おもひで

だいありーの過去ログです。

16/08/21

 またも台風が岩手を通過・・・したはずなのですが、うちのあたりでは雨も風も殆どなし。代わり
に気温が上昇し、今日は35度超えの猛暑でした。そして明後日にはまたまた台風が来るとか。ず
いぶんとハードスケジュールです(笑)。

 「クロムクロ」20話。敵の母艦内をさまよっているうちに、謎の隠し部屋に侵入した由希奈。妙な
機械に触れた途端、様々な情報が流れ込んできて・・・。
 あ、これちゃんとシリーズが終わらないパターンだ(苦笑)。なんでここに来て大風呂敷広げるか
なぁ。どう見ても敵の最前戦基地だけ倒して終了じゃないですか。今までずっとスローペースで進
行していたのに、大詰めになってこーいう設定を持ち出すのはちょっとがっかりです。とりあえず
敵パイロット達の正体だけでも判明させてほしいものです。

 「アイカツ!」雑感。前回の続きです。キャラを活かしきれなかったと感じたアイドル達のなかで、
とりわけ問題を抱えてしまったように思えたのが、2期に登場したアイドル学校・ドリームアカデミ
ーの面々でした。や、この話題を出すと2ちゃんねるのスレッド等では必ず論争になって荒れまく
るのですけども、作品を語るうえで避けて通れないと思い、取り上げることにしました。論争ではよ
くドリームアカデミー不要論に発展してしまうようですが、個人的にはけして作品のマイナス要素だ
ったとは考えていませんので、あらかじめ断っておきたいと思います。
 ドリームアカデミーは2期から登場(名前ありのアイドルは音城セイラ、冴草きい、風沢そら、姫
里マリアの4人)。アイドル界のトップを席巻していたスターライト学園に対し、新設校ながらそれを
追い抜く勢いのライバル校として参入してきました。2期の1話目にあたる51話では早くも両校の
代表アイドルが直接対決をし、もし負けたらスターライト学園の織姫学園長は学園長を辞めるとま
で言いだして、いきなりシリアスモード全開な雰囲気に。スポ根路線だった1期は電波なノリが多く
ても(笑)オーディションに関しては結構シビアで、主人公といえども油断すれば容赦なく負けてい
ましたし、ならば2期はさらにシビアな展開になるのかと予想されたのですが・・・。実際はシリアス
な対立路線は序盤だけで、この直接対決もちょうどアメリカから帰国した星宮いちごが急遽スター
ライト代表になり、ドリームアカデミーの代表・音城セイラとの対決は引き分けでドローという、なん
とも微妙な結果となりました。それ以降もオーディションで両校のアイドルが対決することが何度
かありましたが、引き分けが目に付くことが多かった印象があります。そして1クール目が終わる
頃には殆ど仲良し状態になり、ライバル校という雰囲気はかなり薄れた感じがありました(2期終
盤への伏線として、音城セイラだけは星宮いちごに対しずっと対抗心を持っていましたけど)。こ
の時点で「せっかくのライバル校設定が意味をなしていないのでは?」という批判がネット上でもち
らほら見受けられたように記憶しています。
 ドリームアカデミー(通称ドリアカ)が不運だったのは、2期の後半で更に新キャラが登場し、シリ
ーズの流れがそちらメインになったこともあるでしょうか。1期最終回でスターライト学園を去った
神崎美月が75話で華麗に復活。それだけでもインパクト大だったのですが、新キャラの夏樹みく
るとユニット・WMを組んで一躍アイドル界のトップに躍り出ます。以降はWMが最強の敵(笑)であり
話題の中心といった感じで、ドリアカは音城セイラが星宮いちごとユニットを組んでWMに挑む(=
出身校の違う異質な二人が組んで奇跡的な能力を発揮する)、その設定のためにのみ存在する
と言い切るのは語弊があるかもしれませんが、それに近い役回りに思えなくもありませんでした。
もちろんドリアカのアイドル達にも個別のエピソードがありましたし、子供達にも人気がありました
けど(とりわけ冴草きいが人気だったとか)、2期シリーズ全体の中ではけして活躍が多かったと
は言えないのもまた確かではないかと。更に更に困ったことには、2期後半からは主人公交代の
ための伏線として大空あかりの登場と彼女の挫折の日々も描かなければならなかったので、必
然的にドリアカ勢の出番が減ってしまったという側面もありました。1期と比べて2期は作中で消化
しなければならない要素がかなり増えたという大人の事情が、結果的にドリアカの存在意義をど
んどん小さくしてしまったとも言えるでしょうか。
 スタッフにとってもドリアカの扱いは難題だったのか、主役が交代した3期ではいきなりその存在
がなかったかのように、作中で触れることが一切ないまま話が進みました。ファンの間でも「ドリア
カのアイドル達はどうなったの?」と色々憶測が飛び交いましたが(あかり達が手にしている雑誌
に学校名が出ていたり、オーディションにちらっとドリアカの生徒が映ったりはしましたが)、3期の
終盤、148話でようやくセイラ達が再登場。ファンミーティングで全国を飛び回っていたという説明
が一応作中でありましたけど、正直苦しい言い訳だったような。あえて擁護するならば、セイラ達
は高校生で、あかり達は中学生なので、単にあかり達のアイカツのテリトリー内にドリアカの面々
が関わることがなかっただけ、という解釈も可能と言えば可能?(苦笑)でもセイラの妹・ノエルは
あかりと同学年で、二人は知り合いという設定が既に2期であったので、そのノエルすら全く登場
しないのはさすがに無理があったように思います。まぁその辺にも色々と大人の事情があったみ
たいなので、触れないのが武士の情けなのかもしれませんが(笑)。
 4期でもドリアカがメインのエピソードは172話のみで、実質それがシリーズの締めとも言える内
容となりました(あとは最終回で少しだけ登場)。2期であれだけ華々しく登場したのに3期4期でこ
の扱いはさすがに不自然というか、可哀想というか、とりわけ不遇のキャラ達という印象が残って
しまった気がします。スターライト学園とは教育方針も授業内容もまるで違う校風で(ドリアカ創設
にまつわる95話は個人的名エピソード。泣けます)、その設定を使えばもっと目新しい話が作れた
ようにも思うのですが、持てあましてしまったというのが正直なところなんでしょうかねぇ。ドリアカ
勢はナチュラルに壊れている子が多くて(笑)、一番気が強くて対抗心むき出しの音城セイラが、
実は一番の常識人で周りに振り回されているという構図は微笑ましくて結構好きだったのですけ
ども。もう少し彼女達のアイカツを見てみたかったです。
 ということで、この話題について割とざっくりまとめてみた・・・つもりが長くなってしまいました(苦
笑)。そろそろ長文になるようなネタも少なくなってきたはずなのですが、書き始めると止まらなくな
るのは何故なのやら。


