おもひで

だいありーの過去ログです。

21/08/22

 ここ数日は夏らしくない曇天が続いています。こうも天候不順だと野菜やお米の生育状況が気
になるところです。93年に体験した平成米騒動の再来は勘弁願いたいです(日本米が全く手に入
らず、タイ米やカリフォルニア米を食べる日々でした)。

 「アイドルマスターシンデレラガールズ」は毎年総選挙を行っていて、上位に入ったボイス無しア
イドルは新規に声がつくのですが、今年の選挙結果を受けて新規ボイスが順次発表され始めまし
た。で、アイドル・浅利七海の声を担当するのは井上喜久子さんの娘さんにして声優の井上ほの
花さんと告知されて、個人的にはかな〜り感慨深くしみじみとしてしまいました。
 私が井上喜久子さんのラジオを毎週聴いていた90年代後半から2000年代前半にかけて、喜久
子さんは出産報告や育児の様子を喜々と喋っていて、よく「ほっちゃんが〜」と娘さんの名前を口
にしていたものです。その時の赤ちゃんが大きくなって声優となり、今回「シンデレラガールズ」に
選ばれたとなれば気分は完全に孫娘の成長を見守る祖父母になるってもんですよ(笑)。ここ数年
は自分が年をとったと感じることが多々ありますけど、このニュースはとりわけ衝撃が大きかった
です。
 ちなみに井上喜久子さんは前世が魚だと信じていて、「優美なおさかな」というアルバムも出して
います(私も所有していたり)。そして今回娘さんが担当するアイドル・浅利七海は幼い頃におぼれ
て魚に命を助けられたことがあり魚マニアになったという経緯があって、まさにぴったりなキャステ
ィングだと言われている模様。「シンデレラガールズ」のキャストは本人の経歴や性格を踏まえて
選ばれていることが多い印象ですが、どうやら今回もそれを踏襲しているようです。
 https://twitter.com/imascg_chihiro/status/1428960079462617088

 先日Amazonの配信で「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を視聴した際、音声がきちんと5.1chにな
っていることに少なからず感動しました。これまでネット配信はモノラル音声の古い作品ばかり鑑
賞していたので、最新の音声フォーマットで視聴すると「なるほどこれなら円盤を買わなくても配信
で十分と思えるかも」と感じます。もちろん画質面ではブルーレイやUHD BDに及ばないのでしょう
が、そこまでこだわりのない人ならネット配信で満足できると思えます。レンタルビデオが衰退し
ブルーレイが売れなくなったのも道理だと納得してしまいました。とはいえ、私は結局手元に残し
たい作品は円盤を買っちゃうのですが(笑)。


21/08/25

 不安定な天気が継続中。晴れていたかと思うと急に激しい雨が降ったりと、一日を通して好天
がない感じです。

 先日「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を視聴したものの前3作の内容をほぼ忘れていたので、改
めて「序」から「Q」までを鑑賞。「シン・エヴァ」に出てきた謎ワードの数々は割と聞き流していたの
でその辺が理解できるかと思ったのですけども、そもそも「シン・エヴァ」で初めて出てきたワード
だったというオチに落胆(笑)。テレビシリーズの頃から全然変わっていなくて、確かに「エヴァ」なん
だな〜と思いました。最後の最後まで意味ありげな単語をまき散らして見た側に考察させる(でも
正解は提示しない)スタイルは、今となってはいささか古臭さが否めない気も?
 今まで拒否反応が強くてスルーを決め込んでいた「エヴァ」新劇場版シリーズですが、一気見し
てみるとテレビシリーズや旧劇場版よりはとっつきやすい内容だと感じました。「Q」公開時には批
判が殺到し、庵野氏は鬱になって数年間「シン・エヴァ」の制作が止まってしまったそうですが、4
作一気に鑑賞してみれば「Q」は「シン・エヴァ」のための前振りだったと思えます。起承転結の転
にあたる部分ですから展開がそれまでと大きく変わるのは道理ですし、「Q」で一旦落として「シン」
で上げるという構成は別に不自然ではありません。なので、もし「Q」から間隔を開けずに「シン」を
公開していればそこまで叩かれることもなかったのでは、と思わなくもなかったり。もっともこれは
全作をまとめて見たから言えることであって、「Q」単体で鑑賞すれば不満が募るのは納得です。
それでも個人的には「旧劇場版の作風に戻っただけじゃん」といった感じで割と冷めた目で見てい
ましたが。
 で、賛否ある「シン・エヴァ」もディープなファンではない私からすると普通にアリな映画だと思い
ました。メタ要素が多いのはいつものことですし(苦笑)、ラストバトルが物足りないのを除けばそれ
なりに綺麗にまとまっていた内容だと感じます。単純にハッピーエンドな結末に乗せられただけか
もしれませんが、この年になるともう「旧劇場版」みたいなバッドエンドはキツすぎて、ウソっぽくて
も良いから幸せに終わってくれたほうが満足できるかなと。某評論家が「この映画はエヴァファン
への卒業式だ」と言っていましたけど、そう解釈すればあのラストシーンも納得できるのでは。た
だこのラストって、テレビ版最終回の「おめでとう」を表現を変えてやっただけと言えなくもないよう
な(今作はシンジが「おめでとう」を言う側でもありましたが)。結局「エヴァ」ってテレビシリーズの段
階でやりたいことはやりきっていた作品だったと思うのは穿ちすぎでしょうか。


21/08/29

 厳しい残暑の週末でした。一度は秋の涼しさになってから再び暑くなったので、余計に身体に堪
える感じがします。

 今なんとなく「Vガンダム」を観返しているのですが、ちょうどサンライズのネット配信でも「Vガン」
を配信していて、しかもシリーズ中最高傑作との評もある39話「光の翼の歌」を公開中。私もこの
回が一番「Vガン」らしさを表しているエピソードだと思うのでお勧めです。
 「Vガン」と言うと富野監督の全否定発言ばかり注目されがちですけど、外的要因で制作が大変
だったことと商業的に成功とは言い難い結果だったことで、監督にとっては余計に悪い印象ばか
り残っているような気がしなくもありません(「Zガンダム」も劇場版製作時に見返したら思ったほど
酷い出来ではなかったと手のひらを返したことがありましたし)。富野監督の失敗宣言はあくまでビ
ジネスとして失敗したという意味であることを踏まえないと、真意を読み違える可能性があると常
々思っていたり。確かに「Vガン」はシリーズの前半と後半で別物のように作品のクオリティが違っ
ていて迷走感もありますが、ストーリーの面白さは一見の価値があると個人的には評価していま
す。特にこの39話は「Vガン」がどういうスタンスで戦争を描いているのか端的に分かる内容なの
で、これまで「Vガン」を見たことがない人にも触れてほしいと願うところです。
 あと配信のコメント欄にこの回の演出を担当した方(渡邊哲哉氏)が裏話を書き込んでいて、視
聴者とスタッフがシームレスに繋がっている状況が良くも悪くも現代的だと感じたり。本放送時に
は考えられなかったことですね。
 https://www.youtube.com/watch?v=YBArmYNuE18

 そう言えば「Zガンダム」については思い入れが深いのでこれまでにも色々と書いてきましたが、
「Vガン」にはあまり触れたことがなかったように記憶しているので、気が向いたら何かしら書いて
いきたいと思います。今年はCSで「セーラームーンS」や「レイアース」といった94年アニメの再放
送をしていて、ちょうど同じ頃に「Vガン」のLDがリリースされて私も毎月買っていたので、当時の
思い出があれこれと甦っているところでもあるので。


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