというのは、やはり片手落ちなのでは。あくまで原作ファン向け作品
だったというのが個人的な感想です。
「神様ドォルズ」5話。街中で派手な戦闘を続ける神様人形達。敵の攻撃力の高さに、主人公
妹の操る人形は片腕を失ってしまい・・・。
あそこまで一般人を巻き込んだ戦闘をやっておいて証拠隠滅は不可能だと思うのですが、ど
うするのやら。しばらくは主人公達の故郷が舞
台になるようなので、それでほとぼりが冷めるの
を待つつもりなんでしょーか。
あと、この作品の特色で神様人形
達の駆動音が歌になっているのですが(歌と言ってもナウシ
カの「♪ラン、ランララ、ランランラン」みたいな感じですけど)、今回一番
ヤバかった時だけ歌が
変わったのは伏線なんでしょうね。歌はアニメ版独自の演出だそうですが、上手く活かしている
と
思いました。複数の神様人形が一度に出てくるとうるさいってのはありますが(笑)。
11/08/05
時折青空は見えるものの、曇り空続きの日々です。
地元でジャズのコンサートがあるというので、先日聴きに
行ってきました。演奏したのはMJQと
いうグループ。MJQと言えばジャズファンなら大御所の“モダン・ジャズ・カルテット”を思い
浮か
べる人も多いかと思います。私も最初はてっきりそうだと思いました。が、来日したのは“マンハ
ッタン・ジャ
ズ・クインテット”だったという罠。しかもリーダー以外のメンバーが来られなくなり、実
際のメンツはマンハッタン・ジャズ・オーケス
トラだったという二重のオチが(笑)。チケット購入時
にその説明があったのですが、プロの生演奏を聴く機会もそうそうないので、せっ
かくだからと
前売り券を買ってみました(検索してみたら、モダン・ジャズ・カルテットのオリジナルメンバーは
残
念ながら全員他界しているそうです)。
ジャズと聞くと何やら難しい音楽というイメージの人もいるかと思いますが、モダンジャズは基
本
的に、メインテーマを全員で演奏→ソロで順番に演奏→最後にもう一度メインテーマ、という
パターンが多いです。そしてソロパートにお
いていかにアドリブを入れながら個性を発揮出来る
かが演奏者の腕の見せ所で、乱暴な言い方をすれば「ジャズはアドリブ合戦」と覚えて
おけば
(苦笑)、そんなに小難しいジャンルでもないかと。私も技術的なことや技巧の上手下手は分か
りませんが、
ノッて楽しめれば良しという感覚で聴くことにしています。
閑話休題。コンサートは「テイク・ファイヴ」や「マイ・ファニー・ヴァレ
ンタイン」「アランフェス協
奏曲」といったジャズのスタンダードナンバーが多く、初心者の私でも楽しめました。「アランフェ
ス」
をやったのはチャレンジャーだな〜と思ったりもしましたが(ジム・ホールによる名盤があまり
に有名で、比較されてしまいがちな曲)、
後で検索してみたら元々このグループの持ちネタでも
あった模様。新規メンバーだったためか若干ぎこちなさも目に付きましたが、プロの
演奏を味わ
うには充分だったと思います。それとリーダーが日本大好きということで、MCも全て日本語で話
してい
たのがユーモラスでとても和みました。
ただ、客層を見渡すと白髪の年配層が多かったのはジャズというジャンルの実勢を表してい
る
と感じたり。仙台で毎年行われているジャズフェスも年々ジャズそのものの演奏は減っている
のが実情で、他のジャンルも呼ばないとイベ
ントとして成り立たない状況なんだとか。音楽ジャン
ルが多岐に渡るようになったのと比例して、ジャズが衰退している印象は拭えないと
ころでしょう
か。
http://www.sapporocityjazz.jp/whiterock_artist/16.html
(札幌公演の紹介ページですが)
個人的な想い出にまつわるネタ。仙台にいた頃、毎日通勤で使っている地下鉄の
ホームに掲
示されていた焼酎“いいちこ”の広告ポスターがとても印象的で、列車を待つ間よく眺めていたも
のでした。風景写真に短いコ
ピーが添えられたそれは月毎に貼り替えられていて、情緒溢れる
作風に毎月感心し、同時にどこか心休まるものがありました。
で、ノスタルジックなテレビCMでもお馴染みの“いいちこ”、試しに公式サイトを覗いてみたら歴
代のポスターが全て閲覧出来るように
なっていて、思わず見入ってしまったり。初代ポスターか
ら一貫して写真は浅井慎平氏が手がけているそうで、なるほどクオリティの高さ
も納得。個人的
には94年8月の「花を残して夏がゆく。」、同年9月の「草は枯れ、草は萌える。」の2枚が写真・
コ
ピーとも大好きで、強く記憶に残っていたりします。もしかすると私が「仙臺のすたるじぃ」を撮
り始めたのは、このポスター群が潜在的
なきっかけとしてあったのかも?
