おもひで

だいありーの過去ログです。

11/12/11

 昨夜は皆既月食がありました。今年は天候に恵まれず天文イベントを逃してばかりいましたけ
ど、今回は晴れてくれたので月が欠け始めるところから皆既月食になるまでをじっくり楽しむこと
が出来ました。冷え込みが厳しかったためか、その後霧が出てしまって月食の終わりまで観察
出来なかったのは少し残念でしたが。

 「輪るピングドラム」21話。兄が妹の治療費を稼ぐためやっていた秘密を知った主人公は、偽
りの家族関係をやめる決意をして・・・。
 これでもうシリーズ開始時に提示していた設定は100%嘘だったことが確定?元々が舞台劇風
演出の濃い作品でしたが、いよいよ屋台崩しが始まったようです。押井監督の「御先祖様万々
歳」との共通項が散見される感じもしますけど、「御先祖様〜」同様こちらも悲劇で終わりそうな
気配が濃厚のような。

 「侵略!?イカ娘」9話。泥沼おままごとの巻&予定は未定の巻&遊園地へ行こうの巻。Aパート
の不倫おままごとがあまりにブラックすぎて、このエピソードだけで満足してしまいました(笑)。あ
とCパートの遊園地支配人が外見といい中の人といい「クラナド」の主人公の父親と被っていて、
狙ったキャラだったのかどうか気になってしまいました。

 「C3 シーキューブ」11話。黒髪ロリヒロインが敵と関わりがあるのではないかと疑いを抱くルー
ビックキューブ少女。その時、敵が現れて・・・。
 前回に続いて、テレビじゃ絶対放送出来ないと思っていた部分をきっちりやっていてかなり驚き
ました。マジでテレビ放送における残虐描写の基準ってどーなってるの?「Fate/Zero」のほうは
グロいシーンに規制が入っているようですし、今ひとつ分からないです。
 で、この様子だと原作3巻を消化してアニメ版は終わりそうですが、だとすると随分消化不良に
なってしまうような(原作は3・4・5巻が連続したエピソード)。今のところ2期の話は聞こえてきま
せんけど、分割2クールに思えるのは気のせい?

 「THE iDOLM@STER」20話。週刊誌に過去のトラウマをスクープされ、ショックで歌えなくなって
しまった歌姫アイドル。周囲はなんとか元気づけようとするものの・・・。
 1クール終盤エピソードの時も思いましたが、プロデューサーの言動がとてもアイドル達を想っ
てのことに見えないのがなんとも。今回もビジネスライクに上っ面だけで応対していて、自分の仕
事のことしか考えていないように感じられてしまいました。結局歌姫アイドルを救ったのは仲間の
アイドル達、という意味では正しい内容だったのかもしれませんけど(苦笑)。

 「僕は友達が少ない」5話。天才腐女子が開発協力したというゲームをプレイしてみることにし
た主人公達。それは何故か佐賀県が舞台のファンタジーRPGで・・・。
 佐賀県民は怒っていいと思います(笑)。んで、前回福圓さんのエロ朗読がもの凄いインパクト
だった新キャラが、早くも存在感なくなっている気が。今回は超ブラコンの主人公妹にスポットを
当てたかったんでしょうが、出てくるヒロイン達が毎回使い捨て状態になっているのが目について
しまいました。

 「スイートプリキュア♪」42話。完成した楽譜に偽の音符が混じっていたと知った敵幹部達は、
主人公達の変身アイテムに眠る音符を狙ってきて・・・。
 前回に続いてのギャグ暴走回。そして次回予告のサブタイトルで盛大なネタバレしていてがっく
り。結局今回1話丸々かけてやったことは無駄だったんかい!分かりやすさ優先なんでしょう
が、もう少し考えたサブタイトルをつけてほしいものです。確かにその昔「さらば師匠! マスター・
アジア暁に死す」とか「G(ゴッド)ガンダム大勝利! 希望の未来へレディ・ゴーッ!!」とかネタバレす
ぎるサブタイトルの作品もありましたが(笑)。

 脚本家の市川森一氏がお亡くなりになりました。「快獣ブースカ」でデビューし、「ウルトラセブ
ン」「怪奇大作戦」「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンA」と初期円谷作品を支えた一人で、
人間不信を根幹に据えた重いドラマがとても印象的なライターでした(その最たるものが「帰って
きた〜」の「悪魔と天使の間に・・・」かと)。
 奇しくも今日は市川氏が特撮作品で最後にシナリオを手がけた「ウルトラマンA」の最終話が
BS11で放送されましたが、Aの最後の台詞「優しさを失わないでくれ。弱いものをいたわり、互い
に助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえその気持
ちが何百回裏切られようと。それが私の最後の願いだ」が一層胸に響きました。市川氏はクリ
スチャンなのでこの言葉が適切かは分かりませんが、心よりご冥福をお祈りします。
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111210/t10014543361000.html


11/12/14

 先日の皆既月食に続いて、今夜はふたご座流星群の極大日。でも岩手は天気が崩れるらしい
ので観測は厳しそう?

