おもひで
だいありーの過去ログです。
18/04/01
岩手も大船渡で桜が開花。ようやく本格的な春に・・・と思って週間天気予報を見たら雪マークが
ちらほらと。そうそう甘くはありませんでした(笑)。ちなみに今月の写真は地元で撮ったパンジー
です。3月は持病の腰痛が悪化して遠出できない状況だったので、殆ど写真が撮れずに終わって
しまいました。どうにも3月や9月といった季節の変わり目になると調子が悪くなるようです。こうい
うのも一種の老化なのでしょうか(苦笑)。
「魔法使いの嫁」が最終回を迎えました。2クール作品だったので、長丁場でじっくりキャラクター
の掘り下げをした印象がありました。登場人物の数も抑えめで、丁寧に物語を描いていたように
思います。ただ個人的な好みから言うと、一人の悪役キャラの力が圧倒的すぎて主人公達が理
不尽に苦しみ続ける展開はちょっと苦手だったりします(例えば「喰霊-零-」はアニメファンの間で
かなり評価が高いですが、私は面白いと感じられませんでした)。その点ではやや好みに合わな
い部分もありましたけど、エピソード毎に救いのある結末が用意されていたので、それほど苦にな
らず最後まで楽しめた気がします。
1話を見た段階ではひたすら欝展開で救いのない話かと思ったのですが、3話あたりからコンス
タントに感動的なエピソードがあって、グロい描写も多いですけど、それがきちんと話の結末に繋
がっていて面白いと感じられるようになっていきました。終始死の匂いがする作風で見る人を選ぶ
内容ではありますが、生きることに対して真っ正面から向き合うストーリーは色々と心に訴えかけ
るものがあると思います。
ストーリーもさることながら、背景美術の美しさと音楽の良さが印象に残った作品でもありまし
た。特にヨーロッパの風景を描いた美術は素晴らしく、それを眺めているだけでも充分に堪能でき
り。音楽も耳に心地よく、美術と音楽を抜き出したBGVがあったら買ってしまいそうな気が?(笑)
前期のアニメでは他に「ハクメイとミコチ」が個人的に面白かったです。最初は「現代版とんがり
帽子のメモル?」とか古〜い連想をしたのですが(笑)、登場人物達が全員昆虫サイズの独特な
世界観が面白く、小道具類のリアル感とか美術設定のこだわりといった映像面での見所も多く
て、次第に引き込まれていきました。あと各キャラ達の仕事の描写が異様に詳細かつリアルで、
作者はこれらの仕事のプロだったんじゃないかと思える(笑)こだわりまくりの内容が特に印象に
残りました。ほのぼのアニメに見えて実はお仕事アニメだったという意外さも個人的には楽しかっ
たです。
それとこの作品も料理の作画や描写がとても細かくて、見ているとお腹がすきます。「ゆるキャ
ン△」同様、夜中に鑑賞するのは危険な作品ですね(苦笑)。
18/04/04
今日は関東や西日本で夏日の暑さとなったようですが、岩手は県北で雪が降りました(一方で
私の地元では桜が開花)。ここまで極端に気温が違うとは、日本が広いと改めて感じます。
2年続いた「アイカツスターズ!」が放送を終了しました。最後の一ヶ月は打ち切り漫画みたいな
駆け足の展開で、もしかすると3年目にやる予定だった話を大急ぎで消化したのではないかと勘
ぐってみたくなったり。もっとも1年目に比べて2年目は全体的に商品展開も少なめで、当初から
終了は決まっていたのかもしれませんが。
シリーズ1年目も色々と不満のある内容でしたが、個人的に2年目は更に違和感が増してしまっ
た印象がありました。それはひとえに新キャラ、エルザ・フォルテの存在に関してです。主人公達
のアイドル学校に対抗するライバル校が出現するというのは旧シリーズでも2年目にやったことで
すが、旧「アイカツ!」のドリームアカデミーが教育方針が違うだけで基本的に善人キャラの集団
だった(笑)のに対して、「スターズ」のライバル校を率いるエルザ・フォルテは自分の目的を果た
すためなら手段を選ばず、他者を平然と利用するキャラとして登場しました。どう見ても悪役ポジ
ションの設定なのですけども、アイドルとしてもパーフェクトな実力の持ち主であるがゆえ他のアイ
ドル達から絶大な支持を得ていて、彼女がどんなひどいことをしようとも何故か「やっぱりエルザ
様はすごい」と絶賛されていたり。異を唱えるキャラもいたものの、基本的に作中ではエルザが正
しいことをしているように描かれていて、個人的にはもの凄〜〜〜〜〜く引っかかってしまいまし
