おもひで

だいありーの過去ログです。

16/04/13

 予報通り一昨日は雪の降る寒さでした。それもあってか、桜の開花は早かったものの満開へは
足踏みしている感じがしたり。

 「マクロスΔ(デルタ)」2話。歌姫ユニット・ワルキューレのオーディション会場へと到着したフレイ
ア。そこにはバルキリー隊からパイロット候補として呼ばれたハヤテもいて・・・。
 今回はアイドルデビューまで遠回りするのかと思いきや、意外ととんとん拍子で話が進んでいる
感じでした。恐らくは2クール作品だと思うのですが、この先かなり色々と展開が詰まっているので
しょうか。メインヒロインのフレイアはポンコツ的な可愛さがある印象ですけど(三河弁を喋るメイ
ンヒロインというのは賛否両論ありそう?)、主人公のハヤテが無駄に反抗的で、まだあまり印象
がよろしくないような。「Zガンダム」のカミーユっぽい危うさを感じますが、ここからどう成長するの
やら。
 あと、今のところマクロスの最重要要素である歌が前作ほどインパクトがない感じで、やはり菅
野よう子さんはジョーカー的切り札の作曲家だったと改めて思ったり。作曲陣も相当プレッシャー
があるでしょうけど、頑張ってほしいものです。

 「アイカツ!」いろいろ雑感(めっさ長いです)。今回は二代目主人公・大空あかりについて。スタ
ッフも主役の世代交代は思ったより上手くいかなかったと公言している通り、初代主人公・星宮い
ちごと比べて今ひとつ人気の出なかった主人公ですが、昨今珍しい努力型主人公として個人的に
はかなり好感度の高いキャラクターです。
 大空あかりはシリーズ2期の後半から登場。アイドル学校への入学オーディションに一度は落選
するものの補欠オーディションで星宮いちごに見いだされ、なんとかアイドルデビューすることに。
けれども2期では頑張っても頑張っても才能が伸びず、ひたすらどん底を這う挫折キャラとして描
かれました。ダンスCGにもその設定は反映されていて、新主人公となった3期前半あたりまでは
他のキャラと一緒に踊ってもテンポが微妙にズレていたり、動きにキレがなかったりと、徹底して
才能不足が表現されていました(その微妙な差異をきっちり再現できるあたりがCG技術の飛躍
的な向上を示してもいたのですが)。
 そんな大空あかりを特に印象づけることとなったのが、2期終盤に前後編として描かれた96・97
話の挫折エピソードです。ライブで必須の大技・スペシャルアピールが出せず補習授業を受ける
ことになったあかり。一緒に補習を受けた生徒達が次々と課題をクリアしてゆくなか、あかりだけ
がどうしてもアピールを出せず・・・ベテラン演出家・こだま兼嗣氏のコンテは比較的淡々と、ルー
チンワークをこなすあかりを描き続けます。ただ補習初日はとても張り切っていたのに、日に日に
疲労感が蓄積していき、同話の終わりにはすっかり落ち込みモードに(同じ練習メニューをしてい
ても明らかにやる気を失っている様子が見て取れる演出が実に秀逸でした)。そんな時、あかり
が苦しんでいると教師から教えられた初代主人公・いちごは、自分があかりに対して出来ることは
何だろうと、こちらも悩むことに。
 続く97話でいちごは、自分がアメリカへ旅立った時(1期最終話)親友の霧矢あおいから受け取
ったものの、ずっと開けずじまいだった手紙を開封。そこに書かれていたメッセージで、あかりに
対して自分が出来ることに気付きます。この時いちごが取った行動と台詞がとても素晴らしく(ネタ
バレになるのであえて書きません)、私は初めてこの回を見た時「このスタッフ凄すぎる」と本当の
本当に感心・感動したものでした。まだ高校生の主人公にこんな台詞を言わせたメインライターの
加藤氏は天才だと本気で思ったものです(笑)。アニメのお約束に慣れきったスタッフならば恐らく
は素直にあかりを励ますか、または叱咤するといったステレオタイプな展開にしそうなものですけ
ど、このスタッフはそのどちらでもない意外な第三の回答を用意していました。それ対し、あかりも
他者から教わるのではなく自分で成長するきっかけを掴みます。そこに特別な出来事は全くあり
ません。同じルーチンワークのなかで、ほんの少し視点を変えただけであかりはどん底から這い
上がることに成功します。低年齢層向け作品で、こんなにも地味で、けれどもとても心に染みる成
長物語を描いたことに私は素直に脱帽しました。ファンの間ではとりわけ評価の低いシリーズ2期
ですが、個人的にはこの前後編で大幅に評価が上がりました。
 97話ラストでジョニー先生が「どん底を知っている奴は強いですよ」と言っていた通り、あかりは3
期途中からメキメキと才能を開花させ、2年生に進級後は頼れる先輩キャラに成長。中学生にし
てお天気キャスターという天職を見つけ、4期終盤では初代主人公・いちごと並び立つアイドルに
まで到達します。そこには劇場版「アイカツ!」のラストで名実共にトップアイドルとなったいちご
が、あかりに手を差しのべて「よじ登っておいで。私てっぺんで待っているから」と告げる涙腺崩壊
必至の名シーンを受けての約束を果たしたという伏線もあったりするのですが、2期での頑張りを
知っているからこそ、あかりがトップアイドルに登りつめる展開にも納得できると言うもの。昨今の
アニメやラノベは主人公が挫折する展開を極端に嫌う傾向があるそうですが、大空あかりは挫折
と努力により本当の意味で主人公になったキャラという気がします。彼女の成長を見守ることが
出来ただけでも、3期や4期はおおいに意義があったと思う次第です。
 余談ですが、大空あかりは初登場の頃から妙にエロチシズムを感じさせる作画や演出が多く、
一部ファンの間では「ナチュラルにエロい」と指摘されていたりいなかったり(苦笑)。3期で新主人
公となってからは、彼女の着るドレスを担当しているデザイナーが何故か肩出し脇見せへそチラ
なドレスばかりデザインして、一層エロさに拍車がかかることに。少女マンガらしいスレンダーなボ
ディであのエロさはなかなかに貴重だと思うのですが(笑)、4期ではりさっぺという中学生とは思
えない色気を醸し出すキャラ(なんせ着ているドレスが網タイツにガーターベルトですよ)が出てき
たりと、この辺はスタッフも意識してやっていたのかどうなのか気になるところです。

