おもひで

だいありーの過去ログです。

21/12/22

 来週は大雪&真冬日の寒波が来るとテレビで言っていて、今年も去年の年末と同じパターンに
なりそうだと思えたり。できれば穏やかな年の瀬になってほしいものです。

 今期のアニメ「月とライカと吸血鬼」と「takt op.Destiny」が放送終了。
 「月とライカと吸血鬼」は旧ソ連のロケット開発をモチーフにしたライトノベルが原作の作品。国
名を変えていたりメインヒロインが吸血鬼だったりとフィクションがかなり入っていますが、ソ連が
舞台のアニメは珍しい気がします。これ今のロシアで放送できるのでしょうか(笑)。ストーリーは割
と楽しめましたけど、低予算ぶりがひしひしと伝わってくる作画とCGで映像クオリティは不満が残
りました。よもや令和の深夜アニメで林原めぐみさんがメインヒロインを演じるというのが意外すぎ
ましたが、全体的に渋いキャスティングとモノトーンっぽい色彩で古い外国映画的なテイストに溢
れていて、その辺の演出は良かったと思います。そーいやソ連を知らない若い世代が見るのと、
私のような世代が見るのとでは印象が変わるのだろーかと、そんなことが気になってみたり。米ソ
の宇宙開発競争をリアルタイムで知らない人からすると、古い歴史のアニメ化みたいに思えるか
も?
 「takt op.Destiny」は来年リリース予定のソシャゲに先行したアニメ版。クラシック音楽を擬人化
した美少女が沢山でてくるバトルものです。「ウマ娘」を最初見た時も色物すぎると思ったものです
が、もはや擬人化するネタはなんでも良いのね、という印象があったり(苦笑)。終わってみればソ
シャゲの前日譚的な内容で、上手くゲームへの興味を引くことに成功していたように感じました。
ただ肝心のバトルシーンがクオリティにばらつきがあって、1話の戦闘シーンに引き込まれて視聴
を決めた身としては物足りないものがありました。テレビアニメとしてはこれが限界なのでしょう
か。本来はアニメと同じタイミングでゲームもサービス開始する予定だったみたいですが、延期に
なったことがどれだけマイナスになるのやら。個人的には楽しめたアニメでしたが、不満を上げれ
ばオープニング曲が作品に合っていないと最後まで感じられた作品でもありました。もう少しクラ
シック寄りな曲にしたほうが良かったのでは。
 https://tsuki-laika-nosferatu.com/
 https://anime.takt-op.jp/


21/12/26

 予報通りに大雪&真冬日となりました。こんな時くらい予報がはずれてくれても良いのに。午前
中一度雪かきしたのに夕方には跡形もなく消えていて徒労感があったり。

 「ガールズ&パンツァー最終章」第三部のブルーレイが発売されたので購入。映画館で一度見て
いますが、改めて鑑賞すると前半の密林夜戦シーンで3D酔いしそうな映像が延々続いていて、見
ていて疲れる内容だと思ってしまいました。かなり手の込んだ映像作りをしているそうなので制作
側としては少しでも長く見てほしいという想いがあるのかもしれませんけど、老眼には厳しい映像
です(苦笑)。
 後半の雪上戦はテレビシリーズと似たような展開に思わせておいてラストでまさかの結末だった
ので、次回へ興味を引っ張るのは成功していた感じがしました。さすがにあれで主人公達が負け
るとは思いませんが、どうやって逆転するのか注目です。
 これでようやくシリーズ前半が終了。残り3話、完結まであと何年かかるのやら。

 今期のアニメは最終回がひどいものが多いと言われているようですが、個人的には先日放送を
終えた「海賊王女」が特にひどいと思ってしまいました。プロダクションIGによる劇場レベルの映像
クオリティでシリーズ前半は楽しめたのですけど、後半になるつれて話がどんどん地味で単調にな
り、ラスト2話に至ってはあまりのトンデモ展開に「どーしてこうなった?」という疑問符だけが残りま
した。タイトル通り素直に海洋冒険ものにすれば良いのに、何故世界系みたいな話になってしまう
のやら。序盤からなんとなく90年代アニメ的なテイストは感じていたのですが、まさか令和の時代
にテレビ版エヴァっぽいラストをやるとは。久しぶりに落胆の大きい作品でした。


21/12/29

 三日続いた真冬日も今日は一段落。でも年末年始はまた厳しい寒さになるようです。こんな時
でも玄関を開けると雪の上にはネコの足跡がいっぱいあって、野良猫はタフだと実感させられま
す。