た。さらには留学という名目でライバル校へ入学した主人公達までもがエルザを盲信し始めて、ま
るで新興宗教アニメを見ているような雰囲気に(苦笑)。次第に「エルザが悪者だと思っている私
の価値観がおかしいのか?」と思えてくるようになりました。
もちろんシリーズ終盤でエルザの考えが間違いだったと明かされるのですが、1年近くも彼女が
正しいと思わせるような描き方をしておいてひっくり返すというのは、低年齢層向け作品としてどう
なのよ、とかなり疑問に感じてしまいました。富野作品とか大きなお友達向け作品ならそういう展
開があっても構わないと思いますが(笑)、あくまで「アイカツ」シリーズのメインターゲットは小学校
低学年くらいです。エルザに憧れて彼女の言動を真似る子供だっているでしょうし、エルザが正し
いとずっと信じ込まされていたのに、最後の最後で間違っていたと言われたらショックを受ける子
もいるのではないかと。少なくとも定期的に「エルザのやってることは間違いなんだよ」と分かるよ
うな描写を入れておく必要があったと考えるのは過保護な発想でしょうか。私はシリーズ途中まで
の新興宗教みたいなノリがどうにも馴染めず、違和感ばかりが募ってしまいました。旧シリーズは
監督やシリーズ構成の人が子供向け番組であることを配慮した作品作りを徹底させていただけ
に、「スターズ」は大きなお友達のほうばかり向いてしまったのではないかと、そんな気がしてなり
ません(「スターズ」は旧シリーズと比べて大きなお友達向け路線にシフトしたという感想がシリー
ズ開始当初から見受けられました)。
他にもキャラの人数が増えた弊害で掘り下げが不十分なキャラが出てきたり、伏線の消化が雑
になってしまったりで、とりわけシリーズ終盤は粗が目についてしまいました(野郎アイドル4人組
の存在意義って結局何だったのやら)。エピソード単体で見るぶんには面白い話も多かったです
し、作画や演出で見所も沢山ありましたけど、消化不良感は否めなかったです。ライブCGも1年
目に比べれば大幅に進歩しましたが、最後まで旧シリーズのクオリティには及ばなかった気がし
ます。このあたりがサンライズ内製の限界?(苦笑)
とまぁ不満を並べる結果となってしまいましたが、楽しめた部分も多かったですし、旧シリーズと
比較するとどうしても辛口になってしまうだけで、充分に面白い作品だったと思います。次回作の
「アイカツフレンズ!」は設定をすっかり一新した内容になるようなので、また違う面白さが味わえ
ればと期待する次第です。
18/04/08
地元でもあちこちで桜が咲き始めましたが、開花宣言以来ずっと天気が悪くて、先日までの快
晴続きが恋しくなったり。そして予報によると明日は雪が降る?なかなかに春本番とはいかないよ
うです。
先月ブルーレイが発売されたばかりですが、「ガールズ&パンツァー最終章」のドルビーアトモス
版上映が始まるそうです。第2章の情報がまだ全然出てこないので、それまで第1章で稼げるだ
け稼ごうという腹づもりでしょうか(笑)。ドルビーアトモスがどんなものか体験してみたい気もしま
すけど、劇場版4DXの時とは違い、さすがにそれだけのために映画館へ足を運ぶのは今のとこ
ろ考えていません。と言うか、今自室で使っているAVアンプはドルビーアトモスに対応しているの
で、スピーカーさえ購入して設置できれば体験は可能だったり。問題はスピーカーを設置できる環
境がないことですが(苦笑)。
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2018/04/05/66671.html
テレビのニュースでも大きく取り上げられましたが、高畑勲監督がお亡くなりになりました。個人
的にはジブリ創設後の映画よりも「ハイジ」や「赤毛のアン」といったテレビシリーズの監督として
の印象のほうが強かったりします。リアル指向が強すぎて手法に賛否両論あったりもしたようです
けど、間違いなくアニメ界の巨匠の一人だったと思います。謹んでご冥福をお祈りします。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180406/k10011392731000.html
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