おもひで

だいありーの過去ログです。

16/11/13

 冬の寒さが去って秋らしい天気の戻った週末でした。ですが今週も後半は冬の寒さになるとか。
今年は紅葉もそこそこに早く秋が終わりそう?

 「レガリア」11話。敵地に乗り込んだものの、レナを助け出すことができないユイ。ヨハンの畳み
かけるような断罪の言葉で更に失意の底へと沈んでしまい・・・。
 これまでずっとポジティブだったユイがどん底モードに。精神世界の奥底で心を閉ざしてしまうと
いう展開はそれこそ昭和40年代の「幻魔大戦」の頃からあった訳で、ある意味お約束な展開の
話でした。ヨハン君がぺらぺらと種明かしをしたので(笑)伏線は割と消化した感じではありました
けど、あまり進展のなかった回と言えなくもない?ここでヘイトを溜め込んだぶん、残り2話で一気
に盛り上がってほしいところです。ただ二ヶ月放送を遅らせたぶんの貯金をそろそろ使い果たし
たようで、作画が危うくなっているのが心配の種でしょうか。

 「響け!ユーフォニアム2」6話。地区大会が終わり、文化祭で羽を伸ばす吹奏楽部の面々。久
美子はお化け屋敷で偶然幼馴染み少年君と一緒になり・・・。
 原作ではここらで主人公の恋愛が進展するらしいのですが、アニメでは逆にフラグをへし折りに
きましたよ(笑)。もはやアニメ版は百合路線で突き進むと決めたようで。これまでもずっと百合描
写にこだわっていましたし、今更男がしゃしゃり出てきてゴタゴタするのも興ざめなので、アニメ版
はこれで良いのかも?
 一方で今度は家庭内の問題が表面化したりと、相変わらず久美子は自分以外のことで振り回さ
れるのが実に不幸というか主人公体質というか(苦笑)。つくづく運の悪い主人公という印象です。
2期の後半もずっとこんな調子なのでしょうか。

 リマスター版を放送中の「ミラクル☆ガールズ」、以前からマスターテープが現存しないのではと
噂されていたのですが、当時のプロデューサーの証言によりどうやら事実らしいと判明。本編の
画質の悪さはこれに起因するようです。本放送中は様々なタイアップ企画があって、アイキャッチ
やエンディングの映像がそのままパッケージ化できないという問題を元々抱えていた作品ですし
(アイキャッチは視聴者から募集した双子の写真が毎週紹介されていましたし、シリーズ前半のエ
ンディングは歌っている双子デュオのPV映像でした。LD化の際にどちらもアニメ映像に差し替え
済み)、LD化した時点でマスターが破棄されていても不思議はないのかも。してみると、今回再放
送にこぎ着けたのはまさしくミラクルと言えるでしょうか(笑)。
 余談ですが、元々この作品は実写ドラマ化の予定だったものの、企画が二転三転してアニメに
なったそうな(しかもいきなり原作の3部からスタート)。アイキャッチやエンディングが実写だった
のはその名残なのだとか。最初の段階から色々と事情が複雑な作品だったようです。
 https://twitter.com/kenken_tw/status/796538604650725377


