おもひで
だいありーの過去ログです。
11/08/12
今朝は起きたらいきなり停電でした。未明に起きた地震の影響かとも思ったのですが、うちの
地域周辺だけだった模様。午前中に復旧した
みたいですが、3月4月の地震を思い出してしま
いました。
漫画界の大御所・小池一夫氏が「魔法少女まどか☆マギカ」を絶賛しているそうな。70歳を過
ぎてなおアニメ・マンガの流行に敏感とは、感性がお若いです。
辻真先御大も80歳を越えても
新聞のコラム欄で「ハルヒ」や「けいおん」について語ったりしているとか。願わくばこういう年の
取り方
をしたいものです。
小池一夫氏の「まどか」コメント(ネタバレあり)。
http://togetter.com/li/173422
http://otanews.livedoor.biz/archives/51811715.html#
んで、そう言えば全話視聴後に気が向いたら雑感を書くと公言しておいてまだ書いていなかっ
たのを思い出したので、今更ですが便乗して
(笑)「まどか☆マギカ」の感想を徒然と書いてみる
ことに。
結論から先に述べると、個人的にこの作品は「作為
的な箱庭宇宙における奇跡」だったと思え
ました。捻りまくった魔法設定、キャラ設定、キャラ配置、全てが予定された結末へ至るために
仕
組まれた、かなり作為的な物語であったという印象が今なお付きまとっています。
新房監督作品がしばしば舞台劇風の演出をするのは、
「月詠」でドリフの「全員集合」パロディ
にこだわっていた頃からの半ば伝統になっていますが、この「まどか」では一見普通の日常ドラ
マ
に見せかけて、その実世界観そのものが一つの大きな舞台になっていることが伺えます。書
き割りをイメージさせる現実感を喪失した背景(これは従来の新房作
品でも頻繁にやっていまし
たが)、必要最小限のキャラしか出てこない日常性を排除した登場人物、子供達の成長に何等
寄
与しない大人達、更には少女達にとって無意味であるか害悪にしかなっていない男性陣、こ
れらは「少女が奇跡を起こして世界を救う」と
いう結末を導くためのお膳立てやガジェットに過ぎ
ないのではないか、そんな感じがします。血の通ったキャラ達が生々しい会話を繰り広
げてリア
ルな芝居を演じるドラマとはあえて正反対に、この作品では物語を前進させるためだけに予定
された台詞を喋り、仕組まれた行動
をトレスし、予め定められたラストへと向かって悲劇を演じ
続ける、そんな演出を故意にやっていたと私には思えました。
だからと言ってこの作品が面白くなかったかと言えばそんなことはなく、ラスト3話のどんでん
返しと盛り上がり方は感動的なものがあり
ましたし、上記の理由で全否定な評価を下すつもりも
ありません。むしろここまで計算尽くだったからこそ宇宙規模でのハルマゲドンとい
う途方もない
スケールの話が可能だったのではないかと、感心している程だったりします。ただこれはある意
味反則
技的な構成で、不意打ちだからこそ可能な感動だったとも感じました。「CCさくら」を見て
いたと思ったら「イデオン発動篇」だった、
みたいなものですからねぇ(笑)。そのサプライズのた
めに、細部に至るまで緻密に綿密にドラマを組み立てていたのですから、確かにラ
イターの虚
渕氏は天才肌の人なのだろうと思います。
一方で、作為的すぎるがゆえにひどく現実感が希薄で、箱枠
で囲まれた画面の向こう側で演
じられる芝居をひたすら見続けている感覚が拭えなかったのですが、「あくまでこれはフィクショ
ン
なんだよ」ということを強調する意図があってのものだったのか気になるところです。自己のイ
ンナースペースと世界の命運を等価値に捉
えるのは昨今のセカイ系と呼ばれる作品の定番手
法ですけど、現実においてもそれを混同してしまう危険性は少なからずある訳で(特に多
感な思
春期ならばなおのこと)、そこを峻別させるためにああいった作風を貫き通したのであれば、ス
タッフの理性
的判断を評価したいと思う次第。もっとも、あくまで演出スタイルの一つだっただけ
で、殊更特別な意図はなかった可能性が大きそうです
が。
放送されるや早くも今年最大の話題作と評された「まどか☆マギカ」。確かに2010年代への時
代の変遷を
予感させる目新しい演出スタイルとストーリー構成で、一度は目を通しておく価値の
ある作品だと思います。ただ、話がひたすら暗くて個
人的には繰り返し見たくなる作品ではなか
