おもひで

だいありーの過去ログです。

15/01/01

 皆様あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。ちなみに今月の
写真は伊豆沼で撮った夕日と渡り鳥です。

 今年の初詣は平泉の中尊寺へ行ってきました。一番近場で行き慣れたところではありますが、
世界遺産に登録されてから訪れるのは初めてだったり。世界遺産登録後は参拝客が増えたと
聞いていましたけど、今日の人出は例年通りの印象でした。テレビで超強力寒波到来とさんざん
脅していたので(笑)、外出を控えた人が多かったのでしょうか。岩手県南は雪こそ降ったものの
それほど積もった訳でもなく、参道がやたら滑るな〜という程度でした。おかげでスムーズにお
参りを済ませることができて、さい先の良い元日だったと言えるかも。

 今年一年が皆様にとって良い年でありますように。


15/01/04

 すっきりしない天気のまま正月が終了。年が明けても不安定な空模様が続くようです。

 今週の「Gのレコンギスタ」「ハピネスチャージプリキュア!」はお休みでした。

 昨年末にCSで放送された映画「009 RE:CYBORG」を録画していたので、年明けに視聴。公開
当時は原作ファンにかなり叩かれた記憶がありますが、実際に見てみて納得。個人的には割と
重度の石ノ森ファンで(笑)、とりわけ「009」は思い入れが深いですけど、それを差し引いても1本
の映画として問題点が多いのではないかという感想を抱きました。
 「攻殻機動隊」テレビシリーズや「精霊の守り人」監督の神山健治氏が監督を努めたオールCG
による「サイボーグ009」という触れ込みだったのですが、実際の中身は「009っぽい攻殻」といっ
た感じで(笑)、これを新生「009」と呼ぶのはかなり無理があるのではないかと感じました。しかも
「009」の基本設定は作中で一切説明がなく、さりとて原作を読んでいれば理解できる内容でもな
く(キャラの性格や設定も随分変わっています)、原作ファンにも新規の客にも不親切な作りにな
っているのは特に大きなマイナスポイントではないかと。009が学生服着て高校生やってる時点
で「なんじゃそりゃ」状態なのですが、お馴染みの赤い戦闘服に着替えるのが終盤のみで、更に
はメンバー9人が揃うことが一度もない(しかも007と008は殆ど活躍せず)ってのは、原作ファン
にケンカ売ってるとすら思えるような。
 そして最大の問題はストーリーで、原作の「天使編」や「神々との闘い編」(どちらも完結編とし
て描かれながら未完)をモチーフにしているのはなんとなく分かるのですが、内容がかなり抽象
的なうえ、意味深に描かれた謎を全部放り出したまま終わってしまうという、なんか一番やっちゃ
いけないパターンをやってしまった感じが強かったです。「中身はなくても、もっともらしい台詞と
描写を並べておけばそれらしく見える」という「エヴァ」以降の悪しき慣習をそのまま踏襲したか
のような展開に、「いい加減こーいうのはやめようよ」と思ってしまいました。それとラストシーンを
見て「ダロスかよ」とツッコミを入れたのは私だけではなかったようで(ネット上でも同様の感想が
あったり)。押井監督の「天使のたまご」をはじめ、押井作品のオマージュともとれるシーンが散
見されるのは、良くも悪くも押井監督の弟子である神山氏らしいと言うべきでしょうか。
 そもそもこの映画は押井監督が担当する予定だったそうな。けれども押井監督が提出したシ
ナリオは「009と003以外のサイボーグメンバーやギルモア博士は既に死んでいて、二人だけで
旅をする」という話で、当然のように制作委員会は却下(しかも「結局003の見た夢だった」という
オチだとか。「ビューティフル・ドリーマー」の頃から全然変わっていないじゃないですか〜)。同時
に提出した神山監督のシナリオが採用されたという経緯があるそうです。ただ、実際に出来上が
った映画がここまで原作無視の内容になったのなら、いっそ押井監督案のほうが全くの別物と
割り切って見ることができたような気も?(苦笑)
 オールCGによる作画は違和感がないと言えば嘘になりますが、見慣れればそれほど不自然と
は感じませんでした。要はこの技術をアピールするためにパナソニックが出資して作った映画ら
しいので、スポンサーからすれば話は二の次で良かったのかも、と勘ぐるのは邪推でしょうか。
この映画が作られたのは3年前ですが、去年公開されたCG映画「楽園追放」は随分と評判が良
いみたいですし、テレビシリーズでも「蒼き鋼のアルペジオ」や「シドニアの騎士」といったオール
CGの作品が出てきていますし、今後こういう方向性の作品は増えてくるのかも。
 ちなみに富野監督はこの映画を「100点満点で60点はつけたくない。59.99…点。映像のクオリ
ティは高かった」と評しているそうで、ものすごく共感できる評価だと思ったり。
 http://www.ph9.jp/


15/01/09

 北海道や青森では大雪が続いているようですが、うちのあたりも雪こそあまり降らないものの、
肌を刺す冷たい風が連日吹いています。暖冬という話はどこへやら、つくづく三ヶ月予報なんて
当てにならないと思ったり(苦笑)。

 BS11新番組「ユリ熊嵐」。流星群落下の影響で熊が人間を食べるようになり、人と熊の間に巨
大な壁が作られた世界。主人公(百合で女の子の恋人あり)のクラスに、人間に化けた熊が転
校してきて・・・といったイントロ。
 「少女革命ウテナ」「輪るピングドラム」の幾原邦彦監督最新作。タイトル通り今回は百合を全
面に押し出しているようで、のっけからR指定スレスレな描写があったりと、かなりエロい雰囲気
が漂っている印象です。熊が人を食べるというのも、文字通りの意味なのか性的に食べてしまう
(笑)のか、どちらともとれる感じで、百合が苦手な人にとっては最初から拒絶反応が出てしまい
そうな1話でした。てか、これまで以上に電波度が増していてかなり理解不能な1話だったので、
私も視聴を継続するか非常に迷うところです。「ピングドラム」も相当に批判が多かったのに、輪
をかけて難解な作りにして大丈夫なのかと心配になってみたりも。
 http://www.yurikuma.jp/

 「攻殻機動隊」がまたも映画化&テレビシリーズ化。思えば原作が連載されていたのは1980年
代で、以降この作品を超えるサイバー系のマンガやアニメが出現していないというのも凄いよう
な。描いた当の本人は今やすっかりエロマンガ家になってしまいましたが(笑)。
 http://animeanime.jp/article/2015/01/08/21505.html


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