おもひで

だいありーの過去ログです。

02/09/21

 17日夜から風邪が悪化し、18日には熱が39度まで上がり完全ダウン。ベットから起きあが
るのもままならず文字通り寝込んでいました。小さい頃から熱を出しやすい私でもこんなに手ひ
どくやられたのは本当に久しぶりで、高熱で現実感を喪失し意識が混濁しまくってマジで辞世の
句を書こうと思ったりも(笑)。“喉元過ぎれば”で、治ってしまえばなんでそんなこと考えてたのか
ちゃんちゃらおかしいんですが。

 で、本人がくたばっていようともお届け物はやって来る訳で、その間にもネット通販で注文して
いた「東京ミュウミュウ」のDVD1巻が届きました。んで、ようやく快復してきたので本日やっと鑑
賞。
 何故にいきなり私がこんな作品に手を出したかと言うと、6話収録で4800円というアニメとし
ては驚きのコストパフォーマンスだったから、ただその一点です(笑)。なんと4クールでも全9
巻!2話収録で5800円、2クール作品なのに全13巻というふざけたリリース形態を続けてい
るどこぞの会社(つーかビ○ターとかメディアフ○クトリーとか)に是非とも見習ってほしいモン
です、ええ、全くもう(とか言っている側から「キングゲイナー」DVD1巻は2話収録で5000円
という情報が。最近バンダイもヲタクの足下を見た商売してるので嫌いです)。以前からアニメ
のDVDは高いと言われていましたけど、やればここまで安くすることが証明された訳で、こー
ゆー部分こそ浸透してほしいものです(画質的にも問題ナシでした)。と、ここまではとりあえず
誉められる点。以下は困った点(笑)。
 「なかよし」で原作の連載開始当初からポスト「セーラームーン」と言われていた本作品。私
は予備知識も殆どないまま今回DVDで初めて見ましたが、確かに「セーラームーン」です。か
なり「セーラームーン」です。おまけに少女マンガと見せかけて最初から“大きなお友達”狙い
っぽい作りが見え隠れしていたりします(DVD初回限定のBOXイラストがヒロインの下着姿
という時点で、露骨にターゲット層が分かるかと)。
 が、やりたいことは分かるけど残念ながら作画も脚本も本家には及んでいないのが悲しい
現状。1話で敵に向かって「たっぷりご奉仕するにゃん」と宣言して「敵に奉仕してどーすんだ
よ・・・」と誰もが突っ込んだ決めゼリフは、さすがにスタッフもマズいと思ったのか2話以降は
「地球の未来にご奉仕するにゃん」に変わりましたが、他にも設定やストーリーで突っ込みた
い点が幾つも。加えて作画の崩れが著しく、ともすればアニメ版「シスプリ」とタイマン勝負で
きるのでは、という回もあったりします(笑)。個人的にはバンクシーンの作画が可愛くないの
が特にマイナス点大きいです。スタッフはほぼ「学校の怪談」と一緒なのでサービスシーンを
期待したいところでもあるのですが、そこはテレ東系、絶対に見えそうなアングルでも無理矢
理絶対に見せない鉄壁のガードを保っています(苦笑)。「学校の怪談」では日曜のゴールデ
ンタイム枠でありながらパンチラさせまくっていただけに、スタッフもさぞや欲求不満になって
いるのではないかと・・・あ、だから作画崩れているのか(違う気がします)。
 ストーリー的にもシリーズ構成やってるライター本人のシナリオが一番面白くないという洒落
にならない状況だったりしますが、それでも6話分まとめて見ていると時々妙〜に悪ノリしてい
る部分があって、個人的には面白いと感じる部分も。「どれみ」シリーズで感動系シナリオを
得意としている大和屋氏がローテーションで入っていたり、ぴえろ制作だけに初期「うる星」
のスタッフが何人か参加していたりして、どこか「出来が悪すぎ!」と一刀両断で切り捨てる
ことができないのも確か。シナリオは2クール目に入ったあたりからテコ入れがあったそうで
すし、作画も途中から超萌え系作画の回と相変わらずダメダメな回とが混在するようになっ
たとかで、なんとなく次巻以降も気になっているところです。何よりセーラー戦士5人(だから
違うって)のうち2人が「シスプリ」の春歌と花穂だったりするのですが、望月さんの出番を期
待して見ていたら初登場は2巻目だったという罠が(爆)。これは2巻も買えというお告げなの
でしょーか。ああ〜、なんかまんまと乗せられてるよーな。DVDの発売元が何故かNECイン
ターチャネルだった時点で、私と因縁浅からぬことになりそうだと気付くべきでした(笑)。
 とまぁ、私的には微妙に評価に困るソフトだったり。でもコストパフォーマンスの良さだけは
ホントに他社にも追随してほしいです。

