おもひで

だいありーの過去ログです。

23/11/12

 12月並みの寒波が到来し、盛岡では今朝初氷を観測。夏日から一転して冬が近づいてきまし
た。

 YouTubeで現在配信中の「ダンバイン」。これまで何度も見返しているのに、配信されているとつ
い視聴してしまいます。で、改めて序盤の展開を見ていると主人公サイドが延々と負け続ているこ
とが改めて気になったり。
 「ダンバイン」は放送中にスポンサーが倒産し打ち切りの危機に見舞われましたが、その原因
はこの序盤の構成も一因なのではないかと思えます。特に9話までは「ショウ達が作戦を思いつく
→決行するも失敗→反省会」のパターンが続いて、ゼラーナ内の人間関係がギスギスしまくって
いることも併せて、とにかく見ていてストレスが溜まります(しかもこのパターンは4クール目まで何
度も繰り返されることに)。スポンサー倒産の理由はオーラバトラーのデザインが子供に受けな
かったからとよく言われますけど、むしろ主人公サイドがずっと負け続けて「ダンバイン強い」とか
「ダンバイン面白い」というイメージが薄かったのが問題だったのではないかと。放送当時私は小
学生でしたが、周囲の同級生も含めてオーラバトラーのデザインは人気がありました。プラモデル
も前作「ザブングル」に比べると出来は微妙でしたが、それでも買う子は多かったです。もっとも私
は同時期に放送していた「ボトムズ」のほうが好きて、「ダンバイン」はあまり熱心に見ていなかっ
たのですが(苦笑)。
 もう一つ気になってしまうのは、主人公達が攻撃を仕掛ける側だということ。富野作品は敵が攻
撃を仕掛けてきて主人公達がそれを撃退する防戦が多いですが、「ダンバイン」に限っては1話か
らずっと味方サイドが襲撃をしています。この問題点は放送当時から富野監督がインタビューで
触れていて、反省点として意識していたようです。ドレイクという敵があまりに大きすぎるため、主
人公側から攻撃して小競り合いに持ち込まないとあっという間にゼラーナが全滅させられてしまう
という構造上の問題があったように思います。
 「ダンバイン」は16話「東京上空」まで退屈、と言われがちでもありますが、序盤の負け戦続きが
そのイメージを後押ししてしまっているのは否めない気がします。富野監督は4クールかけて大河
ドラマ的な捲土重来ものをやりたかったのかもしれませんけど、30分番組で実践するには厳しい
ものがあったように見えなくもありません。日本初とも言える異世界ファンタジーなうえ物語も子供
向けと言い難い内容では、1983年当時ではさすがにチャレンジャーすぎたのではないでしょうか。
そんなことを改めて感じました(今週配信の11話あたりからようやく話が動き出して面白くなり始め
る印象はありますが)。
 https://www.youtube.com/watch?v=tzjglldw3O4


23/11/15

 連日の冷え込みで栗駒山や焼石岳もだいぶ白くなってきました。今年の秋はあっという間に終
わりそうです。

 先日まで大洗水族館とコラボをしていた「アリス・ギア・アイギス」が今度は長野の老舗旅館とコ
ラボ。現在ゲーム内でコラボイベントをやっていますが、ほぼ旅館の宣伝です(笑)。これまで様々
なゲームやアニメとコラボ(「ダーティペア」とコラボしたのも記憶に新しいです)してきましたけど、
今回はさすがに「どーいう経緯で?」と思ってしまいました。や、大洗水族館のほうも数年前から毎
年コラボしているので当たり前になっていますが、シューティングゲームと水族館の組み合わせも
異色と言えば異色です。もはや「次はどんな異色コラボをしてやろうか」と狙っている気がしなくも
ありません(苦笑)。
 https://dengekionline.com/articles/210417/