16/08/24

 3度目の台風が通過し、今度こそ台風一過に・・・なりませんでした。どうにも不安定な天気が続
いている感じです。

 「マクロスΔ(デルタ)」21話。面会謝絶の美雲に無理矢理会おうとして、逆に逮捕されてしまっ
たワルキューレの面々。独房の中で、彼女達が出会った頃を思い出して・・・。
 ここに来てワルキューレ結成エピソードって、やはりシリーズ構成がおかしい気が。こういうのっ
て、もっと最初のほうで済ませておく話のような。ホントに残り数話で終わるんでしょーか。もっとも
初代のマクロスも実質的な最終決戦は26・27話の2話で消化していましたから、そう思えばまだ慌
てるような時間じゃない?(笑)
 敵の歌による影響がどんどんヤバい方向へ進化しているようですが、その描写に「Vガンダム」
のエンジェルハイロウを思い出してみたり。あれはサイキッカーの超能力増幅器というガンダムら
しからぬ設定による超兵器でしたけど、シャクティがコントロールルームで歌ったりしていましたか
ら、ある意味「マクロス」的な代物だったと言えなくもない?その歌を聴いたカテジナが「戦場で歌
が聞こえるだと?ふざけたことを!」と「マクロス」全否定なことを口走ったりもしていましたけど
(笑)。

