おもひで
だいありーの過去ログです。
18/12/23
今日は昼まで霧が晴れず、午後からは雨という冬らしからぬ一日でした。
今期のアニメ「SSSS.GRIDMAN」が最終回を迎えました。特撮番組の「電光超人グリッドマン」を
ベースとしたアニメオリジナル作品で、特撮を意識した作画やアクションが素晴らしく、途中までは
私も非常に楽しんでいた作品・・・でした(苦笑)。ですがシリーズ半ばから特撮版との繋がりが描
写され始め、終盤で完全に特撮版の続編だったことが明かされて、そちらを見たことのない私は
話の展開についていけなくなってしまい、残念ながら消化不良な印象のまま見終えることに。ネッ
ト上の感想を眺めた感じだと、やはり特撮版を知っている人と知らない人でかなり温度差がある
ようで、恐らく特撮版を見ていれば最終回はもっと感動できたのではないかと思えたり。テレビア
ニメとしては不親切な作りに感じなくもありませんけど、深夜アニメとしてはこーいうマニアックな作
品もアリなのかなと、そんな気もします。アクションの作画に関しては本当に気合いが入っていて、
CGでもあそこまで特撮のスーツアクションを再現できるものなのだと感心しました。人を選ぶ作品
ではありましたが、見所は幾つもあったと思います。
仙台市の人口が山形県の人口を追い抜いたそうな。以前から東北地方は仙台一極集中の傾
向がありましたが、近年は更に強まっているようです。岩手単独で見ても盛岡に人が集中してい
る印象がありますし、今後はますます都市部と郡部で格差が広がってゆく気がします。この先どん
どん地方の人口が減ってゆくと言われるなか、宮城以外の東北地方はどこまで過疎化が進んで
しまうのやら。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181220-00000001-khks-soci
18/12/26
雪は降らないものの寒い日が続いていましたが、予報によると明日からの年末寒波で本格的な
冬景色になりそう?
「サザエさん」が50周年を前に初期作をデジタル化して配信開始。このニュースを見て、そう言え
ば「サザエさん」の前番組は「カムイ外伝」で、元々は後番組に同じ白土三平氏の「ワタリ」を予定
していたものの原作者の了解が得られずボツとなり、急遽代案として企画されたのが「サザエさ
ん」だった、なんてトリビアを思い出してみたり。50年前は日曜の夕方に「カムイ外伝」を放送して
いたのですから、今考えるとすごい時代だったと感じます。
https://www.phileweb.com/news/d-av/201812/25/46096.html
今期のアニメ「となりの吸血鬼さん」が最終回を迎えました。原作は4コママンガ。人間の少女と
吸血鬼の少女との交流を描いたほのぼの日常系アニメで、男キャラがほぼ出てこない百合作品
です(笑)。主人公の外見や言動から劣化版「きんいろモザイク」と揶揄されたりもしましたが(苦
笑)、目新しい要素はとりたててないものの、まったり見ていられるのが心地よくて最後まで視聴し
ました。ギャグで丸めつつも女性同士の恋愛感情が割とはっきり描かれていて、昨今はこういう百
合路線もずいぶん浸透したな〜という印象があったり。特に大きな事件が起きる訳でもなく終始
和み系でゆるーい世界観だったので、個人的には気楽に楽しめた作品でした。シリーズを通して
作画が安定していた(キャラが可愛かった)のも好印象です。
http://kyuketsukisan-anime.com/
18/12/31
今朝は私の地元でマイナス10度まで冷え込みました。暖房を最大出力にしてもなかなか部屋
が暖まらず、いかに寒いかを実感したり。
今期のアニメ「色づく世界の明日から」が放送終了。P.A.WORKSによるオリジナルアニメです。
写真部が舞台だったり、トラウマにより主人公は色が分からずモノクロ写真を撮り始めるといった
展開は個人的に興味を惹かれましたが、展開がかなりゆったりしていて進展が遅く感じられたの