http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/94/94_aug.html
http://www.iichiko.co.jp/design/graphic/94/94_sep.html
11/08/07
夏の暑さが戻ってきました。
「輪るピングドラム」4話。ストーキング相手の先生とのデートを画策するヤンデレ
少女。だが
当日強力なライバルが現れて・・・。
いきなりのミュージカル回。でもよりによって、歌わせてはいけ
ない三大声優の一人・のとまみ
さんにやらせるなんて無謀すぎです(笑)。それを込みでの狙ったギャグだったとしたら凄い策士
ですが。
ミュージカル風演出と言えば最近では松尾衡監督の十八番っぽいイメージがあります
けど、幾原監督のほうが先駆者?
「ロウきゅーぶ!」6話。合宿後半、夜中にいきなり姿を消してしまったロリヒロインを捜してい
るうちに、主人公は何故か彼女のぱんつ
を拾ってしまい・・・。
主人公完全に犯罪者だぁ〜。来週放送がお休みなのは、彼がムショに入ってしまったからだ
と
いう説も(苦笑)。つーか合宿のシーンだけ気合い入れて描いておいて、肝心の試合はあっさ
り終了という比率が、この作品の特徴をよく
示しているよーな。熱血バスケアニメのはずが、今
回も小学生ヒロイン達の下着やらパジャマ姿ばかり記憶に残る話になっていました。
余談ですが、主人公の中の人は時々滑舌が微妙に悪いというか、なんとなく引っ掛かりがあ
るようなしゃべり方に聞こえて、個人的には気
になってしまいます。
「猫神やおよろず」5話。海水浴で海へ来た主人公達。しかし大型台風が接近しているため
旅
館から動けず・・・。
水着回でテコ入れならず。そーいうサービス要素をばっさり切り捨てるのがこの作品らし
いと
言えるでしょうか。お風呂シーンでキャッキャウフフの黄色い声だけ流す生殺しぶりは、拷問に
近いものがあり
ましたが(笑)。
「TIGER & BUNNY」18話。ヒーローからの引退を決意した主人公だが、相棒パートナーに言
い出せずにいるうちに別件で深刻な事態が発生
し・・・。
お約束とは言え、ここまで都合良くトラブルが重なるとギャグに見えてきたり。一方で、シリーズ
前半
になんか疑わしく見えた描写がここに来て伏線として再浮上し、単に深読みしすぎじゃなか
ったと分かって一安心。となるとやっぱり一番
怪しいのは、育ての親とかいうテレビ局のおっさん
だよなぁ。ネット上での予想通り、彼が本当の黒幕なんでしょうか。
「THE iDOLM@STER」2話。オーディションに落ちまくって仕事のないアイドル達。プロデューサ
ーは宣伝用写真に問題があ
ると分析し、撮り直すことにするが・・・。
アニメ版スタッフは本当に大変そうだと今回も思ってしまいました。固定ファンが多いから
冒険
的な展開は出来ないし、アイドル全員に見せ場がないと特定ファンが怒るでしょうし、そうなると
無難なシナリ
オにするしかないってのが実情なのでは。2ちゃんねるでは結構叩かれているよう
ですけど、ある意味アニメ版スタッフは貧乏くじを引い
たと見えなくもないよーな。
「まよチキ!」2話。女性恐怖症であることを理事長お嬢様に知られ、半ば脅迫で美
少年(?)