 「ヘッドフォン王国」というオーディオ誌(地元の書店では何故か全く見かけず、隣町へ行くと時折
売ってたりする謎な雑誌)の最新号でアニソン特集という記事があって、その中で90年代のアニソ
ン代表の一つとして「ミラクル☆ガールズ」のオープニング曲がチョイスされていて、ちょっと嬉しく
なってみたり。
 「ミラクル☆ガールズ」は双子の女の子が主人公ということで(当サイトの「かたよりがち」にて、
この作品について拙文を書いています)、オープニング曲を担当しているのが双子の男性ユニッ
ト、エンディング曲が双子の女性ユニットというところまでこだわっていたりします。更に本放送時
には全国から双子の写真を募集してアイキャッチで公開するタイアップもしていたりと、当時はか
なり気合いの入った企画だったことを伺わせます。
 オープニング曲「キッスの途中で涙が」は1番の歌詞が主人公の一人・松永ともみをイメージし
て、2番の歌詞がもう一人の主人公・みかげをイメージして書かれていて、普通にJ-POPとしても
名曲ですがアニメ本編を見ているとより深く味わえるという、まさに正統派アニソンでもあったりし
ます。当時は既に作品と全く関係ない曲が強引に主題歌として使われることも珍しくありませんで
したから、ちゃんとアニメとリンクした曲になっていたのはかなり好印象でした。「ヘッドフォン王国」
の記事内では「早すぎた名曲。現在のほうが評価されるのでは」といったコメントや、「大瀧詠一リ
スペクト全開の曲」と紹介されていて、とりわけ大瀧詠一リスペクトという指摘には「確かにそうか
も」と納得してみたり。残念ながら現在ではCD音源として入手するのは困難になっていますが、だ
からこそ未収録のBGMも含めたサントラの完全版を!と願ってやみません。
 ただ「ミラクル☆ガールズ」はアニメの制作会社が既に倒産していて、そのため版権問題が非常
にややこしいことになっているそうで、DVD化はおろか再放送も不可能な状況だそうです。原作の
単行本は去年だったか「なかよし」60周年にともない全巻復刻し、電子書籍にもなっていて普通に
読むことが出来るだけに(90年代前半は「セーラームーン」と人気を二分する「なかよし」の人気作
でした)、アニメ版が封印状態というのが余計残念でなりません。
 https://www.youtube.com/watch?v=epgw6MMI5Og (オープニング・エンディング曲)


16/08/28

 南のほうでずっと迷走していた台風が週明けにも東日本にやってくるとか。気まぐれというかな
んというか、なんでこっちに来るかなぁ(苦笑)。

 「クロムクロ」21話。敵の母艦が富山目指して降下。市民の避難が始まるが、それより早く敵の
攻撃が始まって・・・。
 サブタイトルの「牙城の落ちる日」は敵母艦の降下と国連基地壊滅とのダブルミーニングだった
んですね。レギュラーキャラにもとうとう死人が出てしまいしたが、ここからどんどん人員整理して
ゆくのやら。
 敵の侵略方法がほぼ「テッカマンブレード」のラダムと同じことが判明しましたけど、一度取り憑
かれた人間を元に戻すことは出来るのでしょうか。もし不可能だとしたら、仮に戦いに決着がつい
ても生き残れる人間は相当少ないことになりそうです。もしかして割と救いのないラストが待って
いそう?