 ずっと寝ていたので特に情報もなく、今日はこんなところで。


02/09/24

 私がダウンしている間に中秋の名月も秋分の日も過ぎてしまって、気がつけばあたりはす
っかり秋模様。でも岩手の場合すぐに冬の気配が忍び込んでくるような。

 「十二国記」18話。割とほのぼのムードのまま進行。第1期のような緊迫感のない展開な
ので、ともすれば単調な印象も。もっともこのまま終わるとは思えませんが。

 「G-onらいだーす」12話。ラスト1話手前の最終決戦、作画監督は萌え系アニメの神・大河
原晴男氏、更にはラスボスがレナたんと美味しい要素は集めているのに、な〜んでこんなに
盛り上がりませんか。原因は脚本?演出?それとも動画が「火鳥動画」しかいなかったから?
ともかくここまで来てもパッとしない困った展開になっています。

 先日も少し書きましたが、「キングゲイナー」のDVD1巻は2話収録5000円で12月21日
発売。本編の他にも先日先行放送した時の特番が収録されるそうですが、それでも6話収録
4800円という「東京ミュウミュウ」を買った後だと割高感が否めません。もっとも他に選択の
余地なんてないので、素直に買うしかないんですけども。

 先日の東京ゲームショーで公開された「シスプリRePure」のオープニングを私も一足早く鑑
賞(や、ネットは怖いですね。イベントのスクリーンで流れただけの映像がすぐに流布してしま
います)。凄い!なんと今回は放送開始前にオープニングが完成しています(苦笑)。しかも
「シスプリ」のくせに背景動画なんてやっちゃってます。スタッフ何か悪いモノでも食べたんで
しょうか(そこまで言うか)。やはり前作とはすっかり別物となってしまった感のある今回の
「RePure」ですが、オープニングに出てきた“お兄ちゃん”の容姿だけは前作の海神航そっっ
っくりでした。これで声が違っていて別人だなんて言われても全然信じられません。やっぱり
「アキオへ」とも「そんなバカな」とも言わない“お兄ちゃん”なんてアニメ版「シスプリ」の“お兄
ちゃん”じゃないやい!(笑)

 今頃になって何故かサーカスから残暑見舞いハガキが。あの〜、岩手はもう寒いんですけ
ど(笑)。
 サーカスと言えば、昨日は仙台のシーガルでサーカスともう一社合同のイベントがあり、い
くたたかのん嬢と次回作の原画家がサイン会をしたとか。都市部のイベントと違って100人
くらいしかお客が集まらず、終始のんびりムードだったそうな。サイン会ではサインだけでな
くイラストも描いてもらえたそうですし、私も体調さえ万全なら足を伸ばしたかったところです
が・・・残念。

 今日国道を車で走っていたら、すぐ前の若葉マーク付けた車が妙〜に右へふら〜、左へふ
ら〜という危なっかしい運転をしていたので、バックミラーに映る運転手の顔を見たらマジで
寝ていやがりました。クラクションを鳴らしても起きず、何度もしつこく鳴らしたらようやく目を
覚まして慌てて爆走して逃げていきましたが、一人で自爆するのは勝手ですけど他人を巻き
込むのは勘弁してほしいです。