 CSで10月から「ダグラム」の再放送をしていて、現在50話台に入ったところ。当時はプラモの売
れ行きが好調で放送延長が決まり、結果全75話という大ボリュームなロボットアニメになりました
が、大きく話が動くのが50話を過ぎてからという超スローペースな展開で、もし当初の予定通り1年
で終わっていたらどんな結末にするつもりだったのか気になりました。昭和の特撮やアニメはひた
すらルーティンな話を続けてラスト2話とか最終話だけでいきなりケリがつくというパターンも多かっ
たですけど、もしかすると「ダグラム」もそんな結末になる予定だったのかも?放送当時も話がス
ローペースすぎるとかダグラムが全然活躍しないといった批判はあったようですが、スポンサーが
それを容認するおおらかな時代でもあったと言えそうです。

 地元のスーパーで「小牛田まんじゅう」が売られていて思わず懐かしくなりました。宮城県小牛田
町(現美里町)の名物である「山の神まんじゅう(通称小牛田まんじゅう)」。何故いきなり岩手で売っ
ているのかと驚きましたが、メーカーのホームページを見てみたら岩手で唯一このスーパーに卸
しているようです。数年前にふと食べたくなって小牛田まで買いに出かけたことがありましたが、
食事制限で食べられなくなった今になって地元で気軽に買えるようになるとは、少し悲しいものが
あったり。
 その昔、国鉄の頃は東北本線小牛田駅に列車が停車するとホームに「小牛田まんじゅう」の売
り子が必ず立っていて、列車のアナウンスでも宣伝をしていたので「小牛田と言えばまんじゅう」と
すっかり刷り込まれていたものです(笑)。やがて新幹線の開通で小牛田駅の利用客が減り、「小
牛田まんじゅう」もいつしか寂れてしまいました。ましてやコロナ禍、列車自体利用する人が少ない
昨今こうやって県外へと販路を拡大するのも生き残りをかけた戦略なのでしょうね。私が覚えてい
る「小牛田まんじゅう」の記憶も、昭和の色あせた景色になってしまった感じです。
 https://kahoku.news/articles/20210615khn000017.html


21/12/31

 真冬日の大晦日でした。あと外出から戻ってきて車を降りたら、玄関前にいたタヌキと目が合っ
た年末でした(笑)。

 てな訳で、大晦日恒例の個人的アニメランキングをば。今年も不作と言える一年でしたけど、そ
れでも順位をつけるならこんな感じでしょうか。

 1位 ウマ娘 プリティーダービー Season 2
 2位 ゆるキャン△ SEASON2
 3位 小林さんちのメイドラゴンS

 見事にシリーズの続編ばかりです。どれも安定した面白さで鉄板ではありますが、それだけに意
外性に欠けて物足りなくもありました。その中でも「ウマ娘」は1期よりも全体的にグレードアップし
ていて非常に良かったです。何より泣けるエピソードが多いのが個人的に高評価ですが、それが
史実に基づくシナリオなのですからまさに「事実は小説よりも奇なり」です。あと「メイドラゴンS」で
京都アニメーションの復活を実感できたのは嬉しかったです。
 アニメオリジナル作品が全滅に近いほど出来が良くないのも、近年の傾向そのままといった印
象でした。「脚本が〜」とか「作画が〜」とか一部分を挙げて批判するというより、全体のクオリティ
そのものがひどすぎるものが目についた気がします。長年原作ものに頼り切ったせいでアニメス
タッフがオリジナル作品を作れなくなったなんて話も聞きますけど、それにしたって素人目で見て
も「どーしてこうなった」としか言いようのない出来になってしまうのは何故なのやら。
 ネット配信が普及した結果海外からアニメ制作のオファーが増えて、コロナ禍で現場の状況は
厳しいのに制作本数は以前よりも増えているとか。そのためスタッフの奪い合いになり全体的に
作品の質が落ちているという噂も耳にします。だとするとまだしばらくは今のような濫作が続くよう
な気がします。明るい材料は少ないですが来年はもっと楽しめる作品が増えることを願いたいとこ
ろです。

 それと今年は白土三平氏をはじめ昭和期にご活躍された方が多く鬼籍に入られました。自分の
幼少期の思い出がいっそう遠くなった感があって、寂しさもひとしおです。改めてご冥福をお祈りし
ます。

 それでは皆様、良いお年を。


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