 「ラストエグザイル -銀翼のファム-」9話。自分の居場所がなくなってしまったと思いこんだ親友
のナビゲータ少女は、主人公を置いて艦を降りると言い出して・・・。
 シリーズ定番の仲違いイベントでしたが、前作ほどドロドロにならず一安心。前作ファン感涙台
詞が盛り込まれていたこともあって、Bパートはウルウルしながら見ちゃいました(苦笑)。そしてト
ドメに前作の自称有能艦長が登場。一層盛り上がったところで次回は総集編って、そりゃないよ
〜(笑)。

 「たまゆら〜hitotose〜」11話。主人公達4人で個展を開くことに。それに先だって口笛少女が
朗読会をすることになったが、当日になっても話が完成していなくて・・・。
 高校生で個展とは羨ましい、という個人的感想は置いといて(苦笑)、朗読会が始まる前から既
に泣きそうになってしまいました。クライマックスでは勿論ボロ泣き(笑)。あーいう描写はズルい
なぁと思いつつも、サトジュン監督が得意とするネタを目一杯詰め込んだシリーズになっていると
改めて感じたり。
 あと、古川氏の諸星あたる風「にゃははは」笑いが健在なのが個人的には嬉しくなりました。ラ
ムとあたる(の中の人)が夫婦役なんて、サトジュン監督は「うる星」には関わったことがないのに
(「メモル」の監督しつつ「Zガンダム」でコンテ切ってた頃?)、どういう経緯でこのキャストになっ
たのやら。

 「ベン・トー」10話。猛者が次々と倒される事件発生。相手は二人組らしいが、戦った相手はみ
んな記憶が定かではなく・・・。
 ここに来てオープニングが新バージョンに。久々の弁当争奪バトルも気合いの入った作画でし
たが、買い物カゴや割り箸を武器にしたりと、ますますツッコミどころの多い展開になっているよ
うな。ここまでスーパーの店内で無法やって許される世界ってのが、ギャグならともかくシリアスで
やられると違和感が強くなってしまいます。

 映画「けいおん!」を見てきました。劇場限定グッズを入手するには24回映画を見る必要があ
るという極悪商法が批判されていたりもするようですが、とりあえず一回くらいは見てもいいんじ
ゃないかな〜と思ったので。近隣では盛岡・仙台に加えて何故か利府の映画館で上映していて、
ここなら自宅から高速道1本でさくっと行けることもあり(利府インターで降りれば映画館はすぐ近
く)、お手軽さが決定打になった感じでしょうか。
 内容は本当にテレビシリーズの雰囲気そのままといった感じで、元々作画や演出レベルが高
かったこともあり、劇場版だからと言って何かがもの凄くパワーアップしている印象はなかったで
す。つーか「映画化って、やることあるの?」という疑問がなきにしもあらずでしたけど(苦笑)、そ
の不安は当たらずとも遠からず?正直テレビ放送の特別編でも良かったのでは、という部分は
あるかと。予告映像で流れていたロンドン旅行の他に、もう一つ大きな話の流れがあるので、一
本の映画として見た場合二つのストーリーに分断されてしまっているのが大きな要因ではないか
という気がします。入念にロケハンしたというロンドン部分も「これで終わり?」とやや拍子抜け感
は否めず。ロックの聖地に行ってビートルズのパロディまでやったのに(主人公達がハッピ着て
演奏したのもビートルズ繋がり?)、主人公達のバンドに対するこだわり描写もなく、一番盛り上
がりそうな演奏シーンもさらっと流して帰国してしまったので物足りなさがありました。や、いつも
のノリで話が進んでいたので、ロンドンに辿り着く前に映画が終わるんじゃないかとヒヤヒヤもし
ましたが(笑)。
 とは言え、海外旅行の雰囲気や空気感はかなり出ていて、個人的な実体験を思い出すような
場面も。ロケハンの効果か、そういったリアルさの再現はとても上手いと思いました。終盤にはち
ゃんと感動イベントも用意されていますし、もう一つの最終回といった締めだったので見終わった
後には充足感もありました。テレビシリーズが放送局の都合で最終話の後に番外篇を2本やる
という変則的な構成だったこともあり、やっとグランドフィナーレが見られたという意味では、映画
としての意義はあったように思います。ただエンディングの曲の繋ぎ方には疑問が。完成が間に
合わなかったので強引にテロップの終わりまで尺保たせましたという印象だったのですが、あれ
で合っていたんでしょうか。あと、今更言うまでもないかもしれませんが、テレビCMでの煽り文句
はほぼ100%ブラフなので信じちゃダメです。
 余談。利府の映画館は予想以上に空いていてのんびり鑑賞することが出来たのですが、画
質・音響とも不満のあるレベルだったのが残念でした。特に映像はボケ気味なうえ明るいカット
では白飛びが目に付いてしまいました。この辺はもう少ししっかり調整してほしかったかも。ディ
テールを堪能したければブルーレイを買えということなのかもしれませんが(笑)。
 http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/index-j.html


