おもひで

だいありーの過去ログです。

18/05/23

 極端に暑かったり寒かったり、5月も不安定な天候が続いている印象です。

 座骨神経痛は少しずつ痛みが薄れていて、短時間なら車の運転もできるようになってきました。
2週間以上運転できない日が続いたので、車の便利さを改めて実感しています。ホント、ゴールデ
ンウィークの頃はこのままずっと歩くことができないのではないかと思ったものですが、人間の身
体というのは予想以上に丈夫にできているものだと感じます。ありがたや。

 私がベッドで伏せている間にあったことといえば、我が家でADSLから光回線への切り替え工事
をしました。今までずっとADSLを使っていたこと自体時代遅れもいいところだったのですけども、
これでやっと人並みのネット環境になったと言える?(苦笑)工事の申し込み自体は一ヶ月以上前
にしたのですが、混んでいるとかで連休明けまで待たされました。引っ越しシーズンでちょっとタイ
ミングが悪かったようです。体調が体調だったので工事に立ち会うことはできませんでしたが、業
者の方が全てやってくれたので、私はパソコン上でルーターの設定をするくらいで済みました。
  光回線は環境によって速度にかなりのバラつきがあるみたいですけど、今のところ時間帯によ
って遅くなることもなく、終日140Mbpsくらい(下り回線)で安定しているようです。ADSLの頃に同じ
速度測定サイトを使って計った時は5〜7Mbpsくらいの速度だったので、大幅に向上したと言える
でしょうか。NTTが最高速度1ギガなんて謳っていても全く信じていないので(笑)、このくらいの速
度で安定していれば個人的には特に文句はありません(他社ならもっと速いのかもしれません
が)。これで快適なネットライフを、と言っても今のところ用途は変わりないので、それほど便利さ
を堪能していな・・・あ、Wi-Fiの速度は圧倒的に速くなったので、タブレット端末でのダウンロード
や画面表示でとりわけ快適さを実感していると言えるでしょうか。


18/05/27

 暑すぎず寒すぎず、やっと五月らしい過ごしやすさが安定して続いた週末でした。

 「♪五月雨は緑色」と、この時期になると故・村下孝蔵氏の曲を聴きたくなります(他にも「春雨」
という曲もあったりします)。
 ヒット曲「初恋」やめぞん一刻のオープニング曲「陽だまり」等の影響で高校生の頃から村下氏
のベストアルバムは所有していたのですが、10代20代の頃はフォークソング路線の濃い曲はあ
まり好みではなく、アルバムも決まった曲ばかり聴くのが定番になっていました。ですが40代にな
てからアルバムを通して聴いてみたら良曲ばかりで非常に素晴らしいと感じられて、以来この時
期になるとよく聴くようになりました(「初恋」に限らず、なんとなく今の時期に合う気がして)。村下
氏の曲はメロディの美しさと歌詞の日本語の美しさが見事に融合していて、昨今のJ-POPにはな
い心地よさを内包している印象があります。若くして亡くなられたことが本当に悔やまれます(享年
46歳。ということは、今の私と同じ年齢で亡くなったことに・・・)。
 ともあれ、食べ物や飲み物と同様に音楽の好みも年齢と共に変わってゆくものだと思うこの頃
です。

 先日うちの近所で熊が目撃されたという話を聞いて、外出する時についあたりを見回すようにな
ってしまったり。ばったり遭遇なんてのは勘弁願いたいものです。


18/05/30

 今日は梅雨入りしたかのような湿気と曇天に。個人的には五月というと五月晴れよりもこういう
曇り空の印象が強かったりします。五月病なんてのも、こーいう空模様が余計に気分を落ち込ま
せることに繋がっているのではないかと思ってみたり。

