「ダ・カーポ」発売後主要メンバーが急速に抜けて今や形骸と化した感もあるサーカスが、小
中学生を対象にした「O-157予防ゲーム」を作り、埼玉県の各学校へ配布することになったそ
うです。それはそれで教材ソフトという新たな方向性を見出したのね、で済むのですが、その
ゲームは「水夏」をベースとしていて「水夏」のキャラが登場するという話なのでちょっとびっくり。
とゆーか、教育機関向け作品に18禁ゲーのキャラ使うって、かな〜〜〜りマズくありません?
ほら、思考が偏屈で腐りきった親ど・・・あわわ(汗)、よーするにPT○みたいな連中から色々と
問題視されるような気が。
ちなみに配布が遅れている「うたう絵本4」と12月発売予定の「ダ・カーポ」ファンディスクには、
原画の七尾奈留嬢もメインライターの2人も関わっていないそうです。2ちゃんねるのサーカス
信者の間では、既に元のスタッフが誰も残っていないのに発売されたファンディスク「ばらえてぃ
タクティ○ス」の悪夢再びと囁かれていたり。う〜ん、まさしく栄枯盛衰?
それにしても月初めからこんなに壊れていて大丈夫、私?(笑)
今日は以下「初恋」に関する話が長々と続きますので、興味のない方はさくっとスルーしちゃ
って下さいませ。
「初恋」5周目は留学生にして苦学生のココ夏野パルフェをクリア。前半はメイドさん奮闘記
という感じのお話で、苦学生ゆえメイドの仕事をして学費を稼いでいるココの苦労を見かねた
主人公が、女装してメイドをするというイベントに大笑い。後半はいきなり「ロー○○○日」的
展開で趣が変わりましたが、ヒロイン5人の中で一番ほのぼのまったり感が強いシナリオだっ
たので、最後まで肩の力を抜いてプレイできました。それでもシナリオ中盤の某イベントで早く
も“うるうる”しちゃって、「まだクライマックスでもないのに涙ぐんでるんじゃない!」と自分に突
っ込みを入れてしまったり(笑)。ココがこれまた滅茶苦茶良い子だったというのもありますけど、
どのヒロインのシナリオでもノックアウトされているところを見ると、ライター猫舌氏のシナリオっ
てよほど私と相性がよいみたいです。
最後にセーブデータを利用してCG回収の為バットエンドというか○○エンドを確認。けど、よ
りにもよって小桃シナリオの一番辛い箇所から分岐するので、データをロードした時点で既に
半泣き状態(苦笑)。「ルーン様、私にもう一度あのシーンを体験しろというのですか〜」と画面
から目を逸らしつつなんとかクリアしましたけど・・・小桃先輩にとってはバットエンドなだけに、
エンディング見て一番最後にするんじゃなかったと激しく後悔。今回はちょっとクリア順序を失
敗したかも、という気がします。小桃先輩はなるべく最後にクリアするのが吉かと。でないと私
のように苦悩と悲痛を味わうことになりかねません(笑)。ま、小桃先輩に対して特に感ずると
ころがなければどうってことはないんでしょうけど。
で、これにてCG100%となって完全クリア。はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、
正直この作品を終わらせてしまうことに対し、今ものすごく寂寥感と虚脱感を覚えています。こ
こまでずっと作品世界に浸っていたいと思わせるゲームは本当に久々です。2ちゃんねるのル
ーンスレッドでファンディスクの要望が高まっているのもムチャクチャ共感できます。
でまぁ、現在壊れまくっているので臆面もなく言ってしまいますけど(そして後で読み返して顔
から火が出る罠)、こっ恥ずかしい言葉を使って構わないのなら、この作品は“ありうべからざ
る青春”の追体験という言い方がぴったりかと。けして現実には体験できない、けれども一度
は夢見たり憧れたりする青春像・恋愛像とでも言うものを、実に心地よく、そして共感しやすく
プレイヤーに(つーか私限定?)与えてくれる希有な作品と言えます。おかげで今は失恋の痛
みにも似た祭りの後の寂しさをどっぷりと味わっていたり。18禁ゲーに留まらず、ギャルゲー
では多かれ少なかれこの“ありうべからざる青春”の追体験がプレイする上での楽しみの一つ
と言えますけど、こうもそれを実感させられる完成度の作品というのは本当に数少ない気がし
ます。もちろん、プレイヤー各人の実生活における体験や恋愛観によってその基準は違うの
でしょうけれど、私にとってはこの「初恋」という作品が、貴重なその一作になりえたと言えると
思います。よもや三十路になって、こんなまさしく“初恋”のドキドキ感とか焦りとか心地よさとか
その他諸々恋愛に関するド恥ずかしい想いをもう一度呼び覚まされることになろうとは・・・って、
な、な、な、なんかとんでもなく異様きわまりないこと口走ってませんか、私(爆)。今日の文章は
