おもひで

だいありーの過去ログです。

16/11/23

 昨日は福島でマグニチュード7.4の地震が発生。沿岸では津波が観測されたりと、イヤでも東日
本大震災の記憶が甦ってきました。大震災の余震とのことですが、まだまだ脅威は去っていない
と改めて思い知らされた感じです。

 CSで放送中のリマスター版「ミラクル☆ガールズ」は一度に2話ずつ毎日放送しているので、あ
っという間にシリーズの半分近くを消化。個人的にはシリーズ前半の20話までが特に好きなので、
ほぼ目的は達成したような感じです(笑)。
 オープニングクレジットに安濃高志監督の名前は17話までしか記載されておらず、18話から29
話までは監督不在という異常事態が続くのですが(30話から「YAWARA!」の制作を終えて間もない
ときたひろこ監督にバトンタッチ)、本編を見た印象ですと実際は20話くらいまではまだ安濃テイス
トが残っているように感じられます。監督として携わったのは17話までにせよ、シナリオ作業は20
話くらいまで先行していたからではないかと推測してみたり。
 20話は台風が街を通過した日の話。子供の頃は台風が来ると妙にわくわくしたものですが、ま
さしくそんな変なテンションに取り憑かれた主人公二人が、心にふと沸いた破壊願望を実行しよう
と(隠していた超能力を世間に公開しようとしたり、曖昧なままだった恋愛関係をはっきりさせよう
としたり)暴風雨の中へ飛び出すストーリーです。主人公の一人・ともみが発した「全てを破壊し、
新しい何かを生み出す」という呟きが暗示のように繰り返され、それを発端に二人の言動がいつ
もと変わってしまうという、ちょっとミステリアスな雰囲気漂う展開もまたBパートの異様な盛り上が
りに上手く結びついていた感じでした。けれども台風一過と共に二人はけろりと元通りになり、振り
回された周囲をよそに「なんであんなことしようとしたんだろ」とまで言う始末。思春期らしい極端な
感情の揺れと台風接近という状況を見事にシンクロさせたエピソードで、私も気に入っている回で
す。
 安濃監督の頃の「ミラクル☆ガールズ」はこんな調子で理由を明確に描かないストーリーが非常
に多く、確かに低年齢層向け作品としては恐ろしく不親切な傾向があったのは否めないかと。で
すが、そういう曖昧さこそがまさしく少女マンガ的であると私には感じられて、とりわけこの作品が
大好きな一因となっています(その辺は掘り下げ始めると長くなるので別の機会にでも)。もしも監
督が交代せずこの作風で最後まで突っ走っていたらどんな結末になっていたのか、今となっては
叶わない願いですが、見てみたかったものです。
 ・・・って、先日の「ダンバイン」雑感といい、どうにも私はこういう諸事情で不遇となった作品に肩
入れしてしまう傾向が強いようで(苦笑)。これも一種の判官贔屓?


16/11/27

 晩秋の雨に煙る日曜日でした。

 「レガリア」最終話。・・・・・・う〜ん、ここまで盛り上がらない最終回というのも珍しい気が。ひた
すら淡々と時間稼ぎのようなシーンが続いたあげく、なんだかよく分からないことが起こって、なん
だかよく分からないうちに終わってしまいました(苦笑)。元々説明が下手な作品という印象はあり
ましたけど、最終回は説明すらしないまま画面の向こうだけで勝手に納得して終わった感じです。
全員の笑顔を順々に映してフェードアウトすればとりあえずハッピーエンドっぽく見えると思ったら
大間違いですよ(笑)。あげく本来描くべき部分は丸々抜け落ちているありさまで、ユイ達の寿命
問題はどうなったのかとか、世界や国家はどうなったのかとか、その辺全部投げっぱなしという、
視聴者が知りたかった部分をスルーしてしまったのもいっそうマイナス印象に拍車をかけていた
気がします。ホントにこれって予定通りの展開だったのでしょうか。一度放送延期になった際に何
かしらの変更が入って、脚本の練り直し不足のまま映像化したのではないかと思えなくもなかった
り。
 一度4話まで放送したのに、一旦打ち切って一ヶ月後に再度1話から放送という前代未聞の事
態で話題になった作品でしたが、結局放送延期した意味があったのか不明なまま終わってしまっ
た印象でした。とりわけ終盤の展開はお世辞にも面白かったとは言い難く、余計に評価が下がっ
た感じがします。せっかくの手描きロボットもの、せっかくの山下メカ作監だったのに、それを活か
しきれない演出とストーリーで、非常に勿体ないと思ってしまいました。昨今のオリジナル作品は
つまらないというレッテルを上書きする結果だったのがなんとも残念です。面白くなりそうな要素は
色々あったと思うのですけども。もはやロボットものの復権はありえないのでしょうか。