 ・・・って、書き始めたらやっぱり長くなってしまいました。どんだけ「アイカツ!」に関して言いたい
ことが溜まっていたんだ、私は(笑)。たぶんこの雑感はまだ続くと思います。


16/04/17

 熊本で震度7の大地震発生。テレビでその惨状を見ていると、東日本大震災や岩手宮城内陸
地震をいやでも思い出します。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復旧を
願ってやみません。

 「クロムクロ」2話。剣之介と名のる男は由希奈を人質にして逃走。研究所の地下に保管されて
いた黒いロボットに乗り込み、時代のギャップに驚きながらも富山市へと向かうが・・・。
 作品タイトルのクロムクロは黒骸(くろむくろ)という字面なんですね。どこで区切るか分からない
単語だったので、早々に判明してなんだかホッとしました(笑)。
 ついに主役ロボットが登場しての戦闘シーン。市街地でビルを壊しながら戦うのはお約束ですが
(苦笑)、ロボットでありながら時代劇の殺陣のような動きが新鮮で、割と格好良い印象でした。第
一印象は「機動戦艦ナデシコ」のエステバリスみたいなロボットだな〜と思ったものですが、いざ動
くと結構オリジナリティがあって期待できそうな感じです。話の進行速度がややスロー気味なのが
気になりますけど、楽しめる作品になりそうな予感。
 あと、今回北陸新幹線や富山市が盛大に破壊されていましたが、地元の方々はどーいう気持ち
で見ていたのかちょっと気になってみたり。

 「はいふり」改め「ハイスクール・フリート」2話。何故か反逆罪で追われる身となってしまった主
人公達の戦艦・晴風。ドイツの軍艦までもが実弾で攻撃してきて・・・。
 冒頭の説明台詞すぎるやりとりから始まって、色んなところにぎこちなさが散見されて先行き不
安になってきました。「ガールズ&パンツァー」と同じライター陣なのに、何故こうも話の見せ方が
下手なのやら(監督の差?)。人死にが出かねない戦闘をやってるのに主人公達のノリが「けい
おん!」レベルというアンバランスさ、専門用語ばかり早口で羅列されて台詞の理解が追いつか
ない演出の稚拙さ等、見ていてモヤモヤする作品という感じです。こんな調子で大丈夫なんでし
ょーか。
 あと、2話から作品タイトルが変わったことでレコーダーの予約録画が反応せず録り逃した方々
がいる模様。スタッフ的には「半年以上前から発表していたタイトルが実は偽物だったんだぜ」とド
ヤ顔なのかもしれませんけど、こういう実害が発生することは考慮しなかったんでしょうか。もしか
してビデオデッキ時代の感覚で止まっていたとか?(苦笑)


16/04/20

  地元の桜は満開を過ぎて散り始めました。この様子だとゴールデンウィーク前に葉桜になりそ
うです。

  「マクロスΔ(デルタ)」3話。バルキリー隊に入隊し、訓練を始めたハヤテ。けれども自分は空
を飛びたいだけだと言って、飛行訓練以外は全くせず・・・。
 主人公が反抗的でサボりまくりなあたりが身勝手に見えて、今のところ共感できない印象です。
一応思いやりがあるらしい描写もありますけど(教官でありヒロインの一角であるミラージュはあっ
さりデレたようですが)、マイナス印象を覆すほどではないような。ここまで感情移入を拒む主人公
にしたのは何か狙いがあるのでしょうか。
 一方フレイアのほうは得意げにドヤ顔してみたりと、くるくる変わる表情が可愛かったり、今回披
露した歌が良かったりで、印象が上昇中。こちらはキャラを立てるのに成功している感じです。マ
クロスシリーズは歌姫ヒロインが負け組になるという伝統があったりしますけど(苦笑)、今のとこ
ろ応援したいキャラになっているかな〜という気がしたり。
 あと、今回は初代マクロスのVF-1Jが練習機として登場(レプリカらしいですが)。よもや30数年
ぶりにCGで拝めるとは思っていなかったので、嬉しいサービスでした。

