おもひで

だいありーの過去ログです。

12/04/11

 やっと春らしい暖かさになりましたが、おかげで花粉症が悪化(苦笑)。目がかゆくて目薬が手
放せなくなってしまいました。

 AT-X新番組「咲 阿知賀編」(正式タイトルはもっと長いのですが、長すぎるので略します)。原
作は美少女麻雀コミック。数年前アニメ化された「咲」のスピンオフ作品で、同じ世界観の別の学
校の物語です。奈良県の田舎で、廃部になった高校麻雀部の部室を利用して麻雀をする子供
達。そこへ転校してきた一人の少女は麻雀がとても強くて・・・といったイントロ。
 「咲」本編と全く同じスタッフによるアニメ化。「咲」本伝は途中から超能力バトルアニメと化して
(笑)、それこそ「幻魔大戦」の東丈でも連れてこないと主人公に勝てそうもありませんでしたが
(や、東丈が麻雀をするかどうかは知りませんけど)、今作でもさっそくヒロインの一人が必ずドラ
と赤牌を引く能力を持っていたりと、人外バトル化しそうな気配があったり。
 「咲」本伝で主人公と大親友(と言うかほぼ嫁状態)の超巨乳ヒロインが小学校時代に在籍して
いた麻雀教室の友達が今回の主人公で、本伝の主人公・咲がラスボスという位置付けらしい?
それはそれで面白い趣向だと思えたり。でも咲って「最終的に収支を±0にコントロール出来る」
「狙って嶺上開花(リンシャンカイホウ)で上がれる。しかも連続カン可能」というチート能力の持
ち主だけに(麻雀を知らない方のために。常人が旧ザクだとすれば、咲はνガンダムのようなも
のです)、これに勝つのはほぼ不可能じゃないかという気が。どんな話になるんでしょ。 
 そう言えば、前作の出演者は麻雀に精通しているキャスティングでしたが、今作の声優陣はど
うなんでしょうか。

 もひとつAT-X新番組「這いよれ!ニャル子さん」。原作はGA文庫のライトノベル。以前にも書
きましたが、私がデフォで読み続けている小説の一つです。夜中に突然謎の怪物に襲われた主
人公。それを助けた美少女は、自分をクトゥルー神話の邪神・ニャルラトホテプだと名乗って・・・
というイントロ。
 過去にも二度アニメ化されましたが、どちらもフラッシュアニメの超短編で、今回三度目の正直
でやっと普通のテレビシリーズになりました。とは言え、この作品の中身は5割が平成ライダーシ
リーズ、4割が富野作品、残りがそれ以外の作品パロディで成り立っているので(苦笑)、ぶっち
ゃけ「アニメ化出来るの?」という懸念があったり。1話を見た印象では、「スタッフ頑張った」と労
いたくなる出来でした。放送禁止ギリギリのレベルまでなんとか原作を再現しようと悪戦苦闘して
いて、スタッフの苦労はいかばかりのものだったのやら。何も好んでこんな地雷踏まなくてもいい
のに(笑)。
 ネット上での感想を眺めると、パロディ中心の展開に案の定批判が集中する一方で、クトゥル
ー神話を知っているか否かで評価の温度差がかなりあるように見えました。ちなみに、この作品
のメインヒロイン・ニャル子に万が一でも萌えたら人間終わりレベルだと思ったほうが良いです
(苦笑)。主人公が常に警戒態勢なのも道理で、あれは「ワイルドアームズ」シリーズで隠しボス
扱いクラスの化け物です。性別はおろか実態は不定形生物で、本当の顔すら持ち合わせていな
い存在です。なので主人公が始終ニャル子をいたぶっているのはDVだと叩くのはお門違いだっ
たりするのですが、その辺を理解したうえで楽しめるかがこの作品を視聴するボーダーラインに
なりそうな気がします。とりあえず個人的には大満足な1話でした。

