おもひで

だいありーの過去ログです。

16/03/11

 東日本大震災から今日で5年が過ぎました。毎年この日は何故かあの日と同じような寒さで、
イヤでも当時のことが思い出されます。今は当たり前のようにエアコンの効いた暖かい部屋で普
通に食事が出来ますが、それが不可能な生活があったこともまた事実。時間の経過は確実に記
憶を風化させますけど、せめて今日くらいはあの日を思い出して身を引き締めようと思いながら黙
祷した今年の3月11日でした。
 沿岸部はかさ上げ工事や防潮堤の建設で景観が一変した場所が増えて、日々かつての景色
が失われてゆく感じがあります。津波から人々を守るという意味ではもちろん必要なのでしょうけ
ど、思い出の場所が本当に思い出の中だけになってしまうのは寂しい気もします。海の見えない
海岸線が増えてゆくことに異を唱える人達もいるようですが、自然との共存はどのあたりで折り
合いをつけるのか、その判断は難しいものだと改めて思ったり。


16/03/13

 花粉症が本格化してきて、日によって喉が痛かったり目がかゆかったりと、症状が安定しない
日々です(笑)。

 「無彩限のファントム・ワールド」10話。魔法使いファントムにお願いして人間サイズに成長した
妖精ファントムのルル。だが正体がバレると魔法が切れてしまうと言われて・・・。
 マスコット的キャラのルルにスポットを当てた回でした。普段は全く意識していないのに、変装し
た途端主人公がヒロインを女の子として意識する展開は「うる星やつら」でもありましたが(「ときめ
きの聖夜」)、なんとなくそれを思い出したり。ルルが「うる星」のラムと重なって見えるせいでしょう
か。
 にしても、この世界では退治されずそのまま人間社会で暮らしているファントムが結構いるんで
すね。そういう点では「境界の彼方」より平和な世界観と言えるのかも。

 「紅殻のパンドラ」10話。「(事件に)関わるな」という置き手紙を見た福音は、自分がクラリオン
に嫌われているのではないかと思い込んでしまい・・・。
 福音は事件と無関係のまま終わるのかとも思ったのですが、さすがにそれはないようで。残り2
話はがっつり戦闘メインの展開になるのやら。今回は朝に起きた出来事を夕方になってから回想
シーンとして描写していて、時系列がよく分からない印象でした。クラリオンは半日間瓦礫に埋も
れたままという認識で良いのでしょうか。この辺はもう少し分かりやすく構成してほしかった気がし
ます。

 「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」23話。目的地へ向けて列車で移動を続ける鉄華団。
そこへ麻呂眉おばさんが立ちふさがり、決闘を挑んできて・・・。
 主人公がド外道すぎるとネット上では批判もあるようですが、戦争なら別に普通なのでは、と思
ってしまった私は鉄華団同様壊れてしまっているのでしょうか(苦笑)。例えばこれが「ボトムズ」の
キリコなら納得の行動だと思うのですが、この作品は戦闘シーンが少ない代わりに感情的な側面
だけ執拗にねっとり描写しているので(笑)、主人公のドライな行動が余計異様に見えている部分
がある気がします。モビルスーツ戦に騎士道精神なんてナンセンスと「Vガンダム」で既にやってい
るのですから、個人的には単純に麻呂眉おばさんが間抜けだっただけに思えてしまいました。作
品的には復讐の連鎖による悲劇を意図したのかもしれませんが、それを表現するにはキャラが
荒唐無稽だったような?


16/03/20

 まだ3月なのに先日はとうとう20度越えの暑さに。暖冬とは言っても程度があるでしょうに、と誰
にともなく文句を言いたくなってしまいました(笑)。

 「無彩限のファントム・ワールド」11話。突如小学生に戻ってしまった主人公。記憶まで巻き戻っ
ていて、仕方なく舞先輩が一緒に暮らして世話することに・・・。
 こーいう時は子供に戻ったことを理由に色々とエロイベントを発生させるのがお約束だと思うの
ですが(苦笑)、そーいう展開が一切ないあたり京都アニメーションは真面目すぎるというかニーズ
が分かっていないというか。話そのものは割と面白かったですが、微妙に物足りなさのある回だっ
た感じです。

 「紅殻のパンドラ」11話。軍が占拠しているウザルのラボに侵入した福音とブエル。だがアンド
ロイドと間違われて廃棄処分されそうになり・・・。
 劇場版「攻殻」のパロディを繰り返しやっていたのは士郎正宗氏なりのこだわりだったのでしょう
か(以前「アニメ版の素子は何故かハッチを強引に開けたがる」とツッコミを入れていましたし)。
他にも電脳世界の防壁迷路がまんま「パックマン」だったり、「イナズマン」や「ガオガイガー」ネタ
があったりと、今回はパロディ多めな印象でした。あくまでシリアス一辺倒にはならないというスタ
ッフの意思表示?
 にしても、福音はつくづく他人の話を聞かない主人公ですね。ラスボスが延々と自分の美学を語
っているのに、福音が全てスルーしていたのがちょっと可哀想に思えてしまいました(笑)。

 「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」24話。目的地を前に敵と膠着状態に陥った鉄華団。
オルガは仲間の犠牲を覚悟の上で最後の作戦に出て・・・。
 打ち切りマンガみたいにいきなり最終決戦になっていて、「さんざんグダグダやってきて、やっぱ
り尺が足りなくなったんかい」とツッコミを入れそうになりました。で、予想通りの全滅路線ですか。
モピルスーツを街に入れてはいけないという条件付きであったとしても、もう少し何か作戦があっ
たのではないかと思ってしまいました。ビスケット君の時といい、キャラを殺すために味方がお馬
鹿になる展開はあまり上手とは言えないような。ともかくあと1話、どれだけキャラが生き残るのか
見届けたいと思います。

 「ブラウン管テレビを覚えているものは幸せである。動きなめらかであろうから」。・・・や、いきな
り「ダンバイン」ナレーションのパロディを書いてしまいましたが、先日のパソコン用モニターに続い
て、自室のハイビジョンブラウン管テレビまで本格的に調子が悪くなってしまいました(家電は一つ
壊れると次々壊れるというマーフィーの法則っぽいものがあったりなかったり?)。電源を入れると
時間経過と共に発色がおかしくなり、画面に走査線が出たりも。ブラウン管自体の寿命が近いの
ではないかと思うのですが、購入してから10年、そろそろ限界かなと考えているところです。
 で、液晶テレビが大嫌いな私ですが(笑)、現状はそれしか選びようがないので半ば諦めモード
で新しいテレビを物色中。でも家電屋へ行って残像出まくりの画面を見るたびに、やはりガッカリ
してしまいます。改めて液晶テレビの原理や投入されている技術を調べるほどに、動画を映すの
には適さない代物なのではないかと思えてきたり。ハイエンド機に搭載されている倍速応答にして
も、擬似的にコマとコマの間に画像を差し込んで動きを補完しているだけであって、悪く言えば誤
魔化しの技術にしか感じられないような。液晶テレビが世に出てから結構時間がたっていますけ
ど、根本的なところでブラウン管に追いつくことはないのでしょうか。
 それと、若い世代の中には液晶テレビしか知らない人達がいる訳で、そういう方々は「テレビは
残像があるのが普通」という認識で使っているのかなと気になってみたり。それはそれでちょっと
不幸なのではないかと、大きなお世話的なことも思ったりするのですが(笑)、ともかく近日中にも
テレビを買い換えることになりそうです。


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