おもひで

だいありーの過去ログです。

12/04/01

 4月に突入したのに、小雪の舞う一日でした(エイプリルフールネタじゃなく、マジです)。ちなみ
に今月の写真は栗原市で撮った花です。

 「モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)」12話。幽霊船内部の目的場所へと向かう主人公達。だが
敵も反対側のポートから侵入していて・・・。
 幽霊船内の背景美術がとても美しくて見惚れてしまいました。テレビシリーズでここまで凝った
絵が作れるのも、放送前に全話制作済みという余裕のあるスケジュールのおかげでしょうか(声
優さんのアフレコも一年前に終わってるとか)。んで、今回で任務完了?お姫様の目的はこれま
での流れで充分推測出来ますが、はっきりとした説明がなかったあたり、次回で補足がありそう
な気もします。
 にしても、何故に女性キャラの宇宙服だけエロいデザインなんでしょ(苦笑)。ヨット部の練習航
海の時は野暮ったいオールドSF風味だったのに、今回いきなり超進化していて嬉しい・・・じゃな
かった、少し意外でした。

 「アマガミSS+plus」9話。ふかふか下級生ヒロインと順調に交際を続ける主人公。だが校内で
彼女の人気が高いと知り、自分がそれに見合うか疑問に思い・・・。
 巨乳下級生ヒロインのエピソード開始。1期はこのヒロインの時だけ中田譲治氏の変態ナレー
ションが入っていましたが(笑)、今期も健在で笑ってしまいました。このアイディアが誰によるも
のなのかは知りませんが、おかげでこのヒロインだけ優遇されているように見えなくもなかった
り?

 「スマイルプリキュア!」9話。エイプリルフールの日に嘘をついたイカ娘ヒロイン。だが嘘だと
言い出す前に話が広まって、転校騒動になってしまい・・・。
 4月1日って学校春休みじゃね?というツッコミはたぶん山のように来ていると思いますが、こ
こ数回微妙に毒舌キャラになっていた黄色ヒロインが報いを受けたエピソード、と言えなくもなか
ったかも。脳内で慌てふためくSDキャラがめっさ可愛かったので、黄色ヒロイン販促回でもあっ
た気がしますが(笑)。
 作中でも言われていましたけど、今作はレギュラーメンバーに転校生が二人もいる構成なんで
すね。幼馴染みとの過去話でエピソード量産という手が使えないデメリットがありますけど、前シ
リーズとの差別化を図る意味合いもあるのかしらん。

 崩落事故で不通となっていた岩泉線が正式に廃線となることが決定。鉄道ファンの間では割と
人気の高い路線だっただけに、地域住民のみならず残念に思う人が多そうです。私も一度くらい
乗ってみたかったです。
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120330-OYT1T00040.htm