11/12/16

 真冬日一歩手前の寒い一日でした。明日もかなり冷え込むそうな。ちなみに先日のふたご座
流星群はかろうじて1個だけ見えたものの、予報通り夜半から曇ってしまいました。

 「灼眼のシャナIII -FINAL-」10話。敵本拠地への奇襲が敢行され、力を取り戻したシャナも戦
いに復帰し・・・。
 この段階で味方側の作戦が上手く行くということは、この後窮地に立たされる展開が待ってい
るということですね(笑)。バトル物の上手下手はこのバランスをいかに保って緊張感を持続させ
るかにあると思ったりもするのですが、渡部監督のベテラン的手腕に期待したいところです。

 「ふぉとふぉと」更新。秋の風景の完結編です。今回は宮城県の船形山や盛岡の岩手公園(元
盛岡市民としては、間違っても盛岡城跡公園と呼ぶつもりはなかったり)といった新規の撮影場
所を開拓しつつも、南三陸町の石巻寄り地域を廻っての被災地写真を織り交ぜた形にしてみま
した。それと秋と呼ぶには遅めですが、先日の皆既月食の写真も今回のテーマに入れていたり
します。
 毎年紅葉写真を撮りながらも「こんな撮り方でいいのか?」という疑問がずっと付きまとってい
たりするのですが、今年はこれまでより部分的・抽象的な方向で切り取ることを意識してみまし
た。その辺の模索が、前回の角館を経て今回の盛岡でそれなりの形になってくれたかなと感じて
いたりします。と言っても、結局のところ私は紅葉単体で撮るよりも何かと組み合わせたほうが
好みだと再認識しただけだったりしますけど(苦笑)。
 それと今年の後半は「何処でもない何処か」というキーワードを取っ掛かりにイメージを追求し
ていましたが、それに関してもある程度の手応えは得られたと思えたり。被災地を撮影場所にし
たものも含めて、具体性を削ぎ落として心象風景にするといった段階まで踏み込めた感触が多
少はあるのですけども、単なる自己満足に終始している可能性がなきにしもあらず?(笑)でも
今の自分の好きな撮り方をするとやっぱりこうなってしまうので、当面はこの路線で行こうと考え
ています。
 4月以降被災地を廻って撮るのが一つのテーマになっていますが、それでも牡鹿半島や石巻、
東松島には足を踏み入れられずにいたりします。最も震源に近く、最も被害が甚大で復興がま
まならないと聞く地域なので、まだ個人的理由で立ち入る段階ではないとの判断からです。本当
に復興が進んでいると自分でも実感出来ようになったら、この辺りも撮る決心がつくのではない
かと、そんなことを思う次第。
 てな訳で、「秋風と巡りて その3」です。今年の締めとしてはそれなりの着地点になったような、
そうでもないような。「仙臺のすたるじぃ」のストックが溜まっているので、一応年内にもう一回くら
い更新する予定です。

 で、戦々恐々と時折公開していた「デジタルフォト」誌の写真共有サイトが年度内で閉鎖するこ
とに。母体である雑誌が廃刊になって2年近いですから、今までよく保ったものだとも思います
が、新たな公開場所を探すかどうか、まだ迷っているところです。
 http://photo.sbcr.jp/home.cr


