おもひで

だいありーの過去ログです。

17/11/24

 今週は雪の降る日が多く、季節はすっかり冬に移った印象ですが、11月にこれだけ雪が多い
のは珍しい気もしたり。検査入院した翌朝に病室から見えたのが雪に覆われた山々の間から朝
日がゆっくり昇ってくる美しい光景で、カメラを持ってくれば良かったと悔やんだりも(苦笑)。

 その検査入院は無事終了。先月からの入院生活もこれで一段落です。今回実施した検査は心
臓カテーテルというもので、腕と太ももの付け根から細い管を心臓まで通し、造影剤という液を流
して心臓の動きを見るというもの(通常は腕か太もものどちらか実施するそうですが、今回は両方
やりました)。事前の説明で100%安全な検査ではないと脅かされていたので内心不安もありまし
たが、通常より検査時間は長引いたものの問題なく済んだ模様。ただ検査時は全裸にされたうえ
太ももあたりの体毛をジョリジョリ剃られるという辱めを受けたので、人間としてのプライドは失っ
た気がします(苦笑)。
 検査の結果私の病名が確定。ずっと伏せているのも無意味に不安を煽る気がするので白状す
ると、「突発性拡張型心筋症」という病気です(国から難病認定を受けている病気だそうな)。原因
は不明ですが、私の場合心臓が常人の2割くらいしか動いていないそうです。と言っても本人はあ
まり自覚症状がなかったりしますけど。そんな訳で走ったりスポーツをするのは無理ですが、今の
ところ日常生活はこれまでとあまり変わりなく過ごすことが可能とのこと。とりあえず薬と食事制限
で治療(完治することはないので治療と呼んで良いのか分かりませんが)を続けていくことになり
そうです。

 ともかく病気の話題はこれにて終わり。次回からは緩〜くマイペースな日記(なのか?)に戻りた
いと思います。


17/11/26

 雪が降るようになってから西の空がずっと雲に覆われていて、栗駒山や焼石岳がなかなか見え
なかったり。それだけ日本海側で悪天候が続いているとも言えるでしょうか。

 CSの「伝説巨神イデオン」HDリマスター版の放送はあっという間に最終回を迎えました。テレビ
シリーズの最終回は急遽打ち切りが決まったため、通常の39話として製作していたエピソードの
ラスト数分だけ変えて強引に終わらせてしまった、という説明は今更不要でしょうか。本放送当時
小学4年生だった私はもちろん打ち切りなんて事情は知らなかったので、あまりに意味不明なラ
ストにテレビの前で呆然としたものでした(笑)。いまだに打ち切り最終回の典型例として挙げられ
るこの話数ですけど、改めて見ても本当に唐突感が強くて、これで「発動篇」が存在しなかったら
暴動ものだと思えたり(苦笑)。もっとも未放送の残り3話を公開できるチャンスがあると信じて、
打ち切り後も独断で製作を続けた当時のスタッフの執念もすさまじいものがありますが(製作途中
だった40話の原画を全て破棄して、湖川氏が一人で原画を描き直したそうな)。結果として「発動
篇」というアニメ史に残る大傑作が作られたのですから、まさにこれもイデの運命がなせる業と言
えるかも(笑)。
 で、そのテレビシリーズ最終回ですけど、私が所有しているビデオソフトとLDにはちゃんとエンデ
ィングが収録されているのですが、今回放送されたリマスター版ではエンディングが流れませんで
した。なんでもDVDとブルーレイソフトでも最終回のエンディングは収録されていないそうで、メー
カーによるとマスター紛失のため未収録となっているとのこと。その割には現在も視聴可能なバン
ダイチャンネルの配信ではちゃんとエンディングが流れていて、マスターがないならせめて現存す
るフィルムを流用してほしかったと思ってしまいます。古い作品でマスターテープが現存しない場
合にそういう形で収録している作品もあるのに、融通がきかないというか頭が硬いというか・・・(苦
笑)。