 「アイカツ!」雑感。今回はお仕事アニメとしての側面について・・・と考えていたのですが、シリ
ーズ終了後“アイカツロス”が激しくて(苦笑)、シリーズ3期を見返していたらヒロインの一人・北大
路さくら嬢がとても印象的だったので、彼女を中心に長期シリーズの利点を生かしたキャラの成
長について書いてみたいと思います。
 北大路(きたおおじ)さくらはシリーズ1期の3クール目から登場。初代主人公・星宮いちごの1つ
下の学年で、当初はいちごが先輩として面倒をみる間柄でした。実家は代々歌舞伎役者の家柄
で、この一家は感情が高ぶると突然スポットライトが降ってきて見栄を切りながら主張するという、
通称「北大路劇場」なる特殊スキルを持っていたりします(笑)。よーするに色物キャラ的設定でス
タートしたヒロインなのですが、反面アイドルとしての素質は完璧に近く、先輩であるいちごが指導
する必要が全くないほどに能力の高いアイドルとして最初から描かれていました。一方で精神的
には気弱で奥手な部分があり、初登場回では自分が本当にアイドルとしてやっていけるのか不安
や迷いがあり、いちごが励まして背中を押してあげるという描写も。以降も1つ年下でありながら
学園を代表するユニット・スターアニスに抜擢されていちご達と全国ツアーをしたりと、天才ぶりは
描かれていたものの、お嬢様然とした丁寧な物言い(先輩はもちろん後輩に対しても常に「○○
様」と様付けで呼ぶ)や和服美人的な立ち居振る舞いとあいまって、どこか自己主張の薄い一歩
引いたキャラという印象がありました。
 そんなさくらの成長ぶりが徐々に描かれだしたのが、シリーズ2期の折り返しである74話です。
いちご達が中学校を卒業するにあたって、在校生代表に選ばれたさくら。先輩達に感謝を伝えた
いと率先して式の準備を進め、当日送辞の場面では感極まって涙で声を詰まらせながらも、見事
大役を務め果たします。圧巻なのはその後行われたライブシーンのCG。卒業生代表の有栖川お
とめと一緒にライブをするのですが、曲の途中で泣きそうになって一瞬歌うのを中断、けれども涙
をこらえながら最後までライブを続けるという感情表現をCGで描ききっていて、CG技術の進歩を
感じさせる名シーンとなりました(1期1話の頃は素人以下のCGと叩かれたものです)。
 いちご達が高校に進学し、最上級生(中学3年生)となってからは学校行事のたびリーダーをす
る立場に。3期以降は新主人公・大空あかり達からの尊敬を一身に集めるまでに成長します(さく
らの世代では他にレギュラーキャラがいないというツッコミはひとまず置いといて)。そこには1期
の頃のような弱々しさはもはや見えませんが、あかり達からアイドル活動について相談されたりす
ると、かつて自分がいちご達から多くのことを教えてもらったことについて語るなど、ちゃんと1期
から地続きのキャラであることも忘れず描かれます(1期の場面を回想として挿入したりと、演出
もgood)。後輩に対する的確なアドバイスに加えて、凛々しさと奥ゆかしさを兼ね備えた素晴らしい
人格者として、さくらは画面に登場するだけで安心感を覚えるキャラになりました。交換留学生とし
て京都から来たアイドル・藤原みやびから直接対決を挑まれるエピソード(121話)では、もはや王
者の風格でみやびを圧倒。ライブCGでは和風ロックの曲調とラストカットで画面に向けて決める
ウインクが特段格好良く、3期のなかでも出色のライブCGとなりました。
 そしてシリーズ3期の124話、学園のトップアイドルを決めるスターライトクイーンカップにおいて、
ついにさくらはクイーンの座を手にします。1期で初登場してから2年という時間(リアル時間で。作
中では3年が経過)の積み重ねは、彼女がクイーンとなることに対して大きな説得力と必然性を与
えていました。これはシリーズが長期に渡ることの利点を最大限活かしたキャラ描写ではないかと
思います。他のヒロイン達も多かれ少なかれ作品の中で成長していますが、とりわけ北大路さくら
は大きく成長したキャラの代表格なのではないでしょうか。こういった丁寧なキャラ描写の蓄積も、
「視聴者が嫌いになるキャラクターを出さない」という作品の方針に大きく寄与していたのではない
かと考える次第です。

 ・・・って、今回もまたまた長〜い文章になってしまいました。なるべく推敲して簡潔にと思ってい
るのですが、なんか止まらなくなってしまいます(苦笑)。小論文のテストなら確実に文字数オーバ
ーで0点ですね(笑)。 


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