おもひで

だいありーの過去ログです。

23/12/24

 各地に大雪をもたらした寒波はとりあえず去った模様。年末は暖かいという予報を信じたいで
す。

 今期のアニメ「魔法使いの嫁 SEASON2」が放送終了。6年ぶりのシリーズ2期でした。舞台を学
校に移してキャラが一気に増え、物語も盛り上がりそう・・・と思ったのですけど、キャラの掘り下げ
で前半1クールを消化し、後半はひとつの事件を追いかけるだけで終わったので、期待していた
ほどではなかった、というのが正直な印象でした。しかも全てが解決した訳でもなく、最後に3期の
告知で幕を閉じたので消化不良感もあった気がします。描写が丁寧なのは良いと思うのですが、
個人的にはもう少しテンポよく話が進んでくれたほうが好みだったかもしれません。
 1期から制作会社が変わりましたけど、作画・演出のクオリティの高さは変わらず。それだけでも
十分楽しめる内容でした。ただ私はイギリスの神話や伝承に疎いので、理解が追いつかない描
写が時折ありしました。その辺の知識をあらかじめ予習しておけば更に楽しめたのかもしれませ
ん。ともかく3期を待ちたいと思います。
 https://mahoyome.jp/

 そう言えば、冬至に小豆をかけたカボチャを食べる風習があるのって宮城県や岩手県南部(旧
伊達藩)限定なのでしょうか。実家が旧南部藩の母は食べた記憶がないとのこと。下記のニュー
スを見てふと気になってみたり。
 https://www.youtube.com/watch?v=x9SA3At2RnQ


23/12/27

 予報通り暖かい年末が続いています。

 今期のアニメ「アイドルマスター ミリオンライブ!」が放送終了。元祖「アイマス」の流れを汲むシ
リーズで、新たにデビューしたアイドル達が初舞台に挑むまでのストーリーとなっています。
 「シンデレラガールズ」でさえアニメ化の際は登場するキャラ数を絞ったのに、今作は1クールで
39人も出したので大渋滞を起こしていた印象でした。原作ゲーム未プレイの身としては矢継ぎ早
にキャラが出てきて喋られても、「今の誰?」という戸惑いが拭えず。メインの3人はある程度キャ
ラの掘り下げがありましたけど、それ以外は顔と名前が一致しないまま終わった感じです。あくま
で原作ファン向けのアニメ化であり、一見さんお断りな傾向があったのは否めないかと。
 「アイカツ!」シリーズの監督とシナリオライターが担当したためか、「アイカツ!」で見たことある
ようなネタがちらほらあったのも気になる部分でした。大きな事件が起こることもなく、終始予定調
和的な展開だったのも盛り上がりに欠けていた感じがします。個人的には可もなく不可もなくと
いった印象の作品でした。
 https://millionlive-anime.idolmaster-official.jp/

 もう一つ、「星屑テレパス」も放送終了。原作はきらら連載の四コマ漫画。コミュ障の主人公が記
憶喪失の宇宙人少女を宇宙へ帰すため、ロケット作りに挑むというお話。
 事前にきらら系らしからぬ暗い内容だとは聞いていたのですが、想像以上に暗くギスギスしてい
て、「ホントにきらら系?」と思ってしまう作品でした。主人公が常にネガティブ思考でどんどん暗い
方向へ走ってしまううえ、仲間内で対立や衝突を繰り返すので見ていてつらいものがありました。
高校生がロケット作りに挑むという題材自体が若干ファンタジー的なのに、描かれてる内容はガ
チガチにリアルで理詰めなので、「ロケット完成させるのにあと何十年かかるんだろ」と思えてしま
うのも引っ掛かる点でした。百合要素多めとはいえ、いつもの日常系アニメを期待していた人たち
からするとかなり取っつきにくい内容だったと思います。
 一方で作画や演出は今期アニメのなかでも抜きんでていて、丁寧な芝居や描写の積み重ねは
さすが「ゆゆ式」の監督と感じました。作品のクオリティはとても高かっただけに、見る人を選ぶ内
容だったのが勿体ない気がしなくもありませんでした。
 https://hoshitele-anime.com/

 昨年末に越後製菓のパロディCMを放送した「ウマ娘」が、本家にCMパロをやらせるという無茶
ぶりをやってしまいました。高橋英樹氏もよく承諾したものです。「ウマ娘」CM制作スタッフは怖い
もの知らずになっていません?
 https://www.youtube.com/watch?v=y36Hb-YeUhc


