おもひで

だいありーの過去ログです。

13/04/03

 春の嵐が関東から東北地方を縦断。時折激しい雨の降る一日でした。ちなみに今月の写真は
自宅近くで撮った夕暮れです。

 「たまこまーけっと」最終話。微妙に散漫な印象の最終回でした。お別れシーンを2回やったた
めでしょうか。Bパートの早い段階で話が終了したように見えたので、「残り時間どうするんだろ」
と思ってしまったり。前回あたりからやっと優等生すぎた主人公の本音が見えてきた感じでした
けど、そこに触れた途端シリーズ終了というのは物足りなさがありました。むしろここから生の感
情を交えた本当の人情劇が描ける気がするのですが。繰り返しになりますけど、やはり1クール
で終わらせるには勿体ない題材だったと思います。
 古典的とも言える下町人情ものを今の時代にアニメでやるという企画自体かなりチャレンジャ
ーだった気がしますが、私のような懐古趣味の世代(苦笑)には評判良くても、残念ながら若い
世代にはウケなかったようで。そうなってしまうだろう理由は分かりますし、つまらないと簡単に切
り捨ててしまう層を「見る目がない」と一概に否定するつもりもありせんが、もうちょっとそーいう世
代にもアピールする手法がなかったものかと、それが惜しいと感じる作品でした。「けいおん!」
であれだけティーン世代の共感を得た山田監督がその部分を意識していないはずはないと思う
のですが、今回はちょっと背伸びして親御さん世代向けに作っちゃった感じだったのでしょうか。
個人的にはとても楽しめましたが、万人にお勧め出来るかと言うと少し微妙な作品だったと思い
ます。でもやっぱり2期はやってほしいなぁ。

 「ラブライブ!」最終話。生徒会長ヒロイン変節の時も感じましたけど、キャラの心変わりが唐
突すぎて、1話2話飛ばしてしまったんじゃないかと錯覚する最終回でした。前回までの重苦しい
展開は何だったの?というくらい問題があっさり解決して、ネット上では「茶番」という批判も多く
見受けられるようですが、確かにこれじゃ茶番劇と言われても仕方ないような。話を転がすため
にシリアス要素を入れてはみたものの、上手に消化出来なくて作品世界が分解してしまった感じ
のするシリーズ終盤でした。
 雑誌の読者参加型企画としてスタートしたタイトルにストーリー性を持たせようとしたけれど、そ
れが空回りして違和感だけが残ってしまった作品だったように思います。特に11話以降のシリ
アス展開はちゃぶ台返しにしたってあんまりで、言うなればヤマトがコスモクリーナーを求めてイ
スカンダルへ向かったものの、デスラーがいきなり地球侵略をやめちゃって、おまけに地球が自
力で回復出来る方法が分かったので「もうコスモクリーナーいらないよ」と言われてしまったような
ものかと(苦笑)。よもや作品タイトルと基本設定を全否定とは、脱構築にしたってもうちょっとや
りようはあるでしょうに。同じサンライズ作だった「センチメンタルジャーニー」や「セラフィムコー
ル」のようなオムニバス形式にでもしておけば、ここまで批判されることもなかったのでは?スタ
ッフが欲を出して失敗した典型例だった気がします。業界随一のエロさを誇る(笑)西田女史の
作画が勿体なかったよーな。せめて10話までのお気楽路線を貫いていれば、もうちょっと評価
出来る部分はあったのですが。
 アニメは終了しても他の企画はまだ継続するみたいですけど、これだけキャラ設定を崩壊させ
た後ではやりづらい気が。大丈夫なんでしょーか。