16/11/16

 強風に枯葉の舞い散る日が続いています。今年の秋は特に風の強い日が多い感じがします。

 CSでのHDリマスター版「ダンバイン」の放送が終了しました。30年以上前の作品とは思えない
高画質で、デジタル技術の進歩を実感させる映像でしたが、補正が強すぎて色飽和しているカット
もあったりと、技術の限界も感じられた放送だったように思います。それでもフィルム作品のリマス
ターとしては一つの指標になりうる画質だったのではないかと。できればこの水準で過去にHDリマ
スターした作品も再度リマスターしてほしいものですが、現実的には難しいのでしょうね。
 改めて最終回まで見終えた「ダンバイン」はラスト2話の全滅劇がやはり唐突に見えて、もう少し
上手く4クール目をまとめられなかったものかと思ってしまいます。富野監督のインタビューによる
と、4クール目で全キャラが地上に出てくる構想だったのがスポンサーの要求で1クール以上前倒
しになったそうで。そのぶん4クール目のストーリーが丸々白紙になってしまったので、以前指摘し
たようなワンパターンの繰り返しで一向に事態が進まない話が続いてしまったように思えます。最
終決戦を三つ巴にするためにはビショットやショットを途中で殺す訳にもいかず、結果毎回が作戦
失敗で反省会(笑)という流れになってしまったような。せめてもっと早い段階から他のキャラを順
次人員整理していれば、ラストでバタバタとキャラが死ぬこともなかった気がしたり(「Zガンダム」
ではその反省もあってか、44話あたりからレギュラーキャラが次々退場し始めますけど)。富野
作品のなかでも、全滅へ至るスピード感という点では「ダンバイン」がもっとも勢いがあるのではな
いでしょうか(笑)。
 それと意外だったのが、ライバルであるバーン・バニングスが格好良かったのは実は1話だけ
で、2話で早くも転落人生が始まっていること(苦笑)。湖川キャラのなかでも特にイケメンなので
もっと活躍した印象がありますけど、勝率で言えばトッドのほうが上だったりします。富野作品でヘ
タレライバルと言えば決まって「Zガンダム」のジェリドが挙げられますが、恐らくはバーンのほうが
もっとヘタレなのではないでしょうか。それでも格好良い印象があるのは、ラスト2話での大殺戮
と、中の人(速水奨氏)補正があったから?(笑)確かにこれでは「ショウが来たから私は失敗続き
になった」と憎悪を募らせるのも仕方ないかも。や、確実に逆恨みですけど。
 あと「Zガンダム」に転用されたシチュエーションや台詞、ストーリー等が思った以上に散見され
る感じがしました。「Z」のプロトタイプと評する人もいるようですが、制作時期も近いですし、似通っ
た部分が多いのはある意味当然と言えなくもない?心残りのあった「ダンバイン」のリベンジを「Z」
でするつもりだったのかは分かりませんが、その「Z」も結局スポンサーの横やりで予定していた話
を消化できずに終わったのはなんとも不運な気が。思えばアニメの制作には大人の事情が色々
絡むものだと教えられたのは富野作品だったと改めて思い出してみたり。
 余談ですが、ビルバインがラスト3話でいきなり色が変わったのは当時サンライズで赤色の絵の
具を切らしてしまったから、という裏事情があったそうな(設定上は夜間迷彩色となっていますが、
実際は殆ど夜間に戦っていなかったり)。ファーストガンダムでも赤い彗星と言いながら実際のシ
ャアザクの色がピンクなのは、当時サンライズでピンクの絵の具が大量に余っていたからだそう
で、こーいう話を聞いてしまうとなんとも夢がないというかなんというか・・・(苦笑)。

 「ガールズ&パンツァー」最終章はOVA全6章で、劇場先行公開となるそうです。「ガンダムUC」
や「ヤマト2199」と同じ方式ですね。これまた気の長いシリーズになりそうな予感?(笑)
 http://girls-und-panzer.at.webry.info/201611/article_8.html


16/11/20

 小岩井農場では一足早く冬のライトアップ開始(東北最大級だそうな)。週間天気予報にまたも
雪マークがあったりと、じわじわと冬が近づいているのを実感します。

 「レガリア」12話。ヨハンに捕らえられていた人々の解放に成功したユイ達。けれどもヨハンは
超巨大ロボットを繰り出してきて・・・。
 スケールの大きな話に見えて、意外と小さなスケールのまま終わりそうな気が?(笑)結局1話
から意味ありげに出ていたキャラがラスボスだったりするのが余計そう思わせるのかも。せめてヨ
ハン君にもう少し大物の貫禄があれば印象が違ったのでしょうか。残り1話ですが、彼が何故あ
あいう思想に走ったのか、もうちょっと捕捉説明が欲しい気もしたり。
 最終決戦の敵ロボットがモビルアーマーもどきの可動しないデザインで今ひとつ魅力に欠けると
思ってしまいましたが、それだけで終わらないあたりは一応一ひねりしていると言えるでしょうか。
最終回はぜひ派手なロボットアクションで魅せてほしいものです。

 「響け!ユーフォニアム2」7話。あすか先輩の母親が突然学校を訪問。受験に専念させるため
娘を退部させたいと顧問や教頭に詰め寄って・・・。
 またも事件現場に遭遇する主人公。もはや吹奏楽部より高校生探偵をしているほうが適任のよ
うな?(苦笑)あすか先輩の件は一応決着したように見えますけど、なんか次回以降更にややこし
いことになりそうな気がしなくもなかったり。話の本筋は全国大会を残すだけですし、主人公の家
庭の問題とか、しばらくは人間関係のほうがメインになるのやら。

 本放送から30年、「Zガンダム」のバーザムが初めて市販のプラモ化決定。これで「Z」のモビル
スーツで一度もキット化されていないのはボリノークサマーンとバウンドドックくらい?個人的には
隠れハイザック(ハイザックカスタム)をプラモ化してほしいところですが、1話きりの登場でしたし、
無理ですかねぇ。
 それにしても、バーザムはアニメ本編でも不遇な扱いでしたけど(初登場時からやられ役専門。
名のあるパイロットが搭乗したことがなく、活躍シーンも皆無)、ついに日の当たる場所へ?(笑)
 http://ameblo.jp/digitamin/entry-12221017798.html


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