おもひで
だいありーの過去ログです。
21/06/13
一昨日までは30度越えの日もあったので、暑いながらも比較的過ごしやすいと感じた週末でし
た。
20年以上の時をへて「デ・ジ・キャラット」がアニメで復活とのこと。ニュース記事を見た時は「何
故今になって?」とかなり驚きました。この作品でデビューした沢城みゆきさんは当時まだ中学生
でしたけど、あの時と同じ声が出せるのでしょうか。他にも当時と同じスタッフやキャストが再集結
するようですが、単なる同窓会で終わるのか、はたまた人気再燃となるのか、どうなることやら。
個人的には当時この番組関連のラジオを毎週聴いていて、沢城さんの初々しい喋りが記憶に残
っているのでそれを思い出しました。今同じメンバーでラジオをやったら相当雰囲気が変わりそう
な?(笑)
それにしても、昨今のアニメは本当に80年代や90年代作品のリメイクや続編が目につきます。
「デ・ジ・キャラット」のオープニング曲は歌詞に「2000年問題より云々」とあって当時はそれがタイ
ムリーなネタでしたけど、今となっては通じる人のほうが少なくなったのでは。そんな頃のアニメを
掘り起こすのですから、今のアニメ業界がいかにネタ切れなのか実感します。
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1330986.html
もう一つレトロな話題。「逆襲のシャア」が公開された頃、小説「ベルトーチカ・チルドレン」をベー
スにしたドラマCDならぬドラマカセットが発売されました。それが32年ぶりにドラマCDとして復刻さ
れるそうです。私も当時購入して今なお手元にあるのですが、まさか30年以上たってから復刻さ
れるとは夢にも思いませんでした。世の中何があるか分からないとつくづく感じます。
肝心の内容ですが、小説1冊を1時間弱に詰め込んでいるのでかなりダイジェストな印象を受け
ました。あと川村万梨阿さんがベルトーチカ役で出演している都合上、クエス役を別の方が演じて
いて結構違和感があったことを覚えています。こんなマイナーなグッズが再販されるのも「閃光の
ハサウェイ」映画化の恩恵と言えるでしょうか。
https://www.gundam.info/news/video-music/01_4631.html
21/06/16
今週は蒸し暑く寝苦しい夜が続いていて、ちょっと寝不足の日々です。
仙台でまた書店が一つ閉店に。このジュンク堂はベテラン漫画家の作品を作家ごとに並べた一
角があって、他の書店では置いていない本もあったりして割と重宝した思い出があります。カメラ
やオーディオの専門誌も充実していて、仙台駅前に行った時はよく立ち寄っていた店でした。
ピークだった90年代に比べると、仙台駅前の書店は5分の1以下になった気がします。本そのも
のが売れないことに加えて、新型コロナの影響が追い打ちをかけた感じでしょうか。なんとも寂し
い限りです。
https://kahoku.news/articles/20210614khn000018.html
今週もYouTubeで配信している「ミラーマン」を視聴。シリーズ序盤はちょっとホラーテイストで、
あまり子供向けという感じはしない印象を受けます。同時期に裏番組だった「シルバー仮面」も大
人向けを意識した作風でしたし、この頃は特撮番組と言っても割と上の年齢層をターゲットにした
ものが多かったように思えます。
同じく昭和46年スタートの「仮面ライダー」も1クール目はホラー路線でアダルトな雰囲気でした
し、「帰ってきたウルトラマン」もいわゆる11月の傑作群をはじめ、重いテーマのエピソードが幾つ
もありました。「ルパン三世」1作目も同年スタートといったように、それまで子供向けと言われてい
たジャンルがもっと上の年代を意識するようになっていた時代だったと言えそうです。昭和40年代
前半にアニメや特撮を見ていた子供が大きくなったので、その年齢層も取り込もうとしたのでしょ
うか。
個人的に昭和40年代後半の特撮やアニメは公害やオイルショックといった世相を反映してか、
とにかく暗〜いイメージがありました。明るい未来を描いていた「ウルトラマン」や「セブン」に比べ
て、「帰ってきたウルトラマン」は公害に汚れた風景を映すことが多かったですし、「ウルトラマンレ
オ」はストーリーだけでなく特撮のセットも暗く重苦しい雰囲気に満ちていました。「宇宙戦艦ヤマ
ト」や「キャシャーン」の絶望感漂う未来観など、私が物心ついた頃に放送していた作品は暗いも
のが多かった記憶があります。その反動か50年代に入ると明るく楽しい雰囲気の作品が増えてき
て、そういった作風の変化でも時代がなんとなく変わったと感じたものです。子供向けのフィクショ
ンといえども、現実世界の世情やら何やらを映し出す鏡になっていると思う次第。そういう意味で
も、昔の作品は当時の世相が垣間見えて面白いと最近は特に感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=D4eXvZUStfw
21/06/20
岩手も昨日梅雨入り・・・しましたが今日は晴れて夏日の暑さとなりました。
今期のアニメ「SSSS.DYNAZENON」が最終回を迎えました。「SSSS.GRIDMAN」と設定を共有し
ながらも別世界の物語というややこしい作品で、途中から前作のキャラが登場するものの、基本
的には今作の世界観だけで完結しました。設定の種明かしよりも各キャラのドラマ優先といった
印象で、ストーリー的には割ときれいに終わりましたけど、基本設定はあまり説明されないままだ
った気がします。主役ロボットであるダイナゼノンや狂言回しだったガウマは元々特撮版「グリッ
ドマン」に登場しているそうで、それらの設定を詳しく知りたければ特撮版を見てね、ということな
のでしょう。その辺の説明不足は前作と同じだったかなと。
シリーズ序盤は前作よりもテンションの低さが目について微妙な印象もありましたが、話が進む
につれて人間ドラマパートが盛り上がってきて楽しめました。キャラの芝居はアニメ的な大仰さは
控えめで、あくまでリアル志向といった趣でその辺は好みが分かれる気がしたり。思春期特有の
気怠さといった雰囲気が作品全体に漂っていたので、そういう作風を気に入れば楽しめる作品だ
と思います。一方で怪獣ものとして見ると食い足りない部分もあるので、派手なバトルは次回作に
期待といったところでしょうか(シリーズはまだ続くみたいなので)。
https://dynazenon.net/
もう1作、「Vivy -Fluorite Eye's Song-」も放送終了。タイムリープを題材にしたオリジナルアニメ
です。主人公は歌うことを使命としたAIロボットで、百年後に起こる惨劇を回避するため歴史の転
換点となる事件に介入してゆくという話ですが、クライマックスに歌が流れてドラマチックに盛り上
がる演出を多用したためか、最終回の最も重要な歌うシーンが今一つ盛り上がらなかった印象を
受けました。AIが初めて自作した歌ということなので微妙な出来なのは狙い通りなのかもしれませ
んが(笑)、もうちょっと感動的な楽曲にならなかったのかなと、そんなことを思ってしまいました。
あとラスボスが古典SF並みに手垢のついた設定で、ここまでベタな話を今更やる?というのも
興ざめした部分でした。なんでも基本設定とストーリーすら海外のゲームに殆ど同じものがあるそ
うで、全体的にパクリとはいいませんがどこかで見たことのある話を寄せ集めた感は否めなかっ
た気がします。今のご時世完全なオリジナル作品を生み出すのは難しいかもしれませんが、もう
少しこの作品ならではの要素が欲しかったように思います。
https://vivy-portal.com/
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