おもひで
だいありーの過去ログです。
17/12/24
久しぶりに寒さの緩んだ週末でしたが、明後日からまた冷え込むとのこと。厳冬のまま年を越す
ことになりそうな?
「ふぉとふぉと」更新。今季ではなくその前の冬に撮った風景写真第二弾です。宿題の提出にし
ても遅すぎですね(苦笑)。
第一弾の時はまだ手探りな感じの撮影でしたが、この頃からだんだんとD7200の使い方や写真
写りの傾向にも慣れてきた気がします。もっとも、せっかくシャッタースピードが1/8000秒まで使え
るようになったからと、NDフィルターも装着せずにツァイスレンズをF1.4まで開放して白飛びしまく
りな写真も連発したりしましたが(笑)。
方向性としては、これまでも幾度か試していた「自分のなかにある冬のイメージの抽象化」を更
に推し進めるといった感じで撮ってみました。部分的に切り取ってみたりわざとぼかしてみたりで、
あまり風景写真らしくはないかもしれませんが、これも一つの表現ということで(私の撮る写真は
風景というよりスナップ的だと自分でも感じてはいるのですが)。ただ前回も書いたように1月まで
はハイペースで撮影していたものの、2月以降はぱたっと中断してしまい、3月も終わり間近にな
ってから「これじゃイカん」と慌てて雪の残る西和賀へ出かけたといった状況だったので、必ずしも
予定通りではなかったのが少し残念でした。それでもある程度は手応えのあるものが残せたの
で、それなりに自分で納得しているところです。とは言え、カメラの性能に助けられた部分が大き
いと感じているので、「自分の力で勝ったのではないぞ。そのモビルスーツの性能のおかげだとい
う事を忘れるな!」とランバ・ラルの名言を思い出してみたり(苦笑)。
ともあれ、「冬の歩幅で その2」です。イメージ優先のため今回公開したほぼ全ての写真で彩
度(色の濃さ)を落としているので、D7200本来の発色ではないことを一応お断りしておきます。
もひとつカメラの話題。ニコンが100周年を迎えたということで(先月仙台でも記念のイベントがあ
ったのですが、私は検査入院と重なってしまったので残念ながら行けず)、ヨドバシカメラの公式フ
ォトサイト「フォトヨドバシ」でそれにまつわるコラムやインタビューが始まりました。そのなかでニコ
ンのオールドレンズを使ってみるというエッセイが目を惹いたので紹介。ここに挙げられた写真、
オールドレンズで撮ったほうは恐らく「古くさい」とか「写りが悪い」と感じる人が多いかもしれませ
んけど、私は非常に味があって「いいな〜」とほっこりします。普段からレタッチを利用して彩度を
落とした写真に仕上げたり、ツァイスレンズの写りが好きだったりするのも、「どこかちょっと懐か
しい」写真が好みだからではないかと、改めて自己分析してみたり。もちろん最新性能のカリッカ
リに解像度を上げたレンズやカメラも好きですし欲しいと思いますけども、こういうレトロちっくな写
りに惹かれるのは、それだけ私が老成したということなのかも?(苦笑)
http://photo.yodobashi.com/nikon/100th/roots_1/
17/12/27
爆弾低気圧が襲来し、各地で甚大な被害が発生。うちのあたりも今季初の真冬日となりました
が、それ以上に雪と風により視界や路面の状況がひどく、市内をちょっと車で走るだけでもヒヤヒ
ヤものでした(県内では昨日だけで80件を越す交通事故が発生)。ここまでの悪天候はいつ以来
だろうと思うほど、近年まれに見る天気の悪さです。
私が視聴していた今期のアニメも全て放送が終了したので、軽く感想など。と言っても「魔法使
いの嫁」は2クール作品なのでまだ放送中。「このはな奇譚」は元々原作コミックを買っている作
品だったので(「此花亭奇譚」というタイトルで連載していた頃から)、アニメ単体で評価するのは
難しい感じですが、アニメ版は「ちょっいい話」的なエピソード中心にまとめていて結構感動した回
が多かったので、これはこれで良かったと思います。毎回ベテラン声優をゲストに起用したりと、
キャスト的にも見所がある作品でした。
個人的に今期評価が高かったのは「宝石の国」と「少女終末旅行」でしょうか。「宝石の国」は原
作がまだ続いているためか中途半端なところで終わってしまったのが残念でしたが、フルCGによ
る映像の美しさと、CGなのにキャラの表情や芝居が非常に自然なあたりが一見の価値ありと思
いました。なんでもアニメーターが普通に原画を描いて、わざわざそれをCGに置き換えていたそう
な(かつて「イノセンス」でも一部カットで試みた手法ですね)。おかげで普通の手描きアニメとさほ
ど変わりなく視聴できた気がします。ただ手間を考えると効率はあまり良くないような?(笑)
「少女終末旅行」はこういう終末世界の描き方もあるのかと感心したり、非常にまったりした雰囲
気なのにどこか退廃的で悲壮感があったりといった作品世界にまず惹かれました。音楽を効果的
に使用した演出が印象的で、原作は未読ですがアニメならではのアレンジが上手くはまっていた
作品なのだろうと思えました。ストーリーは非常にシンプルなのに、話の見せ方が巧みで毎回楽し
めた感じでした。こちらも原作が続いているのでアニメもきっちり終わった訳ではありませんが、
