おもひで
だいありーの過去ログです。
14/10/01
10月に入り、盛岡市玉山区では早くも氷点下を観測。既に冬の足音が?ちなみに今月の写
真は宮城県大崎市で撮った彼岸花です。
「スペース☆ダンディ」25話。殺人の容疑で裁判にかけられた主人公。次々と不利な証拠が提
示されるが、本人は何故か黙秘を続けて・・・。
裁判の手順はリアルなのに、検察側の主張がインチキすぎてギャップに笑ってしまいました。
声優陣もベテラン勢を揃えていて、その重々しい演技が逆にギャグ繋にがっていた感じもあった
り(サザエさんのキャスト二人を呼んだのは無駄に贅沢だった気も?)。最後のオチがベタすぎて
こんなの今時誰もやらないだろとツッコミを入れたくなりましたが(笑)、それも計算したうえでの
脚本だったのやら。最後は意味ありげなヒキで終わりましたけど、最終回に繋がる展開なんで
しょうか。
今年の夏アニメは微妙な出来のものが多い印象でしたが(「ろこどる。」は除く)、このページで
感想を書いていなかったもののひっそりと視聴していた(笑)中では、「月刊少女野崎くん」という
作品がダークホース的に面白かったと思いました。原作は4コママンガだそうですが(少女マンガ
っぽいですけど、掲載は少年誌だとか)、とにかくギャグが全編に渡って冴えていて、こんなに笑
いまくった作品も随分久しぶりだと感じたり。よくもこれだけネタが思いつくものです。何よりメイン
ヒロインの千代ちゃんが可愛らしくて可愛らしくて、野崎くんを一途に思い続けるその姿に心底応
援したくなりました。野崎くんが超鈍感のため恋愛は全く進展していない様子でしたが、いつか報
われてほしいものです。てか、2期を切望したいところですけど、原作のストックをほぼ使い切っ
てしまったため無理っぽいというのがとても残念。「ろこどる。」ともども、こーいう普通に面白い
作品が貴重に思える昨今だと改めて思ったり(笑)。
http://nozakikun.tv/
14/10/05
南から台風が近づいているのに、何故か気温は下がる一方。天気が悪いこともあって、秋の
終わりが近そうな気がしてしまう一日でした。
BS-TBS新番組「ガンダム Gのレコンギスタ」。初回は1話・2話連続放送。宇宙世紀が終わ
り、時代はリギルド・センチュリーへ。宇宙エレベーターを警護する軍に配属された主人公ベルリ
は、実習初日に宇宙海賊の襲撃を受けて・・・。
待望の富野アニメ新作です。富野作品をリアルタイムで視聴できるのは「ターンA」以来14年
ぷりなので(てか、このホームページを立ち上げた時がちょうど「ターンA」のシリーズ終盤だった
り)、かなり舞い上がってテレビにかじりついてしまいました(苦笑)。富野監督としても「リーンの
翼」以来8年ぶりの新作ということもあってか(「リング オブ ガンダム」を含めれば5年ぶり)、冒
頭から飛ばす飛ばす!濃密な富野台詞のオンパレードで、1話見終えた段階で「お腹いっぱい」
という感じになりました。作風は、皆さん予想していたと思いますが、まんま「キングゲイナーガン
ダム」でした(笑)。ただあっけらかんとしたノリを維持しながらも人の死をきっちり描いているあた
りは、やはりガンダムだと思えたり(「キンゲ」は死人が殆ど出ない作品でしたし)。
一方でベルリ君は天才型だけど天然系(?)っぽく、今までいないタイプの主人公で目が離せ
ない感じだったり、チアリーディング部ヒロイン達はそろって今風の可愛い子ばかりだったり(一
人だけ男の娘が混ざっているらしいですけど)と、富野作品としては目新しい要素が結構あって、
手慣れた手法だけで作っていないあたりは全然老いていないと感じられました。主役メカのG-セ
ルフ(すげ〜ネーミングだ)もデザイン画で見た時はあまり印象に残らない気がしましたが、動く
とちゃんと主役としてのインパクトを備えているのは、さすがの富野マジック。プラモを作ってみた
くなりました。
そして富野監督作詞のエンディング曲がストレートど真ん中のアニメソングで、本当はこっちを
オープニングにしたかったんだろうな〜と思えたり。やはり作品タイトル連呼はロボットアニメの
お約束かと。とにかく半年間、色んな意味で楽しませてくれそうです。
「ハピネスチャージプリキュア!」35話。お弁当ヒロインのお店の手伝いをした主人公達は、配
達で愛想の悪い頑固そうなお婆さんに会って・・・。
シリーズ序盤にやるような話を何故今頃?と思いつつも、キャラの個性を掘り下げたオーソドッ
クスな話で和みながら見ることが出来ました。今シリーズはこーいう基本的な設定の描写が足り
ていないと感じるのですが、既にシリーズ半ばを過ぎてしまって、時既に遅しという気がしなくもな
かったり?