 「Zガンダム」雑感。去年から長々と続けてきましたが、とりあえず今回でラストです。ゴールデン
ウィークにNHKで放送されたガンダム40周年記念の人気投票、そのなかで「Z」は作品部門で第
二位となりました(一位はもちろんファーストガンダム)。本放送当時はあれだけ叩かれまくったの
に、今ではファーストガンダムに次ぐ人気作となったのは色々と感慨深いものがあります。富野作
品はよく「10年早い」と言われますけど、「Z」が評価されはじめたのも90年代に入ってからでした
し、まさにその言葉通りだったのかなと思えます。
 「Z」の放送が終了した4年後にリリースされたCDのブックレットには「Zが低評価だったのは、ウ
ルトラマンを見たいと思っていた人達に武田信玄(その年のNHK大河ドラマ)を見せたことによる
誤解みたいなものだった」と、かなり苦しいフォローをした解説が掲載されていました(苦笑)。よー
するにファンが見たいと思っていたものと、制作陣が見せたいと思っていたものに齟齬があった
のではないかというのです。わざわざそんなフォローをする必要があるほどに、80年代は「Z」に対
する評価は低いものでした。他にも「Z」終了直後に出版されたムック本「Zガンダム大事典」では、
シナリオライターの會川昇氏が完膚無きまでにボロクソにけなした批判文を載せるといった異常
事態にもなっていました(数年後に別のムック本で謝罪していましたけど)。ですが、そんな世間の
評価とは裏腹にガンダムシリーズの作風はファーストよりもむしろ「Z」がベースとなって継続してい
きます。
 「Z」で消化不良だった部分を昇華して完成させた「逆襲のシャア」はもとより、ファーストガンダム
への原点回帰を標榜して製作された「F91」も、根底にある作風はどちらかというと「Z」寄りだった
と思います。そして富野ガンダムとしては最後の宇宙世紀作品となった「Vガンダム」は「Z」以上に
暗くドロドロしたテイストで、狂気の度合いに関しては「Z」以上と言える内容でした。それ以降、他
の監督が手がけた作品についても、「Z」を踏襲するような人間関係や政治劇、悲劇を盛り込んだ
ものが多く目につきます。個人的な感想ですけど、ガンダムシリーズが世間一般の認知度に比し
て宮崎アニメのような普遍性を獲得しえていないのは(タイトルは聞いたことがあるが見たことは
ない、みたいな)、単にロボットアニメだからというだけではなく、シリアスすぎる作風やとっつきにく
いストーリーも一因なのではないかと、そんなことを思ってみたり。そして、シリーズのそういう方向
性を決定づけたのは「Zガンダム」だったんじゃないかと愚考する次第です。
 「Zガンダム」には中二病真っ盛りだった当時の私(笑)を惹き付ける不思議な魅力(魔力と言っ
ても良いかも)がありました。多くの人の目には意味不明だったカミーユの言動も、反抗期まっしぐ
らだった私には大人達に対する代弁者に思えなくもありませんでした(当時は尾崎豊の「卒業」が
大ヒットしていましたし、大人に反抗するのが格好いいという風潮があったのも確かです)。ただそ
れはあくまでマイナーでニッチで、けして一般的に理解されるようなものではないと、そう思ってい
たものです。ですが今や「Z」はファーストガンダムに次ぐ人気作という評価が定着しています。そ
れは単に時代の移り変わりによるものなのか、はたまた時代が「Z」に追いついたのかは分かりま
せんが、少なくとも富野監督がインタビューで再三卑下するほどには駄作ではないと、そんな気が
します。「Z」が好きだ、「Z」は面白いと公言する人がこれだけいる今ならば、もうちょっと「Zガンダ
ム」を生み出したことを誇っても良いのではないかと、そう思うのですが・・・って、あれ、最後は富
野監督へのファンレターになってる?(苦笑)ともかく、「Zガンダム」は様々な意味で私に影響を与
えた作品で、今なお好きだと言える作品です。以上、結論らしい結論もありませんがこれにて雑感
終わりっ!


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