 同じくAT-Xで映画「涼宮ハルヒの消失」が放送されたので鑑賞。「ハルヒ」1期・2期シリーズに
続く劇場版で、ストーリーもテレビシリーズからストレートに続いていて、全話視聴済み前提の内
容になっています。
 劇場公開前から長い映画であることが告知されていましたが、確かに長い!てか長すぎ(約2
時間40分)。アニメ映画としてこれだけの長編は「ヤマト」シリーズ以来?正直2/3くらいまで圧
縮出来ると思えました。映画「けいおん!」の時も思ったのですけど、京都アニメーションは映画
フォーマットにまだ慣れていない気がします。
 詳しい感想はネタバレになるので避けますが、作中でも主人公のモノローグツッコミがあるとは
いえ、前置きだけで20分近くかかっている時点で冗長すぎは否めないかと。「逆シャア」だったら
5thルナが地球に堕ちてアムロがνガンダム受領に月へ行ってる時間ですよ(笑)。シリーズのフ
ァンじゃないと分からない展開が多いのに、一見さんへの作品紹介的プロローグを長めに入れ
ているのは親切すぎると言うか余計なお世話というか。短気な人なら「全然話が始まらない」とブ
チ切れる可能性もあるのでは?
 終盤もダラダラ感があるような。話が終わったと思ったらまだ続く、は定番手法とはいえ、何度
もやられるとさすがにクドいと感じます。それでいて、まだ残りがありそうなところで唐突に終わっ
てしまうので、拍子抜けな印象は拭えず。原作者が脚本を担当していることから、もしかして原作
サイドから一字一句シナリオを削るなというムチャな要求があったのかもしれませんが、もう少し
コンパクトにまとめたほうが構成としては綺麗だったのでは、と思いました。
 ただ、ボロボロに叩いていますけど話そのものは面白かったです。原作でも最高傑作と評され
ているエピソードだけのことはあると感じました。アニメ版としてもこれまでの伏線が見事に収束
していて、シリーズの締めとしてはかなり良かったと思います。・・・あくまでここで終わっていれ
ば、ですが(笑)。問題は原作がこの後も続いてしまっていることで、しかも原作者は既にネタ切
れらしく、数年間スランプで続巻が書けず、やっと出た新刊も評価は微妙でまたも断筆状態だと
か。ドル箱作品なのでアニメもまだ続きそうな気がしなくもありませんが、個人的にはこの映画で
終わらせたほうがすっぱり完結出来る印象でした。元々1巻で終わっている話をズルズル引っ
張っているんですから、そろそろハルヒ達も休ませてあげましょうよ〜。


12/04/13

 暖かくなってくると国道沿いで車に轢かれた猫の痛々しい姿を見かけることが増えますが、ここ
数年は猫と思いきやタヌキだったということが割とあったりします(顔つきも体型も猫とは違うの
で、恐らくタヌキかと)。畑などで見かけるという話も聞きますし、住む場所が減ったり食べ物がな
かったりで、以前よりも人里に降りてきているのでしょうか。

 「これはゾンビですか?オブ・ザ・デッド」2話。女装して戦っているのが学校中にバレて、思い
きり凹む主人公。だが翌日登校すると、何故か人気者になっていて・・・。
 変な方向へ加速したあげく何やらイイ話系でまとめていますけど、根本的な疑問は何も解消し
ていないような。謎の記憶改変現象も含めて、今回のエピソードのカギなんでしょうか。
 1期の時も無駄に作画が動いていましたが(笑)、制作スケジュールに余裕のある今期は更に
作画を頑張っている印象です。この作品は不思議なことに雑誌等に掲載される描き下ろし版権
イラストよりも、アニメ本編のほうが絵の出来が良かったりするのですが、今なお継続中な感じで
す。
 今回の脳内妄想ボイスは南央美さん。アニメで声を聞くのは随分と久しぶりのような。ロリボイ
スは健在でした。

 最近また余震が増えているようで、揺れに対してつい過敏になってしまったり。あと数年(数十
年?)はこんな日々が続くのやら。


12/04/15

  今季一番の暖かさで、地元の梅も一気に咲き始めました。

 「モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)」14話。伝染病で主人公以外全員が入院してしまった海賊
船。仕事をこなすため、臨時の船乗りを雇うことに・・・。
 結果は見えていたとはいえ、経過が面白かったので楽しめました。主人公のやってることが完
全に高校生の範疇を越えていて、船長も大変だと思ったり。もっとも、この作品に出てくるキャラ
の殆どが実年齢より精神年齢高めな印象ですけど。戸松嬢演じるお姫様ヒロインもしっかりレギ
ュラー化していて、個人的には嬉しい限りです(笑)。

 「アマガミSS+plus」11話。卒業式を間近に控えて、天然男殺し先輩ヒロイン(笑)の態度が微
妙におかしいのが気になる主人公。理由を知ろうとあれこれ考えるものの・・・。
 いきなり登場の外人ヒロインが先輩ヒロインの2Pカラー状態で苦笑。格闘ゲームじゃないんで
すから、もちっとデザイン変えましょうよ〜。
 そーいやこのヒロインだけ年上なので、他のエピソードみたいに一年後の舞台設定じゃないん
ですね。てか、前作以上のバカップル状態を校内で振りまき続けているのが、なんともはた迷惑
な(苦笑)。