執事君と親密になった主人公。おかげで周囲や妹からはBL疑惑を持たれ・・・。
18禁まがいのシー
ンが目に付くと思ったら、今回のコンテは高橋丈夫氏かいな。「ヨスガノソ
ラ」でやりすぎてもう一般作は関わらせてもらえないのではと
思っていましたが、現役続投のよう
で。でもやはりこの人は一般作と18禁作品の区分がないなぁと改めて実感。てか井口裕香さん
に
あんな演技をさせるなんて、よく声優事務所がOKしたものです。
「スイートプリキュア♪」25話。お祭りでお
化け屋敷の手伝いをすることになった主人公達。け
れども4人目プリキュアはお化けが大の苦手で・・・。
4人目
プリキュアがすっかり萌えキャラ化?こんなにテコ入れしたら主役二人が霞んでしまうよ
ーな。あと敵の罠を最初から見破っていたと言っ
ていましたが、本当にそうだったのか、それと
もあの場での強がりだったのかはっきりしないように思えたり。
11/08/10
暦の上では既に秋ですが、今年も残暑が厳しいようです。
「異国迷路のクロワーゼ」6話。再び成金お嬢様の屋敷
に招かれた湯音。洋服を着て一緒に
写真を撮ることになったが、お嬢様の姉がどこか憂いを帯びているのが気になって・・・。
写真を撮るというネタに敏感に反応してしまいました(笑)。当時の写真は今と撮り方も現像方
法も違っていて、独特の味わいがあって個
人的には好きなのですが(10年4月16日の項)、今
回の話に出てきたような名刺サイズの写真はカルト・ド・ヴィジットと呼ばれ、かなり流行していた
と
か。私も去年仕事で当時の写真に触れたのを機に、このカルト・ド・ヴィジットを集めた写真集
を2冊ほど買っていたりしたので、この6
話はニヤニヤしながら視聴してしまったり。
そう言えば放送開始前の番宣で今回の映像も使われていましたけど、してみると1話の段階
で
全話納品済みという噂も信じられる気がしてきました。この調子なら作画クオリティは心配す
る必要がなさそうです。
「ゆるゆり」5話。いきなり電話で呼び出され、東京まで連れていかれた生徒会ヒロイン。目的
はコミケでの売り子の手伝いだと知るも時
既に遅く・・・。
ガチで百合展開やってますよ。つーか同級生(女子)にキスされてレイプ目になる主人公(女
子)っ
て、アニメ初では。ギャグでやってるからまだ笑えますけど、この先ドロドロの恋愛劇に・・・
なる様子はないですね、この作品の場合。
AT-X新番組「ダンタリアンの書架」。原作は角川スニーカー文庫のライトノベル。20世紀初期
のイギリス、亡くなった祖父が収集してい
た蔵書の管理をまかされた主人公は、書庫でダリアン
と名乗る不思議な少女と出会い・・・といったイントロ。
えーと、「GOSICK −ゴシック−」の続編ですか(苦笑)。や、ここまで似たイメージの作品を後
番組に持ってこられると、イヤで
もそうツッコミされる気が。こちらはファンタジー要素多めっぽい
ので殊更類似している訳ではないですけど、比較されるのは仕方ない
よーな。
制作ガイナックスということですが、もはや「グレンラガン」の頃の主要メンバーは残っていない
とか
で、新生ガイナックススタッフによる作品だそうな。とりあえず1話は映像的にも頑張ってい
る様子でしたが、内情を聞くと不安要素も多
そうな予感?
話そのものは面白くなりそうな雰囲気がありましたけど、個人的には実写エンディング映像が
気持ち
悪くて、視聴継続を断念しそうになってしまったり。あーいう映像はマジで苦手です。なん
でアニメ作品で安物ホラーみたいなエンディン
グにするかなぁ。
「神様ドォルズ」6話。故郷で神様人形の修理をする主人公達。そして主人公妹は、東京で戦
っ
た自分そっくりの少年について知ることに・・・。
爆乳メインヒロインはすっかりサービスシーン担当になっているような。と言うかこ
とある毎に
巨乳を強調するような構図になるので(笑)、余計そう感じしまう気がしたり。
今回の絵コンテは後藤圭二氏。先週の「クロ
ワーゼ」といい、今期は積極的に演出を手がけ
ている印象です。
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