12/04/04

 昨日は台風なみの強風が日本を縦断し、今日は雪。4月の天気とは思えないです。 

 春の新番組もまだ始まらずネタがないので(苦笑)、以前から取り上げようと思っていた「Zガン
ダム」の没設定についての覚え書きを、実に今更ですが放送当時の記憶を交えて列挙してみた
いと思います。ちなみに文章がマジでムチャクチャ長くなってしまいました(笑)。
 「Zガンダム」はそれまでの功績から富野監督がかなり自由に作らせてもらえた作品と放送中
は言われていましたが、一方で諸事情により当初予定していたストーリーの半分も消化出来な
いまま終わってしまったことが、放送終了後に言及されました。では元々予定していた話がどん
なものだったのか、勿論当時は公にされることなどなかったのですが、93年に「Z」のLD-BOXが
発売された際ブックレットに大量の富野メモが掲載されて、断片的に知ることが出来るようになり
ました。
 初期案の概要については後年ムック本にも載ったり、ディープなファンがあちこちでまとめても
いるので(下記リンク参照)それに便乗するとして(笑)、興味深いのは「Z」の企画が「ダンバイ
ン」放送中にスタートしていること。つまり「めぐりあい宇宙」公開の翌々年には既に続編の企画
が動いていたことになります。作中で7年の時間経過があるため数字のマジックに騙されがちで
すが、実はファーストガンダム(映画版)とZガンダムの間には3年しかインターバルがなかったり
します。してみると、メカデザインや作画レベルがこの数年の間に急激にクオリティアップしてい
るのが見えてきてなかなかに面白いです。
 あと初期の構想で目を惹くのは、ニュータイプを更に発展させたギャザー・スタイムという新しい
概念を導入しようとしていたことです。これは肉体という枠にとらわれない他者との完全な精神の
同化ともいうべきものだったようで(ある意味“人類補完計画”?なんて書くと富野監督は激怒し
そうですが)、その名残が「Z」最終話に活かされていたりします。ただしその行き着く先は死かも
しれないと、カミーユの精神崩壊が最初から予定していた結末だったことも富野メモからは伺え
ます。「ダンバイン」制作中で肉体と精神の関係性にこだわっていた時期だったからこそ、こうい
った概念を考えていたと見るのは早計でしょうか。
 準備期間は長かった割にスケジュールがガタガタだった「Zガンダム」。最初にアニメ誌に掲載
された設定画では、ガンダムMk-2のデザインが本編のものと違っていたり、キャラの名前が異
なっていたりと、設定が決定したのがかなり遅い段階だったことが放送初期から見え隠れしてい
ました(おかげで「Z」1話を見た時は「Mk-2のデザインが違う?」と思ったものでした)。一番分か
りやすいのはZガンダムのデザインの変遷で、前期オープニング制作時にはまだ決まっていな
かったため、映像ではシルエットのみ登場。それもツノがない仮デザインのものでした。放送が
始まって最初期に発売された講談社のムック本(85年5月頃だったかと。部屋のどこかに埋もれ
ているはずですが、発掘できず)で初めてZガンダムのデザインが公開されましたが、それも決
定稿とは微妙に違うものでした。もっとも、おかげで当時はZガンダムのデザインがどういうもの
になるのかという興味だけでシリーズ前半の視聴を続けられたという効果はあったかも(笑)。余
談ですが、変形時に邪魔なため当初はツノがないデザインだったZガンダムに異を唱えて、ツノ
の変形パターンを考案したのがガンダムコミックの始祖・近藤和久氏だそうな。
 実際の「Zガンダム」がどこまで初期の構想通りだったかは、10話までは予定通りだったらしい
というのが通説になっているみたいです。8話(だったかしらん)でエマが「地球にいた時アムロに
会った」という話題を唐突に口にしますが、これは後にジャブロー戦でエマも地球に降下して、ア
ムロ復活に影響を与えるという展開への伏線であった模様。ですが本編では11話で地球降下を
断念しているので、確かにこの辺から当初の構想と違ってきていると言えそうです。それとアム
ロは元々ホンコン編で死ぬ予定であったと、当時のアニメ誌で明かされていました。1話に登場
し後にメカニックとして参加するはずだった空手部キャプテン、アクシズの動向を探る役回りで1
回のみ出てきたキグナン、キャラ表だけ公開されて本編に登場しなかったアブ・ダビア、カラバが
攻撃するはずだったニューギニアのティターンズ基地等々、「Z」は活かされないまま終わったシ
リーズ初期の伏線が多く見られます。ここまで伏線が立ち消えになった富野作品も珍しく、いか
に紆余曲折したかが分かるかと。
 「ZZ」の企画がどの時期に決まったか定かではないですが、「Z」が3クール目に入ったあたりに
は既に決定していたのではないかと個人的には思っていたりします。カミーユの成長物語として
の「Zガンダム」が20話で終わってしまっていること、22話〜29話あたりの話の流れがギクシャク
していること(ジェリドがドゴス・ギアにいたかと思えば次の回ではアレキサンドリアにいたり、カツ
がラーディッシュにいたかと思えばアーガマにいたりと、脚本の整合性が取れていないのが目に
つきます)から、この辺で予定していたストーリーを次回作へ持ち越すための大幅変更が始まっ
たように感じられるからです。つまり「予定の半分もストーリーを消化出来なかった」というのは、
3クール目以降の展開が「ZZ」へ向けての水増し状態になったためではないかと推察する次第。
「ZZ」も当初はシリーズ中盤でシャアが登場しネオジオンを掌握、それをジュドーが倒す予定でし
たが(オープニングにシャアが出てくるのはその名残)、「逆シャア」制作が決まったためその役
回りをグレミーが肩代わりした経緯があったり。しかも「ZZ」は放送開始時点で2クール予定と発
表されていたので、「Z」後半のストーリーをキャラだけ変えて移植するつもりだったと考えることも
可能???してみると、「逆シャア」は「Z」のシリーズ後半(更には「ZZ」初期案)でやろうとしてい
たことをアレンジして映画にまとめた、と見ることも出来なくはないかと(富野監督も「逆シャア」の
インタビューで「Z」の焼き直し的なことを言っていたような)。
 初期の富野メモではシロッコがシャアを倒し、それを契機にカミーユがギャザー・スタイムへ覚
醒すると書かれていますが、アニメ誌での企画発表時には「Z」のサブアタックタイトルが「逆襲の
シャア」と明記されていることや、上記の「ZZ」初期案からすると、カミーユ達がネオジオンを掌握
したシャアと対決するというのが元々の「Zガンダム」後半のストーリーだったのではないかという
気がします。映像化されたものが全てであり、今更あれこれ推測しても想像の域を出るものでは
ありませんが、色々な意味で歪な作品となってしまった「Zガンダム」だからこそ、こういう夢想を
してみたくなってしまいました。
 ちなみに当時、アニメディアが放送に先んじて最終話のシナリオを雑誌付録として公開すると
いう暴挙をしていたりします(この頃はアニメ誌の情報フライング合戦がひどく、富野監督の激怒
コメントが各誌に掲載される顛末に)。このシナリオは実際の最終話と細部が異なっていて、近
藤和久氏がコミックボンボンで連載していたコミック版「Z」最終回に近い内容でした。近藤氏は
当時一ヶ月分のシナリオがサンライズから送られてきて、それを漫画としてまとめていたそうなの
で、シナリオ段階ではコミック版のような展開だったのを、コンテで実際の最終話のものに修正し
たと見ることが出来そうです。もっとも、ハマーンとシャアの決着の付け方や、シロッコの倒され
方、精神崩壊したカミーユの描写がやや違う程度ではありますが。
 http://vsbrf91.blog6.fc2.com/blog-entry-1081.html
 http://fururingo.blog15.fc2.com/blog-entry-60.html
 http://blog.livedoor.jp/personap21/archives/65157398.html#