11/12/18

 昨日今日と、今季に入って初めての本格的な積雪でした。例年よりは遅い感じですが、厳しい
冷え込みが続いて路面は結構凍っていたり。

 「輪るピングドラム」22話。もはや後戻りできないところまで突き進む主人公の兄。とうとう警察
に追われる身となり・・・。
 残り2話でケリがつくとは微塵も思えない展開なのですが、ホントに終わるんでしょうか。そもそ
もタイトルになっているピングドラムがなんなのか未だ全く不明どころか、2クール目に入ってか
ら話題にすらなっていないのが激しく不安です(笑)。「続きは劇場版で」パターンは勘弁願いた
いものです。

 「侵略!?イカ娘」10話。焼き肉バトルの巻&護身術レクチャーの巻&真夏の雪の巻。Aパート
の話は余計な邪魔をせずそのまま食べたほうが効率良かったよーな。てか牛以外は焼き肉と認
めないとか、妙なところでグルメすぎるぞイカ娘(笑)。Cパートは年中真夏状態のこの作品でよも
やの防寒コスチュームで、ギャップ萌えが絶妙でした。

 「C3 シーキューブ」最終話・・・・・・・・・いやいやいやいや、全然終わってませんヨ。予想以上の
投げっぱなしエンドで、「これで2期がなかったら作品として成立しないレベルだろ」と思ってしま
いました。まさか原作4巻のキャラだけじゃなく5巻のキャラまで顔見せした“だけ”でシリーズ終
了とは、アニメ版オンリーのファンには意味不明にも程がある結末だったのではないかと。
 とは言え、近年のラノベ原作アニメはこのパターンで終わったまま続編の気配皆無のものが非
常に多いですし、原作サイドからすれば「原作本が売れればそれで良し」な訳で、恐らく2期はな
いんだろうな〜と思えたり。こんなことを繰り返しているから、制作側が自分で自分の首を絞めて
原作枯渇状態になっているんでしょうけど、ここで責めても詮無いことですね。
 およそテレビアニメには向いていないと思える原作のアニメ化でしたが、狂気や残虐描写に関
しては想像以上に原作を再現していて驚かされました(最終回はさすがに規制が入っている感じ
でしたが)。1話で釣られてキャラ萌えを期待した視聴者には非難囂々のようでしたけど、原作の
映像化という点に関してはかなり恵まれていた作品だったと個人的には思いました。ただ大沼監
督の演出スタイルが「バカとテストと召喚獣」と全く同じだったので、シリアスな場面でも時折ギャ
グに見えてしまったのは勿体ない気が。「1つの作品には1つの演出スタイル」くらいの意気込み
で区別してくれれば、というのが数少ない不満でした。あとは望み薄ですが2期があることを期待
したいです。

 「THE iDOLM@STER」21話。過去のトラウマを克服した歌姫アイドル。だがライバル事務所は
更に嫌がらせをしてきて・・・。
 敵事務所社長のやってることが小学生の悪戯レベルに見えてしまってなんとも。今回で対立関
係にも一応の決着ということなんでしょうが、敵プロダクション側のキャラが揃いも揃って小物に
しか感じられなくて(それでいて不快)、正直出す意味があったのか疑問でした。
 あと財界の大物連中が集う高級バーで披露していた歌が普通のアイドル曲ってのもガッカリ感
が(苦笑)。ピンスポットでピアノ伴奏なんて状況なら、ジャズナンバーとかシャンソンとかのほう
が合っていたのでは。

 「僕は友達が少ない」6話。カラオケボックスに行くことにした主人公達。だが友達のいない残
念美人のヒロイン達はカラオケをよく知らなくて・・・。
 しまった〜〜〜っ、今回メインヒロインに指摘されるまで、カラオケの料金体系に何の疑問も抱
かなかった・・・(苦笑)。確かに1部屋しか使わないのに人数が増えると払う料金が増えるのは
変・・・なのか???むしろ曲単位で課金されるほうが納得がいく、とか思ってしまったのですが、
メインヒロインの屁理屈に騙されているだけでしょーか(笑)。

 「スイートプリキュア♪」43話。王女を人質にとって残りの音符を渡すよう要求する敵幹部達。
主人公達はあの手この手で王女を救出しようとするものの・・・。
 途中まで智力戦だったのに、最後はいつもの肉弾戦になってしまったのがちょっと拍子抜けで
した。しかも敵サイドが何かやっている間、主人公達は見ているだけってのはお間抜けだったよ
うな。もう少し演出で工夫してほしかったかも。そしてラスボスはやっぱりバイキンマン声なのね
(笑)。や、覚醒したらフリーザ風ボイスになるのかもしれませんが。


だいありーへもどる