割ときれいにまとめたラストだったと思います。
ということで、今期視聴していた作品はかなり少なかったですが、個人的には楽しめたものが多
く非常に良かったです。
17/12/31
うちのあたりではこの冬一番の冷え込みとなった大晦日でした。朝起きたら台所に置いていた
コップが凍り付いてキッチンに張り付いていたり。先週の予想通り、厳冬の年越しになりそうです。
今年最後の小ネタ。マンガの単行本が現在の大きさ(新書版)になった原点のひとつは小学館
のゴールデンコミックス(「カムイ伝」等を出版)で、このサイズのコミックで初の大ヒットとなったの
が秋田書店サンデーコミックスの「サイボーグ009」だそうな。記事のなかでも触れていますが、当
時は雑誌連載した出版社が単行本を出すことは珍しく、秋田書店が様々な出版社のマンガを単
行本化していました。「サイボーグ009」は幾つものマンガ雑誌を渡り歩いていて(打ち切りも何度
かあり)、それをサンデーコミックスでまとめて単行本化している状況でした。
なかには横山光輝氏の「伊賀の影丸」のように、シリーズ序盤の3編だけ他社で単行本化され
ていたため、サンデーコミックス版はシリーズの途中から単行本化し、後年序盤の3編が後ろの
巻に組み込まれたというややこしいものもあったり。そのため「伊賀の影丸」サンデーコミックス版
は連載順になっていなかったりします。私は初めて「伊賀の影丸」を読んだ時その事情を知らな
かったので、9巻あたりからいきなり絵柄が変わって違和感を覚えたものでした。
ちなみにサンデーコミックス版「サイボーグ009」や「伊賀の影丸」は今でも出版され続けていて、
普通に買うことができます。初版が昭和40年代なので、50年近く販売を続けていることに。もの凄
いロングセラーです。
https://www.zakzak.co.jp/lif/news/171229/lif1712290005-n1.html
んでもって、大晦日なので年末恒例(かもしれない)個人的アニメランキングです。
1位 亜人ちゃんは語りたい
2位 フレームアームズ・ガール
3位 少女終末旅行
次点 ID-0
〃 プリンセス・プリンシパル
こんな感じになりました。今回は個人的な好みよりも総合的な作品の出来を優先してチョイスし
てみました。1位から3位のアニメはストーリー・作画・演出がどれも高水準で、素直に楽しめる作
品としてお勧めできると思いました(「少女終末旅行」は世界観が世界観だけに、やや人を選ぶ傾
向がある気もしますけど)。次点の2作は作品としてのレベルが高く、話も個人的には非常に面白
かったのですが、癖が強いところがあるので補欠合格みたいな扱いにしてみたり(苦笑)。「プリン
セス・プリンシパル」は当コーナーで取り上げたことはなかったですが、昨今珍しいスパイアクショ
ンもので、主人公が冷徹に人を殺すクールな世界観やパラレルワールド的なSF仕立ての設定、
華麗で動きまくりのアクションと見所が盛りだくさんで、好みにさえ合えばかなり楽しめる作品だと
感じたので選びました。「フレームアームズ・ガール」ともどもアニメオリジナルで出来が良い作品
は最近まれな気もするので、貴重かなと(笑)。
今年も色々と粗があったり問題があったりした作品があったようですが、個人的には視聴作品
をかなり絞っていたので、幸いにも大ハズレと思った作品が殆どなかった一年でした。非常〜に
単純なことですけど、一度見始めたからと言って無理に最後まで視聴する義務はない訳で(笑)。
序盤で肌に合わないと思った作品はバッサリ切り捨てる方針に転換した結果と言えるでしょうか。
なのでアニメ業界全体でどういう傾向にあったのかは今ひとつ分からないのですが、少なくとも私
が視聴していた作品に限ればクオリティの高さが安定していた一年でもありました。「ID-0」や「宝
石の国」のようにフルCGでも手描きアニメとそう変わらない映像が見られるようになったのも、ひ
とつの特徴だったと思います。年々アニメーター不足が深刻化しているようですし、今後はこういう
手法の作品も増えてくるのかなと、そんなことを考えてみたり。
相変わらず原作頼みでオリジナル作品に乏しい状況ですが、何やらその原作も枯渇しつつある
模様。来年は「キャプテン翼」が再度(三度目?)アニメ化されたり、10年以上前にアニメ化され
た「CCさくら」や「封神演義」の続編がスタートしたりと、苦しい台所事情が透けて見える気も。中
途半端に原作をアニメ化しては放り出すのが長いこと慣例化していましたけど、いっそのことそう
いう未完状態にある作品の続きをどんどんアニメ化すれば、当分原作ストックには困らないので
は?(苦笑)それはともかく、来年は手放しで面白いと思える作品により多く出会いたいものです。
個人的に今年は2月に愛猫テミスが亡くなり(享年17歳)、10月には心不全で私が入院、更に
は心臓の病気をこれからも抱え続けることになって、日常生活が大きく変わった年でした。厄年の
時に厄払いをしなかったので、災いが一気にやってきたのではないかと思ってみたり(笑)。来年
はもう少し明るい話題の多い年になってほしいと願う次第です。
それでは皆様、良いお年を。
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