おもひで

だいありーの過去ログです。

24/10/13

 久しぶりに好天の週末。紅葉シーズンにはまだ早いのが惜しいと感じる青空でした。

 実写版公開記念にYouTubreで毎週5話ずつ配信していた「ボルテスV」が最終回を迎えました。
私は子供の頃一度見たはずなのですが、いかんせん小学校に入る前なので内容を覚えておらず
(玩具は買っていましたし見たという記憶はあります)、改めてまっさらな状態で視聴。
 ロボットアニメに大河ドラマを持ち込んだとされる本作。その評判通り全40話みっちりとドラマが
詰まっていて、単発エピソードやいわゆる「捨て回」がほぼないことにまず驚きました。当時のアニ
メは前の週に見逃しても子供がついてこられるよう連続したストーリーを嫌う傾向があったそうで、
ここまで繋がりのある構成にしたのは結構挑戦的だったのではないかと思います。伏線もきっち
りと張られており、ネタバレを知っていても最終話の展開は「見事」と唸らされました。
 基本的には当時のスーパーロボットアニメのフォーマットを踏襲した作りですが、終盤は敵であ
るボアザン星の独裁政権を打倒することが主軸になっていて、やや異色な展開に感じました。独
裁政権時のフィリピンで放送された際にはラスト数話を残して打ち切りになってしまったそうですが
(クーデター後に全話放送)、この内容ならさもありなんと思えたり。最後まで貴族としての誇りにこ
だわり続けた美形ライバル・ハイネルの悲劇的な結末には涙を覚えましたし、放送当時女性人気
がものすごかったというのも納得です。
 さすがに今の視点で見るとツッコミどころは多々ありますが、シビアで救いのないエピソードもあ
り、同時期に放送していた「ザンボット3」とは別の方向で重い内容です。何より敵側に魅力的な
キャラが多く、終盤は主人公達よりもハイネルに肩入れしながら見ていました。50年近く前にここ
まで重厚なドラマのロボットアニメがあったことを知ることができたのは大きな収穫でした。
 https://www.youtube.com/watch?v=zGqBOaiId9s
 https://www.youtube.com/watch?v=AKFwVy1dj9E

 本当に寂しいことですが、今月も声優さんの訃報が伝えられています。大御所の大山のぶ代さ
んがお亡くなりになりました。享年90歳。我々の世代にはドラえもんが馴染み深いですけど、個人
的には「ザンボット3」の主人公・神勝平が印象に残っています。最終話の名台詞が大山さんのア
ドリブだったと近年知り、役作りの凄さを改めて知ったところでした。訃報に接して富野監督もコメ
ントを残しており、「私の声優起用の基準になった方」と述べています。心よりお悔やみ申し上げま
す。
 https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1630786.html
 https://news.yahoo.co.jp/articles/72941dc8dbbc6a3425b68f067af8e26bca14a038


24/10/16

 週が明けると曇天模様に。現在珍しい彗星が観測できると話題になっているようなので、晴れて
ほしいものです。

 20年近く続いた国内のハイレゾ販売サイトe-onkyo musicが今日でサービスを終了。私はずっと
ここからハイレゾ音源を購入していたので、寂しいものがあります。今後は海外の音楽配信サイト
Qobuz(コバズ)に統合されアカウントはそのまま使用できるとのことですが、サービスの内容を読
むとハイレゾの販売よりも有料のストリーミングサービスに力を入れている印象があります。国内
のハイレゾ販売(特にアニソン)をどこまでフォローしてくれるのか、不安がなきにしもあらずです。
 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2410/16/news105.html

 ジャズ界の大御所、「MJQ(マンハッタン・ジャズ・クインテッド)」のデビッド・マシューズ氏が現在
八戸に住んでいて、地元の子供達にジャズを教えているというニュースにびっくり。かなり前に私
の地元でライブをしたことがあり、生でプロの演奏を聴いた数少ないジャズマンだったりします。そ
の時も気さくな方という印象でしたけど、子供達にジャズを教えている様子を見ているとそのイメー
ジは間違っていなかったと感じます。このまま日本を好きでいてくれると嬉しいと思ったり。
 https://www.youtube.com/watch?v=kCQ0xFuCe_8


24/10/20

 今朝はぐっと冷え込んで、岩手山で初冠雪を記録。北海道では初雪が降ったそうですし、秋が
来たと思ったらもう終わり?という感覚です(笑)。

 ユピテルが美少女フィギュア型のレーダー探知機を発売。同社は元々「霧島レイ」というキャラク
ターを使ったレーダー探知機を長らく販売していますが(私も数年前まで使っていました)、近年は
新キャラを増やしたり探知機に会話機能を搭載したりしするも評判が良くなく、シリーズも終息か
と不安視されていました。そこへきて今度は探知機の形すらしていない新製品を出してきたので、
長年のファンも戸惑いを隠せないようです。これを車のダッシュボードに置くのはなかなかに勇気
がいる気がしなくもなかったり(苦笑)。はたして再ヒットの起爆剤になるかどうか。
 https://news.mynavi.jp/article/20241011-3043323/

 かつての「Zガンダム」プロデューサー(後のサンライズ社長)が当時の裏話を語っている動画が
公開されました。サイコガンダムの元デザインをバンダイの村上氏が手掛けたことはファンの間
でよく知られていますが、そもそもガンダムの担当ではなく勝手にデザインしてきたというのは初
めて知りました。他にも庵野氏が「逆シャア」以前からサンライズと懇意にしていたとか、興味深い
話が聴けて面白かったです。
 https://www.youtube.com/watch?v=iLFbLkOBUtA&t=6s

 以前にも書いた記憶がありますが、この時期の日曜午後は初代「マクロス」を見ていたことを思
い出します。と同時に、日曜の午前は「マクロス7」を見ていたことも思い出します。どちらもアニメ
としては異例ともいえる時間帯に放送していて(午後2時と午前11時)、その後定着しなかったとこ
ろを見るに成功したとは言い難かったのかもしれません。
 で、YouTubeのお勧めに「マクロス7」1話が挙がっていたので紹介。リアルタイムで見た時は正
直戸惑いのほうが大きい1話でした。回を重ねても主人公は戦場で歌うばかりで戦おうとはせず、
劇中でガムリンが激怒するように戦闘の邪魔をしている印象が強かったです。まさしくそれこそが
制作側の狙いで、1クールを過ぎたあたりからはむしろバサラがミサイルを撃つのは「何か違う」と
感じるように。2クール目の終わりあたりでガムリンが「お前は歌うんじゃないのか」とバサラに檄
を飛ばす頃には、すっかりシンクロした気分になっていました。4クールという長大な作品だからこ
そ可能だった積み重ねだと思います。不殺を貫く主人公は数多くいますが、最後まで不戦で歌い
続けた主人公は「マクロス7」以外になく、個性という点では抜きんでた作品だったのではないか
と。
 ちなみに放送前はバサラが主人公であることが伏せられていたので、1話のオープニングはネ
タバレ防止のため一部カットが差し替えられています。
 https://www.youtube.com/watch?v=fzSqmmOwNL0


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