おもひで
だいありーの過去ログです。
15/03/22
穏やかな天気とは裏腹に、花粉症がつらい週末でした(笑)。
「ガンダム Gのレコンギスタ」25話。大気圏を降下しながらの戦闘になった金星・アーミィ軍と
月・アメリア軍。地球を知らない金星や月の人々は浮き足だって・・・。
大気圏突入で燃え尽きるのはもはやガンダムシリーズのお家芸ですね(笑)。今回もキャラが
狂ったり死んだりと、すっかり「Zガンダム」の頃の作風に戻った印象でした。ここまで80年代ガン
ダムのテイストに回帰したのはかなり予想外です。ただ、「戦争を知らない世代が戦争に憧れて
自滅してゆく」というあたりは、明確に以前のガンダムとは違うテーマになっている感じですが。ベ
ルリもそうですけど、頭でっかちな人々が現実を想像しないまま行動してしまう愚かさを意図して
描いているのが「G-レコ」なのかなと、そんなことを思ってみたり。
ともあれ、いよいよ次がラストですけど、とても残り1話で終わるとは思えません(苦笑)。富野
監督が声優に初挑戦したという最終回、どんな結末になるのやら。
「アルドノア・ゼロ」23話。月面基地から脱出し、コウモリ少年君と訣別した火星お姫様。一方
主人公は高性能義眼による脳への負担が限界に達していて・・・。
一応最終決戦に突入したと言えるのでしょうか。でも残り1話で全キャラにケリをつけられると
は思えないですし、戦争自体は休戦か和平でとりあえず終了という可能性が大きそうです。もっ
とも、主役二人はもはやロクな結末を迎えそうにない感じなので(笑)、主人公達には何かしらの
ラストが用意されていそうですが。
にしても、これまで偽お姫様が散々侵略を煽っていただけに、今更本物がアジしても誰も信用
しない気が。どうやって信じさせるつもりなんでしょ。その辺も最終回の見所になりそうです。
15/03/25
冬に逆戻りの寒さに。強い風が吹き荒れて、一層冷たさを感じる週の前半でした。
「夜ノヤッターマン」11話。ヤッターマンを倒すつもりだったのに、そこにいた意外な人物に戸
惑うドロンジョ達。真の敵が語る真実とは・・・。
種明かしはかなりベタな感じでしたが、クライマックスへ向けて一応盛り上がってきたと言える
でしょうか。ただ、こういう展開にするのならシリーズ中盤のギャグエピソードが蛇足に思えてしま
ったり。と言うか、シリーズ序盤と10話以降だけ見れば問題ない構成になってしまっているよう
な。元シリーズの作風も入れようとしたのかもしれませんが、ギャグとシリアスの乖離が大きくて
上手くいったとは感じられなかったのが残念です。ともかく残り1話、きっちり締めてほしいもので
す。
「純潔のマリア」11話。魔力が戻っていないにもかかわらず戦場へと向かったマリア。そこでは
純朴青年君が傭兵男と私闘をしていて・・・。
ひでぇラブコメだ(笑)。前回までの絶望的な展開は何だったの?というくらいあっけなくマリア
が立ち直ってしまいました。宗教的なテーゼやら哲学的な思索やら、重々しい話をやってたと思
うのですが、こーいう解決でいいのでしょうか。歴史的事実は変えようがないですから、マリア個
人の救済という意味ではアリと言えば言える?こちらも残り1話、どういうラストになるのやら。
約四ヶ月ぶりに「ふぉとふぉと」更新。完全に時期を逸してしまいましたが、去年の秋に撮った
写真をまとめてみました。ここまで遅れたのは、単純に私のモチベーションの問題だけです(苦
笑)。我ながらサボりすぎたと猛省。
例年秋の写真は紅葉を中心にストレートな方向性で撮っていましたが、今回は何故か冬のよう
なダークな路線に。露出をマイナス補正しまくった写真を試しに撮っているうちに、こーいうのも
悪くないかなと思えてきて、途中からは意図的にやるようになりました。もちろんこれまで通り普
通に紅葉や花を撮ったものも多いですが、全体的には暗めのトーンにまとまった気がします。去
年はマンネリ感から抜け出せなくてテンションが下がり気味だったので、ちょっとした変化球に挑
んでみたといったところでしょうか。
てな訳で、今回は題して「秋の光陰」。そのまんまです(笑)。いよいよもってタイトルはネタが尽
きてきたかも(苦笑)。
15/03/29
昨日までの麗らかな快晴から一転、雨の降る肌寒い日曜日でした。
「ガンダム Gのレコンギスタ」最終話。もの凄い駆け足で終わってしまった印象でした。謎や伏
線を消化しきれなかった部分もありますし、やはり富野ガンダムを2クールでこなすのは無理だ
ったのではないかと(笑)。「ダンバイン」最終回みたいな個人の憎悪渦巻く展開でありながら絶
望のまま終わらなかったのは良かったですが、エピローグがあまりにも“語らなさすぎて”、個人
的にはちょっと物足りなかったです。せめて戦後の政治がどうなっているのか一言くらい説明が
欲しかったかも。それと、ラライヤがG-セルフを操縦できた理由を説明するの忘れてませんか、
富野監督?
