おもひで

だいありーの過去ログです。

16/07/13

 夕方になるとヒグラシの鳴き声が聞こえてくるようになって、梅雨明けはまだですが夏が近づい
ていると感じたり。

 「マクロスΔ(デルタ)」15話。幼い新王の戴冠式で、7年前に新統合軍が行った悪逆の暴露と、
銀河全域の支配を宣言した敵の宰相。それ対しすぐさま新統合軍は反撃に出るが・・・。
 なんか人間のほうが悪いみたいな展開になってきました。敵の主張がそのまま正しいとは思え
ませんが、新統合軍の内部が腐敗してきているような描写もありますし、富野ガンダム的な作風
になりつつある?
 これまで正体不明だったハヤテの父親に関して、今回やっと言及が。次回あたりで何か明らか
になるのでしょうか。ハヤテが「F」の主人公と同じようなフォールドクォーツを持っているとはいえ、
さすがにアルトが父親ということはないと思いますが。

 2ちゃんねるのオーディオ関連のスレッドを読んでいたら、今のティーン世代はテレビアニメがモ
ノラル放送だった時代を知らないことに改めて気付かされて、ジェネレーションギャップを受けてし
まったり(苦笑)。
 日本のテレビアニメで初めてステレオ放送されたのは79年の「新ルパン三世」でしたが(画面の
隅にステレオ放送のマークが表示されて、テレビの左右から違う音が聞こえるのが新鮮だった覚
えがあります)、当時はあくまで試験的なもので、ステレオ放送がデフォになったのは90年代後半
(ガンダムシリーズで言えば「ガンダムX」から)でした。個人的には割と近年になってからという印
象がありますが、それでも既に20年近く経過している訳で、そりゃあモノラル放送を知らない世代
が増えるのも当然というもの。うーむ、自分が年をとったとイヤでも突きつけられてしまった感じが
・・・(笑)。


16/07/17

 曇天ながらジメジメした蒸し暑い日が続いています。梅雨明けが恋しいような、暑いのは苦手な
のでそうでもないような(苦笑)。

 「クロムクロ」15話。戦闘が激化したことで、富山から離れてゆくクラスメイト達。国連スタッフの
中にも富山を去る人達が出てきて・・・。
 ストーリー、作画とも“捨て回”の印象が拭えませんでした。と言うか今回は殆ど話が進まなかっ
たような。スケジュール調整のため差し込んだのかと邪推してしまいたくなりますが、ここで1話消
費したことで、先の展開にしわ寄せがなければ良いのですが。ラストの生身で大気圏突入だけは
インパクトがありましたけど(笑)。

 「レガリア」2話。ロボットが現れたことで動揺する国民に対し、ユイは女王として記者会見で安
全性を説くものの、更に新たなロボットが出現し・・・。
 ううむ、今のところ主人公の女王設定が足を引っ張っちゃってる感じがします。護衛もつけず街
へふらふらと出歩いて、あげく敵に命を狙われるってのはさすがに間抜けすぎる気が。この先何
かしらのフォローがあるのかもしれませんが、最近はシリーズ序盤でコケるとすぐさま視聴者が見
放す傾向があるだけに、“掴み”の弱さが引っかかってしまいました。
 一方で手描きの戦闘シーンがよく動いていて感心したのですが、メカ作監が山下将仁氏と知っ
て納得。山下氏のロボット作画を見るのは随分久しぶりな気がしますけど、相変わらず動かしま
くっているようです。こーいうところからも80年代っぽさを感じてみたり。


16/07/20

 梅雨の晴れ間となった昨日今日でしたが、空の色や空気感に夏の終わりのような錯覚を抱いて
みたり。梅雨明け前から既に暑いので、いっそ夏を通り越して秋になってくれれば良いのに・・・
(苦笑)。

 「マクロスΔ(デルタ)」16話。フレイアの誕生日が近いと知ったハヤテ達は、本人に内緒でサプ
ライズパーティーを計画し・・・。
 もはやハヤテとフレイアがお似合いすぎて、ミラージュの入り込む余地がないような?ただここ
までフレイアの短命設定を強調されると、死亡エンドの可能性も想像してしまいますが。ミラージュ
が棚からぼた餅で勝利ってのも後味悪いですし、それなりに納得のゆく結末を用意してほしいとこ
ろです。
 にしても、シリーズ前半が駆け足状態だったのに対して、2クール目に入ってからは話の進行が
スローペースになったような。バルキリーの活躍がしばらくなくて、ちょっと物足りなくなってきまし
た。

 先日CSで劇場版「銀河鉄道999」の一作目が放送されたので視聴。実はこの映画を見るのは劇
場公開時(79年)以来だったり。アニメ映画としては名作中の名作なので今更何かを語る必要は
ない気もしますが、個人的には小学校低学年の頃に見たきりだったので、マニア目線で改めて鑑
賞した感想を軽く書いてみようと思います(笑)。
 自分でも意外だったのは、割と内容や映像を覚えていたということ。ハーロックやエメラルダスと
の共闘シーンがとても格好良くて興奮したことや、ラストシーンで泣いてしまって、映画館を出る時
ちょっと恥ずかしかったことまで思い出しました。こーいう体験は身体が覚えているものなのやら。
 一方でクライマックスの惑星崩壊シーンを強烈に記憶していて、子供心にはとても怖いイメージ
が残った映画でもありました(その後レンタルビデオ等で見返そうと思わなかったのは、恐らくそ
のイメージが強かったからかと)。一連の名シーンを描いたのが金田伊功氏と知ったのは大人に
なってからですが、子供目線でもトラウマ刻むほど印象に残ったということは、やはりそれだけ凄
いアニメーターだった証拠と言えるのかも?
 さすがに昨今の映画と比べると話のテンポがゆっくりで、2時間を超えるということもあり、かなり
長い映画という感じがしました。ですが当初の予定ではもっと長くて、監修の市川崑氏が大胆にカ
ットしたという話を今になって知り、この数十年の間に映画やアニメのテンポ感は相当早くなったと
改めて思えたり。現代の視点で見れば古き良き昭和の映画という印象かもしれませんが、アニメ
史を語るうえでははずせない作品ですし、若い世代にも一度は見てほしい映画だと思います。た
だ富野作品や押井作品のドライさに慣れきった身からすると、作品全体に漂うヒロイズム(?)が
少々甘ったるく感じられたりも。あくまで私の好みと比較して、という話であり、40代になってから
青春映画の甘酸っぱさやほろ苦さに触れたことへの気恥ずかしさみたいなものかもしれませんけ
ど(苦笑)。そもそも今回は視聴しながら「ここの作画よく動くな〜」とか「ここの背景綺麗だな〜」と
か「このシーンは随分と間(ま)をとる演出だな〜」とか、映像チェックみたいな視点になってしまっ
ていたので、純粋に作品を楽しむことを忘れていた側面はあったかもしれません。マニアの悪い
癖ですね。
 それと、劇場版の鉄郎がテレビシリーズよりも男前なキャラデザになることを公開前から知って
いたことを思い出し、すると私は小学校1年か2年生の頃からアニメ誌を読むような子供だったん
だなぁと、我ながら苦笑してしまったり。当時はアニメ誌の数も多かったですし、少年マンガ誌と同
じような感覚で立ち読みしていたのかもしれませんが、何にせよオタクになる素養は幼い頃からあ
ったと思い知らされた感じです(苦笑)。


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