 「スマイルプリキュア!」11話。謎の小槌の力で小さくなってしまった主人公達。とりわけ虫が
大嫌いな活発系ヒロインは特にパニくってしまい・・・。
 女の子向け作品でこーいう話ってアリなの?でっかい青虫やダンゴムシが出てきて、小さい子
がトラウマになるんじゃないかという気がしなくもなかったり。話そのものは安定した面白さがあっ
て良かったですが。と言うか今作はシナリオ・演出の安定感が半端ない気が。
 ・・・って、次回早くも新アイテム登場?今期は玩具の投入ペースが速いような。

 BS11で「Fate/Zero2ndシーズン」の放送が始まりましたが、前期に続いて視聴はするものの
感想は書かない予定です。

 事前にネット上で告知されていたとはいえ、Internet Explorerが強制的にバージョンアップされ
てちょっと迷惑でした。普段はFirefoxをデフォのブラウザとして使っているのですが、IEも6のまま
ずっと放置していたら、昨夜いきなりIE8のインストール開始。おまけに強制的に再起動しやがっ
たものだから、デスクトップ上で開いていたデータが全て消えてしまいました。そりゃ「更新の準
備ができました」というポップアップメッセージを無視して後回しにしていたってのはありますが、
やることが少々強引です。


12/04/18

 今週は曇天続き。昨日は激しい雷雨が降ったりと、不安定な空模様です。

 「咲 阿知賀編」2話。廃部になっていた阿知賀高校麻雀部を復活させた主人公達。だが試合
に出るにはメンバーがあと二人必要で・・・。
 展開がダイジェスト状態。前回今回で一気に4年経過してしまいました。麻雀を打つシーンも少
なく、序盤の掴みとしては弱いのではないかと心配になったり。前作は1話2話の段階から咲が
超能力麻雀を発動して盛り上がっていただけに(笑)、何かと比較されてしまう今シリーズは大変
そうな気がします。にしても、麻雀の練習のしすぎで手にマメが出来るって、どんな打ち方しとる
んじゃい(苦笑)。
 オープニングの映像でも「咲」本編の主人公である咲がラスボス扱いになっていて笑ってしまい
ました。本伝でも魔物呼ばわりされていましたし、確かにラスボスのポジションのほうが似合って
いるかも。

 「這いよれ!ニャル子さん」2話。主人公を拉致しようとしていた犯罪組織の本拠地に乗り込ん
だニャル子達。だがそこには彼女の天敵とも呼べる邪神がいて・・・。
 2話にしてもう最終回でした(笑)。すっげー勢いでエピソードを消化したのは前回同様でしたが
(既に原作1巻終了)、1話と比べてテンションが落ちたような。早くも息切れ?原作にはなかった
イデオンネタまで持ち込んだりと、ある意味余計濃ゆいノリになっているのは面白かったですが、
元々パロディだけで成立しているような作品なので(笑)、演出の善し悪しがストレートに響いてし
まいそうです。 
 個人的に今回のアニメ化で評価しているのは、ドラマCDの段階からキャストが殆ど変わってい
ないことです。大人の事情優先で(苦笑)アニメ化するとキャスト総入れ替えになるケースがとて
も多いだけに、耳に馴染んだ声そのままの本作は良い判断だったと思います。もっとも、ライトノ
ベルとしては弱小に近いGA文庫(失礼)なので、キャストに横やり入れてくるスポンサーがいなか
っただけかもしれませんが。
 しっかし、先週以来この作品が悪い意味で騒がれているのは少々残念です。元々がニッチな
層向けの作品なのに(笑)、今期の目玉タイトルみたいな持ち上げ方をして宣伝すれば袋叩きに
遭うのは必然かと。深夜枠の端っこでこっそりと放送しているくらいがちょうど良いと思うのです
が、GA文庫も久々のアニメ化で気合い入れすぎたんでしょうか。

 少年サンデーのWebサイトで「009」完結編の連載がスタート(作画担当は石森プロ)。アニメ版
平成「009」の時に完結編のプロローグのみ映像化され、その後小説としてスタートするも1冊刊
行しただけで中断、今度こそ三度目の正直で完結するのやら。遺されている膨大な構想ノートは
殴り書き状態で判読が難しいらしいですが、なんとか解読して(笑)物語としてまとめてほしいも
のです。
 http://club.shogakukan.co.jp/kod/c009cgw.html


12/04/20

 やっと仙台でも桜が開花したそうですが、花冷えの日々で足踏み状態?