シリーズ前半は細々とした部分は不明ながらもワクワク感があって、「分からないところも後半
には分かるようになるだろう」と思っていたのですが、よもや雪だるま式に分からない部分が無
限増殖してそのまま終わるとは予想していませんでした(苦笑)。放送開始前に危惧していた通
り、なまじ準備期間が長すぎた為やりたいことが増えすぎて、それを全部詰め込んだゆえのカオ
ス状態だったように思います。4クールどころか6クール分くらいの物量ですよね、これ。「逆襲の
シャア」以上のストーリー密度が半年間も続けば視聴者の理解力がパンクするのは自明の理だ
ったでしょうに、遺作のつもりで全てやりきってしまおうとしたのでしょうか。キャラや組織の多さも
2クール作品とは思えないボリュームでしたが、1つの組織に敵対する二つの勢力があって、そ
んな組織が4つも出てくるのですから、そりゃあ相関図を覚えろってのが無理というものです。こ
こまで人間関係がややこしかったのは富野作品としても初めてだったのでは。固有名詞がなか
なか覚えられず、自分の記憶力に自信を失ってみたりも(笑)。
一番不親切と感じたのは、毎回途中経過をすっ飛ばして結果からストーリーが始まるので、先
週と今週で話が繋がっておらず、「1週見逃した?」と錯覚してしまうほど状況を把握しづらかっ
た点でした。もちろん繰り返し見ればその間に何があったのかは想像できるのですが、週単位
で放送するテレビ作品としてはやはり不親切すぎると言わざるをえないかと。「Vガンダム」の時
も同様の印象があったのですが、「G-レコ」は輪をかけて分かりにくい構成だったと思います。
「毎回ダイジェスト状態」と揶揄されても仕方なかったような。
それと劇場版「Z」の頃から顕著になってきましたが、昨今の富野作品は感情的に盛り上がる
場面をさらっと流してしまう傾向があって、視聴者の感情移入を拒んでいる感覚があったり。この
辺も「ベルリが何を考えているのかよく分からない」と指摘される一因になっている感じがします。
富野監督の時間感覚が年々早くなっているのかもしれませんが(笑)、エモーショナルな描写くら
いは「通常の3倍」ではなくノーマル速度で見てみたかったかなと。
最後だからと辛口な感想を並べましたけど、全体としてはとても楽しめましたし、濃縮100%の
富野作品がどうなるのか良く分かりましたし(苦笑)、個人的には非常に堪能できた作品でした。
映像クオリティも「キングゲイナー」以上にパワーアップしていて、テレビシリーズとしては別格の
完成度だったのではないかと(シリーズ終盤の突き抜けまくった作画は、それだけでも一見の価
値あり)。何より、「元気のG」の言葉通りどのキャラも生き生きと元気で、見終わった後に活力を
与えてくれる作品だったと思います。70歳を過ぎてこんなパワフルな作品を作れるとは、富野監
督にはまだまだ引退は似合わないと思ったり。
そしてネットラジオの「G-レコ」ラジオ最終回に富野監督がゲスト出演。富野監督がラジオに出
るのって随分と久しぶりのような(30年くらい前、ラジオアニメックかアニメトピアに出演したのを
覚えていたり)。相変わらずの富野節で大満足の内容でした(色々ネタバレを含んでいるのでご
注意)。
https://plus.bandainamcoid.com/portal/radio?rid=g-reco
「アルドノア・ゼロ」最終話。色々と“逃げ”て終わってしまった印象が残りました。キャラの生き
死にきっちりケリをつけないのは、やはり物足りなさを覚えてしまいます。キャラ萌えのファンから
カミソリレターを送られるのが怖いという訳でもないでしょうに(笑)、2クールかけてこの終わり方
は微妙に納得できませんでした。戦争自体もあれで決着してしまうのなら、今まで長々と戦って
いたのは何だったのだろうと思ってしまったり。リアルロボットを装った作風だけに、戦争の落と
しどころはもう少しリアルにしてほしかった気がします。
シリーズ序盤の圧倒的な絶望感はどこへやら、途中からは天才主人公VSスーパーロボットな
ノリになって、ツッコミどころがどんどん増えていったような。ダブル主人公という構成も火星側の
コウモリ少年君が今ひとつパッとしない感じで、ヒールに徹するでもなく、中途半端な立ち位置に
終始してしまったように見えました。スタッフはアムロとシャアのつもりだったそうですけど、それ
にしてはキャラが弱いかな〜と。そもそも企画の発端が「AT対モーターヘッド」という時点で過去
のロボットもののオマージュの域から出られない運命だったのかもしれませんが、もう少しこの作
品ならではの面白さが欲しかったように思います。良い部分も多かっただけに、色々勿体ないと
感じる作品でした。
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