おもひで

だいありーの過去ログです。

15/12/23

 近隣のスーパーの総菜コーナーにハタハタ(秋田や山形で捕れる冬の魚。唐揚げが個人的に
は好物です)が並ぶようになって、こういう部分でも冬の到来を感じたり。

 「ふぉとふぉと」更新。秋の風景写真第二弾・・・なのですが、11月上旬のとある秋晴れの午後
に宮城県の塩竃や松島を回って撮ったものが結構な枚数になったので、単発ネタとして独立させ
てみました。お昼過ぎから開始して、途中休憩を挟みながら数時間の撮影でしたけど、ある程度
は色々なものを撮ることができたのではないかと思ったり思わなかったり。最近は集中力が持続
しなくて、場所を一つ二つに絞って数カット撮ると「今日は店仕舞い」と思うことが多かったので、久
しぶりにあちこち移動してじっくり撮影に取り組んだ一日でもありました。
 これまで幾度となく訪れたことのある場所ばかりですが、復興工事の真っ最中なところも割とあ
って、道そのものが変わってしまっていた地域も幾つかありました。とりわけ夕日の撮影ポイントと
して定番にしていた場所が、のきなみ工事中で近づけなかったというのがちょっとしたハプニング
でした(逆に去年は護岸工事で立ち寄れなかった松島の手樽公園の工事が終わっていて、そこで
撮影することができましたが)。岩手もそうですが、宮城の沿岸部は震災以降景色も道も随分変
わってしまったと、改めて実感してみたり。
 てな訳で、今回は題して「或る秋晴れの午後に」。まんまです(笑)。前回とは仕上げの方向性を
変えて、心象風景的な感じにまとめてみました。なかには「ちょっと抽象的すぎる?」と思えるもの
もあったりしますが、先日見たピカソ展の影響を受けての安直な発想によるものです(苦笑)。

 ローソンのお弁当コーナーに盛岡名物の「じゃじゃ麺」が売っていたので、試しに食べてみました
(気付いたのは最近ですけど、先月から売っていた模様)。美味しいかどうかは別として(苦笑)、
ちゃんと「じゃじゃ麺」の味になっていることに感心しました。生姜やニンニク、ラー油、お酢等が別
添されていて、きちんと自分好みに味付けできるあたりも本格的です。近所のスーパーじゃジャー
ジャー麺を「じゃじゃ麺」と表記して売っていたりするだけに(実際は別物です。盛岡市民が聞いた
ら激怒しそうな気が)、本物の「じゃじゃ麺」がコンビニで買えるのは少し意外でした。でも、さすが
に東北限定販売だそうな。岩手県内でも好き嫌いの分かれる食べ物なので、関東や西日本の人
が食べた感想なんかも聞いてみたいものですが。
 http://www.lawson.co.jp/company/news/detail/1254851_2504.html


15/12/27

 今日は今季一番の冷え込みで、県内のあちこちで真冬日に。うちのあたりもこの冬初めての本
格的な積雪で、久しぶりに車に積もった雪を下ろす羽目になりました。

 「ご注文はうさぎですか??」最終話。2期1話と対をなすようなエピソードで、割と綺麗に話を締
めた印象の最終回でした。ただ1期は終盤へ近づくにつれて感動系の話が増えていって、それな
りに盛り上がって終わったラストだっただけに、いつも通り日常エピソードで締めた2期はちょっと
物足りない側面はあったかも。と言うか、来週も当たり前に放送があるような気がしてなりません
(笑)。
 制作会社が一部変更となって若干不安のあった2期でしたが、始まってみれば1期と全く変わら
ない作風で、安心して楽しめたシリーズでした。1期では頻繁にあったサービスカットが皆無だった
のはやや残念でしたが(苦笑)、そのぶんキャラ描写で徹底的に可愛らしさを追求して新たな魅力
を引き出していたように思います。あざとすぎると感じる向きもあるかもしれませんが、ここまで突
き詰めればもはや立派な個性と呼んでも良いのではないかと。個人的には1期から引き続き終始
まったり和むことの出来た(+見ているとついニヤけてしまう)作品でした。
 原作ストックはほぼ使い果たした状況ですけど、この作品と「きんいろモザイク」は原作の連載
が続く限りアニメも3期4期と継続すると思っているので、今はしばしのお別れといった感覚です。

 「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」13話。多数の犠牲者を出して終わった戦闘。鉄華団
はそんな彼らに対し葬式をすることに・・・。
 主人公が良い感じに壊れてきていますね(笑)。このまま廃人コースまっしぐらなのか、はたまた
人間性を取り戻す成長物語になるかで2クール目の印象が大きく変わってきそうです。できれば
最後まで殺人マシンを貫く主人公というのも一度見てみたいものですが、さすがにテレビシリーズ
でそれをやるのは不可能でしょうから、やっぱり成長物語になるのでしょうか。妙なラブコメ要素も
見え隠れしていますけど、岡田脚本お得意のドロドロ三角関係が待っている・・・なんてことにはあ
まりなってほしくない気もしたり。

 BS-TBSで「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」の新作OVAが先行放送されました。テ
レビシリーズの放送はもう一年以上前なのに、全く変わらない作画と演技で妙にほっとしてみた
り。大抵期間があくとキャラデザの絵の癖が変わってしまったり、声優さんが元の演技を忘れてし
まう(笑)ケースが多いだけに、ここまで違和感なく新作が作られたのはある意味凄いと思えまし
た。相変わらず地味だけど(苦笑)安定した面白さと暖かさのある内容で、今のご時世こーいう作
品は貴重だと改めて感じました。「ひだまりスケッチ」が実質的にシリーズ継続不可能な今、TBS
系作品最後の良心として(笑)できれば定期的に新作をやってほしいものです。
 http://www.tbs.co.jp/anime/locodol/


