おもひで

だいありーの過去ログです。

19/03/13

 寒の戻りで今夜から雪が降るとか。この冬はかなり雪が少なかったですけど、これが最後の雪
景色となるのやら。

 安彦良和監督が長年封印してDVD化もされていなかった「ヴイナス戦記」がブルーレイで発売決
定。数年前にCSで放送された時に視聴しましたが、なるほど封印したくなるような出来映えという
印象で、今回ブルーレイ化に踏み切ったのはどんな心変わりがあったのだろうと気になってみた
り。後に「0083」を手がける作画スタッフが参加している点では歴史的資料価値がありそうですけ
ど、よほどの安彦ファン以外はセールスポイントがなさそうな気がしなくもない?ともあれ、この作
品がブルーレイ化できるということはマイナーな映画やOVAでもリリースされる可能性が出てきた
のではと、そんなことに期待したくなりました。
 https://www.phileweb.com/news/hobby/201903/12/2205.html

 今月ブルーレイBOXが発売されたことに連動したのか、今週来週と「怪奇大作戦」に関する本が
2冊出版されます。1つはスタッフインタビューに基づく考証本、もう一つは撮影時のスチールをま
とめた写真集です。考証本は今更新しい事実が出てくるとは考えにくいので(スタッフやキャストの
多くが既に亡くなられていますし)、これまでの証言をまとめたものになる可能性が強そうですが、
写真集のほうは未公開のメイキング映像が見られるのではと少し期待。何にせよ、放送から50年
もたっているのにいまだ関連本が出るのは驚きです。


19/03/17

 予報通り14日は雪が降り、盛岡ではこの冬一番の積雪に。とはいえ翌日にはもう早春の暖かさ
が戻ってきて、雪は瞬く間に消えました。本格的な春が近いと感じます。

 先週から一般公開が始まった宮城県気仙沼市の震災遺構を見てきました。よく写真を撮りに行
く岩井崎への道沿いに震災当時のまま姿を留めている高校の校舎があって、以前から「この建物
はどうなるのだろう」と思っていたのですが、震災遺構として保存されることに。校舎に隣接する形
で学習施設を造り、このたび公開となりました。
 入り口で入館料を払うとまずシアタールームで震災当時の映像を視聴し、それから震災遺構を
見学するというのがおおまかな流れです。震災の映像は10分程度ですが、上映時間が決まって
いてタイミングによっては結構待たされることになります。私は自由に見学できると思っていたら
20分近く待つことになったので、そこはちょっと自由度が低いかなと感じました。ただ震災当時の
映像は「気仙沼だけでもよくこれだけ映像が残っていたものだ」と驚くほど、市内の様々な場所か
ら撮影された津波の映像が流れて、よく知っている場所が津波に呑み込まれてゆく光景はテレビ
等で目にする震災の記録よりもある意味衝撃的でした。とりわけ私は震災から三週間後くらいに
気仙沼を訪れていて、その時の記憶が強烈に残っているので、当時のことがまざまざと思い出さ
れました。
 遺構として見学した旧向洋高校の校舎内はまさしく8年前のあの日のまま時間が止まっていて、
私が写真を撮った時(ふぉとふぉと「復興の春へ」) に見た光景がそのまま残っていると感じられ
ました。私の周囲にいた見学者の人達も一様に驚いていたようで、震災の悲惨さを伝える施設と
して確かに役目を果たしている印象でした。施設の周辺では復興工事が進み、震災前や震災直
後とは景色がすっかり変わっていることを考えると、いっそうこの震災遺構は後世のため残してい
く必要があると思えました。
 ただ前述したように必ずシアターで映像を見た後でないと見学できなかったり(二度三度と訪れ
た人のなかにはシアターをパスしたい人も出てくるのでは?)、順路が不明確で微妙に迷いながら
の見学になってしまったりと、見学者に対する配慮がやや行き届いていないと感じる部分もありま
した。まだ公開が始まったばかりですし、その辺はこれから改善されてゆくことを期待したいところ
です。
 http://kesennuma-kanko.jp/densyokan_0310open/


19/03/20

 今日は19度まで気温が上昇。暖かいというより暑いという表現が近い感覚でした。三寒四温と
は言いますが、気温の変化が極端すぎます。

 デアゴスティーニの隔週「仮面ライダーDVDコレクション」でシリーズ1作目を15話まで視聴。再
放送等で幼少期に見たことがあるかもしれませんが全く覚えていないので、「2号ライダーへの交
代ってこんな感じだったのか」と新鮮な気持ちで鑑賞しました。
 ファンには広く知られていることですが、9・10話の撮影中に藤岡弘氏がバイク事故を起こして
入院してしまい、9話以降は代役で納谷六郎氏が本郷猛の声をあてています。これだけでも違和
感があるのに、11話からは藤岡氏不在のまま強引に話を作っていて、本来は本郷猛の出番があ
ったであろうカットを他のキャストのみで成立させているため、話の流れがとんでもなく不自然にな
っています。立花のおやっさんはやたらと「猛はどこにいったんだ」と繰り返し、あたかもさっきまで
本郷猛がそこにいたかのような台詞を口にしながらも本人は全く出てこず。なので本郷猛が何か
をやったらしいと脳内保管をしないと展開が理解できない印象です。藤岡氏の出番は冒頭とラスト
のみ、しかも使い回しのフィルムにモノローグやナレーションをかぶせることで処理。実際は出演
していなくても出ていたように見せかける苦しい演出になっていて、こんなごまかしはそうそう長く
続けられないだろうと思えてしまいました。逆に言えば、よくもこんな手法で3話も作ったものだと
当時のスタッフの力業に感心します。
 それだけに14話で2号ライダーが登場した時は、「やっと話の流れがまともになった」と安堵して
しまいました(苦笑)。作風がガラリと変わったことについてはファンの間でも賛否あるようですけ
ど、少なくとも主役不在のまま話を続けるのは不可能だった訳で、主人公のキャラクター性が変
われば雰囲気が変わるのも自然な流れかなと、今の目で見るとそんな気がします。変身ポーズの
導入は2号ライダーを演じた佐々木剛氏が当初運転免許を持っていなかったための苦肉の策だ
ったそうですが(旧1号ライダーはバイクに乗ったままベルトに風圧を受けて変身していました)、
結果的には変身ブームを巻き起こしてその後の特撮ヒーロー番組の爆発的な増加へと結びつい
たのですから、文字通り怪我の功名だったと言えるでしょうか。
 とりあえず見たかったエピソードはここまでだったので、この先も毎巻購入するか未定です。ダ
ブルライダー編やシリーズ終盤は買うつもりでいますけど、果たしてそれまでちゃんとリリースして
くれるのか、それが一番心配だったり(笑)。


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