 「響け!ユーフォニアム2」8話。またも部活に来なくなってしまったあすか先輩。家庭内の問題
も重なったりで、あげく久美子は風邪で寝込んでしまい・・・。
 今回片付いた問題は主人公の風邪だけ?(笑)話を引っ張りますな〜。せめてその辺のゴタゴ
タを全部吹っ切ってから全国大会に臨んでほしいものですが、シリーズ終盤までもつれそうな予
感。それと相変わらず1年生組の出番が少ないのが寂しい感じです。
 風邪と言えば、久美子の中の人も先日風邪をひいたとかで、数話前は声がかすれ気味でした
けど、今週はちゃんと元に戻っていたのでひと安心。声優は風邪など言語道断と言われますが、
風邪をひきやすい私(苦笑)としてはつくづく大変な仕事だな〜と思ってしまいます。

 「コードギアス」の総集編映画&新作が決定したとか。しかも新作は「復活のルルーシュ」だそう
です。テレビシリーズ2期で綺麗に終わっていたのに、結局ルルーシュは死んでいなかったという
意趣返しはどーなんでしょ。サンライズもいよいよもってネタがなくなってきた気が?(笑)


16/11/30

 11月最終日は氷点下の朝と薄曇りの空で、冬の到来を感じさせる一日でした。

 「ふぉとふぉと」更新。既に初雪も降っていますが、夏の風景写真を公開です(笑)。今年の夏も
前半は猛暑で後半は天候不順が続くという、ここ数年と同じパターンをなぞっていたので、けして
撮影チャンスに恵まれていたとは言い難い状況でした(温暖化の影響で、もはや日本の夏はこん
なサイクルがデフォになるのでしょうかねぇ)。それでもそこそこ撮影枚数は多かったので、ここ数
年のなかではそれなりにバリエーション豊富なものに・・・と思っていたのですが、以前撮ったもの
と見比べると同じ場所で同じように撮ったものが多くて、結局ボツにしたものが多いだけという結
果に終わってしまいました(苦笑)。ただ、季節の初めから「雲のある風景」を意識して撮っていた
ので、それなりに方向性の統一感はあったのではないかと思いたいです。
 今回は12年の「枯色の盛夏」で試した“なんちゃってライカ風”の色味を再度取り入れてみまし
た。レタッチの段階で色相を少し変えるだけなのですが、この設定を使うと空の色の透明感が増
して、ニコン従来の発色よりも爽やかさが強まる印象があったり。もっとも、ライカ本来の色味はも
うちょっと渋くて地味なイメージがあるので、この手法も“ある程度似せているレベル”に留まって
いるとは思うのですが。ともかく、どこか懐かしさがあるような写真にできればと考えながらまとめ
てみました。
 てな訳で、今回は題して「いつかの夏」。いつかどこかで見たような夏の景色、という意気込みで
つけてみたのですが、思ったほど最大公約数的な写真にはならなかった気も?その辺はひとえに
私の想像力不足が原因です(苦笑)。


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