おもひで

だいありーの過去ログです。

18/10/03

 台風は岩手にさほど被害をもたらさず通過しましたが、その後は10月にもかかわらず夏日の暑
さに。おまけに今週末再び台風が来るらしいとのこと。いい加減打ち止めになってほしいもので
す。ちなみに今月の写真は宮城県大崎市で撮った彼岸花です。

 CSで「ダイターン3」HDリマスター版の放送が始まりました。実は去年も一挙放送があったので
すが、その時は再放送を繰り返したような褪色したボケボケの映像で、いかにも1970年代のフィ
ルムという感じでした。今回のリマスター版は「ザンボット3」同様非常に鮮明で、何より発色の良
さが全くの別物になっています。これまでは「ダイターン3」の作画と言えば残念ながらさほど高くな
い印象がありましたけど、解像度の上がった映像で見ると実は結構しっかり描き込まれた作画だ
ったことが分かって(もちろん作画監督にもよるのでしょうけど)、新鮮な発見が色々あったり。個
人的にも好きな作品なので、楽しんで視聴したいところです。
 https://www.animax.co.jp/programs/NN10002267


18/10/07

 今週末の台風は岩手へ来る前に温帯低気圧に変わりましたが、それでも沿岸では強風による
被害があった模様。今年の台風の多さは異常すぎると改めて感じます。

 「とある魔術の禁書目録」アニメ3期の放送が始まりました。2期から8年ぶりのシリーズ再開に
びっくり。もはやこの作品のアニメ化はないと思っていましたけど、裏を返せばそれだけ電撃文庫
でアニメ化できる作品がなくなったということでしょうか。
 で、私はアニメ2期のラスト以降の原作小説をアニメ終了後から読み始めていて、「禁書」シリー
ズは今でも読み続けている数少ないライトノベルとなっていたりします。や、正直40冊を越える長
編になるとは思っていなかったので(ライトノベルとしては最長?)、これだけ長い小説を追いかけ
ているのは「幻魔大戦」以来だったり。原作のほうは長期化の弊害で人気も衰えてきて、やっとの
ことで風呂敷をたたみ始めた感じなのですが(苦笑)、何やら外伝である「とある科学の超電磁
砲」の3期やスピンオフ作品の「とある科学の一方通行」までアニメ化が決まったそうで、この様子
だと全てのアニメ化が一段落するまでは原作も終わらないのではと思えてきました。もしかすると
50巻越えの可能性もありそう?あまりに長く続きすぎたので序盤の伏線をちゃんと覚えていて消
化するのか気になるところなのですが、ここまで来たらもはや完結してくれたらそれで良いかな〜
という気分にもなってきました(笑)。
 ともかく、アニメ版3期は原作第1部のラストまでやるとのこと。とすると2クールで原作小説9冊
分を映像化することになるので、もの凄い駆け足になるのは確実で、個人的にはどんだけジェット
コースターアニメになるか注目しながら(笑)見ていきたいと思っています。


18/10/10

 気がつくと街路樹の葉が少しずつ色付き始めていて、もうそんな時期なのかと思ったり。

 CSの「ダイターン3」HDリマスター版の放送は12話まで進行。富野監督が最も好きだというエピ
ソード「最後のスポットライト」(第10話)を通過しました。
 富野監督が「映画監督になれなかった悲哀を込めた」というこのエピソード。名作としてネット上
でも採りあげている人を見かけますが、個人的にはとりわけ敵であるウォンがクライマックスで口
にする「自分の力でアクションスターの座を手に入れたかった!だがどうだ。私はメガノイドの力を
借りてスターになった。分かるか万丈、メガノイドの力でスターになったこの虚しさが。子供の頃か
らの夢がこんな形で・・・」という台詞に富野監督の本音(実写の映画監督になりたかったのに、ア
ニメの監督にしかなれなかった悔しさ)が詰まっている気がします。他にも映画に対する情熱やこ
だわりを込めた台詞、場面が幾つもあって、ロボットものであることを抜きにしても楽しめる回だと
思います。
 そもそも「ダイターン3」はパターン破りと称された「ザブングル」に先んじて色々とパターン破りな
ことをやっていて、お約束である主役メカの変形シーンをギャグにしてみたり、執事がダイターン3
を操縦して必殺技を放ってみたり、映画のパロディをしまくってみたりと、既存の枠にとらわれず
新しいことを色々やろうとしていた印象があります。ストーリーのウェイトが敵キャラに置かれてい
るのもその一つで、悪役であるはずのメガノイドに感情移入しやすい構成になっているのも当時と
しては目新しかったかと。人間をメガノイドに改造するとエゴが増幅されてしまうという設定自体が
実に富野作品的で(「F91」の鉄仮面っぽい?)、ボスであるドン・サウザーの命令よりも自分の欲
望を優先するメガノイドが多く、主役である万丈はそれに振り回されがちだったのが特徴的でし
た。その結果ギャグ寄りになる回も多かったですが、なかにはこの第10話のように悲しさや寂しさ
を含んだ余韻で終わる回も結構あったり。エピソードの多様性という点では富野作品のなかでも
群を抜いていて、近年のインタビューでも「この方向性をもっと突き詰めていけば自家中毒になら
ずに済んだのに」とコメントしていたりします。バラエティに富んだ話を楽しめるのも「ダインターン
3」の魅力の一つなのではないでしょうか。
 とまぁこんな感じで、せっかくの機会なので個人的に気に入ったエピソードについて時々触れて
みたいと思っています。
 ・・・あ、エピソードの詳しい説明をしていなかったので、他の方が書かれた素晴らしい解説を紹
介して省略(笑)。
 http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20140615/1402828658


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