 「これはゾンビですか?オブ・ザ・デッド」3話。恥ずかしい過去を早く消し去りたいのに、魔法ア
イテムが壊れたままで焦る主人公。見かねたメインヒロインが修理に挑むが・・・。
 話があっちこっち迷走して、まとまりに欠ける回だったような。そのカオスぶりこそが、この作品
らしいと言えば言えるのでしょうけど。背後でちょこちょこと伏線らしいものは描かれていますが、
2期に入ってまだ話の本筋が見えてきていない印象です。しばらくはこのグタグタな日常が続くの
でしょうか。
 今回の脳内妄想ボイスは、現役ロリボイス声優・こやまきみこさん。今やロリ声はこの人の専
売特許みたいな感じがありますけど、それだけに「アスラクライン」や「祝福のカンパネラ」でお嬢
様系の演技を聞いた時は、あまりに別人状態で驚いたものでした。あと、今期の予告はこれまで
の妄想担当声優が勢揃い状態なんですね。毎回これだけのために井上喜久子さんや南央美さ
んが出演するとは、なんて贅沢な(笑)。

 「咲 阿知賀編」が始まった記念と言う訳でもないのですが、「咲」のPSPゲームを購入。前々
からPSPで手軽に遊べる麻雀ゲーが欲しいと思っていたところに、このソフトの廉価版が先々月
発売されたので買ってみました。
 前述の通り、内容は麻雀ゲー。アニメ版と同じスタッフがシナリオや作画を担当していて、「咲」
本編のストーリー(「阿知賀編」ではなく、前作のほう)を追体験したり、キャラを自由に選んでフ
リー対局出来たりします。この手の麻雀ゲーって何故か二人打ちのものが多くて、ちゃんと4人
打ち麻雀がしたいと思うと意外と選択肢が少なかったりしますが、このソフトは原作が原作だけ
に、きちんと4人打ちで麻雀が楽しめます。何より、各キャラが「咲」本編同様の能力を使えるの
で、気軽に超能力麻雀を再現出来るのが素晴らしいです(笑)。
 ストーリーモードはアニメ本編の19話(県予選決勝戦)までをまとめたエピソードと、新規のオリ
ジナルエピソードの二つ。ボイスがついているのは女性キャラのみで、比較的台詞の多い男性
キャラや解説役はボイスなしという割り切り方が見事というか潔いというか(苦笑)。新規エピソー
ドのほうはギャグ路線に近い内容で、「この世界には不法侵入という言葉が存在しないんか」と
ツッコミたくなってしまいました。アニメ版そのままの雰囲気なので、ファンならかなり満足する出
来だと思います。
 色物ゲームに見えがちですが、麻雀ソフトとしての評価は割と高く、本格的に麻雀をする人達
からも好評だとか。キャラ達の能力はオンオフ可能なので、オフにすれば普通の麻雀ゲームとし
てもプレイ可能です。
 一週間ほどちまちまとプレイして、既に殆どクリア済み。特殊条件で獲得出来るCGがあと1枚
未入手ですが、条件が槍槓(チャンカン)という最困難に近い和了りなので、これは諦めるしかな
いかなと(2台使っての通信対局で意図的に狙うのが最善とか)。もう1枚条件がシビアだった海
底撈月(ハイテイラオユエ)はなんとか和了ったので、これだけでもラッキーと言えそうです。海底
撈月は咲の最大のライバル・天江衣の得意とする手ですが、実際にゲーム内で再現するのは相
当に大変なようで、これで和了るのは運の要素が強かったり。ご褒美の特殊CGはアニメ版同様
“はいていない”状態でエロく、苦労して入手した甲斐は充分ありました(苦笑)。
 プレイヤーとして咲を使ってみると、改めて彼女の魔物ぶりを実感します。配牌の時点で暗カ
ンが二つくらい、暗刻も一つ二つ出来上がっていて、2・3巡であっさりリーチ状態に。あとは連続
カンで嶺上開花(リンシャンカイホウ)の出来上がり・・・人間業じゃないって。でもこのゲームの
CPUは微妙におバカらしく、フリー対局で対戦相手として選ぶと意外と勝てたりします。原作その
ままの設定だと無敵すぎるので、若干弱めのキャラにしているらしいという話も?
 アニメそのままのノリで麻雀が楽しめるので、キャラゲーとしても麻雀ゲーとしても満足度の高
いソフトです。欲を言えばもう少し動いているシーンがあればとか、和了った時の役の読み上げ
にもボイスがあればとか、細かい不満はありますが、その辺はPSPの限界でしょうか。どうせなら
PS3に移植してパワーアップ・・・は無理かなぁ。 
 http://products.alchemist-net.co.jp/products/saki/


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