おもひで
だいありーの過去ログです。
21/12/01
12月に突入。師走がせわしなく思えるのは、日暮れが早くて一日があっという間に終わると感じ
るから、という部分もあるような気がします。ちなみに今月の写真は地元で撮った夕景です。
ソニーが配信している音楽のストリーミングサービスが来年3月で終了とのこと。目下ストリーミ
ング機能付きウォークマンの購入キャッシュバックキャンペーンをやっている真っ最中ですけど、
こういうニュースを目にするとサービス終了前に稼ぐだけ稼いでしまおうという魂胆に見えてしまい
ます(苦笑)。
ここ数年で一気に普及した音楽のストリーミングサービス。それを手軽にスマホで聴くというスタ
イルが定着したため携帯音楽プレーヤーがすっかり下火になってしまいました。ウォークマンも生
き残りをかけてストリーミングを利用できるモデルをリリースしましたが、AndroidOS搭載の弊害で
電池の持ちが極端に悪くなり、更には自社の配信サービスが終了とあってはますますマイナスイ
メージがついてしまいそうです。世界的な半導体不足の影響でモデルチェンジもままならないよう
ですが、よもや現行機種が最後のウォークマンになるとは思いたくないものです。
そして今回のニュースから分かるように、ストリーミングサービスも運営が配信をやめてしまえば
もう聴くことができないのは電子書籍と同じリスクを孕んでいると言えます。「音楽をCDやハイレゾ
で買うのはもう古い」と息巻いている人が一定数いたりしますが、ストリーミングも半永久的ではな
いと理解したうえでマウントをとっているのやら。
https://www.phileweb.com/news/d-av/202112/01/54198.html
似たような話だと、ネットワークプレーヤーは基本的にスマホやタブレット端末にアプリを入れて
それをリモコンとして使うのを前提としていますが、メーカーがアプリのアップデートを放棄してしま
うとOSのバージョンアップに対応できずプレーヤー自体が使えなくなるリスクがあります。と言うか
実際古いネットワークプレーヤーは本体が動いてもアプリが使えず音楽を再生することが不可能
というケースがあるようです。ネットの普及はかなりの利便性をもたらしましたけど、同時に新たな
不便さをもたらした気がしなくもありません。って、これもロートルのボヤキでしょうか(笑)。
21/12/05
地元では本格的な積雪はまだありませんが、去年は油断していたら突如大雪になったので用心
せねば。天気予報に雪マークがないか日々注視です(笑)。
バンダイがネット配信している「大鉄人17」はやはり抜粋のようで、2話のあと11話から13話を配
信し、更にシリーズ後半へエピソードが飛んでしまいました。16話以降路線変更があったとは聞い
ていましたが、25話から本当に雰囲気が大きく変わっていて戸惑ってしまったり。
東映の特撮は最初ハード路線でスタートしても途中から子供向けにシフトしてしまうパターンが
非常に多いですが、初代「仮面ライダー」がその手法で大ヒットしたので同じようにやればヒットす
ると盲信しているようにも思えます。もちろん東映に限らず円谷作品も「ミラーマン」や「ファイヤー
マン」等が同様の路線変更をしていますけど、東映作品のほうが極端に変えていると感じられま
す(「スカイライダー」に至ってはデザインすら変更していますし)。話を単純化したほうが子供の食
いつきが良いというのは確かに正しいのかもしれませんが、一方で子供は子供だましな内容を嫌
う傾向があると個人的には思っています。と言うか私自身が子供の頃はそうだったので(笑)。低
年齢向けに路線変更するよりも、カッコよい戦闘シーンを増やすとか強い武器を増やすほうが子
供の「ごっこ遊び」にはプラスになる気がするのですけど、東映の場合途中から予算が削減されて
むしろ戦闘シーンがショボくなるケースが多いような(苦笑)。この辺は制作する大人と視聴する子
供との間に大きなギャップがあって、今なお溝は埋まっていない気がします。してみると路線変更
で逆にハード路線になった「イナズマンF」は異例中の異例だったと言えそうです。
あと、「大鉄人17」に出てくるワンエイトが子供の頃はトラウマだったと以前書きましたが、ちょう
ど配信されているエピソードにワンエイトが登場しますけど、結局視聴しても何が怖かったのか思
い出せず。さすがに40年以上前のことを具体的に思い出すのは難しいようです。
https://www.youtube.com/watch?v=b1dFQbW1FOE
https://www.youtube.com/watch?v=S3_pK3Ciahc
21/12/08
この時期にしては気温の高い日が続いています。
海外企業へ分割譲渡のニュースもあったオンキヨー・パイオニアですが、単品オーディオの新製
品はやはり無理っぽいという噂を聞き、勝手に「さよならパイオニア」な気分になっているところだ
ったり。思えばLDプレーヤーやブルーレイプレーヤーといった映像の再生機器はずっとパイオニ
ア製を使っていましたし、自作パソコンのDVDドライブは今なおパイオニアのものを使っていたりし
ます(数年前、最後の自社製ドライブが出ると聞いて購入したもの)。かれこれ30年以上パイオニ
ア製品にはお世話になっており、それだけに寂しさもひとしおです。
てなことで、現在でも購入可能な再生機器、携帯音楽プレーヤーのXDP-20という機種を最後と
ばかりに買ってみました。家電量販店では既に販売を終了していますが、オンキヨーの公式通販
サイトでは販売を継続中。アニメやゲームとのコラボモデルを頻繁に出しているので、そのベース
モデルとして製造を続けているようです。
購入から数日使ってみたのですが。価格的にほぼ同じウォークマンのAシリーズと比べるとかな
り残念な出来と言わざるをえません。外観はプラスチック丸出し、液晶画面は解像度が低くフォン
トもチープで、ぱっと見「20年前の製品?」と思ってしまいます。他にもウォークマンと比較すると
「バッテリーの持ちが悪いうえに充電に時間がかかる」「データ転送の速度が遅い」といった点も
目につきます。コストダウンの跡がそこかしこに感じられて、こういう製品しか出せなくなった今の
オンキヨー・パイオニアの状況に少し悲しくなりました。
それでも、パイオニアの有線イヤホンを繋いで音楽を再生すると間違いなく聞きなれたパイオニ
アの音がします。個人的にパイオニアのオーディオ機器は「解像度は恐ろしく高いが、音がクール
でひたすら淡々と鳴らす」イメージがあります。数年前まで使用していたブルーレイプレーヤーで
CD再生やネットワーク再生をするとまさにそんな音で、細かい音まで聞き分けられる反面盛り上
がりに欠ける印象がありました。このXDP-20もちゃんとその音質を受け継いでいて、そこは嬉しく
なりました。ウォークマンが積極的に再生音に介入して聴きやすさや楽しさを加えるのとは対照的
に、XDP-20はあくまで元データに忠実な玄人好みの音に聞こえます。携帯音楽プレーヤーひとつ
とってもメーカー毎に個性が見えるのは面白いと思ったり。
ウォークマンに比べて欠点の多いXDP-20ですが、「出来の悪い子ほどかわいい」じゃないです
けど使っていて不思議と愛着が沸きそうな機種でもあります(笑)。できれば両方上手く使い分けて
いけたらいいなと思っているところです。
https://pioneer-headphones.com/japanese/dap/xdp-20/#white
https://www.rakuten.co.jp/r-onkyodirect/
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