おもひで
だいありーの過去ログです。
13/07/03
時折激しい雨の降る一日でした。それでも今年は空梅雨気味?ちなみに今月の写真は地元で
撮った芍薬です。
「這いよれ!ニャル子さんW」最終話。最後だからって、中の人ネタやりすぎ?と言うか島田氏
はこの作品で何回シロッコのパロディをやらされたのやら。劇場版「Z」の時は妙に老けた声にな
っていて「役を忘れているんじゃないか」とツッコまれましたが、むしろこの作品でシロッコネタや
っている時のほうが声が若々しいような(苦笑)。前半はいつになくシリアスムードでやや違和感
がありましたけど、後半はいつも通りのノリで「ニャル子」らしいラストだったと思います。
よもやのシリーズ2期(てか、実質4期)でしたが、やってることは毎回ほぼ変わらないだけに、
マンネリ感は否めなかったかも。前作もそうでしたけど、微妙にテンポの悪い演出が目につく回
がコンスタントにあって、演出スタッフの何人かは力量不足だったような気がしたり。こーいうパ
ロディ主体の作品はノリと勢いで押し切ってしまわないと寒いだけですし(笑)、もうちょっとそうい
った部分を頑張ってほしかったように思います。もっともジーベックは去年から「宇宙戦艦ヤマト
2199」に全力投球状態ですから、主力スタッフをこっちに回せないといった事情はあったのかも
しれませんが。さすがに次はないと思うのですが、現在GA文庫の稼ぎ頭なので、もしかすると3
期(実質5期)が・・・・?
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」12話。主人公の一人暮らしを誰が世話するかで争う
ヒロイン達。結局妹の親友のヤンデレヒロインが担当することに・・・。
なんと言うフラグクラッシャー。2期になってから主人公の評価は下がる一方でしたが、よもや
ここまでド外道だったとは。人間として明らかに間違ってるだろ、それ。散々「好きだ、結婚してく
れ」と連呼しておいて、相手がその気になって告白したら「他に好きな子がいるんだ」と振ってしま
うってのは、どーいう神経してるのやら。男女の立場を入れ替えたら「ビッチヒロイン」と叩かれま
くること必至ですぜ(苦笑)。前回も書きましたけど、2期は原作者のハーレム願望を垂れ流しし
ているだけに見えて、どうにも不快感が募ってしまいます。次がテレビ放送の最終回なので一応
見届けるつもりですが、この調子だと不満しか出てこない可能性もありそうです。
「翠星のガルガンティア」最終話。随分と無難に終わった印象でした。事前にネット上で予想さ
れていた結末そのままといった感じで、サプライズは殆どありませんでしたけど、放送前に恐れ
られていた全滅エンドや皆殺しエンドではなかっただけでも良かったのかも(笑)。ただ、終わっ
てみれば真の主人公はレイズナー・・・じゃなかった、チェインバーだったような気がしなくもなか
ったり。
本格SFとして今年春の新番組の中でも特に注目された本作品。シリーズ前半は異文化交流
や主人公が人間らしさを取り戻してゆく過程を丁寧に描いていましたが、後半はネタを詰め込み
すぎて迷走してしまった感じが拭えませんでした。特にメインヒロインは途中から出番が殆どない
状態が続いたりと、存在意義に疑問符が(最終回の見せ場も無理矢理な感じが?)。せっかくの
オリジナル作品、やりたいことが多かったのかもしれませんが、もう少し取捨選択して取り入れ
たほうが良かった気がします。
それと個人的に気になったのは、(度々指摘していますけど)まっとうな大人を描けずにいた点
です。あれだけの船団を率いている賢人と呼ばれる老人達が揃いも揃って無能の集団とか、理
由も明確にせず主人公との接触を頑なに拒む船団長とか、このメンツで今まで生き延びてこら
れたのがとても信じられない有様だったのがなんとも。シリーズ終盤の宗教めいた船団の思想も
偏りすぎていましたし、作品世界の人々に共感出来る部分がないのは致命的だったような。頑
固な老人よりも子供達の柔軟さが打開の道を開くというのは古くからある定番設定ですが、だか
らと言って大人を能なしに描くのは何か違うのではないかと。
シリーズ序盤が特に面白かったので期待値が高まってしまった部分もありますが、けして悪く
はないながらも、どこか物足りなさのある結末だった感じでした。せっかく美麗な作画で目を惹い
たのにシリーズ後半はそれも息切れしてしまいましたし、全体的にスタッフが作品をコントロール
しきれていなかったのではないかという気がしなくもありません。色々勿体ないというか、惜しい
作品だったな〜と、そんな印象が残ってしまったように思います。
ガンプラを題材にしたアニメが秋から放送開始。以前放送された「ガンプラビルダーズ」の続編
みたいなものなのでしょうか。古参のガンプラファンからは「いっそプラモ狂四郎をアニメ化して
ほしい」という声もあるようですが(笑)、現代風にアレンジするとやはりこんな内容になりそうな気
がします。
むしろ個人的には今回合わせて発表された「富野監督の新作は来年」というコメントのほうが
注目だったり。これまでも「Gレコ(仮)」というタイトルで断片的な情報だけは明かされてきました
が、やっと正式に「ガンダム」シリーズの一つであることが確定しました。
ちなみに今までリークされた情報をまとめると「軌道エレベータを舞台にしたもの」「ガンダムら
しくない、かなりスーパーロボットものに近い作風」「脚本は全話完成済み。コンテは全話富野監
督が切る予定」「ターンAに出てきたアデスカの世界樹伝説の時代の話で、太陽系外へ移民しよ
うとする人々(黒歴史の回でちらりと語られていた設定)と、地球に残る人々との対立が主軸」と
いったところ。まだどんな作品になるか想像つかないですが、富野監督の年齢を考えるとそろそ
ろ引退作になる可能性もありそうな?
