おもひで

だいありーの過去ログです。

15/09/25

 週の後半はまたも曇天や雨。先月から夜になると激しい雨が降ってBSやCSが受信できなくなっ
たり映像にノイズが入りまくるというパターンが増えて、アニメのエアチェックに支障をきたしている
のが困りものです。

 「のんのんびより りぴーと」最終話。一年が過ぎて、再びの春。れんげ達はみんなでタケノコ取り
をすることに・・・。
 特別なことが起きる訳でもないのに、しんみりと余韻のある味わい深い最終回でした。ゆったり
とした田舎の空気感にこだわり続け、最後までその作風を貫いたのは非常に良かったのではな
いかと。Bパートのレイアウト固定長回しシーンは賛否あるようですが、個人的には春の長閑さを
上手く表現していたと感じました(ちょっと「御先祖様万々歳」を思い出したり)。
 1期の隙間を埋めるという構成だったシリーズ2期。キャラ達を進級させないための苦肉の策だ
ったのかもしれませんが、この作品には合った手法だったと思います。ただ1期で取りこぼしたエ
ピソードの補完に見えてしまう部分があったのは否めないかなと(けしてそんなことはないのです
が)。各キャラの掘り下げも順調で、ここから2年目スタートと期待したいところですけど、原作スト
ックをほぼ使い果たしたらしいので3期は当分無理っぽいのが残念です。
 それと、いまだ公式サイトのキャラ紹介にこのみの名前がないのは可哀想すぎるので、そろそ
ろ紹介してあげましょうよ〜(苦笑)。

 富野監督が「G-レコ」の総集編映画を制作中というのは既に何度か公言していますが、更にロ
ボットアニメの新作をサンライズで企画中ということが明らかに。ファンタジー寄りのロボットものだ
そうですけど、「ダンバイン」とは異なる完全新作なのでしょうか。バイストンウェルシリーズは一応
OVA版「リーンの翼」で完結と以前明言していましたし、全くの別物を期待しても良さそう?「G-レ
コ」はあまりにも話を詰め込みすぎて駆け足どころではなく大急ぎな展開になってしまいましたが、
たまには超まったりペースな富野作品というのも見てみたい気がしたり。
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15/09/27

 木々の葉が色付き始めた場所を見かけて、少しずつ秋が深まっていることを実感。でも今日は
大きな入道雲が湧き上がっていて(おまけに通り雨も)、夏の名残も感じたり。

 「Charlotte」最終話。懸念した通り、超ダイジェストで終わってしまった印象でした。こういう展開
にするのなら、せめて2話費やしたほうが良かったのでは。最終回だけ見れば割と良さげに締め
た感じがありますけど、シリーズを振り返ってみると放り出したままの要素が散見されて、活かし
きれなかった設定が結構あった気がします。とりわけ重要そうに登場した盲目の歌手が、その後
全くストーリーに絡んでこなかったのは勿体なかったような。メインヒロインがビデオを撮り続けて
いることも何かの伏線かと思ったのですが、キャラの性格付け以上の意味合いはなかったようで
すし、この辺も拍子抜けだったかなと。やはり麻枝氏のシナリオはゲーム向きで、アニメとは相性
が悪い部分があると感じてしまいました。「クラナド」のアニメ化でも思ったのですが、ゲームで何
周もループすることを前提にしたシナリオ構成を一本道のアニメでやるのは、どうしても無理が生
じてしまうのではないでしょうか。その辺をクリアできない限り、視聴者の大半が納得できるような
話を作るのは難しいのかも。
 前作「Angel Beats!」の反省点を活かして臨んだという今作でしたが、シリーズ後半の駆け足気
味な展開は同じ失敗をしてしまったように感じられてしまいました。ターニングポイントをシリーズ
折り返しの6話に持っていきたかったという意図は分かりますけど、妹の衝撃エピソードをもっと前
倒しにしていれば、後半はもう少し余裕のある展開に出来たのではないかと。あと半ば意地なの
かもしれませんが、必ず野球エピソードを入れるのはそろそろいーんじゃありませんこと?(苦笑)
設定が色々とぶっ飛んでいたのは麻枝氏の個性みたいなものだと思うので(笑)、ネットでこっぴ
どく叩かれているほど個人的には酷いと感じなかったのですが、万人受けする内容ではないのも
確かでしょうか。むしろデビュー作「Moon.」を彷彿させる陰惨な展開をテレビアニメでやったのは
なかなかに挑戦的だったと思います。いっそギャグを封印してシリアスオンリーで作ってみるのも
アリな気がするのですが、大阪の芸人魂が染みついている麻枝氏は絶対にギャグを入れてくるの
でしょうね(笑)。ともあれ、個々の要素は面白そうなのに、詰め込みすぎて活かしきれなかったと
いう印象が残ってしまった作品でした。


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