13/04/05

 今日は今年一番の暖かさでしたが、週末は暴風雨になるとか。ニュースでは外出を控えるよう
呼びかけていますけど、そんなに荒れた天気になるのでしょうか。

 新番組開始前の空白期間、BS11では先日いきなり「ブラックマジック M-66」を放送。私が高校
生時代にリリースされたOVAで、珍しくビデオソフトを購入した作品でした。他のアニメをレンタル
で借りた時に見た予告か何かで面白そうだと感じて、本編を確認することなくいきなりソフトを買
った記憶があります(当時のOVAはめっさ高かったものです)。士郎正宗氏の名前は既に「アッ
プルシード」で知っていましたけど、ハイクオリティな映像が本人入魂のコンテによるものと知った
のは本編を見た後でした。あと、個人的には初めて軍隊がちゃんとプロの挙動をしていて格好
良いと感じた作品でもあります(笑)。
 買ったビデオソフトは今でも所有していますが、本編を見るのは10数年ぶり。残念ながら画質
はえらく悪かったものの(もしかして全くリマスターされていない?)、動きまくりの映像は昨今の
アニメと比較しても「M-66」のほうが格上に見えたり。先月はAT-XでOVA版「ジャイアントロボ」の
全話放送がありましたが、こうして見ると80年代90年代アニメのほうが映像クオリティは凄いと感
じてしまいます。や、この2作品と今のテレビシリーズ作品を比較するのはアンフェアだと分かっ
てはいるのですが(笑)、もうこのくらい気合いの入った作品を拝むのは無理なのかな〜と少し寂
しくなってしまいました。昨今はロボットやアクションを描けるアニメーターが激減・・・どころか、ま
ともな芝居さえ描けているか怪しい作品が多い感じですが、たまには映像だけで有無を言わせ
ぬ説得力を放つ作品を見てみたいものです。

 岩手の花粉飛散は今週と来週がピークだそうですが、マスクをしていてもちょっと外出するだけ
でクシャミが出たり目がかゆくなったりで、日常生活すら難儀しています。夜も苦しくて睡眠不足
の有様。あ゛〜、マジで早くピークが過ぎてほしいものです。


13/04/07

 予報通りに爆弾低気圧が日本を通過。自宅のあたりは激しい雨が降った程度でしたが、県内
でも被害が出ている模様。今年は定期的に天気が不安定になっている気がします。

 「僕は友達が少ないNEXT」最終話。え、これで終わり?ストーリーは投げっぱなし、メインヒロイ
ンは全く喋らないまま完結って、3期前提のラストだったよーな。主人公の外道ぶりにフォローを
入れられた時点でスタッフとしては満足なのかもしれませんが(笑)、新キャラも出すだけ出して
出番終わりとか、消化不良ってレベルじゃない放り出し感でした。元々2期はこーいう構成だった
のでしょうか。あまりに中途半端すぎて、来週も普通に放送があるような錯覚をしてしまいます。
公式に何かしらアナウンスがないと、ファンは納得しないのでは。
 1期の時点でもメインヒロインがどんどん隅に追いやられる展開でしたけど、2期はほぼメイン
ヒロイン降格状態だった気がします。作者もそれを痛感したのか、途中から軌道修正しようとし
て更に泥沼にハマってしまった印象が。妙にドロドロなシリアス展開になってみたり、最後は天才
腐女子ヒロインが主役&メインヒロインポジションに収まったりと、迷走しまくりな2期だったように
思います。面白いエピソードもあるにはありましたけど、シリーズ終盤のインパクトがそれをかき
消してしまった感じでしょうか。とにかく全然終わってねーぞという最終回だったので、なんとも評
しようのない作品になってしまいました。

 「ドキドキ!プリキュア」10話。主人公のクラスに転校してきたアイドルヒロイン。たちまち校内
外で騒ぎになり・・・。
 先輩プリキュアメインのエピソードかと思いきや、親友ヒロイン中心の話でした。親友ヒロインが
主人公と先輩プリキュアの仲の良さに嫉妬したり、作中でも正妻扱いされていたりと、早くも「お
前ら結婚しちゃえ」状態で(笑)、今までのシリーズよりも百合テイストが増しているよーな。前々
作でも主役二人はそう言われていましたけど、今期は一層顕著な感じがします。何もスタッフ自
ら率先して同人誌ネタを提供せんでもいーのに(苦笑)。てか、シリーズ序盤でこんな状態なら、
この先プリキュア間で三角関係とか四角関係に発展しそうな気が?や、さすがにそれはないでし
ょうけど、既に主人公達も心の中に負の感情を抱えている描写があるので、敵にその感情を利
用されてしまう話はありそうな感じがします。