15/12/31

 今週はずっと雪がちらついて、帳尻合わせをするかのように一気にこの時期らしい寒さと景色
になりました。

 今年最後の「ふぉとふぉと」更新。秋の風景写真第三弾です。今回は紅葉が中心となりました。
紅葉写真はいつも似たような感じになってしまうのであれこれ試行錯誤もしてみたのですが、変化
球を少し混ぜることが出来たかな、といった程度で終わってしまった感じです。高倍率ズームレン
ズに頼りきりだったのも、我ながら怠慢だったと反省。もっと色んな発想力を身につけたいと思う
のですが、書店で目に付いた写真集を買ってみたり、年に一、二度美術展を見に行ったりする位
ではそうそう養えるはずもなく(苦笑)、なかなかマンネリから脱することが出来ずにいます。今年
は去年より撮影枚数は増えたものの、悪い意味で(低空飛行な感じで)安定してしまっていると思
えるので、そこからの脱却が来年の課題でしょうか。
 ともかくも、題して「染まる秋 その2」です。今回訪れた北上川河口付近のヨシ原は「日本の音
百選」にも選ばれた場所で、風景写真の大御所・竹内敏信氏もたびたび撮影しているところだっ
たりします。残念ながら震災の影響で以前ほど広大なヨシの群生ではなくなってしまいましたが、
川沿いに車を走らせているとどこまでもヨシ原が続いているように感じられて、印象的な風景はな
お現存していると思えます。願わくば、かつての景色が戻らんことを。
 http://www.i-kanko.com/archives/992

 んでもって、大晦日なので年末恒例(かもしれない)個人的アニメランキングをば。

 1位 響け!ユーフォニアム
 2位 ご注文はうさぎですか??
 同率3位 アイカツ!(3期)
       ガンダム Gのレコンギスタ

今年はこんな感じになりました。1位の「ユーフォニアム」は映像の完成度が他のアニメより段違
いに凄かったことや、ドラマ的な盛り上げ方が非常に上手かったあたりが特に好印象でした。京
都アニメーションの本気を久々に見たという感じです(笑)。2位の「ごちうさ」2期は言わずもがな
といったところでしょうか。拒絶反応を示す人も多いジャンルではありますが、萌えアニメもここま
で極めればもはや「匠の技」と呼んでも差し支えないのではないかと(苦笑)。3位の「アイカツ!」
3期は2期までと比べて地味で堅実すぎる傾向があったものの、終盤では3年続いたシリーズの
利点を最大限活かして話を盛り上げ、なかなかに感動的な展開だったあたりが印象的でした。「G
-レコ」を同率3位にしたのは、個人的には楽しめたものの、あまりに富野成分が濃すぎて一般に
はお勧め出来ないかなと思ったので(苦笑)。準備期間が長すぎたため富野監督の中で語りたい
ことが溜まりすぎて、とても2クールに収まるようなボリュームではない内容を超駆け足で消化して
しまった、という気がします。現在再構成中の劇場版はどんなものになるのでしょうか。

 ざっくり振り返ると、今年はアニメオリジナル作品が壊滅的にダメすぎた年だったと感じます。矛
盾やツッコミ要素だらけで、面白さを全く見いだせない作品のなんと多かったことか(とりわけロボ
ットアニメは地雷だの鬼門だのとネット上で叩かれるほど、ひどいものが幾つも)。原作付きアニメ
ばかり作っていたせいで、監督やシナリオライターがオリジナル作品を作れなくなったという指摘
もありますけど、確かに一理あると思えるほど不作だらけだった気がします。まずもって登場人物
達が「人間なら当然するはずの反応・行動」という当たり前のことすら描けていない作品が散見さ
れるのが、一番頭を抱えた部分でした。これはジェネレーションギャップとか感性の違いとかでは
なく、根本的にアニメ制作者が「人間」を描けなくなってしまっていると感じます。怖いのはこういう
作品ばかりが蔓延し、それを見て育った次世代のスタッフが更にそういう作品の縮小再生産を繰
り返してしまう可能性があることで、この先どんどん「人間を描けない」作品が増えてゆくのではな
いかと、ちょっと恐ろしくなってしまいました。富野監督が繰り返し口にする「アニメを作る人はアニ
メばかり見ていてはいけない」というのは至言だと思います。
 それと制作が放送に間に合わず急遽総集編や特別番組を挟む作品が増えたのも今年の特徴
でしょうか。作画がボロボロのままでもとりあえず放送するか、作品のクオリティをとるかの判断は
難しいのかもしれませんけど、スケジュール管理のみならず、現場の人員不足や予算不足も響い
ているような。3分アニメや5分アニメも随分と増えましたし、世の中景気がどうこう言ってますが、
アニメの台所事情は年々悪化しているような気がしたり。
 なんか年を追う毎に苦言ばかり増えて年寄りの説教みたいになっていますが(苦笑)、かと言っ
てアニメ視聴をバッサリ絶つ境地にもなれずにいる現状です(笑)。来年は少しでも手放しで「面白
かった」と言える作品が増えてほしいものです。

 個人的に今年は著名人のショッキングな訃報が幾つもあった年でした。故人の功績に思いを巡
らせつつ、今一度ご冥福をお祈りしたいと思います。

 それでは皆様、良いお年を。


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