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20130702_606019.html
13/07/05
梅雨らしいじめじめした天気が続いていましたが、予報によると明日から真夏の暑さに?
AT-X新番組「たまゆら 〜もあぐれっしぶ〜」。2年ぶりのシリーズ2期。季節は一巡して春、2
年生に進級するにあたり、主人公は密かにある決意をしていて・・・。
アニメとのコラボによる町興しの成功例として、NHKの番組でも取り上げられた作品の続編(そ
の縁もあってか、今期は舞台となっている広島だけNHKでも放送するとか)。新キャラも登場して
今まで以上に賑やかになりそうですが、1話は今までの話を振り返りつつ今後の展開に少しだけ
触れて終わった感じで、あくまでプロローグといった印象でした。スタッフはほぼそのままで、変
わらぬ作風にほっこり。まったり暖かな時間が帰ってきて嬉しくなりました。でもエンディングテロ
ップの「協力ペンタックスリコー」の文字を見て、「そーいや社名がリコーだけになると先日報道さ
れていたな〜」なんてことを思い出して、ブランクの長さを実感してみたりも。
それと今回主人公が決意したことに関して、「機材とかどーするんだろ」と一瞬考え、「そーいや
今はデジタルカメラだからパソコンとプリンターさえあれば良いのか」と思いつき、「でも主人公が
使ってるカメラってフィルムカメラやんけ」と、最初の疑問に戻ってしまう堂々巡りをしてしまいまし
た(苦笑)。でも実際問題、昨今の写真部って暗室とかあるんでしょうか。
ともかくも確実に今期の安全パイであろう作品なので(笑)、素直に放送を楽しみたいと思いま
す。
「はたらく魔王さま!」最終話。前回で大きな事件は片付いたので、日常に戻ってのエピローグ
といった最終回でした。一応最後だけは勇者がちゃんとメインヒロインしていた・・・のか?(笑)
今回出てきた悪徳業者が洒落にならないレベルの詐欺をやっていて、ある意味この話をお年寄
りに見せたほうが防犯に繋がるんじゃないかと思ってみたり。
“魔王が現代世界でアルバイト生活”という発想の時点で勝利が約束されていたような作品で
すが(笑)、それをきっちり演出で味付けして小気味よい映像に仕上げたアニメ版スタッフの手腕
もお見事でした。ともすれば一発ネタで終わりそうな設定を、毎回ハイレベルの面白さで1クール
突っ走ったのは素晴らしいものがあったと思います。1話の「カツドゥーン(カツ丼を初めて食べ
た魔王達の台詞)」は声優さんのアドリブだったそうですが、そこから設定を広げて2話以降もネ
タとして活用した機転もナイスだったかと。細田監督らしくアクションシーンは特に気合いが入っ
ている様子でしたが、逆にそれ以外の回ではやや作画が荒れた話数があったのが少し残念な
点でしょうか。オープニングやエンディングがシリーズ半ばまで未完成状態だったりと(ネタバレ
防止のため、わざとという説もあるようですが)、制作スケジュールが心配な面もありましたけど、
なんとか最後まで乗り切ったといったところ?まだ原作2巻分しか消化していないうえ、ブルーレ
イの売り上げが好調で品切れ状態だそうなので、2期をやる可能性はかなり高いと思えますが、
その際はもう少し余裕のあるスケジュールで作ってほしいかも。
あと、アニメ版スタッフは絶対メインヒロインよりも巨乳女子高生ヒロインに肩入れしてるよなぁ
(苦笑)。
13/07/07
曇天で湿度は高いのに30度越えの暑さで、不快感が半端ない週末でした。
AT-X新番組「ロウきゅーぶ!SS」。「小学生は最高だぜ!」の台詞で一躍有名になってしまっ
た(苦笑)ロリコンバスケアニメの2期。夏祭りの日、バスケにばかり夢中になっていたメインヒロ
インは父親から外出禁止を言い渡されて・・・。
ブランクがあったとはいえ、1期の後もゲームが2本リリースされた割にはキャラを忘れた声優
さんがちらほらと。なかには「キャスト変わった?」と思えるほど別人になってしまっている人もい