ったり?(苦笑)
11/08/14
一昨日と昨夜はペルセウス座流星群の極大日でしたが、どちらも曇り空で流星は見えず。天
体イベントに関してはつくづく運がないと落胆していたり。
「輪るピングドラム」5話。ヤンデレ少女の持つ謎の日記を手に入れようと、交渉を試みる主人
公達。だが逆に理由を問われて、ペンギン
宇宙人のことを話すも信じてもらえず・・・。
ドシリアスな作品だったら死んでいたところだった?ギリギリギャグ寄りだから成り立っ
た話の
ような。で、主人公達にしか見えないペンギン達の行動って、他の人からはどういう現象に見え
ているのか気
になるところです。
今週の「ロウきゅーぶ!」はお休み〜。
「猫神やおよろず」6話。骨董屋ヒロインがまだ店を引き継ぐ前、父の遺産である骨董を狙う美
術商がしつこく付きまとってきて・・・。
過去エピソードはシリアス成分多めになる傾向のこの作品、今回の話は現実的に考えると色
々と粗がありますが、強引に感動系でまとめた
感がなきにしもあらず。原作を読んだ時はそれ
ほど無理矢理っぽい内容には思わなかったのですが、アニメになると印象が変わるのは仕方
な
いところでしょうか。
「TIGER & BUNNY」19話。記憶の混乱に苦しむ相棒ヒーロー。更には主人公が引退しようとし
ているのを知って激怒し・・・。
いくら腐女子に大絶賛されているとはいえ(18禁同人誌の多くが女性向けという恐ろしい事実
が・・・)、ここまでBL的連想を喚起す
るシーンばかりやらなくても、と少し辟易してしまいました。
どう見ても今回の話は主人公と相棒ヒーローの痴話喧嘩です(苦笑)。
それとここ数話他のヒーロー達の出番が殆どなかったり、戦闘シーンが皆無だったりしますけ
ど、スポンサー的にこの展開はOKなんで
しょーか。
「THE iDOLM@STER」3話。初めてのステージ出演が決定。喜んで現地へ向かうものの、行っ
た先はド田舎のお祭りで・・・。
この作品にもメインヒロインポジションの子はいる訳ですが、ご多分に漏れず平均的優等生の
ため、他の個性派ヒロイン達にすっかり喰われている印象は拭え
ず。今回は弱気ヒロインを賢
明にフォローしていましたけども、他の子よりも押しが弱そうに見えてしまうあたり、均等にヒロイ
ン
を扱うのは大変そうだと思ってしまいました。なんかこの作品は毎回そーいう感想になってし
まいそうな気もします(笑)。
「まよチキ!」3話。理事長お嬢様の策略によりプールでWデートをする羽目になった主人公
達。だがお嬢様と主人公の妹が誘拐され
て・・・。
美少年(?)執事君のトラウマにまつわるエピソード。プロレスラーの親に鍛えられたため主人
公があ
りがちなヘタレで終わらなかったのは、割と良かったかも。昨今のラノベだとこーいう時
に何も出来ずひたすらヘタレのままで終わること
が多いですからねぇ(なのに何故か無意味に
モテる不条理さよ)。一応この作品ではヒロイン達が惚れる理由付けは成立しているかなと思
え
たり。
「スイートプリキュア♪」26話。音符妖精をとらえて一気に音符を集める作戦に
出た敵幹部
達。敵モンスターもいつもよりパワーアップしていて・・・。
今までの流れだとここで新アイテム登場
というパターンですが、知恵と勇気(?)で乗り切った
のはちょっと意外でした。それと音符妖精役の工藤嬢、本業は歌手なのにここまで
何役もこな
すとはお見事です。
「ひだまりスケッチ」4期、「アマガミSS」2期制作決
定。「ひだまり」は期待通りというか予想通
りですが(原作ストックが溜まるのを待っていただけかと)、「アマガミ」は全ヒロインのシ
ナリオを
消化したのにどうするのやら。リセットして最初からやり直しという話も聞こえてきますが、原作
ゲームの
イベントを全てアニメ化した訳ではないので、やりようはあるのかも。
にしても、TBSもいよいよもってアニメ化作品のストックが尽
きた感じがしたり。この調子だと
「IS」「緋弾のアリア」あたりも2期をやりそうな気がします。
http://www.tbs.co.jp/anime/hidamari/index
-j.html
http://www.famitsu.com/news/201108/13048246.html
11/08/17
昨日は十数年ぶりに盛岡の舟っこ流しを観てきました。例年これが終わると岩手も秋が近い
と感じるのですが、今年は残暑が長引きそ
う?