永久封印したほうがよい気がしてました。あれですわ、平井和正が感動のあまり一気に書き上
げた「めぞん一刻考」のようなもので、作品に対する一種のラブレターですね、これは。とゆー
訳で最後に叫ばせて下さい。「小桃先輩、好きじゃ〜〜
〜」・・・オチはこれかい(「めぞん」ネタ
はもう通じない?)。
・・・えーと、途中から理性を失った文章になってしまったので、仕切りなおして総論です。繰り
返しになりますが、CG、シナリオ、音楽の三位一体攻撃が実に見事で、ロリの神様・野々原幹
たん13歳(笑)の絵に抵抗がなければ、“純愛ゲー”としてダントツで文句なくお勧めの一作で
す。声優さんの演技にも特に不満はなく、むしろ皆さん名演技かと。しいて言えば花梨役のカ
ンザキカナリさんの割舌がちょっと怪しいくらいかな、と(でも声とキャラとの違和感は全く無し。
これは一連のルーン作品に言えることで、キャスティングが絶妙に上手いメーカーです)。
CGについては立ち絵に若干不安定なものがありますが、極端に崩れている訳ではなく、む
しろ平均的には他作品より安定していると思います。一枚絵CGも数は少ないものの、プレイ
ヤーがまさしく欲しいと思った箇所で使われているので、枚数が少ないと感じることはあまりな
さそうです。何より一枚絵のほうは野々原氏が神と呼ばれる所以が堪能できるかと。ただ物語
に合わせてか、いつもよりキャラの等身が高めになっているので“ロリスキー”には不満らしい
ですが(笑)。むしろ今回は“貧乳スキー”な人や、Hシーンが全て半脱ぎなので“半脱ぎスキー”
な方々には至高の一品です(爆)。是非とも家宝にして末代まで飾っておくことをお勧め・・・して
どーするねん!
シナリオに関してはアラも結構ありますし、人によってはボリューム不足や御都合主義と批判
する向きもあるかもしれませんが、SFファンタジー要素に抵抗がなければ充分楽しめる内容だ
と思います。途中“鬱ゲー”要素もありますけど、ラストの心地よさは本当に絶品なので、読後感
の爽やかさについては二重丸で保証します(つーかシナリオの良さに脱帽降参しまくった私には
不満のカケラもございま・・・あ〜、でも小桃シナリオの中盤は辛すぎるっス)。
それと実用性は薄いと以前書いたHシーンですけど、“ラブラブ和姦スキー”になら充分イケる
ような気が。とにかくHシーンでのヒロインの殺し文句はかなりキます。特に小桃先輩のセリフは
絶対的に反則技です。これだけでも一聴の価値はあるかと。
もう一つ特筆すべきは音楽の良さ。今回は「feel」という最近I'veに代わって台頭してきた音楽
集団(と言っても音の方向性は全く違うようです)が手がけていますが、ピアノとストリングスをメ
インとした楽曲がとても上品に作品を盛り上げていて、しかも各シーンと実にマッチしています。
私としては一日も早いサントラの発売を願うところです。
とまぁ誉めるだけ誉めちぎっていますが、昨日書いた通り冷静な判断ができない状況にある
ので、話4割引きくらいで受け取ってもらって良いかも(勿論私個人としては割引くつもりはさら
さらないですが)。上質な初恋物語を楽しみたい人、そして何より(まさしく文字通りの)『百年に
一度の恋』というキーワードに惹かれた方でしたら特に手に取っていただきたいです。
以下余談。小桃先輩を演じているのは大波小波さんという方なのですが、最初小桃先輩の
声を聴いた時、個人的にある理由でお気に入りの声優・幡宮かのこさんの声に聞こえて「でも
違うのかな〜」と首を傾げていたのですけど、なんのことはない同一人物でした。この方、以前
は幡宮かのこ名義で18禁ゲーに出演していましたが、最近は一般作の時のみ幡宮名義を使
い、18禁ゲーの時は大波小波など別名義で出演しているみたいです。知らなかった私は「ど
うにも幡宮さんの声に聞こえるけど、でも名前が別人だし・・・」と自分のダメ絶対音感を疑って
いました(笑)。
で、何故この方が個人的にお気に入りかというと、演技に対する追求心がとても高く、18禁
ゲーといえども一切妥協せずアフレコに臨む努力家という話を聞いたことがあるからです。逸
話としては「GREEN」という18禁ゲーにメインヒロインで出演した時、Hシーンのアフレコで熱
が入りすぎて喘ぎ声の途中に咳き込んでしまったのですが、普通ならNGになるところを「逆に
そのほうがリアリティがあるのではないか」と提案して、それがそのまま採用されたという話が
あったりします。実際そのHシーンでの演技力はリキ入りまくっていて、プレイした人にも色ん
な意味で(笑)かなり好評でした。それ以外にも、この作品では突然自主映画のヒロインに選
ばれた少女が映画撮影を通じてどんどん女優としての才能を開花させてゆくという難しい役を