て、違和感の残る2期1話でした。1クール作品ばかりになって1つのキャラを長期で演じること
がなくなったことの弊害なのか、はたまた若手声優さんが下積みせずいきなりメインヒロインを演
じるケースが増えたゆえの技術不足なのか、どちらにせよもう少し1期との擦り合わせをしてほし
かったように思います。
作画は前作より確実にパワーアップしている感じでしたが、1期の時はシリーズ半ばで力尽き
て紙芝居状態になってしまったので、油断は出来ないかも(笑)。あと、本来は熱血バスケアニメ
・・・のはずなのですが、妙な部分で受けてしまったためか露骨なサービスシーン増量気味?今
のご時世にそれをやるとあらぬ方面から目をつけられてしまいそうなので(苦笑)、ほどほどにし
ておいたほうが良さそうな気がしたり。
http://www.ro-kyu-bu.com/
「とある科学の超電磁砲S」13話。「超電磁砲」主人公の妹が惨殺されている現場を目撃してし
まった「禁書目録」主人公。だが再度現場に行くと遺体は跡形もなく消えていて・・・。
完全に「禁書目録」1期のシスターズ編をもう一回やっている状態で、しかも「禁書」より冗長に
なっているぶん間延びしているように感じられてしまいました。「超電磁砲」オンリーのファンには
きちんと設定を説明する必要があるでしょうし、「禁書目録」のファンは同じ場面をもう一度見せ
られるので退屈に感じてしまうしで、スタッフも選択に悩むところなのかも。ともかく、あと2、3話
は「禁書目録」のリメイクが続きそうなペースです。
AT-X新番組「きんいろモザイク」。一人でイギリスへホームステイに来た黒髪日本人少女。宿
泊先の家には同年代の金髪少女がいたが、人見知りでなかなか仲良くなれず・・・。
原作は芳文社の4コマ漫画。外国への憧れが強い日本人少女と、日本が大好きな金髪外人
少女が織りなすボケとボケのボケたおしコメディです(笑)。ツッコミ役は・・・いないかも?原作は
可愛らしい絵と間抜けなストーリーの妙が個人的に気に入っている作品で、アニメ化に際しは若
干の不安もありましたけど、ロリを描かせたら日本一(苦笑)のStudio五組が制作ということで、
懸念を払拭する見事な1話でした。と言うか、なんか感動系ホームステイアニメになってますよ
(笑)。原作1話のエピソードがエンディング曲の1分半の間に詰め込まれて、それ以外はちょっ
といい話系作品になってますよ(笑x2)。アニメ版はこーゆー路線で行くの?と思ったのですが、
今回のエピソードも原作にある話をちゃんとベースにしているそうなので(抽選で100名にのみ
プレゼントされたファンブックの内容だったとか。そーいう大事な話はきちんと単行本に収録して
ほしいものです)、次回以降も原作通りのテイストになりそうです。
メインヒロインとも言うべき金髪ロリ少女・アリスの声を新人声優さんが担当するというので少し
ドキドキでしたが、留学経験のある人だそうで、いきなり流暢な英語で喋りだしたのでびっくりしま
した。1話の台詞は8割くらい英語でしたけど、本当に外人さんが声をあてているように聞こえて
凄いと思ったり(もっとも、堪能な人に言わせるとイギリス英語じゃなくアメリカ英語になってしまっ
ているそうですが)。これまた素晴らしい技能を持った新人さんが登場したものです。
個人的にはデフォで視聴予定ですが、原作ではやや多めな百合要素をアニメはどう処理する
のか、気になると言えばその辺でしょうか。
http://www.kinmosa.com/
「ドキドキ!プリキュア」23話。ピンチに颯爽と現れた謎の5人目プリキュア。助けてはくれたも
のの、資格がないと言って主人公の変身アイテムを取り上げてしまい・・・。
5人目は変身前のほうが可愛いやんけ!と全国の大きなお友達が発狂しているみたいですが
(苦笑)、幼女は大人の女性に憧れるので、変身してアダルトちっくになるほうが人気が出るんだ
とか。前作も変身アイテムが化粧品でしたけど、武器が口紅ってのはダイレクトに色気がありす