「異国迷路のクロワーゼ」7話。先日の泥棒少年にパンを恵んでいる湯音を見て、激怒する看
板
屋青年。だが彼女は熱を出して倒れてしまい・・・。
原作2巻後半の大きな事件はアニメ版で使わないと聞いていたので、てっきり今回
の話が最
終回になるのかと思っていました(原作のなかでも特にシリアス寄りの話なので)。それはともか
く、着物
のまま寝ていたら帯が苦しくて余計辛そうに見えたり。湯音本人が倒れてしまったので、
誰も着物の脱がせ方が分からなかったのかもしれ
ませんが。
「ゆるゆり」6話。クール系ヒロインの取り合いで対立するオタクっ娘ヒロインと1年生ヒロイン。
何
故かマンガや粘土で対決することになり・・・。
相変わらずガチで百合展開やってます。そしてガチで主人公が空気状態です(笑)。
つーか明
らかにもう主人公じゃないよーな。今からでも遅くないので、エンディングでのキャストの並び順
を変えた
ほうが良いのでは?(苦笑)
「ダンタリアンの書架」2話。深い森の中にある屋敷へ招待された主人公達。そこに
住む不思
議な少女に関わった人間は何故かことごとく死んでしまうという話を聞かされて・・・。
あー・・・本当
に劣化版「GOSICK −ゴシック−」みたいな話になってきました。事件の推理と呼
ぶには真相がちょっと無理っぽい印象は否めな
いかと。半端にオカルト要素を混ぜ込むくらい
なら、いっそ少女の正体もオカルト的なものにしてしまったほうが良かった気もしたり。
「神様ドォルズ」7話。主人公の故郷で昔起こった陰惨な事件。それは一人の女性教師が転
任してきたことから始まり・・・。
主人公の過去エピソード・・・と思ったら、主人公殆ど関係なかった?と言うか1話冒頭に出て
きた過去の事件とは別件っぽいような。今
ひとつ主人公が神様人形の操り手を辞めた理由が
分からないのですが、その辺は後でまた説明があるんでしょーか。なんにせよ、テレビ放
送す
るにはギリギリっぽい陰鬱な話でした。
「花咲くいろは」ブルーレイ2巻発売。4話〜6話収録。初回版は特
製ブックレット付き。
主人公が転校先の学校へ初登校する話と、板前にーちゃんの引き抜き?の話と、経営コン
サル
タントのムチャ振りの話。この辺から序盤のシリアスムードが消えて、どんどんギャグ路線
に。主人公が明後日の方向に頑張りすぎて空回
りするのは相変わらずですが、5話はさすがに
やりすぎのような気も。仮にも仲居やってる子が客のいる前であんな言動を見せるのはあり
え
ないとツッコミが入りそうな展開でしたが、その後も結婚式場で似たようなことをやっていたりす
るので、やっぱ
り基本的に空気の読めない主人公なんでしょうね(笑)。そう言えば4話では転校
生ということで注目を集めたものの、その後クラスの男
子生徒に恋愛対象として見られているよ
うな描写が皆無だったりするあたり、とことん女の子扱いされていない主人公だな〜という印象
で
す。
11/08/19
ここ数日は曇りや雨続き。天気予報を見ると8月後半は青空少なめ?
「ふぉとふぉと」更新。8ヶ月ぶりの「仙臺
のすたるじぃ」です。今回は青葉区編の第一弾で、去
年の5月・8月、今年の7月・8月に撮ったものから抜粋。
青葉区は仙台駅から山形県の県境までと仙台市の区の中では一番広く、日々目まぐるしく変
化する商業地帯から人家のない山奥まで、景色
も多岐に渡っています。今回は仙台駅周辺の
ものが大半だったりしますが、駅前や定禅寺通りといった中心街は定期的に大きな祭りがある
の
で、必然的にそこでの写真が増えてしまうという部分はあるでしょうか。季節毎にそれらのイ
ベント写真+他の地域の写真みたいな組み合
わせで綴ってみるのも一つの方法かと考えてい
ますけど、まだ漠然としている状態です。と言うか、去年の仙台七夕で撮った写真のストッ
クが
結構残っていたことに自分でも驚いていたり。やっと日の目を見ることが出来たので、「仙臺の
すたるじぃ」を
再開したのはそれだけでも意味があったと感じているところです。
去年と今年の写真が混在していることで、大震災の前と後の景色が時
系列を越えてひとくくり
に収まっている今回の青葉区編。それもまた写真の持つ記録性ならではと改めて実感している
次
第。加えて今の青葉区は地下鉄東西線の建設、渋滞緩和のため泉区から続く大きなバイパ
ス道路の建設と、景観が大きく様変わりしている
真っ最中なので、こうして今撮っている写真も
確実に数年後には失われた過去の風景になってしまうと考えれば、これもまた一つのノスタ
ル
ジーになりうるのではないかと思えたり。なんか強引にテーマと結びつけている感じもあります
が(苦笑)。
それと個人的な感覚で言えば、構図の切り取り方の変化が目に付きました。や、他の方々か
ら見たら全部一緒なのかもしれませんが
(笑)、50mm単焦点を使い続けることで風景全体より
も部分的な箇所に視点が行くようになったかなと。「本当に見せたい部分だけ撮
る」感覚が掴め
るようになればスナップ写真としては大きなステップアップなんでしょうが、なんとかその域まで
上
達したいものです。
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