おもひで

だいありーの過去ログです。

15/07/02

 7月は土砂降りでスタート。かと思えば今日は真夏日の暑さで、梅雨に入っても天気が極端な感
じです。ちなみに今月の写真は地元で撮った紫陽花です。

 「響け!ユーフォニアム」最終話。大会当日の様子を朝から結果発表までじっくりと描いた最終
回でした。演奏前の緊張感がハンパなかったですが、吹奏楽経験者の方々曰くかなりリアリティ
があったそうな。けして派手な展開ではありませんでしたけど、作品の締めくくりにふさわしいラス
トだったと思います。ただ、これで終わりってのはさすがに中途半端な気が。最後の最後で伏線も
仕込んでいたようですし、シリーズ2期なり映画なり、続編は確実にある感じがしました。あと久美
子と麗奈は最後まで百合全開だったので、男どもは無視してこのままくっついたほうがやはり幸
せになれる気がします(笑)。
 題材はいささか地味なれど、丹念な取材でとことんリアリティを追求し、本格的な部活動アニメと
して堪能できた作品でした。不思議と見るものに学生時代を想起させる作用があったようで、私だ
けではなく同様の感想をネット上で幾つも見かけたので、それだけ描写に説得力があったというこ
とでしょうか。何より、映像のクオリティが段違いで素晴らしい作品でした。通常のテレビシリーズ
とは逆に、回を追う毎に作画のクオリティが際限なく上がってゆくという、およそテレビアニメの常
識の枠外にあった化け物だったかと(笑)。このクオリティの10分の1でも他の作品なら「神回」扱
いされるでしょうに、何故にここまでこだわったのやら、スタッフのコメントを是非にも訊いてみたい
ものです。既に業界内でもトップクラスの映像クオリティを誇る京都アニメーションですが、ここに
来て更に大きく引き離した印象です。
 それとキャストの熱演が光る作品でもありました。主人公・久美子を演じた黒沢ともよ嬢はこれ
までハイテンションな演技が特徴の声優というイメージでしたが、この作品ではぐっと落ち着いた
等身大の高校生を演じていて、演技の幅がかなり広がったように見受けられました。他のキャスト
の人達も新たな演技の方向性を開花させている印象が強く、そういう部分でもチャレンジな作品
だったのではないかと。とりわけ麗奈役の安済知佳さんは「キルミンずぅ」「チャイカ」と3作品で全
く違う方向性のキャラを演じていて、その芸達者ぶりに感心させられました。
 キャッチーな印象が薄くて今ひとつ話題にならない作品だったかもしれませんが、映像クオリティ
だけでも一見の価値があったと思います。個人的には今年上半期トップクラスの作品でした。


15/07/05

 雨は降らなかったものの、すっきりしない空模様の週末でした。

 BS11新番組「Charlotte(シャーロット)」。5秒だけ他人の身体に憑依できる能力を持つ主人公・
乙坂有宇は、その力をカンニングに利用し一流高校に入学。更には学園のマドンナとも付き合い
始めるが、その能力を見破った少女が現れて・・・。
 Key麻枝准氏による新作オリジナルアニメ。前作「Angel Beats!」は設定やシナリオに穴がありす
ぎて正直微妙な印象でしたけど、今回はその反省点を活かした作品作りにするとか。キャラの数
も絞っていて、1クールで消化できる話に収まりそうな気配です(「Angel Beats!」は元々2クールの
予定で書いたシナリオを無理矢理1クールに詰め込んだそうな)。主人公がすがすがしいほどの
ゲス野郎で(笑)、1話の掴みとしては成功しているキャラ作りに感じられました。さっそく伏線が見
え隠れしていて、いつも通り前半はギャグ多めで後半シリアスな展開になりそうですが、今回はど
んな種明かしが待っているのやら。
 1話のゲストキャラで「クラナド」「リトルバスターズ」両メインヒロインを演じた二人が出演。今回
限りで退場するには勿体ないほどキャラが立っていましたけど、もうこの先出てこないんでしょー
か。
 http://charlotte-anime.jp/(公式サイト・・・ですが、ネタバレの多そうなトップページです)


15/07/10

 梅雨入りして初日こそ雨が降ったものの、それ以後は曇天や晴天が続いている感じです。

 AT-X新番組「のんのんびより りぴーと」小学校の入学前日、ランドセルをもらって嬉しいれんげ
は、予行演習と称して一足早く学校まで登校し・・・。
 シリーズ2期。たっぷり時間をかけて田舎の風景を描写する演出は今期も健在。ただ入学式で
校歌を2番まで流したのはちょっと冗長すぎた気も?(校歌の作詞が監督本人でびっくり)
 今回はいきなり1期1話よりも前の時間軸で、最初は少し混乱してしまいました。作中で一言くら
い説明が欲しかったように思ったり。

 今期のアニメがぼちぼちスタートしましたが、今ひとつ惹かれる作品が見つからず。「がっこうぐ
らし!」は日常系アニメと思いきや、とんでもない種明かしがあって1話ですぐに脱落決定(笑)。と
言うか、この作品ってこの種明かしが全てであって、2話以降はもうやるネタがないんじゃないかと
いう気が。「モンスター娘のいる日常」は「人外キャラ萌えもとうとうここまできたか」という点では興
味深いですが(苦笑)、これでエロをやられてもちょっと・・・という感じでスルー。むしろAT-Xでやっ
ている70年代・80年代作品の再放送(今は「レイズナー」や「ダーティペア」といった85年アニメや、
「メカンダーロボ」といったレア作品も。来月には「ダイアポロン」なんて超レア作品が!)のほうが
魅力的で、自分の好みが昨今のアニメと合わなくなってきている感じがひしひしと。認めたくはな
いですが、若い世代の感性についていけなくなったと自覚・・・したくないなぁ、やっぱり(笑)。


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