ぎる気も、と思ってみたり(笑)。今回少しは新キャラの説明があるかと思ったのですが、素振り
がなかったところを見ると当分は引っ張るつもりなのやら。
13/07/10
梅雨明け前から連日真夏日の暑さで少々グロッキー気味ですが、39度まで気温が上がって
いる地域もあるというニュースを見ていると、まだマシなほうなのかもと思えたり。
AT-X新番組「ハイスクールDxD NEW」。エロが売りなのに何故かバトルが熱い(笑)ラノベ原
作アニメの2期シリーズです。メインヒロインとシスターヒロインとの同居生活でハーレム状態の
主人公。だが悪魔としての実績はいまだゼロで・・・。
前作は少年ジャンプのような熱血バトルが意外と面白くて、サービスカット以外の要素も楽しめ
た印象でしたが(苦笑)、2期になってもノリは変わらないようで一安心。てか、開始数秒で早くも
全裸っすか。AT-Xは年齢制限ありのR-15枠なのでヒロイン達の裸も解禁状態ですけど、本編ど
ころかオープニングもアイキャッチもエンディングも裸だらけで、地上波やBSじゃ30分丸々モザ
イクかけないと放送出来ないんじゃ・・・。しかもAT-Xですら今回は過激すぎて一部修正が入った
とか。どんだけエロに命かけとるねん、このスタッフは(笑)。バトル要素以外は基本おバカなエロ
コメディなので、そーいうシーンでも必要以上にエロくないのが個人的には気に入っている部分
ですが、2期もその作風を貫いてほしいものです。
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」13話。実際は0話というか、主人公と妹が何故険悪
な状態になったのかを妹視点で説明してテレビでの放送は終了しました。一応基本設定の種明
かしは済ませたのでそれなりに綺麗に収まったようにも見えますけど、14話以降はネット配信と
いう告知を一切しないまま終了したので、そのことを知らないで見ていた人達にとっては打ち切り
エンドにも等しい結末だったのでは?
それと妹視点で語られていたせいか、今まで聖母のごとき包容力で主人公を見守っていた幼
馴染みの眼鏡っ娘ヒロイン(笑)がいきなり腹黒いような言動を見せていて、「性格変わってるや
んけ」とツッコミせずにはいられませんでした。なんか妹ヒロインがツンデレ化してしまったのを正
当化するために、眼鏡っ娘ヒロインを突然ヒールに仕立てたように感じられてしまって、不自然に
思えたのは気のせい?個人的に2期は評価下がりまくりなのでマイナス補正がかかっていること
は認めますが、それにしたってシリーズ終盤は妹ヒロイン以外の扱いが悪すぎて、近親相姦エン
ドに持ち込むためわざと他のヒロインの株を落としている印象は拭えないよーな。この手のハー
レム系作品で結末を曖昧にせず、一人のヒロインと結ばれるラストにしたのは英断だと思います
けど、そこに至る過程はちょっと誉められたものではないかな〜と、そんな不満が残ってしまいま
した。
アニメ版1期は割と主人公にイケメン補正がされていたそうですが、何故に2期は原作準拠の
ダメ男に変えてしまったのやら。1期からシリーズ通して視聴したら、途中から主人公がうり二つ
の別人になったと言われても納得出来る変貌ぶりだった気が。「メガゾーン23」のパート1とパー
ト2くらいの違いがあるのではないかと(苦笑)。おまけにシリーズ終盤は超ご都合主義で、見て
いて更にストレスが溜まることに。「主人公のハーレム状態を成立させるために、ヒロイン達は有
無を言わさず全員盲目的に惚れさせることにしました」としか思えないほど、作者の願望だけで
ヒロイン達を動かしていたように見えました。昨今のラノベ原作作品は本当にひどいものが多い
と感じるのですが(もちろん全てが駄作とは思いませんけど)、この作品は人気度から言っても、
とりわけその代名詞的なものになってしまったような気がします。う〜ん、ラノベ業界もアニメ業
界もそれでいーのか、いやマジで。
だいありーへもどる