おもひで
だいありーの過去ログです。
17/05/21
30度越えの真夏日が続いた週末でした。とても5月とは思えません。
「サクラクエスト」7話。映画の代役を頼まれるも拒否する真希。代わりに凛々子が出るが、素人
ゆえNGの連続で・・・。
5話同様、なんだかんだで割と丸く収まった感じでした。今回は真希のエピソードであると同時に
しおりのエピソードでもありましたが、5人の中で一番の人格者に見えていただけに、意外と他に
も何か闇を抱えていそうな気がしなくもなかったり?(笑)それと最後の打ち上げシーンで主人公
達が普通にビールを飲んでいたのがちょっと新鮮でした。見た目がまだ未成年っぽいというのも
ありますが、10代キャラがメインの深夜アニメだとあまり見かけないシチュエーションに思えたの
で。普段と髪型の違う由乃やしおりが色っぽかったのもgoodでした(笑)。
それにしても、由乃はまだ社会人になって数ヶ月なのに対外的な応対がほぼパーフェクトで、実
はかなり有能なのではと思ったり。私も営業マン時代にこれだけの対人スキルがあれば・・・(苦
笑)。
宮崎監督が何度目か分からない引退宣言撤回。もはやすっかり天丼ネタになっている気がする
のですが(苦笑)、富野監督のように生涯現役と言い切ったほうがスッキリするのでは。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1060648.html
17/05/24
真夏のような暑さは今日になってやっと収まってくれましたが、それでも蒸し暑い感じで、春らし
さは薄い気がしたり。
先日CSで「シルバー仮面」の1話と最終話だけ放送されたので視聴(昭和のヒーロー物を紹介
する番組内で放送)。使われた映像は先々月に発売されたブルーレイBOXのものだったようです
が、初めてHDネガテレシネによりマスターを制作したというだけあって画質は格段に向上していた
ものの(と言うかこれまでのLDやDVDの画質が酷すぎたのですが)、何故かフィルムの上下がカッ
トされて3:2の画面比率になっているという意味不明な編集がされていました。私もブルーレイBOX
の発売を知って購入する気満々だったのですけども、買う直前になってこの事実を知り結局スル
ーしてしまいました。実際にCSを録画した映像を見てみると、LDやDVDでは映っていた部分が切
れています。さらには上下左右と画像の揺れが酷くて、正直ストレスが溜まるレベルの不安定さに
感じられてしまいました。確認するため手持ちのDVDと比較してみましたが、もちろんDVDのほう
はこんな画像の揺れはありません。映像のクリアさと発色の良さは素晴らしいものがあるだけに、
なんとも残念な仕様だと落胆。「シルバー仮面」はテレビ放送の時点から色々と不運がつきまとい
ましたけど、またも不遇な作品になってしまったと思えたり。果たしてこの作品を満足できる画質で
見られる日は来るのだろうか(「シルバー仮面」ナレーション風に)。
http://www.tc-ent.co.jp/products/detail/BFTD-0195?prev=lineup
17/05/28
一足早く梅雨に入ったかのような曇天が続いた週の後半でした。
「サクラクエスト」8話。町の新しいグルメを作って売りだそうとする由乃達。メニューに試行錯誤
する中、発表イベントの日程が商店会の催しと重なってしまい・・・。
前回に続いてしおりにスポットを当てたエピソードの模様。今回出てきた姉ともども巨乳で美人
姉妹なのに、どちらも独身というあたりが実にフィクションです(笑)。姉のほうは学生時代マドンナ
的存在だったそうですし、両親が心配するまでもなく結婚相手なんてすぐ見つかりそうなものです
けど、アニメでその辺をツッコむのは野暮というもの?(アニメやマンガでは見た目普通に可愛い
のに何故かモテないキャラが沢山いますし)
由乃達が必死に考えていたゲゲボな新グルメに笑いつつも、終盤はまたも深刻な事態に。前回
は対人スキルに感心した由乃ですが、今回は新人らしい“やっちゃった感”があって、まだまだ成
長途中という印象です。と言うか、内容は全く違えど似たようなミスをやったことがあったな〜と苦
い経験が甦って、あまり他人事には思えなかったり(苦笑)。
湖川友謙氏のサンライズ作品画集が発売されるそうです。お値段は結構するようですが、懐か
しいイラストがまとめて見られるのなら惹かれるものはあったり。ただ古いイラストがどこまで綺麗
に印刷されるのかは気になるところです。ホント、画集は出来不出来の差が結構あって、これまで
に購入を失敗したと思ったものも幾つかあったりするので、ある程度評判を知るまでは怖くてなか
なか手が出せないというのが個人的な経験則です。
http://www.ichijinsha.co.jp/special/books/kogawa_artworks/
17/05/31
またも30度の暑さに。今年の5月はとりわけ夏めいた日が多かったような。
出崎統監督最後の映画となった劇場版「CLANNAD」がAT-Xで放送されたので視聴(今回が初
見)。京都アニメーションが手がけたテレビシリーズがストーリー・作画とも原作にほぼ忠実だった
のに対して、劇場版(制作は東映)は古河渚シナリオをメインにしながらも大胆なアレンジを加え、
ほぼオリジナルと言って良い内容となっています。
ただ、同じく出崎監督が手がけた劇場版「AIR」があまりに原作と別物すぎてファンから叩かれま
くったことに留意し、「CLANNAD」はある程度原作に沿った展開にしたそうですが、それが逆にど
っちつかずの中途半端なオリジナリティになってしまっていると個人的には感じました。ちょこちょ
こギャグシーンも入っているのですけど、原作のイベントシーンを再現している訳でもなく、どこか
70年代80年代のギャグシーンに似た古くささがあって、正直シリアス一辺倒にしたほうが良かった
のではと思えたり。出崎監督の作風からするとKey作品のギャグはあまり合わないような気がして
しまいました。ストーリーも1時間半で渚シナリオ+AFTER STORYを消化するためかなり駆け足
で、ダイジェスト状態になっていることは否めず。出崎監督がお家芸とする通称出崎演出は随所
で多用されていて、印象に残るカットも結構あるのですが、映画全体としては色々な意味で物足り
なさが残る感じがしました。
一方でクライマックスの一つでもある渚の一人芝居(ただし内容は原作と別物)の場面は圧巻
で、やっと出崎演出が本領発揮したと思えた部分でした。このテンションを終始維持できていたら
作品の評価が変わっていたかも?劇場版「AIR」では主人公が殆ど「あしたのジョー」の矢吹丈み
たいなキャラになっていましたけど(苦笑)、「CLANNAD」もそこまで突き抜けてしまったほうが出
崎監督の個性が発揮できたのではないかと。原作サイドやスポンサーの要望も色々あるでしょう
し、そこまでワンマンには仕切れなかったのかもしれませんが、「あしたのジョー」や「ガンバの冒
険」の時のような緊張感に満ちあふれた映像美を知っていると、どうにも不完全燃焼だった気がし
てしまいます。何より、劇場作品なのに京都アニメーション制作のテレビシリーズよりも作画が振
るわなかったのが残念でした(や、京都アニメと比較した時点で分が悪いのは承知しています
が)。制作スケジュールに余裕がなかったらしいですけど、もう少し作画は頑張ってほしかったで
す。ともあれ、残念ながらKey作品のアニメ化としても出崎監督作品としても微妙な完成度の映画
という印象でした。
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