 明後日から公開の映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の予告が配信されたので見てみたら、原作
と全く異なるオリジナルストーリーのようで驚いています。映画の存在は以前から知っていたもの
の、原作エピソードの「鬼太郎の誕生」を映像化するものだと思っていたので今更ながらびっくり。
確かに映画にするほど長いエピソードではないですけど、それをベースに話を膨らませるのでは
なく完全に別物になっている印象を受けます。ディープなファンが多い作品でこの挑戦はどう評価
されるのか、気になるところです(二つ目のURLは原作の「鬼太郎の誕生」)。
 https://www.youtube.com/watch?v=1vlOhXLP68c
 https://comic-days.com/episode/3269754496757637235


23/11/19

 冬に入ったかのような冷たい風の吹く週末でした。

 ティアックのネットワークプレーヤーNT-505-Xがレンタルで貸し出しをしていると知り、試しに借
りてみました。が、結論から先に言うと残念ながら私の好みに合う音ではない印象でした。
 当ページで度々取り上げている通り、私は普段マランツのND8006というネットワークプレーヤー
をメインで使っています。それと比較用にと買ってしまった(笑)ヤマハのWXC‐50、デノンのDNP-
800NEというエントリーモデル(いずれも廃番)も所有していて、好みによって使い分けていたりしま
す。どれもエントリークラスながら各メーカーの特色がよく出ていて、同じ曲でも印象が違って聞こ
えるのが面白いと感じています。や、単に買った以上使わねばと思っているだけなのですが(苦
笑)。
 そして今回お借りしたティアックのNT-505-Xは上記の機種よりも価格帯が上のミドルクラスと呼
べるグレードのネットワークプレーヤーで、期待にたがわず解像度、音の実体感、前後の奥行感
等はレベルの違うものがあり、そこは素直に感動しました。
 ですが、どうにも聴いていて楽しくないのです。ネットでNT-505-Xのレビューを拾うと「素直な音。
癖のない音」「落ち着いた大人の音」「モニター的」といったワードが散見されます。裏を返せば「地
味で暗めな音」とも言え、個人的には終始その印象が拭えませんでした。聴いていて自然と身体
がリズムを刻むとか、心地よさにうっとりするといった感覚はないものの、全体のバランスは良く
正確に音を再現していると感じられるので、オーディオ的にはこれが「良い音」なのだと思います。
けれども私は音楽を気持ちよく聴きたいので、ヤマハやマランツのように美音的な味付けがあっ
たり、デノンのように派手でノリが良い音のほうが心地よいと感じてしまいます。その意味で私は
オーディオ的なハイエンド志向ではなく、あくまで庶民派なのでしょう(笑)。
 繰り返しますが製品としての性能は素晴らしいです。単純に私の好みとは違っていたというだけ
の話なので、そこは強調しておきたいと思います。ただ一点、どうしても気になったのは専用アプ
リの使いにくさです。マランツやデノンのネットワークプレーヤー用アプリもかなり評判が悪いです
けど、ティアックの専用アプリは輪をかけてひどいと感じました。他社のアプリでも動作するのでそ
ちらを使って聴いていましたが、そこだけは改善の余地がある気がします。
 一方で、レンタル前にYouTubeで聴いた試聴動画と、自室の環境で実際使ってみた時との差異
が思ったよりも少なかったので、YouTubeの動画もざっくりとした音の傾向を知るには役に立つこ
とが分かったのは収穫でした(もちろん動画の音質によりますが)。私が知らないだけかもしれませ
んけど、こういったレンタルがもっと増えてくれるとありがたいです。
 https://teac.jp/jp/product/nt-505-x/top
 https://yoshidaen.net/staffcolumn/tencho/20211003teacnt-505-x_ud-505-x_pe-505/
 https://www.youtube.com/watch?v=Hsf18j1Yjjk&t=1568s

 ・・・SNSを使いこなす若い世代からすると「年寄りの書く文章は長い」と感じるそうで、私もなんと
か短く要点をまとめようと思ったのですが、やっぱり無理でした(苦笑)。もっと簡潔に書ける才能が
欲しいものです。


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