23/12/31

 時折小雨の降る大晦日でした。

 今期のアニメ「SPY&FAMILY」2期が放送終了。今やファミリー向けアニメとなりつつある本作。
1期と比べてほのぼのとした日常エピソードが増え、そちらを意識した作風にシフトした印象が強
かったですが、シリーズ後半の豪華客船編は久々にアクション中心の展開で見応えがありまし
た。それだけにレギュラーキャラが平然と人を殺しまくる設定が浮いてしまっている感じがなきにし
もあらずでしたが。なので個人的にはスーパーに行くと「SPY&FAMILY」のイラストが描かれたレト
ルトカレーやらクリスマスケーキやら鏡餅が並んでいることにいまだ違和感を覚えてしまいます(苦
笑)。
 2期を通して主人公の当初の目的が全く進展しておらず、露骨に話の引き延ばしに入った感が
強かったですけど、3期を匂わせる終わり方でしたし、この作品はまだまだ続くのではないかと思
います。
 https://spy-family.net/

 「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」も放送終了。今期の主人公はキタサンブラック。2期の
時点で既にレギュラー化していて、その流れを受けての3期でした。
 2期があまりにも出来が良すぎたこともあり、さすがにそれは越えられなかったというのが正直な
感想です。史実のキタサンブラックがとても強かったので、ドラマとして描くと起伏の少ない話にな
るのではという懸念が放送前から指摘されていましたが、実際その傾向は否めなかった気がしま
す。ライバルとして競い合うサトノダイヤモンドやサトノクラウン、シュバルグランたちの掘り下げが
弱く、スポット的に焦点は当たるもののシリーズを通してのライバルとは言い難かったのも要因の
一つかと。キタサンブラックと商店街の人々の交流を繰り返し描いていて、それが走る動機や最
終話のラストランに繋がっているのは理解できるのですが、もう少し他のウマ娘たちも出番を増や
したほうが良かったのではと個人的には思えました。
 一方で今期は「引退」というテーマを主軸にしていて、2期とはまた違った悲壮感があったのは新
鮮でした。これまでゲームでもアニメでもウマ娘たちはずっと現役で走り続けていましたけど、いつ
かは終わりが来るという予感を示したのは新しい方向性だったと思います。この設定がこの先の
「ウマ娘」でどのような意味を持ってくるのか、気になる部分です。
 作画・演出はさすがの安定感でしたが、及川監督のギャグが2期以上にクドくなったと感じるとこ
ろもあり、そこは好みが分かれる気がしました。熱血スポ根アニメとしてはかなりのハイクオリティ
なので、競馬という題材に抵抗がなければ楽しめる作品です。
 https://anime-umamusume.jp/

 そして間髪入れず劇場版「ウマ娘」の告知が。今度の主人公は2001年頃に活躍したジャングル
ポケット。ゲーム版で人気の高いアグネスタキオンやマンハッタンカフェをライバルポジションに据
えてどのような物語を描くのか、興味は尽きません。と言うかプリティ要素を完全に置き忘れた作
画になっていて、テレビシリーズ以上にシリアスな内容になりそう?
 https://www.youtube.com/watch?v=xTwBPl68mFc

 もう一つ、「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」も放送終了。原作は・・・同人誌?アニメの
ほうは主人公も別人の完全オリジナルストーリーだとか。18禁ゲームが大好きでゲーム会社で働
いている主人公が、懐かしの90年代18禁ゲームのパッケージを開けた途端過去にタイムスリップ
して・・・といったお話。
 実際の18禁ゲームのパッケージやグラフィックがわんさか出てくる内容で、よくテレビで放送し
たものだと変な部分で感心しました(笑)。80年代から続くエロゲーの歴史をなぞりつつ、主人公が
歴史改変してしまったことによる18禁ゲームの危機を描く内容でしたが、終盤のトンデモ展開がイ
ンパクト強すぎて「ホントにこれでいーのか?」という疑問が残りました。元リーフのシナリオライ
ターが脚本を手掛けていて、ゲーム開発にまつわるドタバタは実体験に基づく怨嗟が多分に含ま
れていて面白かったのですけども、やはり途中からの謎SF要素が蛇足に思えてしまいました。
「秋葉原を舞台にしたアニメに当たりなし」という個人的ジンクスを覆すには至らなかった印象です
(笑)。
 https://16bitsensation-al.com/

 長くなったので、年末恒例の個人的ランキングは明日発表したいと思います。それでは皆様、よ
いお年を。


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