 毎年この時期になると松島から仙台までタスキを繋ぐ女子駅伝が行われて、テレビ中継されま
す。つられて私も毎回中継を見てしまうのですが、どちらかというと走っている選手よりも流れてゆ
く景色を眺めるのが好きで(笑)、知っている場所が昔と変わらなかったり変わっていたりするのを
確かめるのが楽しかったり。そしてこの中継を見ると個人的にはいよいよ年の瀬が近いと実感し
ます。私なりの季節感のとらえ方といったところでしょうか。


17/11/29

 今朝は霜が降りる寒さだったのに、昼間は15度の暖かさに。そのうえ明日からはまた寒波が
やってくるとのことで、寒暖差が激しいです。

 かなり間が開きましたが、BS11で再放送中の「Zガンダム」雑感です。こちらは現在41話まで進
行。本放送当時、この話数が放送された頃にはもうアニメ誌で最終回のラストがネタバレされてし
まい、見ている側は正直視聴意欲を削がれてしまった感がありました。この件に関しては富野監
督が各アニメ誌に対し激怒するという異例の事態ともなったのですが、個人的に終盤の展開をバ
ラされた印象としては「ダンバイン」の焼き直しっぽいと思ったものです(実際「Z」は「ダンバイン」
制作中から企画が始まったためか幾つも焼き直し要素があったりするので、その印象は的外れ
ではなかったのですけども)。何よりファーストガンダムの希望溢れるラストに比べてあまりに救い
のない結末で、「本当にこれは富野監督がやりたかった話なの?」という疑問が拭えませんでし
た。や、実際富野監督がやりたかった結末なのですが(笑)。
 この頃にはもうアニメ誌も堂々と「Zガンダム」批判を展開していて、まだ放送が終わる前から既
に駄作・失敗作のレッテルを貼られているように感じられなくもありませんでした。「Z」は富野監督
のこれまでの功績を称えてバンダイが自由に作らせた、というのが当時のアニメ誌での論調で、
それゆえ余計に富野監督個人に批判が集中する傾向がありました。実際はそう自由に作っては
おらず、他の作品同様スポンサーの横やりと戦い続けた作品だったと暴露されたのは実に90年
代後半になってから。ことさら「Z」が叩かれたのは、当時ファーストガンダム世代の反発が強かっ
たのに加えてこういうイメージが先行していたからではないかとも思ってみたり。
 41話までのストーリーに関しては、36話「永遠のフォウ」・37話「ダカールの日」で作品のテンショ
ンが最高潮に達した後、いきなりトーンダウンして以降迷走していると個人的には感じたものでし
た。シリーズも終盤に近づいているのにレコアの裏切りエピソードに何話も費やし、更にはロザミ
アを妹キャラにして「お兄ちゃん」と言わせるに至っては「ギャグでやってるの?」と思わずにはい
られませんでした(苦笑)。ようやく出てきた第三勢力のネオジオンも全く動く様子がなく、こんな調
子で本当に作品をまとめられるのか不安になったものです。ただ最終回まで見た後ならレコアや
ロザミアのエピソードが必要だったと分かりますし、特にロザミアはカミーユの精神崩壊への引き
金となるキャラなので、あれだけ話数を割いたのも理解できます。でもリアルタイムで見ていた時
は「なんでこんな脇道エピソードばかりやってるんだろう」と感じられて、この辺も終盤へ向けて視
聴意欲を削ぐ一因になっていた気がします。ネオジオンについては「ZZ」の製作が決まったため
温存しておく必要があったようですが、当時はそんな裏事情を知る由も無し。中学2年生の身とし
ては期待を込めて見続けた作品の4クール目がどうにも面白く感じられなくて、フラストレーション
が溜まっていた時期でした。おまけにこの時期発売されたサントラの3枚目がひたすら暗く聴いて
いると欝になりそうな曲ばかり収録されていて(笑)、余計に作品のイメージが根暗なものになった
というのもあったり。もっとも、そう言いながらサントラの3枚目は当時自室で勉強する際にヘビー
ローテーションで聴きまくっていましたし、不満を抱きながらも結局最終回への期待はしていたの
で、心底「Z」という作品が好きだったと言えるでしょうね。


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