と、全体的に薄味風味の作りだったのがやや物足りない印象でした。あと魔法が日常的に存在す
るという設定が曖昧で、今ひとつ世界観がはっきりしなかったのも個人的には引っかかりました。
一方、背景美術も含めた作画は非常にレベルが高く、また写真を題材にしているだけあって構図
の良いカットが多かったのは見所だったと思います。
http://iroduku.jp/
そして大晦日なので、年末恒例(かもしれない)個人的アニメランキングです。
1位 ゆるキャン△
2位 宇宙よりも遠い場所
3位 ウマ娘 プリティーダービー
今年はこんな感じになりました。「ゆるキャン△」と「宇宙よりも遠い場所」は個人的に甲乙つけ
がたかったのですが、繰り返し見た回数の多さで「ゆるキャン△」を1位にしました(久しぶりにブ
ルーレイを買いそろえた作品でしたし)。内容的には毎回キャンプして飯を食べているだけという
感じでしたけど(苦笑)、描写の丁寧さが素晴らしく、見ているとこちらもドライブに行きたくなる作
品でした。料理の作画がとても美味しそうだったり、夕景、夜景の美術が美しかったのも個人的に
は好印象でした。大ヒットを受けて早くもシリーズ2期と劇場版(!)の制作が決定しましたが、原
作ストックがほぼない現状でそれらが実現するのはいつになるのやら、という気がしなくもなかっ
たり?
2位の「宇宙よりも遠い場所」は「ゆるキャン△」と対称的にドラマの完成度が見事で、なんでも
ニューヨークタイムズで世界中の番組の中から今年のベストテレビの一つに選ばれたそうな。日
本の女子高生的な会話や描写の多い作品なので、どこまで海外の人に通じたのか疑問に思わな
くもないですが、ストーリーの根幹部分は世界共通で感動できるものだったということなのでしょう
ね。女子高生が南極に挑むという無茶な設定をあそこまでしっかり描ききったのは本当に素晴ら
しかったと思います。
3位の「ウマ娘 プリティーダービー」は、昨今珍しいスポ根路線を貫いた熱い展開が面白かっ
たので選出。実在する競走馬を萌えキャラ化するという設定を聞いた時は色物すぎると思ったも
のですけど、蓋を開けてみれば正統派の熱血ストーリーで素直に楽しむことができました。惜しむ
らくは、本来ソーシャルゲームの販促アニメなのに肝心のゲームがいまだリリースされていないこ
とでしょうか(苦笑)。
個人的には視聴本数をだいぶ絞ったこともあり、以前のように最後まで見て「つまらなかった」と
落胆する作品は減りましたが、放送する作品数が多すぎて片っ端からエアチェックする程の気力
が失われたという理由も大きかったりします(笑)。ネット上で評判を眺めていると相変わらず供給
過多で放送事故レベルの作品が幾つも垂れ流されているようで、なかなかにアニメ界全体の底
上げには至らない様子。今年は中小のアニメ制作会社倒産のニュースを幾つも目にしましたし、
もしかするとこの先業界自体が淘汰されてゆくのかもしれませんが、「面白かった。楽しかった」と
思える作品が1本でも増えることを願ってやみません。
世間の大きなニュースとしては今月から4K8K放送がスタート。もっともアニメに関しては今でさ
えフルハイビジョン以下の画質で制作している作品が殆どらしいので、当面は影響がなさそうな気
がします。将来的にはもちろん4K制作のアニメがテレビ放送されるのでしょうが(永野護氏の映
画「ゴティックメード」は4K制作ですが、本人の要望によりソフト販売はせずイベント上映のみとの
こと)、それが一般的になるにはかなりの時間を要するのではないかと思えたり。何にせよ今後の
動向を注視していきたいところです。
ここのところ「平成最後」というワードをよく耳にしますが、ともかく今日は平成最後の大晦日。個
人的には病状も比較的落ち着いて、無事一年を過ごせただけで幸いだったと感じます。元号が変
わる来年は気持ちも新たにできればと思う次第です。
それでは皆様、良いお年を。
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