12/04/06

 時折雪の舞う日々。東京では桜が満開というのが信じられない寒さです。

 BS11新番組「これはゾンビですか?オブ・ザ・デッド」。保健室で謎の酔っぱらいロリ少女と遭
遇した主人公。周りは彼が見た幻覚だと言うが・・・。
 ライトノベル原作アニメの2期シリーズです。1期終了後の早い時期には告知がされていたの
で、実際の放送は随分と遅れた感じがあったり。そのぶん制作はかなり進んでいるようで、既に
イベントで6話まで上映済みだったりと、作画スケジュールの心配はなさそうです。
 1期はシュールギャグ中心の作品という印象でしたけど、2期になって更に加速?1期2話の焼
き直し的エピソードでしたが、変態度が数段アップしているように見えました。てか、女装主人公
の股間や尻をアップで映すのは勘弁してください、ホント(笑)。
 無口系ヒロインの脳内妄想ボイスは今期も健在で、今回は井上喜久子さんが担当。ロリボイス
からセクシーボイスまで変化に富むベテランの妙技を披露してくれました。さすがです。

 高速道路情報で初めて「動物侵入走行注意」という表示を見ました。どんな動物が紛れ込んで
きたのやら。


12/04/08

 今日も午前中は雪が降っていましたが、明日からはようやく春らしい天気になるようです。

 「モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)」13話。幽霊船探しが終わり日常が戻ったように思えたもの
の、お姫様はいまだ主人公の学校に在学していて・・・。
 前回までのエピソードのエピローグ。お姫様が幽霊船を捜していた理由や、海賊船に密航出
来た理由もきちんと説明されて、実に綺麗な締めでした。と言ってもこの作品は2クールなので、
さっそく次のエピソードの伏線らしきものも?
 主人公のお母さんが作っていたポトフ、どー見ても日本のおでんです。我田引水ですが、拙作
「この場所から」でやろうとしていたのはこーいうインチキ日本描写だったので、実際にやってい
るのを見るとニヤリとしてしまいます。

 「アマガミSS+plus」10話。創設祭実行委員長に任命されたふかふか下級生ヒロイン。多忙の
日々に、主人公と会えない時間が続いて・・・。
 2話で完結させようと思ったら、このくらいのエピソードで終わるのは仕方ないところかも。もう
少し色々と事件を盛り込めれば面白く・・・って、よく考えたらそれは絢辻さんシナリオで既にやっ
ちゃってますね。中田譲治氏の変態ナレーションはおおいに笑わせてもらいましたが、話そのも
のはやや地味だった気がしなくもありませんでした。

 「スマイルプリキュア!」10話。父親が腰痛で入院してしまった関西弁ヒロイン。家業のお好み
焼き屋を自分がやると言い出すものの、父親の味を再現出来なくて・・・。
 私も何度かぎっくり腰を体験しているので、冒頭のシーンはめっちゃ痛々しく見えてしまいまし
た(苦笑)。や、あれはマジで洒落にならないです。で、関西弁ヒロインの弟役で白石涼子さんが
出演。ネイティブ関西弁声優としては、いまや久川綾さんの後釜みたいな人ですから、むしろ関
西弁ヒロインはこちらに任せたほうが良かったのでは、と思えなくもなかったり。

 先日車検があって、代車でダイハツが目下猛セールス中のミラ・イースに乗ったのですが、普
段乗っているMAXとだいぶ乗り心地が違っていてやや戸惑いました。特に昨今流行のアイドリン
グ・ストップ機能は、一時停止するたびエンジンがストップするので最初は違和感が半端なかっ
たです。特に駐車場等での切り返しはギアを変えるたびいちいちエンジンが止まるので、かえっ
て効率が悪い気がしなくもなかったり。低燃費を目玉に売れているとはいえ、車内の狭苦しさや
天井の低さ、内装の微妙なチープさ(失礼)はやはりミラだと思えたりも。同じコンセプトでもムー
ヴで出せばまた違った印象になるのかもしれません。
 とは言え、前回の車検時に代車で乗ったエッセはもっと安っぽさを感じたので(アクセルをベタ
踏みしてもスピードが出ず、デッドニングを全くしていないと思えるほどエンジン音やロードノイズ
が車内に漏れまくりで、走行中は会話が不可能なほど騒音がうるさかったです。完全に主婦向
けのお買い物専用車だと思いました)、加速性や静音性を考えると軽のなかではまだマシなほう
と言えるのでしょうか。ダイハツはMAX、ソニカといった高速走行向け路線の開発をやめてしまっ
たので、まだまだ当分はMAXを乗り続けるしかないと思っているところです。


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