見事に演じきっていて、その演技力に当時プレイした私がいたく惚れ込んだという経緯もあっ
たりします。
またこの方は同人ソフトでも依頼されれば出演する人で、私も幡宮さんが出演している同人
ソフトを一本持ってますけど、これもまた熱演という感じで個人的には好印象でした(この時演
じたキャラの声が小桃先輩に似ていたので、上記の疑問が出てきた訳でして)。最近では一
般作のギャルゲーで名前を見かけるようになっていたので、もう18禁作品はやらないのかと
思っていましたけど、こうして別名義で活躍していると知って嬉しくなってしまいました。小桃先
輩にハマった理由の一つに、幡宮さんの好演があったのは確かです。今回も割と難しい役ど
ころ(ネタバレになりますので詳しく言えませんが)をしっかり演じきっていますし、普段はあま
りネット上で話題になりませんけどやはり実力派の一人だと思います。
岩手でも昨日から始まった「ゲットバッカーズ 奪還屋」(でも「RAVE」と同じく何故か深夜1時
近くの放送)。キャラデザ中嶋敦子女史、監督古橋一浩氏&元永慶太郎氏、主題歌はアニソン
久々の田村直美さん、「シスプリ」以外では貴重な桑谷夏子嬢レギュラー出演作品(笑)と個人
的チェックポイントは割と多かったのでとりあえず視聴。・・・が、冒頭いきなりのヒロインの喋り
を聴いてマジで見るのやめようと思ってしまいました。ド素人呼んだの誰じゃ〜〜!演技力と言
うには難ありなアイドル声優の喋りにも寛容な私ですが(苦笑)、これは既に我慢の限界を超え
ています。エンディングを歌ってたりするのでもしやと思って検索してみたら、なんか本業アイド
ルの人らしいです。はぁ〜、露骨なタイアップですか。せめて今回限りのゲストだったら良かっ
たのですが、何やらメインヒロインっぽいのでこれからも出てきそう。この時点で既に興味半減
なのですが、とりあえず桑谷嬢が出てくるという8話までは見続けてみることにします。
先日めでたく(かどうかは分かりませんが)連載が終了した原作版「ちょっびっツ」の単行本最
終巻の初回限定特典は全巻収納BOXとマウスパッドとのこと。って、DVDやLDじゃあるまいし、
コミックで全巻収納BOXというのもなんとなく違和感が。やっぱり最後だけに特典は等身大(以
下お約束につき略)。
前回の文章、なんか一生お嫁に行けないようなことを書いた気がするのですが(行かんでい
いって)、未だ「初恋」後遺症は続いていたり。や、ホントにこれで18禁ゲー引退しても良いと思
えるほど満足してしまっただけに、その反動の脱力感がかなり大きいです。と言っても引退しま
せんけど(笑)。とりあえず今は余韻に浸りつつぼ〜〜っとしています。そのうち煩悩が回復すれ
ば新しい作品に手を出すのではないかと(爆)。
「種」6話。ルナツーに逃げ込んだものの、利権ばかり考えるアホすぎる地球軍の軍人達によ
って拘束されるホワイトベースのクルー。その間にステルス型ガンダムが密かに接近して攻撃
を開始。あっけなくルナツーは崩壊し、補給を受けることもなくホワイトベースは脱出することに
・・・。
なんかホントに地球軍にはまともな軍人いないんですかね。見ていて呆れてしまいます。まぁ
ファーストガンダムでも連邦軍のほうがロクでもない連中が多かったですけど、「種」は更に輪を
かけているような。
やっぱりカッコつけて戦闘するガンダム達に違和感が。なんでいちいちポーズ取ってから攻
撃しますか(笑)。にしても、この戦闘シーンの作画力の半分でも「ガンダムX」の時にあれば、
と思ってしまったり。あの作品は戦闘シーンの地味さが足を引っ張ってしまったという印象が個
人的にはあるので(サテライトキャノンとか美味しい要素はあったんですけど)。
今日発売の「ニュータイプ」12月号。付録の特典DVDには「サイボーグ009」4話が丸々収
録されています。個人的には初めて見る平成版「009」ですが、昭和カラー版に慣れ親しんだ
身としてはどうしてもキャスティングに違和感が。きっと何話か見続けていれば慣れるんでしょ
うけど、往年のファンはやはり同じことを最初は感じたのではないかと。
結局平成版「009」はこの4話を頂点に、後は墜ち続けて最後には「なかったことにしたい作
品」とまで言われる程ボロボロだったらしいですが、重度の原作ファンとしてはそういう悲しいア
ニメ化はホントに泣けてきます。最大の売りであった「完結編」もシリーズラスト2話で序章を描
いたのみで、続きはどうなるか未定という悲惨な状況(本当は続けて「完結編」を映画として公
開する予定でしたが、現在は白紙状態に)。原作者亡き今、せめてアニメでも良いので完結編
を見たいという欲求は贅沢なんでしょーか。しくしく(涙)。