おもひで

だいありーの過去ログです。

16/07/24

 朝は早くからウグイスやホトトギスが窓の近くで鳴きまくって、夕方になるとセミが家の周りで大
合唱して、田舎なのに妙に騒音がひどい今日この頃です(笑)。

 「クロムクロ」16話。敵の女性兵士二人が国連基地に侵入し、剣之介を人質に。その頃、由希
奈は友人のコスプレ撮影の手伝いで遠出していて・・・。
 合間合間にコスプレ撮影の話が入ってくるので、今ひとつシリアスになりきれない印象の回でし
た。相変わらず敵に侵入されてばかりの国連基地で「またか」という感じでしたし、、敵の最終目
標が基地の地下にあることは以前にも描写されていたので、話がそれほど進展しているようには
見えなかったような?
 この作品がとりわけスローペースに見えてしまうのは、一つのシーンで描写を丁寧にやりすぎて
いるからだと思えたり。昨今はポンポンとテンポよく話が進む作品が多いので、余計にその印象
が強い感じがします。視聴者置いてけぼりで話が進む「レガリア」と足して二で割れば、ちょうどよ
いテンポになるかも?(笑)

 「レガリア」3話。敵の猛攻に耐えているうちに、暴走を始めてしまったユイのレガリア。そこへ新
たなロボットが出現して・・・。
 さっきも書きましたが、説明のないままどんどん話が進むので、見ているほうはちょっと取り残さ
れた気分になってしまいそうです。せめて作中のキャラの台詞やリアクションがあればまだ良いの
ですが、それすらないのでどう判断してよいのかすら分からない印象でした。今回はAパートで起
こった出来事が意味不明のままBパートで全く違う話になってしまったので、いっそうモヤモヤ感が
残った気がします。
 それと、架空の国が舞台なのに日本語の看板やら日本の料理が出てきて、何か理由があって
のことなのか、それとも何も考えていないのか(笑)、その点が引っかかりました。異世界なのに日
本的な描写があって、それが伏線になっていた「スクラップド・プリンセス」という前例はありますけ
ど、この作品もそのパターンなんでしょうか。


16/07/27

 なかなか梅雨が明けず、不快指数の高い日が続いています。

 「マクロスΔ(デルタ)」17話。敵の洗脳包囲網を破るため、ネット配信のコンサートを実施した
ワルキューレ。なかでもフレイアは今まで以上に輝いていて・・・。
 ネットワークを取り戻すためとはいえ、エロ画像で釣って視聴者に課金させまくりとか、ホントに
あんたらは正義の味方なのか(苦笑)。今時のアイドルらしい手段とも言えそうですが、マクロスと
しては異質な回だった気もします。
 一方でハヤテとフレイアの仲がピークに達した瞬間どん底に。これで三角関係の行方は分から
なくなってきた?こうしてみると、今作はこれまでのシリーズとは違うことを色々試している印象が
あったり。それが吉と出るか凶と出るかはシリーズが完結してからでないと分からないのでしょう
が、マンネリ打破という点では意義がありそうです。