 今日からTBS系でスタートした「宇宙戦艦ヤマト2199」(スタッフのこだわりで、戦艦大和が沈
没した日に放送開始したとか)。先行の劇場公開でも評判はかなり良いみたいなので個人的に
も期待度は高く、もちろん視聴はしますが、感想は書かない予定です。どうしても旧作との比較
が中心になってしまいそうですし、実際1話を見た段階でもつい「この場面、旧作はどうだったっ
け?」と考えてしまったりと、冷静なレビューが出来そうにないので(笑)。
 にしても、庵野氏が手がけたというオープニング、ほぼ旧作のトレスやんけ。思わず笑ってしま
いました。


13/04/10

 予報を見たら明日は雪とか。岩手はこれがあるのでタイヤ交換のタイミングがなかなか計れな
いです。

 AT-X新番組「這いよれ!ニャル子さんW」。シリーズ2期というか、実質4期。いつも茶の間でド
タバタしているニャル子達に、主人公は自室を作ることを提案し・・・。
 オープニングの電波ソングがスマッシュヒットした前作、作品自体の人気は微妙な印象がなき
にしもあらずでしたけど、何故か続編が(笑)。現在GA文庫一番の稼ぎ頭らしいので、当然と言
えば当然なのかもしれませんけど。前期は原作ストックが充分あるのにオリジナル展開が多く
て、あまり原作エピソードを消化しなかった感じでしたが、今期は方向性を原作路線に戻すこと
からスタート?途中から自粛しがちだったパロディネタも前期より圧倒的に増えていて、かなりヤ
バいものまでやっている気がしたり。てか、1話のサブタイトルが「進撃の〜」だったり、中の人繋
がりで「@がんばらない」とか言わせてみたりと、タイムリーなネタを入れてきてるなぁ。モビルス
ーツネタも復活しましたけど、前期はやりすぎてサンライズからクレームが来たなんて話も聞くだ
けに、いつまで続けられるかちょっと心配になってみたり。
 とにかくやってることは前期から全く変わっていないので(苦笑)、安心して見ていられるシリー
ズになりそうです。

 BS11新番組「翠星のガルガンティア」。アニメオリジナル作品。人類が宇宙空間のみで生活す
るようになった時代、異星人との戦闘のさ中、主人公は母艦の空間転移から取り残され、更に
その余波で見知らぬ場所へと飛ばされて・・・といったイントロ。
 今期3本あるロボットアニメのうちの一つ。CGを駆使しまくったAパートの戦闘が割と斬新な戦
い方をしていて目を惹き、続くBパートは異文明との接触という古典的なSF展開がベタに面白くて
引き込まれ、純粋に素晴らしいと思った1話でした。主人公の乗るロボットがAI搭載で喋りまくっ
ているので「レイズナー」を思い出した人も多いみたいですが、人間味があって饒舌なあたりは
むしろ「ナイトライダー」を彷彿とさせるような。主人公のパートナーとしてなかなかに味のあるキ
ャラになっていると感じました。キャラ原案が18禁漫画家の鳴子ハナハル氏なので、女性陣が
ムチムチでエロいのもグッドかと(笑)。
 素直に続きが気になる1話だったので期待大で視聴継続予定ですが、不安材料があるとすれ
ばシリーズ構成とメインライターがグロ描写で定評のある虚淵玄氏ということでしょうか(苦笑)。
キャラがのきなみ凄惨な死に方をするような展開は勘弁してほしいなぁ。

 今期のロボットアニメのもう一つ、「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」も放送が始まりました
が、キャラデザインにどうしても拒否反応が出てしまうので(苦笑)、視聴はしないつもりです。某
作品の呪縛が今なお続いていると言うべきか。

 今日発売のニュータイプ誌で6年ぶりだか8年ぶりだかで「ファイブスター物語」連載再開。が、
ぱらっと頁を開いたらすんごいことになっていて驚きました。途中から話についていけなくなって
既に読むのを諦めた作品ですが(笑)、これまで20年近く描いてきた設定を総リセットというの
は、是非はともかく実際やってしまった度胸だけはたいしたものだと思ったり。でも、新しいメカデ
ザインは違和感だらけでとても格好の良いものには見えないのですけど(「ブレンパワード」のデ
ザインを思いっきり細長くしたみたいな?)、10年20年たてば格好良く感じられるようになるの
でしょーか。


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