 シリーズ完結編となる「たまゆら 卒業写真」の第4部(最終章)がAT-Xで放送されました。最初
のOVAから足かけ6年、正直ここまで長期シリーズになるとは思っていなかったので、感慨もひと
しおです。時間の長さを感じさせる出来事もありましたし・・・(涙)。
 第3部までは各ヒロイン達が将来のことを考え、進むべき道を見つけてゆく展開でしたが、4部
はいよいよ主人公自身の進む道を描き、タイトル通り卒業を迎えました。今時珍しいくらいのド直
球で卒業までの不安や寂しさ、未来への期待をこれでもかと詰め込んでいて、冒頭からずっとし
んみりムードの漂う話になっていたのは少し意外だったかも。完全に視聴者を泣かせにかかって
いる構成でしたが(笑)、見事に釣られましたとも。こんなの泣かない訳ないじゃないですか。元々
サトジュン監督は感動的な演出を得意としていましたけど、ここまでストレートに攻めてきたのは
久しぶりの気も?
 個人的にはどうしても高校生の主人公達より親御さん世代の目線で視聴してしまうのですが(苦
笑)、それだけに後半の主人公と母親の会話、そして回想シーンは胸に迫るものがありすぎて、
一番の泣かせどころとなってしまいました。と言うか父親が亡くなったシーンの主人公の作画、伊
藤郁子さん(「セーラームーンS」や「魔法使いTai」等でキャラデザを担当)が手がけたそうですが、
アニメであそこまでリアルでショッキングな芝居を描けるのが衝撃的でした。アニメーターの神業
を久しぶりに見た思いがしたり。母親役の緒方恵美さんの演技も素晴らしく、静かなシーンながら
感情的には非常に盛り上がる名場面だったと思います。
 ストーリーとは別に、松来未祐さんが演じたちもさんが画面に出てくるだけで泣けてしまうのが個
人的には困りものでした。もちろん台詞はありませんでしたけど、エンディングクレジットには役名
と共に出演者としてクレジットされていて、それが余計悲しかったです。第2部までは普通に出演し
ていただけに、故人となられたことが今でも信じられないという感覚があったりします。ご本人も無
念だったとは思いますが、3部や4部でもお声を聞きたかったです。
 クライマックスでは作品タイトル通り「卒業写真」のカバー(歌うは坂本真綾さん)が流れて、最後
の最後まで泣かせにきやがって(笑)、と思いながらもやっぱり感動。エンディング後には各キャラ
のその後も少しだけ描かれて、これ以上ないくらい綺麗に作品は幕を閉じました。ファンのなかに
は後日談を希望する人もいるようですが、蛇足になる可能性が大きそうですし、ちょっと物足りな
いくらいで終わったほうが作品としては上手い着地と言えるのではないかと。ともあれ、長期に渡
り素晴らしい作品を送り続けてくれたスタッフと出演者に感謝を述べたいと思います。カメラや写
真が題材のアニメって意外となかったりしますし、その点でも個人的には非常に楽しめた作品でし
た。
 それにしても、今までフィルムのコンパクトカメラを使っていた主人公がいきなりフルサイズのデ
ジタル一眼レフに乗り換えとは、重さが全然違うのでしばらく筋肉痛に悩まされそうですね(笑)。
 http://tamayura.info/ (公式サイト)

 ・・・とか書いていたら、「ガールズ&パンツァー」最終章の制作決定というピックニュースが!
や、劇場版であれだけきっちり終わったのに、これ以上何をするのかという疑問があったりします
けど、それ以前に完成まで何年かかるのかのほうが心配になってみたり(苦笑)。


16/08/31

 昨日は迷走していた台風が観測史上初めて太平洋から直接岩手に上陸。うちのあたりは普段
の台風とさほど変わらない雨と風でしたが、県北の沿岸部では甚大な被害となり、犠牲者も出て
しまいました。テレビ等で被害の様子を見ると、どうしても東日本大震災の光景を思い出してしま
います(久慈では大震災以上の被害だったとか)。異常気象と言われて久しいですけど、この夏は
更に異例づくしの天候だった気がします。

 「マクロスΔ(デルタ)」22話。敵の母星へ乗り込むための作戦を開始。けれどもフレイアはハヤ
テの暴走を恐れてまだ歌うことが出来ず・・・。
 一応最終決戦へ向けて話が動きだした・・・のでしょうか。今ひとつ盛り上がりに欠けたままのよ
うな。久しぶりに戦闘シーンもありましたけど、微妙にテンションの上がらない戦いだった気がしま
す。と言うか、敵地のど真ん中なのにバルキリーから降りたらマズいだろ、とツッコミしたくなったり
(苦笑)。
 2クール目に入ってからずっと間延び感がある印象でしたが、劇場版の制作が決まり、真の完
結をそちらへ持ち越すためシリーズ構成に変更が入ったせいという噂があるようです。確かに9
月でシリーズ終了の割にはゲームの発売が10月だったり超合金の発売が12月だったりと、商
品展開が随分スローだなとは思っていました。噂が本当ならここまでのグダグダぶりも納得なの
ですが(笑)、真相はいかに?


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