 ニュースでちらっと見たのですが、なんでも80年代のリバイバルブームが来ているとかなんと
か。80年代に10代を過ごした私としてはまさに直撃世代ですが、本当にそんなブームが来ている
の?
 で、その話題とは全く関係ないのですけど(苦笑)、先日「Zガンダム」の本放送終了頃に出版さ
れたムック本を古本で購入しました。懐かしく思いながらページをめくっていたのですが、掲載され
ているスタッフ・キャストのコメントがどれも「大変だった」「つらかった」「話がよくわからなかった」と
いったものばかりで、誰一人作品に携わったことを喜んでいる人がいないことに思わず苦笑。今
でこそファーストガンダムに次ぐ人気作となっていますけど、当時は酷評の嵐で、とにかく叩かれ
まくっていたことを思い出しました。
 「Z」の本放送時には、アニメ誌に載っている読者からの便りにも「こんなにつまらない作品なの
に何故アニメ誌は毎回特集ページを組むのか」なんて批判が普通にあったり、アニメックの編集
長が「ファーストガンダムでZガンダムよりつまらない回はククルス・ドアンの島だけだ」と堂々公言
したり、ムック本で會川昇氏がZガンダム及び富野監督に対する批判の長文を書いていたりと、
そりゃもう総スカンというか袋叩きというか、そんな意見が大半を占めていたものです。今思えば
アニメを宣伝する立場のアニメ誌までこぞって批判に回っていたのは異様な気もしますけど、それ
が許された時代でもあった訳で、ある意味おおらかだった?(笑)もっとも、アニメ誌は当時そろっ
て情報のリーク合戦をしていて、「Z」に関しても放送の二ヶ月前には最終回の結末が雑誌に掲載
される事態に、富野監督が「いい加減にしろ!」と各アニメ誌に怒りのクレームを叩きつける出来
事まであったりしたのですが。
 とにかく80年代は「Zガンダムは駄作」という評価がほぼ固定化していて、密かに思い入れが深
かった私としては微妙に肩身が狭かったりもしたのですけど(苦笑)、90年代に入り、LD-BOXが
記録的なヒットとなったあたりから肯定的な意見が増えてきた印象がありました。一説にはリアル
タイムで「Z」を見ていた世代が大人になり、LDを買う支持層の母体となったことや、公の場で「Zは
面白かった」と言えるようになったことが影響しているとも言われているようですが、私がインター
ネットを始めた90年代後半にはネット上で人気作扱いされていて、「なんか昔とずいぶん評価が
変わった」と感じた覚えがあります。なので「Zガンダム」については、リアルタイムで見ていた世代
と後に作品を知った世代で大きく評価の異なる作品というイメージがいまだにあります。よく富野
作品は10年早いと言われますが、こういう評価の逆転を見ていると、さもありなんと感じたり。

 ・・・と書いていたら、CSで9月から「ダンバイン」のハイビジョンリマスター版を放送するそうで。
これはブルーレイBOX発売のフラグ?「ダンバイン」もまた10年早かった作品と言われていますけ
ど、平凡な主人公が異世界へ転生して無双する話、と書けばほら、あっという間に昨今流行のラ
ノベみたいな印象に(笑)。なるほど確かに30年は早かった作品だったのかも。
 http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1469516646


16/07/31

 東北地方も一昨日ようやく全域で梅雨明けし、さっそく30度越えの真夏日に。日差しが痛い週
末でした。

 「クロムクロ」17話。最終目標の在りかを知った敵は、さっそく国連基地を強襲。今度の敵ロボ
ットは飛行タイプで、飛べないクロムクロは翻弄されるばかりで・・・。
 スーパーロボットのお約束、飛行ユニット登場回でした。ベタですけど、やはりこの展開は燃える
ものがあります。由希奈が合体した飛行ロボットを「背中の人」と呼んでいたのが妙に可愛かった
りもしましたが。
 これまで剣之介が姫の仇と憎んでいた鬼がどうやら本当の敵ではなさそうだったりと、割と話が
大きく動いた感じです。もっとも、鬼の正体判明はもう少し先のことになりそうな気もしますけど。と
言うか、由希奈が鬼の正体に気付きそうで気付かないあたりが、視聴者は予想がついているだ
けにもどかしい感じがしたり。

 「レガリア」4話。敵が12年前に滅んだ国のお姫様とその臣下と判明。その一人がユイに会い
たいと申し出てきて・・・。
 ユイもレナも気持ちが空回りして失敗してしまう回でした。大人達のフォローがあって立ち直った
ようですけど、今のところユイが何故そこまで国民に慕われているか具体的な描写がないので、
今ひとつ共感できない気がしたり。相変わらず女王設定が足を引っ張っている印象なので、もうち
ょっと必然性を感じられる要素があると良いのですけども。
 ・・・なんてことを思っていたら、放送は4話で一旦打ち切りし、リテイクしたものを9月にもう一度
1話から放送し直すという前代未聞の発表が。プロデューサーのコメントでは作画や演出に問題
があったとのことですけど、これまでの放送を見る限り作画はむしろかなり頑張っていた印象で、
視聴者がツッコミを入れまくっていたのは設定やストーリーのほうだったので、なんかリテイクして
も印象は変わらないような気がしてしまいます。単に5話以降の制作が間に合っていないことへの
言い訳にすぎないという憶測もあるようですが、ともかく、こんな事態を招くほど今のアニメ業界は
色々ヤバい状況なのでしょうか。
 http://regalia-anime.com/


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