14/10/08
今夜は3年ぶりの皆既月食の日。うちのあたりは天気も良く、自宅で欠け始めから終わりまで
じっくりと見ることができました。
「スペース☆ダンディ」最終話。綺麗に終わったようでいて終わっていないあたりは、この作品ら
しい結末だったと言えるでしょうか。これまでにも何度か描写されていたディープなSFネタを物語
の核に組み込み、ちょっと難解ながらもきっちりエンターテインメントに落とし込んだ最終回だっ
たと思います。なんとなく「ジョジョの奇妙な冒険」第6部の結末を彷彿させる展開だったような気
がしなくもありませんが、そこをつっこむのは野暮かなと。
シリーズ開始当初はどこか掴み所のない印象で戸惑いながら視聴していましたが、1期の中盤
あたりで「あぁ、なんでもアリなんだ」と理解してからは、「今度はどんなネタをやるんだろう」と楽し
くなってきた作品でした。オムニバス形式であることを活かして、主人公達が死んでも宇宙が消
し飛んでも次の回には普通に始まるという(苦笑)、「ギャラクシーエンジェル」みたいなカオスっ
ぷりを発揮していましたけど、シリーズ終盤でそれらのエピソードが全て繋がっていたと明示され
た時には結構驚くものがありました。豪華なゲストとハイクオリティすぎる映像で、スタッフがとこ
とん心底好き放題やった作品という感じでもありましたが、オタクに擦り寄りすぎて袋小路に入り
まくっている昨今のアニメを鑑みると、こーいう作品が一つくらいあったほうが良いのではないか
と思えてきます。とはいえ、さすがにこんな無茶苦茶な作品はこれから先もう現れることはないん
でしょうね。色々な意味で希有な作品だったと思います。
・・・と書いていたら、「スペース☆ダンディ」ラスト2話にも出演していた家弓家正さんがお亡くな
りになったという報が。今年は「ガンダムビルドファイターズ」や「ウィザード・バリスターズ」にも出
ていて、とてもお元気だと思っていたのに・・・。謹んでご冥福をお祈りします。
http://www.81produce.co.jp/
BS11新番組「天体のメソッド」(「天体」と書いて「そら」と読むそうです)。巨大な円盤が空に浮
かぶ北海道の小さな町に、数年ぶりに帰ってきた主人公乃々香(ののか)。翌朝、気がつくと何
故か自分の部屋にノエルと名乗る不思議な少女がいて・・・。
「Kanon」「Sola」の久弥直樹氏7年ぶり(!)の新作です。舞台は北海道、数年ぶりに戻ってき
たものの昔のことを忘れている主人公、人外っぽい女の子、トドメに主題歌がI'veって、まんま
「Kanon」やんけ〜〜〜〜(笑)。ただ主人公も女の子なあたりは、ちゃんと今風になっている?
1話ということもあってか、キャラが動く動く。芝居が丁寧で美術も綺麗なので、映像美だけでも
見応えのある作品だと感じました(キャラが歩いたり走ったりする時の腕の振り方にやたら気合
いが入っているように見えましたが、シリーズ通してあの動きをキープするつもりなのやら)。この
クオリティを1クール保って綺麗に話を締めることが出来れば、良作になる可能性がありそうで
す。とりあえず、女の子達の生足がエロい作品だというのが伝わってきた1話でした(苦笑)。
あと、宇宙人(?)少女ノエルの声が、ぱっと聴いた印象では日高里菜さんだと思ったのです
が、クレジットを見たら水瀬いおり嬢だったので驚きました。「ご注文はうさぎですか」に始まって
「アルドノア・ゼロ」や「ろこどる。」等々、すっかり今年ブレイクの声優になりましたね。
http://sora-no-method.jp/
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