02/09/25

 と言う訳で(何が?)「東京ミュウミュウ」DVD2巻も買っちゃいました。「セーラームーン」の
頃はスーツ姿でLDを買うなんていう羞恥プレイも体験しましたが(笑)、今はネット通販という
便利な手段があるので楽です。しかも私が利用しているところは送料・代引手数料込みでも
定価より安いという割引率で、お得感もあったり(徳島の店なので届くまで時間がかかるのが
難点ですが)。
 2巻は7話〜12話まで収録。監督自らコンテを切ってキャラ動きまくりのたるとプリン初登
場7話を始め、1巻目の低迷ぶりから脱して今回は普通に面白かったです。アクションシー
ンも「幽遊白書」や「烈火の炎」で炸裂したぴえろ仕込みの大胆な作画が見え隠れするように
なり(って、考えてみたら3作とも監督一緒)、ようやくスタッフも本来の力を発揮しつつある感
あり。でも本来のターゲット層そっちのけで、どんどん“大きなお友達”メインの作品になってい
るような?
 で、放送時には「神光臨!」と2ちゃんねるのアニメ板でお祭り騒ぎになった10話を今回初
めて鑑賞・・・・ぐあっ、いきなり作品が別物になってます。「エクセル・サーガ」や「ぷにぷに☆
ぽえみぃ」でキャラデザを担当した石野聡氏が作画監督で大暴走。キャラが全員18禁アニ
メもかくやという色気ありまくりな作画になっていて、少女向けアニメの範疇を大きく逸脱した
エロエロな一編に仕上がっています(笑)。この先も氏がローテーションで作画に入っていると
いうのは、それだけで“大きなお友達”にとって充分注目ポイントになりえるかと。
 そう言えば浅田葉子さんが産休でレギュラーを降りたのってこの作品でしたっけ。本来浅田
さんが演じるはずたったキャラ(碧川れたす)は、実際のアニメを見ていると確かに浅田さん
向きなキャラ設定という印象があります(実際にれたす役を演じている佐久間紅美さんの声
も、浅田さんに通じる部分がある気が)。今となっては叶わぬことですが、浅田さんの声で聴
いてみたかったかも。それと望月久代さん演じるプリンにゃーのが初登場の回で変身後の
主人公を見て「猫耳と尻尾欲しい〜」と連呼したのには思わず笑ってしまいました。よもやス
タッフ狙ってませんよね?
 思えばこれで関東圏土曜朝の「満月をさがして」「東京ミュウミュウ」「ミルモでポン!」の少
女アニメ三つ巴大戦(笑)のうち、見ていないのは「満月をさがして」だけになりました。事前
の下馬評をよそに、蓋を開けてみればダークホースの「ミルモ」が現在視聴率トップを独走、
逆に当初は単独勝ちと思われていた「ミュウミュウ」が低視聴率で苦戦、放送予定話数を縮
小させられたうえ打ち切りの噂まで出ちゃっていたりします。何がヒットするか分からないもの
ですね。

 その「ミルモでポン!」、今日岩手で放送した虫歯の話はギャグが小気味よくて個人的に
は楽しめた回でした。この作品、時々「うる星」っぽい暴走をやるので目が離せません(ただ
脚本による当たりはずれがあるのが難点かと)。今日の話は歯医者の妖精役に小杉十郎
太氏をキャスティングした時点で勝利確定だったのではないかと。前半の女装して渋い演
技を続ける展開はとにかく笑いました。こーいうノリは歓迎です。

 「グレートメカニクス」(だったかな)最新号に掲載された富野監督のインタビューで、監督
が「陸上防衛隊まおちゃん」を名指しで批判していてちょっと驚き。普段アニメは全然見ない
とか言っている割には、話題作はちゃんとチェックしているんですね。ちなみに批判の内容
は「小学2年生と戦車の組み合わせなんていう発想は、感覚が狂っている」といったもので
した。ちなみにこの作品の企画・脚本を手がけている黒田洋介氏は、かなり妄信的な富野
信者だったりします(笑)。



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